(つづき)
講座中、お昼を食べているとき、私が何気なく、
私:N子さんて頭がいいのに、なんでスピの話だけは、1を聞いて1しかわからないのかなあ?
と言ったところ、突然N子さんが固まってしまいました。
私:ん? どうかした?
N子:今、「だってわからないようにしてるんだもん」っていう言葉が降ってきた。すごい鳥肌。
私:ええっ? それは興味深い!
実はN子さんは友人です。
私が解放を行うようになったいきさつも、これまでやってきたことも、さまざまなエピソードも常に聞いていたので、誰よりも詳しく知っているにも関わらず、講座に入ってからもピントのズレたことばかり言うので、不思議でしょうがなかったのです。
食事後、早速そのサブパーソナリティーを呼び出してみました。
N子:小さい女の子が出てきた。たぶん、私のインナーチャイルドです。
私:なんで「わからないようにしてるんだもん」って言ったの?
それは生まれる前に決めたの?
それともこちらの世界に生まれてから決めたの?
どの段階で思ったの?
N子:赤ちゃんのとき。
私:生まれてきたときに、お母さんのこととか、生まれてきた環境や状況とかを知って、わからないことにしないと生きていけないって思ったの?
それとも自分のミッションのために、よし、ここからはわからないようにしようと思ったの?
N子:前者。母親を見て。
母はキリスト教徒なので、そっちに引っ張られちゃうと思った。取り込まれちゃうと思ったから。
私:そうか! キリスト教の話を聞いて、丸ごと信じたらそっちにいっちゃうもんね。
だから、宗教も含めてこういった世界の話、真理とか、わからないことにしようと思ったのね?
N子:はい
私:そのときはそうだったかもしれないし、今に至るまでの道のりはそれでいいんだけど、今はもうわかる段階に来なくちゃいけないから、一度そこに戻って、書き換えちゃおう!
私:今見えるのは、女の子が小さい玉を持っている。
手のひらに乗せていて、それを「右回しにすると赤」、「左回しに回転させると青」みたいにスイッチが切り替わる。
くるっと右に、くるっと左に。
私:普段は赤でいいけど、キリスト教の話になったら、くるっと回転させて青にするみたいな。
そうやって自分の存在する世界を最初から2つ作っている。
3次元の中にいながら精神世界がわからないようにするのではなくて、わからない世界と、わかったままの自分でいる世界と2つを最初から持っている。
私:それをスイッチで切り替えている。
教会に行く時や、お母さんがそういった話をする時は「青」、ひとりでいるときは「赤」にするみたいな。
(女の子に聞いてみる)これで大丈夫?
N子:大丈夫そう。
私:玉を女の子の頭頂にポンと乗っけたら、その玉がズズズズ…って沈んで、エレベーターで徐々に降りていくように体の中を足先まで降りていった。
赤い光と青い光を放射しながら。
私:そうしたら、体内に赤色と青色が煙のように広がっていって、ふたつの次元ができた。
玉を青にしたり、赤にしたりする度に、それぞれの色と共振共鳴している。
N子:私、もし取り込まれていたら、とても良いクリスチャンだったと思う。
綺麗事ばっかり言って自己犠牲して。
キリスト教では殉教が最高だから。
自分の中の椅子をキリストに明け渡しましょう、だから。
私:なるほど。N子さんの場合は、今世の目的が「自己犠牲の解放」だから、敢えて宗教には踏み込まないようにする必要があったのね。
この解放は、N子さんにとってはかなり大きいものだったと思いました。
案の定……。
2日後にLINEがきました。
N子:あれから解放がたくさん起きています。
それに伴って、今まで我慢していたと思われる感情が吹き出しています。
こんなに吹き出すのって、私に愛がないからでしょうか?
私:アハハ…違います!
(過去世の感情の)清算のためです。
今まではかわいそう、助けたいと他人の事ばかり考えていたので、今ようやくN子さん自身の解放が始まったのではないでしょうか?
とても良いことです。
解放すればするほど楽になるのですから!
N子:凄い勢いで吹き出してます。
哀しいんだか悔しいんだか、何だかわからない感情で、恥ずかしながら子供のように泣きたい気持ちで、ちっともプラスの感情じゃないんです。
私:マイナス感情が吹き出してくるのは良いことなんです。
吹き出してこないと解放できないんですから。😆
「マイナスの感情が吹き出してくるのはいけない」という気持ちを解放してくださいね!
そして、玉の中はドロドロしていても、そのドロドロの中に光る金の種が必ずあることを忘れないでね!
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