(つづき)
話を戻すと、この日の「なぞけん」で、フサちゃんに変化がみられたのです。
今までなら、「ガイドに繋がってください」と誘導してもうまくメッセージを受け取れなかったのに、誰よりも早いスピードで答えを受けとり、「〇〇って言ってます」と。
驚きましたが、当の本人もびっくりしています。
この日を境に、過去世を視るのも上手になりました。
さらに、能力はぐんぐんアップし、サブパーソナリティのワークも「面白い、面白い」といって毎日のように行っているのです。
このワークは、
①自分の中の気になる性格を擬人化して呼び出し、
②いつから自分の中に存在するのか、たとえば過去世の出来事からなのか、今生の子供時代からなのかを聞いて、
③その場面へ降りていって書き換え、当時の感情を「解放」します。
単に過去世を視たり、子供時代の出来事を見たりするのに比べるとセルフでやるには難易度が高いのです。
にもかかかわらず、フサちゃんは楽々と、上手にこなしているのです。
そして、これにより、フサちゃん自身のクリアリングがどんどん進み、現状が見違えるように変わっていきました。
9月のある日、ふと、このことを思い出し、「なぜ急に能力開花したのか」を知りたくなりました。
フサちゃんに電話をして、誘導し、ガイドに聞いてみます。
フサちゃんのビジョンでは、ガイドは物腰柔らかそうな若い人です。
私:フサちゃんは、なぜ急に開花したの?
ガイド:自分を受け入れたから。
私:今までは?
ガイド:自分を拒否していた。現実の自分自身を、ダメだとか、できないとか、否定していた。
私:それがなぜ急に変わったの?
ガイド:インナーチャイルドを癒したから。
自分を受け入れたことによって、自分を信じることができるようになった。自分を丸ごと抱きしめられるようになった。
私:この講座で教えているやり方は、インナーチャイルドに、ただ「愛してるよ」とか「大好きだよ」とか、声をかけるだけだけど、それでよかったの?
ガイド:それで十分。
私:インナーチャイルドが癒されるまでの期間は、人によると思うけど?
フサ:私は声をかけたり、たまに遊んだりしていた。
ガイド:それで十分。
フサ:一昨日の講座で、マサコさんが、「みんなインナーチャイルドの癒しを、習ったときだけやって、その後はやらなくなる」と言ったので、自分もそうだったと思い出し、朝は「おはよう」とか、夜は「今日は楽しかったね、おやすみ」とか声をかけるようにしている。
私:今、自己否定が強い生徒さんに、「自分への声かけ」をノートに書いて、毎日それを読み上げてねと言っています。そうすれば自分に言い聞かせることになるから。
ガイド:それは有効な手段。
私:「ハッピーノート」はどうですか?
自分を褒めたり、自分の良いところを毎日3つずつ書くのは?
効果がありますか?
ガイド:それもとても良い。
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私:ほかに何か方法はありますか?
ガイド:腹をくくること。
だめな自分も自分。否定ばかりしていないで、それを抱きしめてあげる。そんな自分もあるのだということを認めること。
私:私へのメッセージがありますか?
ガイド:だめなものはだめ、でもそれも自分。
少しずつでいいから、ひとつずつ、ひとつずつ、ゆっくりやっていきなさいと講座で教えてあげてください。
自己否定が強い人は、すぐに自分を反省して否定する傾向があります。
たとえば、過去世リーディングをして、
「こういうところが気づきだったんだね」「今、こういうことを学ぶ必要があったんだね」と伝えると、
「あ、そっかあ!」で終わる人もいますが、
自己否定する人は、その後に、
「あ、そっか……。わたし、まだまだダメですね」と続くのです。
な、なんで減点法……?
完璧じゃないとだめなの?
謙遜が美徳の日本では、自己肯定感が低い人が多い・・・。
そして、これが霊性開花には弊害となるのです。
潜在意識にアクセスして、
「高次の自分」に繋がろうとしても、
そこには「否定している自分」がいるからです。
自分を否定している
=自分を好きではない
=自分を信じていない
「自分を愛していない」というのが大きな壁となって立ちはだかり、アクセスが難しくなるのです。
講座にいらっしゃる方たちはもともと能力が高い方が多いのですが、最後の関所が、この「自分を愛せない」点です。
そして、実は辻麻里子さんの『6と7の架け橋』で、6次元から7次元へ行けない理由もこれではないかと思いました。
3月に晴明神社で「六芒星の謎を解け」と言われたときは、六芒星のパワーについてだと思っていたのですが、そうではなかったのです。
自分を愛することが七芒星(=7次元)へ行く要件のようです。
(つづく)
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