エスカレーターに挟まれた子供。
泣いている幼い子供を取り囲み、騒然とした雰囲気の中、

必死に助け出そうと努力するレスキュー隊の映像。

そんなTVニュースを観て思い出した。

かつて我が家に起こった大事件を。

九年前になるだろうか、

当時1歳の三男が土管を立てたマンホールに落ち、

蓋がお腹を圧迫して出られなくなり、

このニュースと同じようにレスキュー隊が出動、

大騒ぎとなったのだ。

当時、それはTVニュースで何度も伝えられ、

(年末特集でも使われたので)

三男は一躍この田舎の村で時の人となった。

「この子、あの時のキョウヘイ(三男)みたい!!」

次男がニュースを観て言った。

「あの時僕が“そんなことしてたら危ないよ”と言った途端、

落ちたんだよ。」

「違うよ、あの時は・・・」

と、息子達は当時を語りだした。

えっ、ちょっと待って、あんたたち、あんな小さかったのに、

そんな事まで覚えてるの、と驚いた。

この記憶力、勉強に役立ててくれい!!

ところで、当時、私は自身のホームページに、

その事件の詳細を書いたせいもあり、

ナント、後に「カメラは見た~衝撃の事件~」みたいな

特番から出演依頼があったのだ。

事件の再現フィルムを撮影するため、東京から

撮影隊が来る予定だったのだが、

・・・・・・突然の季節外れの大雪に、結局この話は流れてしまったのだった。

(本当は不謹慎ながらちょっとワクワクしていたのにぃ)

長男は中学三年生で、いわゆる受験生の筈。

「・・・の筈」というのも全然それらしく見えないからだ。

いつも彼はボーとしているか、テレビを観ているか、

マンガを読んでいるか、

はたまた、眠っているか・・・・。

その姿を見と、私のイライラ度も増し、

持ち帰るテストの点数に、ただただ漏れるため息。

我が家の状況、幾ら何でも分かるだろうに。

「私立なんて行かせられないから。

県立に落ちたら働いてもらうからね。」

と、脅迫めいた事を言ってもあいもかわらず・・・

あっ、でも宿題だけはするようになったから、

進歩したのか。"o(-_-;*) ウゥム

でも定期テストを間近にしても

宿題だけして満足して、テレビを観て

ゲラゲラ笑っている姿に、思わず、

「はい、想像してみて。

あなたは今、中学三年という崖っぷちに来ています。

深い谷間の遥か下に、急流が。

これから大人になるには橋を渡らなきゃいけないのに、

あなたの目の前には今にも切れそうなつり橋があるだけ。

このままボロボロのつり橋を渡る勇気はある?

この橋を補強するには、自分で努力するしかないのよ。」

そう諭してみた。

・・・暖簾に腕押し、馬の耳に念仏。

私自身も日頃殆ど勉強はしなかったので、

偉そうな事は言えないけど、

一夜漬けである程度の点数は取っていたのに、と思うと、

「あんたにはプライドというものはないの!?」

(*´) ムッキー!!

言っちゃいけない、あんまり言っちゃ逆効果だ、と思いつつも

つい「勉強は!!」と声を荒げてしまうのだ。

・・・一年後、いや半年後、彼は一体どうなっているのか!?

「ねえねえ、象って見たことある?」


今日の病棟は人数が多く、かなりゆとりのある

勤務体制だったので、仕事中いろんなおしゃべりが出来たので、

20代半ばのK君になんとなく聞いてみた。

というのも、私が住む県の動物園には象がいないので、

県外の動物園にいくか、サーカスで見るかしかないのだ。

かくゆう私もつい先日まで

サーカスの象を二回見た事があるだけ、という体たらく。


「へっ!?ゾウ?ゾウって象?」

「そう、ナマ象。生の象よ。」

「ん~、もしかして無いかも。」

という答えに、

「フッ、フッ、フッ。私は水曜日にファボーレに来た象を

目の前で見たわよ。」

と得意げに言うと、

「んじゃ、マツケン近くで見たことある?」

と逆襲された。

くっそ~、負けたワ。



そう、私が以前勤めていたショッピングセンターの駐車場では

夏に開催されるサーカスの準備がされているが、

今回私が見た象はサーカスのそれではなく、

シネマコンプレックスで近々上映される映画・「星になった少年」

のプロモのためにやってきた象で、

人を乗せたり、絵を描いたりしていたのだ。

市内でPTA関係の総会に嫌々ながら参加した帰り、

たまたま立ち寄って目にした訳だが、

間近で久々に象を見て私は

「これって黒象?象って灰色じゃないの?」

と疑ってしまった。

んでもって印象的だったのは、頭頂部のぽよぽよの毛と、

なにより愛らしいその瞳!!


皆、携帯でパシャパシャ写真を撮っていたが、

この私は、今時珍しい無携帯派。

(そう、携帯電話というものを持っていないのよぉ~。)
この時ほど携帯を持っていない事を残念に思った事は無い・・・






ちびまる子ちゃんの作者、さくらももこさんは

確かエッセイ「そういうふうにできている」の中で

自身の事を“快便女王”と豪語していたが、

私はそれを羨ましく思っていたものだ。

と言うのも、若い頃「潰瘍性大腸炎」という

大病を患い、暫く入院したせいもあり、

腸が丈夫とはとうてい言い難いからだ。


それでも最近は便通に良いと言われる

ココアや寒天、オリゴ糖等の食品をいろいろ試したり、

体操等をしているせいか、

だいたい起床後30~1時間の間に便意を催し、

時には我ながら「ほぉ~。」と惚れ惚れするような、

見事なバナナ便にお目にかかる事も。


が、しか~し、

夜勤明けの日は、悲劇だ。

折角決まった時間に根付いてきた便意が

やって来ないのだ。

お腹は張るのに、下手すれば二日間、便ちゃんに

お目にかかれなくなってしまう・・・。

やっぱり体内時計が少し狂ってしまうのだろうか。

夜勤は休みが増えた気がして、結構好きなのだが、

この便秘問題だけが悩みの種!!


それにしても便とは本当に不思議なものだ。

例え何万円もする最高級料理だろうと、

十数時間の体内消化器官の旅を終えると、

えも言われぬ臭いを放つ物体へと変貌を遂げ、

忌み嫌われる存在となる。

(かといって、出ないと困る訳だし。)


そういえば昔流行ったマンガ、「エースをねらえ!!」

の登場人物・お蝶婦人

~金髪でくるくる巻き毛のガウンを着たお嬢様~

彼女もウンコするのか?な~んて

くだらない事で盛り上がったこともあったなぁ。

(今なら洋式トイレならなんとか想像できるけど、

和式トイレは・・・かなり笑ってしまう)

 

 

 

 

最近、急激な睡魔に襲われる事がある。

朝もなかなか布団を離れられなかったり、

どうしても我慢しきれず、休憩時間等、

ついうとうと惰眠を貪る時も。

 

勿論、睡魔というもの、最近になって突然出現した、

という訳ではない。

でも考えてみたら、夜勤がシフトに組み込まれる様になった頃から、

眠気は頻繁になったような気がしないでもない。

私が勤める病院の夜勤勤務には、

3時間の仮眠時間があるというのに、

「睡眠時間が足り無いのでは」、という思い込みが

もしかして睡魔を必要以上に呼び込んでいるのかもしれない。

 

そして先週、

午後からの、長男・次男の中学校の学習発表会に

出かけた日のこと。

まったりとした眠気に襲われた私、

椅子に座って、前に後ろに、と櫂を漕いでいた。

「はっ、いけない、いけない。

ちゃんと子供達の発表を聞かなくちゃ。」と、

その度に腕をつねったりして抵抗していたのだが・・・

漕ぎ出した舟はなかなか止まらない。

で、その時、目を開け、子供達の話は聞いている状態で、

首がカクンと後ろに傾いたのだ。

「えっ、今のは何!?私ちゃんと意識あった筈・・・!!」

と我ながら驚いた。

 

もしかしたら私・・・人知れぬ睡眠法を

取得しつつあるのかも。

先週の土曜日、小学校の母親クラブの行事で

「親子ソフトバレー大会」があった。

スポーツというものが

からきしダメで、いわゆる「運痴」な私

いつもこの手の行事は

極力パスしていたけれど、

今年は役員だったので逃げる訳にはいかない。

うぅ~ん・・・

 

そんでもって35度という真夏日の体育館

何年ぶりかに触りましたよ、ボールに。

そして、汗と擦り傷と青痣の代わりに得た代償は、

見事最下位という成績・・・

まっ、勝敗なんて二の次。

小さい子供達にもなるべくボールに

触らせてあげたかったからさ。(と強がってみる)

 

でもこの3時間の代償はそれだけではなかった。

それは勿論、翌日の筋肉痛!!

起き上がる時、体中の痛みに思わず漏れる呻き声。

んぬぬぬぅぅ~。

(脚や腕の痛みは分かる、

でも、首まで痛いのは一体なぁぜぇ~???)


介護職に就いてから、運動量がタンと増え、

筋肉まで出現した、というのに・・・

やっぱりスポーツとは使う筋肉は全く違う、と言う事?

 

まっ、「忘れた頃に筋肉痛」ではなかっただけ、

喜ぶべきでしょうか。


先月から夜勤勤務に就き始めた私、

ようやく夜勤業務のペースも掴み始めてきた。

二交代制なので仮眠があるので正直言って

夜勤の方が気に入っていたりして・・・


 


昨日も夜勤明けでの話。

朝の9時、一人が帰り、5人で軽い朝食を。

食事を食べて、直ぐに風呂(病院内の温泉)に行って

さっさと帰る時もあるが、

昨日は賑やかなメンバーが揃ったおかげで40分以上

おしゃべりが続いた。


ファッション関係の学校に通う娘さんの

派手な服装の話をしていたTさん、

若いYちゃんに化粧の話で突っ込まれた。

一緒に金沢に遊びに行った時、素晴らしい化粧をしていたと。

本人は恥ずかしいらしく、しきりに否定していたが、

「その“別人28号”姿をぜひ見たい!!」と皆ではやし立てた。

するとTさん、

「そんなに言うなら、今度化粧して仕事に来ようか。」

「あっ、でもその時は宝塚の羽根付きの衣装が必要だわ。」

「そんでもってシャンシャン鈴鳴らしながら、

“さ~あ皆すぁ~ん、オムツ交換の時間でぇ~す”

って登場したら、患者さん目が点になるだろうね。」


思わず想像してしまい、これまた爆笑。

 

 

 

 

私が初めてこの仕事に就いたのは、まだ雪がちらつく二月。

その時、仕事着として渡されたのは、

グリーンの半袖のポロシャツとトレパンの三組と

エプロンとナースサンダル。

寒さが大の苦手の私、

「えっ、なんで半袖!?これって間違いでは???」

と驚いた。

 

が、実際に仕事に就いて納得。

病人のいる病院内のこと、暖かいのは当たり前だった。

それどころか少し動くと汗ばむ程。

半袖・・・・・・うん、これで正解だったのね。

 

そして、気温計が急上昇を始める今日この頃。

最近になってやっと病室もエアコンが稼動しだしたが、

これが「汗ばむ」、な~んて甘いものじゃない!!

ふと気がつくと、玉の様な汗がつーっと顔を伝う。

ポタポタポタ。

この汗に初めて気がついた時、少なからず驚いた。

 

というのも、

そもそもこの私、人と比べると

汗をかきにくい体質らしいと自覚していた。

例えばサウナでいくら粘っても、

皆のようになかなか「気持ちの良い汗」が吹き出る事も無く、

「私って“新陳代謝”ってものが無いのかしら。」と疑う程。

(ただ勿論ベタベタした汗はかいていたが)

 

それが暑くなってきた最近、仕事で少しでも動くと

今までとは明らかに違うサラリとした様な汗が滴り落ちるのだ。

今までの仕事と違って、「肉体労働」というものに転じた私、

筋肉がついたと同時に、

もしかして体質も変わったのだろうか。

まあそう思うと、なんだかんだ言いながらも

この仕事に就いた事、私にとって良かったんだろうなぁ。


突然私は気がついた。


自分自身の腕に、見た事もなかったもの、いわゆる「チカラコブ」

というものが出現し、

プニプニとしていた腕が


なんとも逞しい腕に

変貌を遂げているではないか!!

介護の仕事に就いて四ヶ月も経たないというのに、だ。


以前はショッピングセンターのサービスセンターに勤め、

「カードの情報入力や商品券の販売」といった

殆ど体力を使わない仕事をしていた為、

正直この仕事に就いた当初は・・・・・・きつかった。

脚はガタガタ、腕や腰にはシップの赤い痕。

「か弱い私にこの仕事が続くのだろうか?」

不安にもなったものだ。

それなのに、まさかこんなに逞しくなろうとは!!


休憩時間、私は誇らしさ半分、出来立ての「筋肉」を見せると、

私より一月前にパートとして働いていた

上品だけど気さくなHさんも、

「私も同じ!!」と腕を見せてきた。

「この仕事をしてなかったら、こんなに動く事もないし、

きっと家にいておやつばっかり食べて、太るだけだと思うわ。」

「確かに仕事はキツイけど、『自分の体力つくりの為のトレーニング』

と思ってやれば、そんなに苦にならないよね。」

「体力作りになって、お金も貰えて。一石二鳥。」

とその場にいた人達と笑い合った。


そうなのだ、どんな事でも考え次第。

俗に言う、コップに入った半分の水の例え。

「もう半分しかない」と考えるか、

「まだ半分もある」と考えるのか、

ということなのだろう。

出来ればこれからの人生、

色々な事に対して、

「まだ半分ある。」とポジティブに考えて生きて行かなくっちゃ。

 

 

 

「宝くじでも当たらないかな~。」

仕事の休憩時、誰かのそんな何気ない言葉から

「いくらお金があればいいのか。」

との問いに、みんな好き勝手に大きな金額を言い始めた。

 

勿論、お金は一杯あるに超した事はない。

ないのだが・・・

では例えば1億、10億の資産がある人達、

全てが「シアワセ」か、といえばどうだろう。

 

他人に対する疑心暗鬼。足る事を知らない貪欲さ

多額の遺産があった為に起こる遺産相続……。

ドラマの「恋に落ちたら」の“鈴木島男”のように、

もしかしたら純真さ、人間としての優しさ・真心を

失ってしまうかもしれない。

 

私は思い出していた。

背中に刺青を背負った元極道のキリスト教宣教師達、

「ミッション・バラバ」(だったろうか?)について書かれた本の事を。

何冊か読んだ中でも、特に印象的だったのは、

元経済ヤクザの中島さんの話。

億単位のお金を動かし、贅沢の限りを尽くしていた彼。

そんな彼が、幾つかの奇跡や神秘体験を経験し、

ヤクザを引退、キリスト教に一生を捧げる決心をした後に

初めて知った、本当のシアワセ。

 

グルメで、何万円もの食材の料理にも

満足する事がなかった彼が、

「昨日は食パンだけだったけど、

今日はパンとジャムがあるぞ!!」とはしゃぎ、

ポルシェやベンツなどの高級車しか乗らなかった彼が、

人から貰ったポンコツ車に手鏡を縛りつけ、

「サイドミラーが出来た!!」と子供と無邪気に喜ぶ。

 

きっとこれが本当の幸せ。

きっとそれは、どんな小さな事にも感謝する心。

お金があったら逆に見つけることが出来ない

ホンモノのシアワセなんだろうなぁ。

 

と、それはわかっている、わかっちゃいるけど、

う~ん、本当は生活に心配がない程度でいいから、

お金が欲しいよぉ~。