「宝くじでも当たらないかな~。」
仕事の休憩時、誰かのそんな何気ない言葉から
「いくらお金があればいいのか。」
との問いに、みんな好き勝手に大きな金額を言い始めた。
勿論、お金は一杯あるに超した事はない。
ないのだが・・・
では例えば1億、10億の資産がある人達、
全てが「シアワセ」か、といえばどうだろう。
他人に対する疑心暗鬼。足る事を知らない貪欲さ。
多額の遺産があった為に起こる遺産相続……。
ドラマの「恋に落ちたら」の“鈴木島男”のように、
もしかしたら純真さ、人間としての優しさ・真心を
失ってしまうかもしれない。
私は思い出していた。
背中に刺青を背負った元極道のキリスト教宣教師達、
「ミッション・バラバ」(だったろうか?)について書かれた本の事を。
何冊か読んだ中でも、特に印象的だったのは、
元経済ヤクザの中島さんの話。
億単位のお金を動かし、贅沢の限りを尽くしていた彼。
そんな彼が、幾つかの奇跡や神秘体験を経験し、
ヤクザを引退、キリスト教に一生を捧げる決心をした後に
初めて知った、本当のシアワセ。
グルメで、何万円もの食材の料理にも
満足する事がなかった彼が、
「昨日は食パンだけだったけど、
今日はパンとジャムがあるぞ!!」とはしゃぎ、
ポルシェやベンツなどの高級車しか乗らなかった彼が、
人から貰ったポンコツ車に手鏡を縛りつけ、
「サイドミラーが出来た!!」と子供と無邪気に喜ぶ。
きっとこれが本当の幸せ。
きっとそれは、どんな小さな事にも感謝する心。
お金があったら逆に見つけることが出来ない
ホンモノのシアワセなんだろうなぁ。
と、それはわかっている、わかっちゃいるけど、
う~ん、本当は生活に心配がない程度でいいから、
お金が欲しいよぉ~。