何週間か前から「明日は雪」なんて言いながら、

翌朝には「(やっぱり)今日は晴れ」なんて感じで

まるで世間を騒がすヒューザーの社長の様に

数時間で発言をあっさり撤回し続けた天気予報。

だもんで、最近は「明日の朝までに30センチ」

などいう予報を聞いても、

「あっ、そうですか。」と聞き流していたが、

今朝は違った。

本当に大雪になったではないか。

旦那の元気な頃は仕事に行くのが結構早かった。

その時の出勤時間に合わせて弁当を作るため、

5時半か6時頃起きていた私。

そんな健気な私だったが、今ではすっかり寝汚くなって、

7時近くまで寝ていたりする。

(自分の弁当は持っていっているけど、

手抜きで5!!スバラシイ!)

“雪が積もったら、車庫前の

かなり広いスペースの除雪が必要になる”

ということは分かっちゃいるのに、

・・・やっぱり、早く起きられない。

というか、目覚めてからも

ぬくぬくとした布団からなかなか出ることが出来ないのだ。

「雪が降ったら、除雪頼むわよ。」

少しでも楽をしたいと、そう子供たちに予約しておいたが、

思ったとおり頼りにはならなかった。

これから冬本番、我が家はこの冬をどう乗り越えるのか?

かなり不安だ。

私の旦那の病気の事は、職場の人の何人かに言ってあるので、

ある程度は伝わっている、と思っていた。

が、同じ病棟でも知らない人がいるようで・・・

ある日仕事中、病室でケア主任のYさんと二人になった。

旦那の病気の事を心配して病状を聞いてきたので、

現在の様子を話していると

入ってきたムーミンK君が、何の話だろう?

という感じでキョトン。

Yさんが行った後、

「我が家の不幸話してたのよ。」と言うと

「えっ?mayoさん家って不幸なの?」

そこで泣きの演技をしながら、

「うん、不幸!! まず長男が受験生なのに勉強もしなくて

高校に行けるかどうかだし…」

「いや、それって普通~。 不幸じゃないって!!

「それから旦那は病気だし。」

「旦那さん、病気なの?」

「え~っ、知らなかった?進行性の難病よ。」

「難病…?」

「うん、1リットルの涙』ってドラマあるじゃない?

あの主人公は100万人に510人の割合だけど、

こっちの病気は100万人に35人という少なさよ!!

どう、凄いでしょ!?

と少し威張って言うと、

「…それは頑張ったね…って、いやいや、頑張ったわけじゃないけど…

でもmayoさん、全然そんな苦労してるように見えないよね。」

ホッホッホッ、そうよね。

特にK君といると、私もついついふざけて

大抵ショートコントみたいな会話に

なっちゃうもんね。

ま、人生深刻になるより、楽しまなくっちゃ!!

(果たして、いつまで明るくいられるか…!?

今日は病院の忘年会があり、

しかも嬉しいことにボーナス日でもあった。

旦那は元気な頃自営の内装職人だったので、

ボーナス、というものとは無縁だったし、

私はというと、以前勤めていたショッピングセンターは

パートだったので、

ボーナスとは名ばかりの寸志、お小遣いであった。

それからみたら5倍以上、本当に嬉しいぞ、ボーナス!!

(尤も、それはかつての旦那の月収の半分にも満たないけど)


で、忘年会も80人程の出席があった。

会費はなしだったので、正直期待していなかったのに、

ホテルの料理も想像以上に豪華!!

下手な結婚式の料理より良いじゃないの。

(バスでホテルまでの1時間の道中、

車酔いで吐きそうになっていた私だけど、

料理は最後の寿司以外はしっかり完食。

絶対今日は無理、と思っていたアルコールも

日本酒とカシスオレンジ2杯ずつ入ったし)


職場毎のカラオケ大会も大盛り上がりで、

(リハ科の「ヤングマン」と車両チームの「麦畑」は

まるで仮装大会。凝ってました。)

とにかく、予想外の楽しさに、大満足の私。

私だけ贅沢しちゃって、ちょっと家族に対して罪悪感…

でも、日頃一生懸命働いている私だもん、

当然の権利よ…ね。

職場での会話①

病棟の看護師長さんは皆に煙たがられているが、

主任さんは皆に好かれている。

その主任さんが三人目を御懐妊された事が分かった。

大声でズバズバものを言う、

ケア仲間のムードメイカー・Sさんが主任さんに言った。

「あれ、オメデトウ!!目出度いことだねー。

ところで、上のお子さん幾つになられた?」

「う~んと、上の子は10歳で、下の子が8歳。」

「あれ~っ、ま~ぁ、8歳も歳が離れるぜ。

 それじゃあ、まるで処女と一緒やねか!!

主任は「いや~ん」と言ってシナを作ったが、

その場にいたものは爆笑。


Sさん、「処女」になんてなれませんよ。

「まるで処女」じゃなくて「まるで初産」でしょ~が!!

職場での会話②

オムツ交換に回っているとき、割とワイワイ会話をしながら

私たちは仕事をしている。

会話の流れから、私はフト思いついた質問を言ってみた。

「さあ、選択してください。

もし貴方が下痢で便をした後、紙がない事に気が付きました。

その時、女神が現れ、両手に何か持って聞きました。

『貴方の欲しいものは一万円札ですか?それとも

このトイレットペーパーですか?』

さあ、貴方なら・・・」

と私が言い終わらぬうちに、その場にいた三人は間髪いれず


「一万円!!


と声を揃えた。

う~ん、ムーミンK君は分かるけど、

清潔感溢れるT君、そして上品な奥様であるHさんまで??

「当ったり前じゃないですか。」

「だって、一万円あれば新しい下着を買ってお釣りが来るじゃないの。」

「一万円とトイレットペーパーで悩むなんて、mayoさん甘いな。」

そっか~~ぁ。悩むことなんて無いんだ。

もし万が一、そんな場面に遭遇することがあったとしたら、

私も迷わず一万円を取ることにします、ハイ。

以前にも、その本文からこのブログに2度ほど

引用させて頂いていましたが、

「32歳ガン漂流」の作者・奥山貴宏さんは

今どうされているのだろうか・・・


まだサムライ魂でガンと戦っているのだろうか?

或いは・・・

それは彼のブログを確認すればすぐ分かる事だが、

「万が一」が怖くて、確認を躊躇っていた。


でもさっき意を決してブログを覗いてみた。


そして知った。

奥山さんが4月にお亡くなりになってしまっていた事を。


自分の病状を淡々と見つめ、

自分自身を突き放したように書かれた本は

かなり興味深かったが、正直、感動して泣くことは無かった。


でも、初めてブログを、寄せられた

大量のコメントに目を通しているうちに、

涙が出てきた。

体力の限界を感じた作者の

「生きたい」というつぶやきに対しての

応援メッセージに。


そして、彼の死後、作者の「サイボーグ母」からの言葉、

そしてそれに対して寄せられたコメントにも

・・・やられた。胸が詰まって苦しい。




彼が命を削って書いた本「バニシング・ポイント」、

そして彼の最後の生き様「33歳~」を探してみよう。


週間予報に雪マークが見られるようになった。

「ヤバイ、タイヤを交換しなければ。」

以前は旦那が手伝ってくれていたが、

(そう、タイヤ交換というもの、

普通は男性かお店に任せるものなのだが、

旦那は「タイヤ交換くらい自分で出来ないと!!」を

信念にしていたので、以前の職場で私は

「タイヤ交換を自分でする奇特な女」として

珍しがられていた。)

旦那が病気となった今、手伝いすら期待できない訳で、

今年は「お店に持ち込もうかな…」

と思っていた。

でも、昨日の前、旦那に

「さあ、タイヤ交換してしまうぞ。」

と言われてしまった。

「えぇ~!? 今日は夜勤だってのに…」

と内心舌打ちしたが、確かに明日の朝、

万が一雪が降ったら……

そう思って重い腰を上げたが、

途中でかなり後悔した。

筋肉がついて逞しくなった私は

タイヤを持ち上げるのも以前に比べれば

全然苦にならず、後輪はすんなり交換出来たのだが、

前輪部分は錆付いているせいか、全くボルトが回らない。

渾身の力を込めると、ギギギーッと恐ろしい音を立て、

少しずつ回るのだが…いつになったら終わるのよ!!

腰をさすって汗だくになりながら途方にくれ、

「一本800円かかろうが、お店に持ち込むんだった…!!

と、ぶち切れ寸前の私に、旦那は何も言えない。

どうにかこうにかタイヤ交換は無事終わったが、

結局、あれだけ「雪でしょう」といっていた予報は外れ、

雨で終わった。


そして今日、ガソリンスタンドに行った時、

タイヤ交換の料金を聞くと、


4本で2100円です。」


誰だ?一本800円~1000円だって言っていたのは!?

一本500円じゃないの!!

あの労力は、絶対2100円以上の価値はあったぞ!!!

今度は絶対お店に持込だ!!!!

昔、子供の頃、ウルトラマンが流行った。

シリーズの中でも人気があったのは、

ウルトラマン・セブンだろう。

他のウルトラマンシリーズとは一線を画し、

そこはかとなく大人の雰囲気を漂わせたセブンに、

当時の子供達は惹かれたのだ。(と思う。)

当然、怪獣相手に相撲などをとって戦うタロウなどは問題外!!

「タロウなんてガキ臭い」と、ガキだった私達は

鼻で笑っていたものだ。

しかし、昔は純粋に子供向けだったヒーローものは、

今やストーリーもなかり複雑化し、

「イケメンヒーロー」達が若いお母さん世代を

虜にしている、といっても過言ではない。

私も三男がまだ小さい時は

ウルトラマンガイアなどを、結構真剣に観て、

昔と比べかなり「進化した」ウルトラマンに驚いたものだが、

23年前に流行った仮面ライダーシリーズを観て、

(仮面ライダーがうじゃうじゃ登場して

全然意味が分からなかったけど)

「これが子供向け番組なのか?」と、心底驚いたものだ。

そして今日、たまたまチャンネルを合わせると

「ウルトラマンマックス」という番組が入っていた。

目にしたところは番組の後半部分だけだったので、

尚更分かり辛かった、

と言う事もあるだろうが、

あまりの難解さに頭をひねった。

老子の『胡蝶の夢』を題材に、

テレビ脚本家のおじさんと、主人公が

夢と現実の境をなくし、徐々に入れ替わる、

というなんともパラノイアな内容。

自己の存在を問う、という形而上学的で

なんとも哲学的なテーマを、子供番組に使うあたり…

なんともはや。

しかも、ウルトラマンという番組の中で

お子ちゃまが尤も楽しみにしているであろう戦闘シーンは、

主人公が打ち込むパソコンの活字と共に、

「ちょうちょの歌」をBGMに3分も無いではないか。

(しかも相手は怪獣ではなく、

高速変形して蝶の様に飛び回る銀の球面体だ。)

それにしても、こんな高尚な匂いを漂わせた

ウルトラマンという番組を、

世の子供達は喜んで観ているのだろうか?

かと言って、お母さん世代狙いの内容とも思われないし…

なんとも気になるところだ。

「うまいもん、くだはれ」

が口癖のハリポタばあちゃん、

夕食前にデイルームに移動した後、

「もち食べたい!! 餅ちょーだい!!

と騒ぎ出した。


ベテランケアのYさんが

「歯がないのに餅なんか食べたら、

のどに詰まって死んでしまうよ。

と答えると、


「死んでもいいから餅食べたい~!!


と大声で叫んだ。

(その声に、近くにいた他の患者さんの見舞い客は

驚いて振り向いていた。)


そうか、ハリちゃん、もしこの先、

餅を食べる機会があり、それをのどに詰まられて

もし命を落としてしまっても

「本望を果たせて良かったね。」と言ってあげよう。



休憩時間をまだ10分近くを残して、

2病棟のHさんが休憩室を出ようとした。

「あれ、まだ時間あるよ。」

と他の人が声を掛けると、

「ウン、呼び出しあったから。」

と答えた。

呼び出し?休憩時間に?

可哀想に、休憩時間にわざわざ呼び出ししなくてもいいのに。

と思っていると、

「下の関からの呼び出し♡」とHさん。

その言葉に、何人かが「ああ、ナルホド」と納得した。

下の関?下の関!?

あ~そうかぁ。下の関かぁ。

一瞬の間をおいて、やっと私もガテンがいった。

なんて風流な(?)言い方でしょ!!

ところで最近更新してないなぁ。

途中まで書いたけど、途中で眠くなって挫折してしまったり、

ついつい他の方のブログにお邪魔して、帰れなくなってしまったり。


という事で、取り合えず最近の出来事を少し書いとこうっと。



先週は、とうとう私の住む地域(と言っても、

スキー場のある、お山の上の方なんだけど)も

一時期白く化粧を施し、一昨日の朝は初霜。

(布団から出るのがツライ・・・!!)


そんでもって、先週の金曜は長男の高校説明会

土曜日は小学校と中学校の授業参観と雪囲い作業

そして今日の午後からも三男が参加する

演奏会を観に行って帰るともう6時・・・

なんだか最近休みがないかも。


と言っても、子供関連の行事では、

他のお母さん方とのお喋りを楽しんだり、

情報も仕入れられたり出来るので、

結構貴重だったりする。


今日の演奏会でも子供の出番の時以外は

会場で偶然居合わせた、

三男の同級生の母親Tさんと、ずっとお喋り。


彼女とは今迄二人きりで話す機会はなかったけど、

若くてとても明るい人なので

(「やっぱりウチのアサキが一番可愛いから

インタビューされたんだわ。」と、“自分と娘が一番可愛い”

と言い切る姿に、「ドイちゃんと一緒じゃん!!」と言うと

“やっぱりぃ?”とケラケラ笑っていた。)

話がとても弾んだが、途中、話の流れから、

私の旦那が病気だという事を「えっ、知らなかった?」と話すと、

いきなり「そうだったんだ・・・」と涙目に。

私もTさんの表情に思わず一瞬ウルッときたが、

その後はまた直ぐにさっきと変わらない、賑やな会話に戻り、

とてもホッとした。


そう、変な同情の目ははっきり言って、こっちも困る。

こっちの事情を知っても、今までと変わりなく接してくれ、

困った時はさりげなくフォローしてくれる人、

そんな人が本当にあり難い、と思う今日この頃。