12/19～20に京都・西本願寺の「お煤払い」に参加し、予定通りに帰ってきました。受付窓口を休みました間もお申込やご連絡をいただきましてありがとうございました。両日にいただきましたメールのお返事をお送りしましたが、万が一届いていない場合は大変申し訳ございませんが加藤までご連絡下さいませ。どうぞよろしくお願いいたします。
2023年12月無償ワーク「お煤払い」にご参加下さった皆さんはいかがお過ごしでしょうか。ご参加いただきましてありがとうございました。何かお役に立ててましたら幸いです。
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昨年、西本願寺の「お煤払い」に初めて参加し、とても良い経験をさせていただきました。今年は夫の仕事の都合がつかず、ひとりで参加しても良かったけれど、思い切って友達を誘ってみました。どこからどう見ても宗教くさい行事なのに、「参加してみたい」と快く言ってくれた友達にはとても感謝しています。そしてとても楽しかったです。
一泊二日の内容は昨年とほぼ同じです。リンクをご覧下さい。
京都1日目が終わりました
京都から帰ってきております
「お煤払い」に参加しました①
「お煤払い」に参加しました②
上の写真は今年のプログラムパンフレット。今年は、お煤払いが終わった後に三十三間堂へ行きました。記念の手ぬぐいタオルもいただきました。今年は各地から160名くらいの奉仕団が集まりました。去年より多いです。お煤払いは当日参加者を含めて300人ぐらいで行われたそうです。
1日目。今年も、開会式で「讃仏偈」を一同でスラスラとなえたり、賛美歌のような歌をみんな歌えるのに改めてビックリしました。国宝の書院（対面所）でお抹茶を接待していただき、絢爛豪華な書院見学もありました。説明を1度聞いているはずなのにすっかり忘れているところが多々あった一方、2回目なので書院の細かい所をじっくり拝見する余裕もありました。
宿泊は去年と同様、西本願寺の隣の東急ホテル。エントランスのお花が美しかったです。
ホテルで出たディナー。メニューは……マリネサーモンの炙り マイクロサラダと山葵ソース、きのこのすり流しスープ カップチーノ風、白身魚(サワラ)と九条葱のスチーム ゆずを利かせたソースで、牛カイノミの網焼き 和風赤ワインソース、季節の炊き込みご飯 京漬物 赤だし、抹茶のデザートとアイスクリーム コーヒー。京都の冬を上品に表現した西洋料理でした。大変美味しかったです。
夕食が終わったのが20時頃。翌朝は5時15分にチェックアウト、5時30分に西本願寺集合予定なのですが、友達を誘ったこともあり、ちょっと外出することにしました。タクシーで八坂神社前で降ろしてもらって少し散策しました。八坂神社から祇園界隈をちょっと歩いてみた後、四条河原町まで歩きました。
夜の八坂神社と南座。そういえば12月の南座は「吉例顔見世興行」でした。まねきが上がっていました。今年の顔見世興行は十三代目市川團十郎白猿襲名披露のようでした。三条に昔からある「からふね屋」というカフェで少しお茶してホテルに帰りました。夜、無償ワーク参加者一覧を見ながらご参加の方のお名前などを読み上げ、皆さんを呼び集めました。集まって下さった皆さんを拝見すると、皆さん身支度をバッチリしていて、いろんな掃除道具を手にしておられました。「よかった！」「皆さんよろしくお願いします！」と思い、寝ました。
翌朝の西本願寺。5時30分から御影堂、阿弥陀堂で晨朝（朝の勤行）です。みんなでお経を唱えました。今年もよく分からないまま、手渡された勤行集のお経を唱えました。漢字は読めるので意味が何となく分かるような、やっぱり分からないような。
朝のお勤めが終わったら、身支度をした後、お堂へ戻ります。お煤払い時の衣類の指定は特にありませんでしたが、私は白の割烹着がやっぱりいいなと思いました。コスプレ的な意味で気分が上がります。奉仕団のタスキもいい感じです。
7時頃からいよいよお煤払いです！竹の棒を両手に持って畳をバンバン叩きました。去年はすぐに疲れてしまったけれど、今年はもう少しがんばることができました。「今、私はお煤を払っている」と意識しながらお堂の端から端まで叩くことができました。
みんなで畳をバンバン叩いていると夜がだんだん明けてきました。
私が「お煤払いっていいな」と思っている理由はいくつかあります。ひとつは身体をつかった奉仕であり、修行であること。さらには冬至前の早朝まだ暗いうちに始まり、夜明けと共にお煤が払われ、最後にはお堂の畳がきれいさっぱり清められるからです。さらに、2回目の今回は今年を何となく振り返りながらの奉仕になりました。今年、私や夫が元気で楽しく過ごせたのはお煤払いのおかげかもしれません。ありがたいと思いました。今回はそんな感謝の気持ちも込めて奉仕させていただきました。この経験が来年にきっとつながると思います。
朝食を取った後、払ったお煤を水拭き、から拭き、仕上げ拭きとお堂の雑巾がけを3回しました。お堂の畳がスッキリさっぱりきれいになりました。閉会式などを経て今年のお煤払いは終了しました。お疲れ様でした！
午後、桂川近くの観光施設で昼食を食べました。なんか不思議な形の雲。
友達と「雲がすごいね」と話しながら撮った写真。彩雲は出ていなかったと思うけど、それっぽい写真になりました。
三十三間堂へ連れて行っていただきました。前回はいつ行ったか覚えていません。そのくらい大昔です。あの空間が実に素晴らしいです。光の到来を形にするとあの空間になるのだなと感じました。お迎えが来るときはきっとあんな感じなんだろうと友達と話しました。
お煤払いの休憩時に友達が撮ってくれた写真。朝4時に起きて、畳をバンバン叩いて、朝食を食べた後なので疲れてぼーっとしています。しかしこの後、お堂の水拭き、から拭き、仕上げ拭きとご奉仕はまだまだ続くのでした……。
実は……去年のお煤払いの時、私がヘロヘロになりながらお煤払いをしている写真が共同通信の記事と一緒に配信されていました。記事リンクは2022年12月20日の日経です。共同通信の記事なので各紙に配信されたと思います。記事の写真を見て「うわー太っている」と思い、夫と今回一緒の友達以外、誰にも知らせませんでした。
今年、友達が撮ってくれた写真を見て「私、痩せた……」としみじみ思いました。まぁ、この写真は余計に痩せているように見えます。私は正直、手足が長くて細いんですね。今もお腹はものすごくぽっこりしています。お腹周りは若い頃から太かったです。この服装はお腹周りが目立たないのでほっそり見えます……と書かずにはいられないところが、私の何かをあらわしているんだと自分でも思います。そしてその何かも今回お煤払いしたのかもしれません。
今年のお煤払いの写真。鈍くさい感じで、でも真面目にお煤を払っている私。
1年前の私と今の私。割烹着と三角巾は同じものです。この写真を見ていて、こんなに痩せてうれしいという気持ちよりも、困惑や恥ずかしさが先に立ちます。数字では15キロ痩せたと分かっているけれど、今の自分を受け止めきれておらず、今も自己統合の途中なんだと思います。
去年のお煤払いの時、すごく楽しかったんだけど「やっぱり痩せないとダメだなぁ」「体力も腹筋背筋も脚力も全然ない」とつくづく思いました。しかしそのときはそう思っただけ。ダイエットを始めたのはそれから5カ月後だったのが私の何かを象徴していたし、そしてその後15キロ痩せたのも私の何かを象徴しているのだと思います。
今回の一斉ワークでは「なりたかった自分、なれなかった自分になるワークであるのと同時に、そんな願いを叶えた後の自分に働きかける」「何かを叶えた後、そんな私として自己超越し続けながら生きていく(おそれを超えていく)ための働きかけもなされます」と書きました。「願望成就した！めでたしめでたし！」がゴールとなるワークではなく、何かを叶えた自分として、そんな自分としてその後も何かを叶え続けながら生きていくためのワークをしたいとずーっと前から思っていました。私たちの癒しと霊的成長は永遠に続くからです。
もちろん、今回の一斉ワークを「なりたかった自分、なれなかった自分になるワーク」としてお受けになる方もいらっしゃると思います。それはその人の今の願いや心願、今の段階、今のご本人が出し得る勇気によるものであって、人それぞれでよいと思っています。ちなみに「なりたかった」「なれなかった」と見なしているのは今の自分(のエゴ)なのだと思います。そう見なしているから、そうなっている。お申込にいただく内容を「今のあなたはそうなのですね」と思いながら拝見しています。
お煤払いの報告とは話がずれてきちゃいましたが……とにかく今回のお煤払いはお友達と参加できて楽しかったです。減量して、ここ2カ月はルームサイクル30分なるべく漕ぐようにしていて、そういう地味な努力の成果も少しは見えた気がしました。昨日から両脚が筋肉痛ですが、前回よりは体力がついた気がしました。私にとって今回のお煤払いは有形無形さまざまなレベルのお煤が払われた気がしています。ご奉仕の機会に恵まれたこと、感謝しています。ありがとうございました。
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