何をスクラッブ・アンド・ビルドする
第153回芥川龍之介賞選考委員会が七月十六日午後五時から東京・築地「新喜楽」で開催され、受賞作①…羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」、受賞作②…又吉直樹「火花」。
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もろもろの経緯で文芸春秋9月号を入手しましたが、半年に一度芥川賞選考委員選評から読むのが習慣です。その後、掲載された「スクラップ・アンド・ビルド」と「火花」を1ページだけ読んで「スクラップ・アンド・ビルド」から読み始めました。介護と云う言葉が一人歩きしていますが、二十代後半の男から母と祖父と彼女を見た家族青春小説と思われます。三世代の人間関係が良く描かれた読みやすい小説です。よく長すぎる小説と批判されることが多いが、あれ終わってしまった次のページが無いとあっけない幕切れでした。続編が期待される素晴らしい小説と出会えて良かった。
男が文学に戻ってきた芥川賞だ
日本文学振興会第153回芥川龍之介賞選考委員会が七月十六日午後五時から東京・築地「新喜楽」で開催されました。
●受賞作①…羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」
■受賞作②…又吉直樹「火花」
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文芸春秋9月号選考委員選評で印象に残ったのが羽田圭介
「スクラップ・アンド・ビルド」を推した高樹のぶ子女史です。
今回はレベルが高く、その理由は~男が文学に戻ってきた~
と評した評価感想に初老の男として深く感銘を受けました。
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【高樹のぶ子】とはいったい何者ぞ???
①1946年(昭和21年)4月9日生まれの69歳
②1984年(昭和59年)芥川賞を受賞した女流小説家
いやあネットで調べたら楚々とした美人です。