天壇公園にはタクシーで10分くらいだったろうか。
できれば行く前にちゃんと歴史とか、背景とか勉強していけばよかった。
とにかく広大な敷地の中にポツン、ポツンと建物、史跡があるので一日では回り切れない。
入り口から名所の一つである祈念堂まででも1km以上あるのだ。
その広大さに度肝を抜かしてしまう。
また、人の多さも半端ない。
それでもSネさん曰く、今日は空いている方だ、とか。。。。

中国のこういった施設は事前にスマホで予約して、バーコードのチケットを購入し、施設の入り口にあるゲートでバーコードを読ませて入館する。

特徴的な外観の祈念堂。
人がわんさかいるので、落ち着いて観ていられない。

1400年代に建立されたというから、日本の室町時代あたりか。
ゆっくり見物したいが、あまりに人が多いのでさっと見るしかない。

こちらの建物は1700年代建立とのこと。

時間が経つにつれて人が多くなってくる。
中国人といっても国土が広いので、人の姿形も多様性に富んでいる。
都会的な人たちに交じって、生きている間に見ておかなきゃ、的な観光ツアーで上京してきたような見るからに田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの軍団がいたりして、昔の日本を思い出し、懐かしく感じた。
次のゲートに行って別の史跡を見ようとしたが突如Sネさんのスマホが固まり、バーコードが出なくなってやむなく断念。こういう時は紙のチケットに勝るものなしだ。

やたら騒がしい集団がいたので、声のする方を見ると赤いジャージの女子の群れ。
女子高生の集団かと思いきや、よく見ると結構な年齢のおばちゃん軍団。
そして何やらにぎやかに騒いで写真を撮るは自撮りするわ。。。
不可思議な集団だったが、Sネさん曰く中国あるあるだとか。。。
中国人を観察していると、え?ここで記念写真撮るの?ってとこで写真を撮っているので面白い。日本人なら景色を選んで撮るけど、そういう人もいる中で無造作に撮っている人も。
史跡を見るより、人間観察してる方が面白いかも、、、、
来た道を戻り出口に到達したら、そこには長い行列ができていた。
午後3時くらいだったが、昼過ぎから混み始めるのだろうか。
その行列は帰りの地下鉄の駅の中まで続いていた。
早めに来てよかったと思いながらも、中国の人口規模のすさまじさを改めて思い知った一日だった。