ちょうど一年前の同じ日、マラッカ海峡に散ったともぞ~が、一年ぶりの一時帰国ということで、今年もガチンコ対決と相成った。

 

朝6:20にともぞ~家にピックアップ。珍しく家の前で待っていた。やる気満々じゃないの。

30分ほどのドライブでクラブハウスに到着。

駐車場もロビーもガラガラ。今日はお客さんが全然入っていない。なぜだ。。。

 

7月の梅雨明けからも猛暑も2週間経ってひと段落。

夏休みに入ってからはマイルドな夏になっている。

今日も帰ってきた14時ころは日差しが強くなり暑くなったが、それでも猛暑の頃と比べると全然過ごしやすい。ラウンド中は風も気持ちよく、まるで夏の終わりの秋がそこに来ているかのような気候だった。

 

ロイヤルメドウは7月末にラウンドして以来。そのためコースレイアウトは頭に入っている。

前の2組はともにツーサムでお上手なのか、あっという間にいなくなってしまった。

午前も午後も前後にパーティがおらず、まるで貸し切りラウンドのようだった。

 

OUTコース

 

1 ミドル 341y 3-2 ボギー

2 ミドル 361y 3-1 パー

3 ショート 163y 1-2 パー

4 ロング 537y 4-1 パー

5 ミドル 403y 3-2 ボギー

6 ショート 166y 1-2 パー

7 ミドル 364y 4-2 ダボ

8 ロング 472y 4-2 ボギー

9 ミドル 333y 3-2 ボギー

 

【ティショット】

1 △左

2 △左

3 〇7I左

4 〇

5 △右

6 ○5UT

7 〇

8 〇

9 X左

 

MATT 42 30台も行けそうな感触だったので、やや不満

ともぞ~ 45 おお、いい勝負だ

ヨッちゃん 41 絶好調のご様子

 

1番のティショットから、今日はドライバーがおかしい、、、と思った。

なんか打てていないというか、気持ちよく振れていない。理由がわからないので気持ち悪い。

それでも前半は騙し騙しやってなんとかスコアメイクできた。

 

1番は2打目がガードバンカーにつかまるも、なんとか出してロングパットも決まりボギーセーブ。2番もガードバンカーに入れたがナイスアウトでパーセーブ。

6番は5UTのティショットもロングパットも〇。

 

しかし、7番からちょっと調子が狂ってしまう。

距離の残ったセカンド、グリーンは右手前が池で打ち下ろし。

5Iで良かったのだが、5UTで打ったところ飛び過ぎてグリーン右奥へ。

ラフからの寄せをミスってカラーに、カラーからの寄せもミスってしまい寄らず、ここをダボにしてしまう。

すると8番も1.5m下りのパットを決めきれずボギー、9番もティショットをミスして、上り3mのパットをカップにけられてボギー。

 

流れが悪いとはこういうことだろう。

 

後半、15番のティイングエリアかな。

 

お昼はトンカツ定食。美味でした。

 

INコース

 

10 ミドル 336y 4-1 ボギー

11 ミドル 358y 5-2 トリ OB

12 ロング 510y 5-1 ボギー

13 ショート 150y 1-2 パー

14 ミドル 355y 5-2 トリ

15 ミドル 395y 3-2 ボギー

16 ロング 537y 4-2 ダボ

17 ショート 166y 3-2 ダボ WH

18 ミドル 374y 3-2 ボギー

 

【ティショット】

10 △左

11 X右ダフリ引っかけ

12 △右

13 ○6I

14 X右

15 △右

16 △

17 X7I噛んでWH

18 X右

 

MATT 42-50 92 ティショットがおかしい

ともぞ~ 45-52 97 18番で自滅。。。。

ヨッちゃん 41-46 87 ナイスゴルフでした

 

前半おかしくなっていたドライバーが、後半になるとまったくおかしくなってしまった。

昔、ドライバーが苦手だったころに戻ってしまったようなスイング。

ギクシャクして、打ち方がわからなくなってしまい、頭はパニックに。。。。

まともに当たったホールが一つもなく、結局最後まで戻らなかった。

何がいけなかったのか、まったくわからない。

 

11番はOBもあり、4mのパットをねじ込んで、それでもトリというスコア。

12番も下り5mのパットをねじ込んで、なんとかボギー。

14番はティショットが全く飛ばず、アプローチもミスして奥にこぼれて5オン、パットも1.5mがカップを一回転して入らないという運の無さでまたもトリ。

 

この時点で、この日はともぞ~に流石に負けるなと覚悟した。

更にその後も16番素ダボ、17番は珍しくアイアンショットが噛んでしまい池にご奉納のダボ。

しかし、最終ホールでともぞ~が+5を叩いて自滅し、終わってみれば快勝となった。が、イマイチすっきりしない。

 

18番のティイングエリア。夏空が爽やか。

 

これはアカンな。。。。

明日、ドライバーショットだけで特練してくるかな。。。。

 

ともぞ~、10番のティショット。いつものへっぽこではなく、今日は決まってるね。

24日も対決、よろしくお願いします!

ロバート・秋山竜次は昔から好きな芸人だ。

福井から出てきた兄弟シンガーの地方CMソングシリーズは最高。

笑いのツボが完全にハマってしまった。

 

なり切りオリジナルキャラシリーズも好評の秋山が、あの喪黒福造に扮し、脚本をクドカン、マギーらが担当するというので期待を込めて見てみたが、、、、

 

なんとなく思っていたほどではなかった。

期待値が高すぎたのだろうか。いや、何か違う。何か違和感がある。

MATT程度のドラマウオッチャーでは、その違和感が何かはわからない。

 

ある時ネットで見た記事にその答えがあった。

もともと、アニメ版の「笑ゥせぇるすまん」は10分そこそこの尺だった。

しかし配信ではそこまで短くはできない。20数分になったドラマは、尺を増やすためにどうしても間延びしてしまう。

 

なるほど。。。。

 

確かに、意味不明なカットやテンポ悪い演出が目についたのはそのせいだったのか、と納得。

出ている俳優陣は一流だし、秋山演じる喪黒福造は形態模写が完璧である。

でも、思ったほどのインパクトはない。

尺を10分程度にしたらテンポの良いブラックユーモアが楽しめたかもと思うと少し残念だ。

 

でも俳優陣はそれぞれのエピソードで、喪黒福造に地獄に叩き落されてしまう哀れな人々を活き活きと演じており、ドラマ自体の出来は決して悪くはない。

 

1話 山本耕史、松澤一之、大河内浩、坂東希

2話 斉藤由貴、千葉雄大、前野朋哉

3話  本郷奏多、あの

4話 黒島結菜

5話 夢グループの石田重廣(本人役)、 保科有里(本人役)
6話  井桁弘恵、 吉田ウーロン太

7話  髙嶋政伸、大水洋介(ラバーガール)

8話 中川大志

9話 仲間由紀恵、野間口徹

10話 國村隼、小沢真珠、皆川猿時、マギー、池田良

11話 勝地涼、本多力、長谷川朝晴、平野綾

12話 濱田岳、橋本マナミ、小日向文世、でんでん、笹野高史

 

なかなかの俳優陣だ。

中でも山本耕史の相変わらずの怪演、斉藤由貴の女優魂を感じさせるすっぴんでの演技、「トリック」でデビューし20代の頃からずっとファンの仲間由紀恵のマダム然とした安定感、國村隼や勝地涼の演技力、そして12話のおじいちゃんキャラのレジェンド3人たち。

(個人的にはおじいちゃんキャラは、平泉成を外さないでほしかった・・・)

個性的な配役で、ドラマファンとしては十分楽しめた。

 

日本にはまだまだ新旧問わず、コンテンツとして豊富な漫画原作がある。

今後もあっと驚くドラマが世に出てくるのが楽しみだが、今回の「笑ゥせぇるすまん」のように、原作の良さを最大限引き出すためのひと手間は、忘れないでほしい。

そう、今日も一日雨だった。

しかも一昨日よりもまとまった雨の一日。

 

K野プロとUC嬢との久しぶりのラウンド。

朝からシトシト降っているというのに、今日も暇な人たちがゴルフ場にたくさん集まっていた。

 

ゴルフブームでたくさんのお客がコースに足を運ぶのは、ゴルフ業界にとっては良いことだが、きちんとマナーやルールを覚えて来ない輩が多いのには、本当に辟易する。

今日も前の4組はなんだか動きが悪く、明らかに遅い。

終わってみれば、それほど遅くもなかったのだけどなんとなくルールやマナーをわかってない感じが見て取れる。誰か教えてあげてほしい。

あと、ボールマークくらい直してよ。今日はK野プロと一緒に何個修復したことか。

 

それより腹立ったのは、後ろのおっさん3人組。

遅いのは前の組のせいなのに、やたら煽ってくるし。

ベテランゴルファーは、もっとどっしり構えてプレイしろよ、と。

あんたらのような人間が栃木の民度を下げてる、という自覚を持ってもらいたい。

ということで、MATTがゴルフを始めた18年前に比べて最近のゴルフ場はカオスだ。

 

朝から湿気が異常に高く、雨がシトシトと最悪のコンディション。

グリーンはものすごく重く、かなり強く打たないと転がらない。

 

このコースに来るのは4年ぶり。ほぼ覚えていないがK野プロが良く来ているそうで、各ホールではK野プロのアドバイスで攻めた。

 

南コース

 

1 ロング 537y 5-1 ボギー

2 ミドル 296y 3-1 パー

3 ミドル 282y 2-2  パー

4 ショート 132y 2-2 ボギー

5 ミドル 399y 3-1 パー

6 ショート 154y 2-2 ボギー

7 ロング 518y 6-2 トリ 

8 ミドル 350y 2-2 パー

9 ミドル 386y 3-3 ダボ

 

【ティショット】

1 △左

2 〇

3 △左(木に当たる)

4 〇50

5 △左

6 〇6I左

7 △右

8 〇

9 〇

 

MATT 44 途中までは30台で行けそうだったのに

K野プロ 45 久しぶりというのに安定

UC嬢 55 雨の中まずまず奮闘

 

ティショットが左につかまり過ぎている。ただ、悪くはない。

アイアンショットはどうしたことか、一昨日に引き続き調子よい。

意識しているクラブをひょいと上げて、ストンと落とすだけを意識して振っているが、しっかり上からクラブを入れられるので飛距離も出て、いい球で飛んでいく。

 

パットはオデッセイ オーワークスに代えてからよくなってきた。

今日も4番で1mのパットを外してボギーに、9番でも1mのパットを緩んで外し3パットダボにしてしまったが、それ以外は及第点。

 

7番ロングはどうも苦手のようで、今日もティショットを右に外してから鳴かず飛ばずだった。

 

お昼はゴルフ場に来た時くらいいいもの食べようという主義なので、追加料金で天丼を。

PGMはレストランが充実しているので安心だ。

 

東コース

 

1 ミドル 350y 4-1 ボギー OB

2 ミドル 377y 3-2 ボギー

3 ショート 152y 1-2  パー

4 ミドル 346y 2-2 パー

5 ショート 176y 1-2 パー

6 ロング 501y 5-2 ダボ

7 ミドル 371y 3-1 パー

8 ロング 534y 4-2 ボギー

9 ミドル 335y 5-1 ダボ

 

【ティショット】

1 X右

2 X

3 〇8I

4 〇

5 〇5UT

6 △右

7 △右

8 〇右

9 〇

 

MATT 44-43 87 まあまあ、、、か

K野プロ 45-42 87 後半4番のバーディ、ナイスでした

UC嬢 55-60 115 やっぱ、アプローチ・パターをもっと練習すべし

 

スタートホールでいきなりティショットをミスしOBも、前4からPWのショットがピン左2mに。

これをしっかり沈めてボギーでしのぐ。

2番は50度のショットがピンに絡むも、1mの下りパットを打ち切れず外しボギー。

 

6番と9番のダボは、入れてはいけないガードバンカーに入れてしまい、固い砂のバンカーをミスして一回で出せなかったため。この辺りのマネジメントがいまだダメだし、ガードバンカーもだいぶマシになってきたがあともう一歩、だ。

後半はパットはまずまず安定して打てていたと思う。

 

夏休み4ラウンドはすべて80台で回ろう、と密かに目標を立てていたが今日まではよくできた。残り14日、16日のラウンドも落ち着いたゴルフで80台を目標に頑張ろ。

 

K野プロ、UC嬢、またよろしく!

 

ロビーにあったボードにはプロのところに鹿沼の自動車王の娘、臼井麗華の名が。

妹はまだプロテスト合格していないので、いわゆるLPGAツアープロではないです。

隣の人、ハンデ+2。すごいですなあ。

友近といえば、ロバート秋山と共に昭和の懐かしいドラマのコントを配信していて、MATTの年代には刺さるコンテンツを提供している。

 

テレ朝の「スキドラ」で制作されたドラマ「崖」は、言わずと知れた2時間サスペンスドラマのラストシーンの崖のシーンだけをフィーチャーした作品。(You-Tubeでも見られる)

火曜サスペンス劇場(日テレ)、土曜ワイド劇場(テレ朝)や、●●サスペンスシリーズが必ず毎週放映されていたのも、遠い懐かしい記憶となってしまった。

 

友近演じる黛京子が、毎話犯人を追い詰めて崖にやってくる。

遠くに見える水平線と崖の佇まいが絶妙だ。

サスペンス好きにとっては、見事な崖である。

友近はコートスタイル、髪型やメイク、そして話し方や目線など表情の作り方も完璧。

追い詰められる犯人たちも、星野真里、前原瑞樹、内藤剛志、内田慈、ミスター崖(笑)船越英一郎と豪華。

 

前6話のうち、サスペンスあるあると言える小ネタをフィーチャーした、内藤剛志主演の3話、内田慈主演の4話がいい。

 

3話は内藤演じるベテラン刑事が、聞き込みの時に閉められそうになったドアに足を突っ込むという行為を一度やってみたい、という理由で殺人を犯してしまう。

4話は内田演じるアパートの住人が、隣の部屋に刑事が来るたびに「お隣さん、引っ越しましたよ」というのに嫌気がさし、自分がスポットライト浴びたいと殺人を犯す。

ともにサスペンスドラマあるあるのシーンで、くすっと笑ってしまう。

こういう小ネタを拾い続けたら、永遠に話が作れそうだ。

 

崖で犯人を追い詰めて、(これもあるあるだが)呼んでもいないのにどこからとなく現れる刑事に犯人を引き渡して一件落着したあと。

黛京子による一人語りののちに、ちょっとお茶目な感じのコメントを言って止め画で終わるのも懐かしい。

 

こんな感じ 笑

 

ドラマのシーン一つ一つの作りが丁寧かつ忠実で楽しく、友近サスペンス劇場もいつか見てみたいが、黛京子で2時間サスペンスをぜひ地上波でやってもらいたい。

NHKのプレミアムドラマ枠は、TVドラマの狭い定義にはこだわらず、様々なテーマや形で名作を生んできた。特に2021年以降は心に残る作品が多数だ。

そして、高齢女性のシスターフッドな生き方が爽快な本作も、新たな名作となったと思う。

 

原作は井上荒野。タイトルでもうこれは「テルマ&ルイーズ」のオマージュだとわかってしまう。(映画は名作なのだが、実はまだ観たことがない・・・・)

風吹ジュン、夏木マリという二人のベテランがこの作品を深みあるものにしたのは間違いない。味わい深く、ペーソスにあふれ、そして二人ともキュートである。

 

脚本は大九明子。この人の作品はドラマも映画も好きだ。今気づいたが同い年で大学も一緒だった。学部はMATTが法学部で彼女は政経学部だが。

 

照子に風吹ジュン、瑠衣に夏木マリ。

それぞれ見た目も性格も異なる二人だが、学生時代からの大の親友。

瑠衣は歌い手としてそれなりに有名な存在だったものの最近はやや落ち目に、照子は高給取りの夫と裕福な生活を送っているも、関白な夫との生活に不満を持っている模様。

 

そんな二人が久しぶりに出会い、昔の友人関係のノリで今の生活を抜け出して無謀な逃避行に出てしまう、というストーリー。

高齢者の人生、女性の自立と自由、女同士の友情と、実は様々なテーマが盛り込まれながらも次から次に迫りくるピンチに、固い絆と信頼関係で立ち向かっていく照子と瑠衣を時にユーモラスに、時にホロリとさせる緩急織り交ぜた展開で全8話、飽きずに楽しめた。大九明子の卓越した脚本力、さすがである。

 

八ヶ岳の美しい冬景色、効果的に流れるビートルズの楽曲、リゾート地での仕事(高齢者によるリゾートバイトは実際に流行っているそう)、「テルマ&ルイーズ」を彷彿とさせるアメ車のコンバーチブルなど、エンタテインメント性でも上手い作りだ。

ちなみにそのアメ車は4代目フォード・サンダーバード。

二人が中古車店で車を買って乗り出す時のBGMは「サンダーバードのテーマ」笑

 

夏木マリの歌がドラマ中で何度も聴けるが、プロのミュージシャンの生演奏と共に聴きごたえ満点。「愛の賛歌」は本当に心震える歌声で、生で聴きたいと思った。

照子と瑠衣の若いころを演じるのは久保田紗友と光宗薫。いい具合に二人に寄せてきていて若い照子と瑠衣の演技も見ものだ。(更に若い学生時代の照子は、演:白山乃亜)

久保田紗友。

元祖お嬢様系。照子の若いころの役も、素敵でした。

 

また劇中、照子がバイトしているホテルの同僚の瀬尾(岡野洋一)は、「〇〇には二種類しかない」と格言めいたこと(しかし意味は謎)を言う。

なんかどっかで観たぞ、、、と思ったら「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」でも河合優実のバイト先の先輩で出ていて、同じこと言ってた。監督が大九明子だったからな。。。。

 

二人の生き方は男社会に対する痛烈なアンチテーゼなのだろうか。

照子の夫の寿朗(大和田伸也)は、かなりデフォルメしているものの世の中の抑圧的な夫像ではないかと思う。

学生のころも高齢者になっても、照子と瑠衣は二人でしっかり手をつないで、現実の辛いシーンから飛び出して走り出す。

それは逃避行ともいえるし、新しい世界に向かっての勇気ある脱出ともいえる。

実際にそうできない人の方が多いからこそ、二人の疾走には輝きがある。

 

6話までは二人の間の葛藤や地元の人たちとの交流が描かれる。

ここでは照子が占いのバイトをさせてもらうことになるガソリンスタンドを夫婦で経営する依子(福地桃子)やカリー店のオーナーの譲二(山口充)、謎の婦人・静子(由紀さおり)など、個性的な面々が物語を支える。

そして白眉なのは7話、8話。

福地桃子。

最近すごくよくなってきた。癖がないけど印象に残る演技。

 

7話では瑠衣が若いころにやむを得ない事情で別れた娘・冬子(松雪泰子)との話が描かれる。実は懇意にしていたガソリンスタンドの依子は冬子の娘で、イタリアから夫と帰国し狭い町で再会の機会が訪れる。八ヶ岳に逃げてきたのも照子があるきっかけでこの事実に気づいたため、このチャンスに瑠衣に会わせようとの画策だったのだが、瑠衣からは拒絶されてしまう。瑠衣は娘を捨てた時点で、自分は二度と娘には正体を明かさない、会わないと決めていたのだ。切ないが、独りで生きていく、という強い意志。それが彼女の生き方だった。

 

譲二の店でのクリスマスパーティで、娘の冬子と瑠衣が言葉を交わすシーンがある。

初めて会う他人同士の関係で語らう二人、そしてその後クリスマスプレゼントを交換する時、娘の冬子が好きだった黄色の手縫いのおくるみを依子に渡す。

それを眺める冬子を見つめる瑠衣。万感の想いが交錯する、涙こぼれるいいシーンであった。

またパーティで松雪泰子が歌うシーンがあったが、とても上手くてびっくりした。歌手としても活躍しているどのことで納得。

松雪泰子。

変わらず美しいし、陰のある役が似合い過ぎて困る。

 

8話は八ヶ岳を後にして車で旅に出た照子と瑠衣、行く先は二人の故郷、長崎・佐世保。

ここでは次世代ヒロインの藤崎ゆみあ演じる高校生の由奈が主人公。

照子と瑠衣はキーになるシーンにしか出てこない。

なぜ?というのは終盤で判明する。照子が長崎に来た理由、それは学生時代の片思いの相手、大学教授の椎橋(萩原聖人)の墓参りをするためだった。

椎橋の姪っ子の由紀(筒井真理子)の娘が由奈とわかり、ここで話がつながる。

(照子と由紀は椎橋の研究室で出会っていたということもわかり、以前挿入されたシーンの伏線の回収も完了)

彼氏と同じ大学に行くか、東京に出るか迷っている由奈は照子に占いを依頼する。

照子は由奈に伝える。「あなたを縛るものすべてにバカヤロー!って叫びなさい」

由奈は卒業式の始まる学校のグラウンドに立ち、「バカヤロー!」と叫びながら疾走する。

それは照子と瑠衣がサンダーバートで疾走するかのような、希望に満ちた走りっぷりだった。

 

藤崎ゆみあ。

「最高の教師」で當真あみと仲良しの女子高生役で発見。

まだまだ発展途上。でもセリフ少なくともあれだけ光っていた原石だから、これからが楽しみ。

母親役の筒井真理子も、どんな役でも完璧に演じるスーバーな女優さん。

 

自由を手に入れるのに年齢は関係ない。

そして、人生を楽しむことにも年齢や性別は関係ない。生きたいと思うように生きる。

でもそんな時にそばに誰か手を引いてくれる人、背中を押してくれる人がいた方がいい。

「照子と瑠衣」は、どの世代の人にも自由に生きる大切さと、それは一人より誰かと一緒の方が幸せなんだ、ということを教えてくれている。