Q&A2501 コロナウイルス感染の影響は? | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 第2子希望、リプロ大阪通院中、43歳

 

貯胚を続けてきましたが、最近はAFC1〜2個と少なく、採卵を見送ることが続いており、年齢的なことも考えて治療も今年いっぱいかなと思っているので、2020年2月から移植に移行しようかと考えていました。


しかし、現在、新型コロナウイルスの感染拡大を認めており、妊娠時に感染した場合の胎児への影響を危惧しています(例えば、先天性風疹症候群のような…)。新型ではなく、既知のコロナウイルスの場合は、妊婦が感染した場合の胎児への影響はどのように報告されているのでしょうか。また、新型については、分かっていないことばかりで何とも言えないかもしれませんが、どれくらいで終息するかも分からないので、終息まで移植を待ち続けるのも現実的でない気もします。過度の心配はせず、淡々と移植にのぞむのが良いのでしょうか。正解はないと思いますが、先生のご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。
 

A 新型コロナウイルス感染については、様々なことがわかってきましたので、順次紹介しています。現在、私たちにできることは、クラスター(集団)の発生のリスクを下げるための次の3つの原則を実施することです。

 ①換気を励行する
 ②人の密度を下げる

 ③近距離での会話や発声、高唱を避ける

 

下記の記事を参照してください。

2020.3.12「☆新型コロナウイルス感染 その4

2020.2.27「☆新型コロナウイルス感染 その3

2020.2.14「☆新型コロナウイルス感染 その2

2020.2.5「☆☆新型コロナウイルス感染

 

なお、このQ&Aは、約2ヶ月前の質問にお答えしています。