私よ、Hi,問題のは私。私なの。私は太陽を直視できるのに鏡を覗けないんだ(テイラー・スウィフト) | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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「まといのば」では、バレエ・ヒーリング・美容の各種セミナーを行っております。

*本日、シン・TENETBootCamp最終回!!!!

シン・呪いのセミナーでは、「空」から考えると、高度の呪いの意味がスッキリと観えやすいというセミナーでした。

「結界の決壊」のような呪いというのは、原始的であり、かつきわめて有効な呪いです。

(昨日もこのワークは盛り上がりましたね。呪いを経験されているプロのヒーラーであればあるほど、これは非常に興味深いワークになると思います。過去の経験が繋がってきます)

抽象化すれば、ほとんど全ての呪いはここ(結界の決壊)に集約されます(多分)。

攻撃するというよりは自壊を狙うのです。

その丁寧なやり方が開陳されているのが、シェイクスピアのオセローです。

繰り返し熟読したい内容。

この内容をちょっとだけスライドさせれば、メンタリングになります。書き換えとはこれほど丁寧に繊細に行うのです。

 

 

エヴァンゲリオンにおいて、あまりに有名な「逃げちゃダメだ」ですが、我々は逃げなきゃダメだと考えます。

ゲンドウもそう考えている節があります。

 

 

 

以前、テーマであった言葉に「Focus of attention」がありますが、シンジたちのFocusが狂っていたのです。

彼らは自分たちの仕事はエヴァの操縦だと思っており、本来の役割は使徒に勝つことです。

これは似て非なるものであり、Focusの違いがCreativeAvoidanceの温床となります。

 

「パイロット両名!君達の仕事は何かわかるか?」

「エヴァの操縦です」

「違う、使徒に勝つことだ」

 

 

僕らはここにレンガ積みの物語を重ね合わせたくなります。

3人のレンガ積みがいて、「あなたは何をしていますか?」とインタビューするというあの話しです。

一人目は「見て分からないのかい?レンガを積んでいるんだよ」と答え、

二人目は「立派なお屋敷を建てているんだ」と答え、

三人目は「素晴らしい街を造っているんだ」と答えます。

 

c.f.シシュポスのレンガ積み 〜「遠くを見る」だけでも、細部への徹底的なこだわりだけでもダメな理由〜 2015年01月12日

 

 

 

 

視点をどこに置くか、どこにフォーカスがあるかは重要です。

 

もちろん抽象的だけではダメで、それは具体的な(レンガ積みの)作業に落とし込まれるべきなのですが、抽象と具体を行き来し、実際にはそれが一体となる境地で仕事をするに限ります。

 

それを錬金術では、上にあるものは下にあるもののごとし、と言いました。

 

That which is below is like that which is above & that which is above is like that which is below to do the miracles of one only thing (by Sir Isaac Newton)
唯一なるものの奇蹟を成し遂げるにあたっては、下にあるものは上にあるもののごとく、上にあるものは下にあるもののごとし

 

 

シン・呪いの技法の中心命題はCreative Avoidanceです。

そして、それがいかに滑りやすい坂かという話しでした。

純度100%のWant toでなければなぜ致命的なのか、ということがクリアに分かったのではないかと思います。

エフィカシーも狂ったようなハイエフィカシーのみが求められています。

謙譲の美徳とはAvatorに着せる衣装です。

 

Avatorと言えば、昨晩セミナー後に観てきました。

 

 

メタバースに向けた作り込みを感じました。

厳密に丁寧に異世界を作り上げています。

 

最近、ノーベル賞の授賞式がありましたが、ノーベル賞の産みの親であるNobelの業績はダイナマイトの発明。彼はダイナマイトによって、戦争が過去のものになると信じていました。こんな殺傷力の高いものを使って戦争をしたら大量殺戮が可能になるからです。

でも、ダイナマイトが可愛く見えるくらいの大量破壊兵器がアインシュタインの方程式から生まれました。

そして、世界はこれまでは別な世界に移動しました。

 

 

 

(引用開始)
笑う者もいた。
泣く者もいた。
ほとんどの者は黙り込んだ。
ヒンドゥー教の聖典『バガヴァッド・ギーター』の一節を思い出した。
ヴィシュヌが王子に自らの任務を完遂すべく説得するために4本腕の姿を見せ、こう言う­。
「今や我は死なり、世界を破壊する者なり」
多少なりとも私たち全員はそう感じたでしょう。
(Youtubeより)
(引用終了)

 

この感慨をAvatorを通じて感じました。

結局人間は暴力からは逃れられず、富の破壊の誘惑からも逃れられないのか、と。

(それが興行のためであるなら、どれほど良いかと思いましたが)

 

Nobel賞がらみで言えば、化学賞の受賞記念講演で、Our TENETと言ったところが印象的でした(それ以外に感想はないのかw)。あ、TENETってこんな感じで使うんだな〜と無邪気な感想です。ちなみにバリー・シャープレスは2度目の化学賞受賞です!

 

彼についてはこんなエピソードがWikipediaで公開されています。

 

彼は 1970 年に MIT に助教授として着任した直後、当時実験室の大学院生が扱っていたNMR管が爆発し、ガラス片が飛び散り片目を失明した。この事故の後、シャープレス は、「there's simply never an adequate excuse for not wearing safety glasses in the laboratory at all times.」と強調している。

*DeepL訳で言えば「研究室内で常に安全眼鏡を着用しないことに、十分な言い訳ができるわけがないのです。」

 

僕らがさんざん利用させてもらった物理学賞のスピーチ、そして医学生理学賞のスピーチも是非!

 

 

 

ペーボーに関しては、TEDレクチャーもあります!!

 

 

そして、ラストはテイラー・スウィフト姉さん!

 

 

 

これは僕らの姿そのものですよねー。

だからこそ世界の共感を得ます。

 

 

I have this thing where I get older, but just never wiser

歳を重ねても、学ばないことがあるの

Midnights become my afternoons

昼過ぎに起きて、夜中が午後みたいになってしまう癖

When my depression 

鬱状態になると

works the graveyard shift, 

夜勤をしている人みたいになる

all of the people I've ghosted 

私から連絡を絶った人たちが全員

stand there in the room

この部屋に立っている

I should not be left to my own 

ひとりきりになったらダメなのに

devices, they come with 

スマホやコンピューターには

prices and vices,

代償と悪徳が伴う

I end up in crisis

それで窮地に立たさせる

Tale as old as time

いつの世にもある話

I wake up screaming from dreaming

悪夢のせいで叫びながら目覚める

One day, I’ll watch as you’re leaving

ある日、叫び声にうんざりしたあなたが

‘Cause you got tired of my scheming

去っていく姿を見る夢

For the last time

もうこれっきりだって

It’s me, hi

私だよ、こんにちは

I’m the problem, it’s me

問題児の、ほら私

At teatime, 

お茶の時間に

everybody agrees

みんなが同意するような

I’ll stare directly at the sun, 

私は太陽を直視できるのに

but never in the mirror

鏡を覗けないんだ

 

 

ラストはToulminを経た後なら笑える医師会会長のご発言。

エビデンスは無いけど、、と言うなら、クレームは無効です。お医者さんですしね、なおさら。
でも、権威のClaim(主張)には唯々諾々と従ってしまうのが、僕らの性(さが)。

 

 

 

これがラストは嫌なので、テイラー・スウィフト姉さんの「鏡を覗けない」で思い出すのは、マイケル・ジャクソンの「Man in the mirror」。

 

but never in the mirror

鏡を覗けないんだ

 

 

 

 

*マイケル・ジャクソン「Man in the Mirror」

*鏡は三種の神器のひとつであることからも分かるように、古来より重要な瞑想の道具です。

 

 

I'm starting with the man in the mirror

(僕は鏡の中の人として一歩を踏み出そう!)

I'm asking him to change his ways

(彼にやり方を変えるように言うんだ!)

 

 

というわけで、世界を良い場所にしたいと思うならば、グノーシス神話を思い起こしながら、鏡の中にいる自分(それはプレローマの自分を想起させる)から変えていきましょう!!

(そのときに他の無限にある鏡を割ることも必要かもしれません)

(ブログからの引用終了)

 

そして蛇足ながら、(いま流行りの)BootCampという呼称は、マイケル・ジャクソンの愛の戦士から来ています。

 

 

そして、アランは戦争を否定するために従軍し(尊敬するデカルトに見習って)、そして兵士のあり方を肯定しました。

 

兵士の頭の中にあるのは、死をまぬがれ得ないというあの抽象的な状況ではなく、これはあぶない、あれはあぶないということだ。(アラン「死について」『幸福論』)

 

 

 

One more thing!!

ラストに今回の主題の1つであるこちらを紹介して終わります!

 

ほんとうを言えば、上機嫌など存在しないのだ。気分というのは正確に言えば、いつも悪いものなのだ。(アラン『幸福論』)