ほんとうを言えば、上機嫌など存在しないのだ。気分というのは正確に言えば、いつも悪いものなのだ。 | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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「幸福論」のアランと言えば、いつも柔和な高校の先生という印象です。

でも、40代半ばになって、戦争に反対だから従軍するという激しい行動の人でもあります。

c.f.彼のやることといったら何でも始めの思いつきばかりで、しかもすぐやめたり、また始めたり(アラン) 2022年03月03日

 

 

アランに言わせれば上機嫌は義務なのです。

いや上機嫌からはじめて幸福になることは我々の義務なのです。

 

幸福になろうと欲しなければ、絶対幸福になれない。これは、何にもまして明白なことだと、ぼくは思う。したがって、自分の幸福を欲しなければならない。自分の幸福を作り出さねばならない。

幸福になることはまた、他人に対する義務でもあるのだ。(アラン『幸福論』92 幸福にならねばならない)

 

 

 

本当のことを言うならば、、、アランによれば、、、機嫌はいつも悪いのです。

 

面白すぎます。

 

ほんとうを言えば、上機嫌など存在しないのだ。気分というのは正確に言えば、いつも悪いものなのだ。(アラン『幸福論』)

 

機嫌はいつも悪い??

 

そう、いつも悪いそうです。

 

気分というのは正確に言えば、いつも悪いものなのです(笑)、アランに言わせると。

ホッとしますね。

 

上機嫌など存在しないのです。

 

ここまで断定してくれると、非常にありがたいものです。

 

 

僕等が不機嫌なのも、気分がいつも悪いのも、決して異常なわけではないのです。

 

 

で、意図的に上機嫌を創り出し、気分を良くしていく必要があります。

そのためにSmileです。笑うことから始めましょう。

(そのための挨拶であり、礼節であり、それは踊りのようなものだと言います)

c.f.アランもソクラテスもチョムスキーも踊る 〜固くならず混乱せず、したがってこわがらず〜 2013年10月11日

c.f.礼儀正しさを学ぶのは、ダンスを学ぶのと同じである(アラン) 2015年05月11日

c.f.ダンスを知らない人はダンスの規則を覚えて、それに合わせてからだを動かすのがむずかしいと思っている 2019年11月12日

 

礼儀はダンスのようにして覚えるものだ。ダンスを知らない者は、むずかしいのはダンスのさまざまな規則を知り、それに自分の動きを適合させることだと考える。しかし、それは物事の外観にすぎない。固くならず混乱せず、したがってこわがらずに踊れるようになることが必要だ。(p.247 アラン『幸福論』礼儀)

 

それは朝、顔を洗って、歯を磨いて、服を着て、外に出るのと同じような身なりのようなものと考えて、習慣にしてしまえということです。

 

機嫌が悪いのはスキン(Skin in the game)なのではなく、下着をつけ忘れているだけと考えることです。だから外に出るとちょっと寒いのです。

 

裸というのは正確に言えば、いつも寒いものだ、とでも言っておきましょう。

 

 

今回のフェロモン気功でも導入したいと思っているのは、知の遠近法ならぬ、情念の遠近法です。

(アランが使っているので、なんとなく「情念」と使ってみましたが、情動でも良いですし、感情でも良いのかもしれませんが、なんとなく「情念」がかっこよい気がしています。はい。厨ニです)

 

これをまたまたかっこよく言うならば、、、、、

 

ホアキン・フェニックス版でも引用されたチャーリー・チャップリンの名言となります。

 

人生はずっと悲劇だと思っていた。でも、本当は喜劇だったと気付いた」(『JOKER』)

 

c.f.「人生はずっと悲劇だと思っていた。でも、本当は喜劇だったと気付いた」(『JOKER』) 2019年10月05日

 

 

チャップリンはこう言います。

 

 

人生は悲劇だ。クローズアップで撮れば。でも、ロングショットで撮れば喜劇になる」(チャーリー・チャップリン『モダンタイムス』)

 

クローズアップで撮れば悲劇、でもロングショットで撮れば喜劇なのです。

 

 

*もともとは(映画では)インストゥルメンタル(歌は無し)で(1936)、のちに歌詞をつけてナット・キング・コールが歌います(1954)。僕はマイケル・ジャクソンの歌(1995)で繰り返し聴きました。

 

 

これが「情念の遠近法」です。

(過去記事によれば、2019年時点では「認識の遠近法」と言っていますね。それでも良いと思いますが)c.f.「人生はずっと悲劇だと思っていた。でも、本当は喜劇だったと気付いた」(『JOKER』) 2019年10月05日

 

 

どうやってロングショットにするかと言えば、、、、たとえば死んでみるとか(笑)

300年くらい先から、300年前の過去を眺めるのです。

もしくは海を渡ってきた核弾頭ミサイルで荒廃してしまった自分の街を臨場感高く眺めてみるとか。MadMaxな世界をARしてみるとか(MadMax化した近未来をリアルに思い描いて、眼前にリアルに広げてみるとか)。

 

あとはピエタ方式ですね。

c.f.ピエタで心だけではなく、筋肉を癒やす?!サル山の猿はSSRIでアルファになる?? 2017年03月19日

 

 

もしくは釈迦方式。

 

釈迦は幼い娘を亡くして火葬場で泣いている母親に向かってこう言い募ります。

 

c.f.ジーヴァーという名の八万四千人の娘がこの火葬場で荼毘に付せられたが、それらのうちのだれを悼むのか 2017年08月15日


(引用開始)
母よ。
そなたは「ジーヴァーよ!」といって、林の中で叫ぶ。
ジーヴァーという名の八万四千人の娘が、この火葬場で荼毘(だび)に付せられたが、それらのうちのだれを、そなたは悼むのか?
(引用終了)(『尼僧の告白』p.19『テーリーガーター』第51偈)

 

これが情念の遠近法です(いや、認識の遠近法でも良いのですが)。

 

ロングショットで観ることです。

 

僕等はべったりとして情念から離れれば良いのです。否定するのでもなく、打ち消すのでもなく、離れるのです。距離を取って、ロングショットで眺めます。

 

なぜなら上機嫌など存在せず、気分はいつも悪いものだからです(アランによればw)。

 

リラックスして踊りましょう!踊るように身体を動かしましょう!

そうするだけでクローズアップからロングショットにゆっくりと変わるのを感じます。

 

 

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