崎山蒼志くんの人気が盛り上がっています。僕はK-MIXのオーディションで崎山君のことを知ったのですけど、そこから二年ちょっとで、このフィーバー。いろいろな人達をゴボウ抜きにしてしまった感があります。こういうのは、ちょっと夢がある。


音楽をやってる人は誰しも、自分もこんな風に人気が出て欲しい、と夢見たりしたことが一度はあると思うのです。


日々の演奏活動や音源製作に加えて、コツコツと地道な広報活動、タレントやアイドルみたいなマメマメしいファンサービスで培う人気もあれど、こういう風に音楽が周囲に認められて、一気に広まるのって、ちょっと夢のようで、理想的だと思う。これはうらやましい。

 

僕が個人的に嬉しいのは、これで崎山くんの作るような歌が、全国区で人気が出てくれるかもしれない、ということ。


あの妙ちくりんな歌世界をカッコイイという価値観に変えてしまった。もちろん確かな演奏技術あっての説得力だけれど、誰にも似ていない個性こそ、実は一番の武器だと証明してくれたように思うのです。歌が個性的でなかったら、15歳のシンガーソングライターだからってこの騒ぎはありえません。

 

ちまたにあふれる口当たりのいいラブソングや、根拠の薄い励ましソングに食傷気味だった音楽ファンがオッと思ったのでしょう。90年代半ばくらいから、ずーっとこういう歌に陽の光が当たらなかったけど、ようやく揺り返しが起こるのかもしれない。

 

これで、崎山くんの作る歌みたいな世界がカッコイイと思う若い人たちが増えて、個性的な音楽をどんどん志してくれるといい。大人たちも影響されて、自分達にしか出来ない世界とは何ぞやと、いろいろ試してみればいい。一気に風通しがよくなる。すごくいい新陳代謝になると思います。

(こういう歌が苦手、って人もきっといることでしょう。が、そういう人もいてくれないと困る。いろいろな価値観があって健全です)

 

いきなり自分の話で恐縮ですが、《あんたの作る歌は変だよ》と、僕もずっと言われ続けて、でも僕はそれを誉め言葉と取って、いつかカッコイイと思ってもらえたらいいな、と漠然と歌って来たら、崎山くんがいきなり先頭に躍り出て旗を振り始めた(勝手な思い込みですが)って感がある。僕が言うのもおこがましいけど、これは正直すげーありがたい。


崎山くんの歌う世界は僕とは違うけど、言葉との距離感にすごく通じるものを感じていて、何となく勇気をもらえます。でも、すこし嵐が大きくなりそうで、注意です。

 

嵐が大きい時は頭を下げていた方がいい。嵐が大きい時に外に出ていくのは、嵐に便乗したい人か、嵐の大きさに気づけない人か、それとも何も考えていない人かのどれかです。


嵐が小さくなるまで、圏外で静かにしているのが上策だと思います。巻き込まれて自分の立ち位置を見失わないよう、静観したいです。

 


 先日の四国同中、淡路島の高速のパーキングに猫がいて、ドライバーに餌をねだってました。

餌をあげないでください、と大きく張り紙があったのにも関わらず、餌をあげている人、いました。可愛いかったですけどね。

最近連れ合いが買ってくるこのマンガがとても面白いです。田村由美さんはこの前の「7SEEDS」も面白かった。読んでいて胸がバクバクいいます。まだ二巻だけど、これは近々ドラマ化されてしまうんじゃないか、って予感がします。

 

 

雨降りで、梅雨らしくなってきましたね



 

マシス

前の日記の続きです。見ているとやめられない、昔行ったコンサートのパンフレット。コンサートチケットとか、今は素っ気ないけど、昔は凝っていて良かったよなーって思うのですが、パンフレットも昔は面白いものがたくさんあった気がします。

ユーミンのショーは三回行ったコトがあります。最近はWOWOWの放送でしか観てないですけど、ユーミンはコンサートと言うより、ショー。今でも行けば絶対楽しいのだろうな。

ユーミンのいつのツアーのものか?当時ニューアルバムのスコアがパンフレットに入ってた。凄い。

角松敏生の“解凍”コンサートのパンフ。僕が日本武道館へ行ったのは今のところこの時だけです。角松の復活だけは見逃せない、と頑張って武道館へ行ったのでした。

久保田利伸を観たのは、まだ僕が10代の時でした。「タイムシャワーに射たれて」が話題になってた頃、「CRY ON YOUE SMILE」のヒットもあって、その二曲がコンサートのハイライトでした。友達と《ミッシングと流星やんなかったねー》とか話しながら帰ったのを覚えています。

オフコース。これが最後のツアーだったのか。間に合って良かった。


最初に行った達郎は89年、アルバム『僕の中の少年』のプロモツアーでした。
達郎の写真も若いですね。

ざっと見て、元春と浜省のは目につきます。
やはり元春は一番観てるから、その都度買った分、いっぱいある。シング・ライク・トーキングもいっぱい行ってたからパンフがある。浜省はチケットが毎度取れないのだけど、それでも何部かある。


すごく懐かしいピーシスツアー。10代の時でした。未発表の新曲と言って「君を待っている」「SYSTEM(愛のシステム)」を演ってくれて、得した感があったのを思い出します。

すごくすごく懐かしいJ-BOYツアー。高校を午後からサボって、友達と二人で名古屋へ行ったのでした。帰り道にタクシーをご一緒させてもらったお姉さん二人組が《え、高校生が静岡から来たの?スゴイ!なら今日は来て良かったね?凄かったよねぇ》なんて車内で話してて、《いーよー、静岡まで帰るんだから》とタクシー代まで奢ってもらいました。あの時のお姉さん、ありがとうございました。

全部はとても紹介しきれません。それでもいっぱい載せてしまって、過去の思い出のお付き合い失礼しました。

週末は自分の歌予定があります。いつまでも昔に浸ってられません。ここから未来の話です。本坂ドックで歌わせて頂きます。
二回目の本坂ドックです。歌いたい歌を思いっきり歌いたいと思っています。楽しみです。


マシス
土日で四国へ行って来まして、サゾ疲れるだろうと月曜日は有休を申請してありまして。で、今日はありがたく一日、ボーッとしておりました。

連れ合いより、ずっと開かずの間になっている押し入れの私物を整理してくれ、と先日より言われていたので、ちょうど良い機会だと今日、手をつけてみたのです。

いくつかの段ボールを移動させて、最後に衣装ケースが残った。コレ何だっけ?と出して見ると、

思い出がいっぱい出てきた。
僕が過去に行ったコンサートのパンフレットです。まだこんなのが残ってたのか、とビックリ。昔を振り返って懐かしむのは前向きな行為はない(?)のですけど、ついつい開いて読み耽ってしまいました。

たまたま一番上に乗ってたのは、
ザ・ストリート・スライダース!先日JOY-POPSを観て大興奮したばかりですから、そうか1994年以来だったかー、と感慨に耽りました。

上から一つ一つ、適当に取り出してみた。ほぼ時系列で積まれていると思われます。
これはエルトン・ジョンとビリー・ジョエルのジョイント公演の日本ツアーのパンフ(at名古屋ドーム)。確か一曲目が「ユア・ソング」で、二曲目が「オネスティ」でした。

スティーリー・ダン。観ておけて良かったー。スティーリー・ダンが復活するなんて、まさかライブが観れるなんて、このちょっと前には夢にも思ってなかった。

エアロスミスのパンフ。これは大阪城ホールでの年越しコンサート(1999-2000)の時のモノ。バックチェリーとMr.ビッグとエアロスミス、どれもこの時に初めて観ました。トリ前のMr.ビッグが思いっきり出音を絞られていて可哀想だった。でもトリのエアロスミスのステージは文句なくご機嫌で楽しめました。

生で観たコステロとアトラクションズはシビレた。この時の新譜だったアルバム『ブルータル・ユース』は今でも大好きです。

僕がディランを初めて観た時のパンフ。年が記載されてないけど、94年か?

レニー・クラヴィッツはデビューアルバムから買って推していたのです。3rdアルバム『自由への疾走』が出て、日本ツアーをやった時にようやく観れました。レニーはドレッドがやはりカッコイイですね。

浜松アリーナでのスティング公演。この時のアルバム『ソウル・ケージ』はピンと来なかったけど、浜松でスティングが観れるなんて、おそらく二度とないでしょうから、チケット取れて良かったですよ。




マシス
祖母の一周忌の法要のため、四国に来ています。お袋の実家が香川県で、子供の頃、夏休みによく来たものです。

昨日は朝の八時半に静岡を出発して、お袋の実家に午後の三時半に到着。途中に休憩をたくさん取りながらの道中でしたが、たいした渋滞もなく、スイスイ来れてラッキーでした。(BGMはSuperflyとエレカシをガンガンかけてきた)

本当に法事だけに来たので、四国観光も何もないけど、昨日はうどんを頂きました。一緒に来た姪が、四国のうどん食べたい、と言ったのです。
美味しい。トッピングも天ぷらとおでんもとても旨かった。

こちらのうどん屋って、夜にはほとんど閉まってしまうそうですね。うどんを夕飯に食べるって習慣は珍しいみたい。なので、ずいぶん早い時間の夕飯となりました。

イトコが言うには、【花丸うどん】なら夜もやってるけどな、花丸はわざわざ行かんでも静岡にだってあるやろ、とのこと。あるけどね。香川県の花丸うどんはひと味違うんじゃないか?と僕が言ったら、そんなんどこも同じや、と笑われました。

お袋は子供の頃、うどんをしょっちゅう食べさせられたお陰で、うどん大嫌いだったと言います。法事でも何でも、人が集まればうどん。それを聞いた時は、ホントにうどんは四国のソウルフードなのだな、と思いました。

いま、遍路宿にて日記を書いています。遍路宿は思ったよりも快適です。長距離運転の疲れもあってか、よく眠れました。

法事と墓参りが済んだら、帰ります。今日中に、できたら早い時間に帰りたいです。渋滞にハマらないことを祈ります。

今回もそうでしたけど、昨年、ばあちゃんの葬儀に四国に来たときも、行きはとても道が空いていたのです。《ばあちゃんが早く来いって呼んだのかもね》と家族で話していたら、帰りは大渋滞でした。《ばあちゃん頼む帰してくれ》と真剣に思ったものです。



マシス

先日、知り合いより連絡を頂きまして、何でもいま断捨離を始めていて、手持ちの音楽DVDを処分しているとのこと。

で、伊藤銀次のライブDVDがあるのだけれど、売っても二束三文だし、マシスが良ければもらってくれまいか、というお話でした。

そりゃ願ってもないこと、喜んで頂きますとお返事させてもらいました。そして、先日、手元に来たのです。伊藤銀次の弾き語りライブDVD『I STAND ALONE 2009』『I STAND ALONE 2010』!
実は、これはずっと観たかったDVDで、頂けて、本当に嬉しかった。他、佐野元春のライブアンソロジーと映画『おおかみこどもの雨と雪』も一緒にくださって、なんか、高価なものをスミマセンって恐縮してしまいます。ありがとうございました。

早速、『~2009』より観てみました。伊藤銀次が2009年にギター一本で行ったツアー「I STAND ALONE」のドキュメント映像です。全国各地でのライブ映像が詰まっていて、とても見ごたえのある貴重な映像記録です。

自分の知っているライブハウスがテレビに映ると、ちょっと感動モノです。
【得三】(名古屋)!


おおー【エスケリータ68】!


おおー【UHU】!

知っているライブハウスが映る度に、いちいち声をあげてしまいました。

もう一本の『~2010』はツアー最終日、横浜【サムズアップ】でのライブテイクをまるっと楽しめます。ドキュメントは面白いけど、音楽を聴くにはのちょっと慌ただしくて落ち着けない。それを観た後だけに、余計に『~2010』は音楽がシッカリ耳に飛び込んできました。

弾き語りですと、曲の良さが際立って聴こえますね。銀次、良い曲いっぱいあるんだなって改めて思いました。

本当に良いものを頂いてしまいました。嬉しい。改めて、貴重な品をありがとうございました。大事に観させて頂きます!
(お礼といってはささやかですが、森町の新茶を贈らせていただきました。御賞味くださいませ)



自分の歌予定の告知を一つ。わがんせのYukaさんより、6月の本坂ドックのイベントのフライヤーを頂きました。
今年の1月にお世話になった本坂ドックに、再びお誘い頂きました。ありがたや。紫陽花ライブ、良いですね。今回も初めて観る方がたくさんです。楽しみです。



マシス
僕が今までに所有してきたギターは、たまたまですが、全てヤマハのギターなのです。両親が昔ヤマハに勤めていたので、社員割引で最初のギター(二万円)を買わせてもらったのが縁の始まり。社会人になってAPX10を買って、今のLJX16CPとずっと使ってきました。

友達から借りパクって今も部屋で弾いているクラシックギターもヤマハですし、こうなるともう、このままきっと一生ヤマハに操を捧げてしまうのだろうな、とも思っています。浜松のヤマハにこだわるってのも体面がいいので、楽器に詳しくない自分にはちょうどいいです。

今のギターを選んでいる時に、実はマーチンとかヤイリとか試奏させてもらって、どれもホント素敵だったのですけど、LJX16CPを弾いたら、あーもうこれがいい、これで十分だと思ってしまったのですね。ヤマハのネックを掴むと、やはり手がシックリと馴染むのです。ヤマハに身体が慣れすぎてしまった。


日曜日、クリエイト浜松に五階で、ヤマハのフォークギターを100台以上集めてどれでも弾いていいよーってイベント【弾き倒しまつり】をやってると聞き、行って来ました。


100台以上あるっていうから、せめて30台くらいは弾いてくるぞ、と出かける時に勇んでゆきましたが、正直、僕はギター下手ですし、ずっといつまでもギター弾いていて楽しいってタイプでもないので、正直まぁ、30分も遊べたら御の字だろう、頑張って1時間かなと思っていました。そしたら、とーんでもなかった。気がついたら休憩なしで3時間弾いてました。楽しかったわー。


どのギターが良いとか全然わからないから、とりあえず片っ端から弾いてみたのです(写真はほんの一部だけ)。


気になったギターを掴んで、椅子まで持っていって、弾いて、元の場所に返し、次を探す、の繰り返しです。

しまいには、椅子に戻るのももどかしく、床に座り込んで弾いてました。

いろいろなギターの個性があって、比べるとホント楽しい。高音がキラッキラしているコや、中低音がブリブリ鳴るコ、はたまた、まるで蓄音機のスピーカーから出てるみたいな不思議な音を出すコもいたりして。

その中には、ビックリするほど鳴るヤツがいるのです。僕の弾き方との相性でもあるかのように、鳴るコと鳴らないコがいまして、鳴るコを掴んだ時の楽しさたるや、メチャメチャ気持ちいい。弾き易いとか弾き辛い以前に、ジャンとやるとドカンと音が前に飛び出してくるから、嬉しくてガンガン弾いた。


そして今回、特筆したいほど印象的だったのが、ダイナミックギターにいっぱい触れたことです。
ダイナミックギターって、フォークギターの元祖というか、要はクラシックギターに鉄弦を張った体裁なのですが、これも個体差があれど、鳴る。弾いてて思わず笑っちゃうくらい鳴ってくれる。

それこそ最初は、弦高は高いわネックは太いわ、マァ弾き辛いギターだと思ったけど、僕、終わりの一時間はずっとダイナミックギターばかり弾いてました。弾きながら《なんだこれスゲー》って笑いが止まりませんでした。


帰りにアンケートで、どれが良い音をしていたかを書くアンケートがあったのです。


僕が回答したギターは以下の通り。

FG-400J(黒ラベル)。これが僕は一番バランスがいいと思いました。高音も低音もガツンと前に出て、すごく優等生なイメージ。もし僕が一本だけを手元に置くならこれがいいです。


ダイナミックギターNo4。本当に弾いていて気持ち良かった。周りで試奏されていた方が、《それ、すごく鳴ってますねぇ》と僕に話しかけてきたくらい(調子にのってガンガンやったのでうるさかったかも)。家にもしコレあったらずっと弾いていそうです。ダイナミックギター良いなぁ。



FG-180(赤ラベル)。弾いてすぐ気に入りました。ちょっと弾いただけですごく鳴って、なんと言うか、懐かしい響きです。そういう味のある音のエフェクターに通したかのような良い音が、自然にボディから鳴ってました。



FG-180-50TH 。これもバランスが良くて、一番上のFG-400Jに負けないくらい。弾いていてこれならどんな曲でも使えそうだと思いました。





慣れないギター三昧な半日で、身体にたくさん良いものをインプット出来た気分です。指が痺れてしまったけど、またこれがあったら是非来てみたいですね。


ここ数ヶ月、ライブを立て続けに観て、今日もたくさんギターに触って、いわばインプットばかりの日々でしたが、だいぶ良い栄養が身体に貯まってきて、そろそろアウトプットの蛇口を開けられそうな気がします。ジャンプ前の屈伸状態になろう。そして良いものを外に出していけるよう頑張ろう



マシス
鈴木トオル at ひぐらし
2018年5月26日(土)
《セットリスト》

01 模型飛行機
02 マリアージュ
MC 1
03 風の路
04 バナナの小屋に時計を埋めた
MC 2
05 さよならの向こう側(山口百恵)
06 抱いて...(松田聖子)
07 スローモーション(中森明菜)
MC 3
08 ベンのテーマ(マイケル・ジャクソン)
09 ウィアー・オール・アローン(ボズ・スキャッグス)
MC 4
10 Rainy Walk(山下達郎)
11 そして僕は途方に暮れる(大澤誉志幸)
12 甘く危険な香り(山下達郎)
MC 5
13 自由に歩いて愛して(PYG)
14 Hello Hello
15 ハートに火をつけて
encore
16 ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド(スキータ・ディヴィス)
17 シャイニン・オン君が哀しい



トオルさんのMCより

MC 1《「模型飛行機」をオープニングに歌うことなんて、過去にほとんどなかったと思います。地元、掛川ならではってことでね。いつもの選曲には入ってなかったtけど、今日こちらに来て、ああ、掛川だなーと思って、歌ってみました。「マリアージュ」もね。“お城”とか歌っちゃってますからね。あれは掛川城だからね》

MC 2《昔、『Voice』ってカバーアルバムを出したことがあって、その時に何故かツアーやらなかったの。そうこうしてたら、徳永の野郎にやられちゃって(笑)》

《海外ではスタンダードと呼ばれる歌っていっぱいあるのに、日本ではほとんどないよね。それこそ「スキヤキソング」ぐらいしか。自分がカバー曲をやるのは、そういった日本の良い歌がスタンダードになって欲しいって意味もあるの》

MC 4《古い音楽仲間が、“トオルちゃんは不思議な歌い手だね”って言ってくれて、えー何で?って聞くと、“英語の歌を日本語歌詞で歌ってるのに違和感がない”、って。そう言ってくれたのは素直に嬉しかった。カバー曲はただカバーして歌うだけでなくて、自分のものになってなければ演る意味がないと思ってるから》



随時追記していきます


マシス

























ここ数年、今くらいの時期に鈴木トオルさんが掛川(トオルさんの地元)で公演するのが、なかば定例化してるのだそうです。というわけで、掛川の【ひぐらし】にて鈴木トオルさんの弾き語りライブを観て来ました。

僕がトオルさんの生歌を聴くのは、2014年に菊川の【ひょうたん島】に行った以来です。久しぶりにあの歌声を聴けるのをとても楽しみにしてきました。【ひぐらし】も、一度来てみたいと思っていたお店だったので、良いタイミングでした。

この【ひぐらし】は、今年になってプロアマ問わずたくさんの演奏が行われているお店です。ようやく訪れることが出来て嬉しい。

僕が店に着いた時には、店内はほぼ満席状態。見渡すと、2014年の【ひょうたん島】でトオルさんと共演した《くつ下》の杉田さん、薫さんの姿を発見。僕は運良く、ステージにかぶり付きのカウンター席の端っこに潜り込めました。
(この日のチケットはソールドアウト。中には北海道から来られた強者もいたとか)

オープニングアクトはギターインストグループ《Two piece》。なんでも、トオルさんの昔からの知り合いなんですって。カホンの低音が利いたご機嫌なギター演奏を鳴らしていました。

Two pieceのおよそ30分に渡る熱演の後は、いよいよ鈴木トオルさん登場です。

自分の地元、掛川ということで、揺るーい挨拶からユルユルと演奏が始まり、掛川にちなんだあの曲この曲をオープニングに続けて歌ってくれたのです。《○○でさー》ってトオルさんのくだけた口調のお喋りも、地元ライブならではの良い雰囲気を作ってました。

現在ツアーは継続中とのことですので、詳しいセットリストの掲載は控えますが、Lookのナンバー、ソロになってからのナンバーはもちろん、カバー曲もタップリと、縦横無尽の選曲で歌い倒してくれました。カウンターかぶり付きの贅沢な席で、トオルさんのクシャクシャな笑顔を間近で見れたのが嬉しかったです。トオルさんの笑顔、ホント良いんだ。
(そしてトオルさん、間近で見るとホント細い。折れちゃいそうな足してました。ガリガリです)

アンコールを含む、およそ80分間のステージ、ギターひとつで中弛みしないでビシッと聴かせてくれるのは、さすがプロといったところでしょうか。堪能しました!

噂のひぐらしカレーも頂きました。豆たっぷりで美味しかったです。

セトリやネタばれ感想は、この後の限定日記の方に書きたいと思います。こちらも思い出したことがあったらその都度追記していきます。

それにしても、トオルさんが山下達郎のファンってのは初耳でしたね。それじゃ、トオルさんがやってるバンド【A!Clover】でのベースの伊藤公規さんと一緒にやってるのって、スゴイ嬉しいんじゃないですかね。僕も、達郎のコンサートでは公規さん雲上人みたいに思ってましたから。ひょうたん島で伊藤広規のベースプレイを間近で観た時は、それは感動しましたよ(酔っ払った広規さんから客にチョコが配られたりして、あれは忘れられない)。


もうひとつだけ、PYGのカバー曲、あれは作詞は岸部一徳じゃなくて安井かずみだと思いますヨ、トオルさん!




浜松美術館にて、【日本洋画150年展】を観てきました。連れ合いがずっと観たい観たいと言っていた催しです。ようやく行くことが出来ました。開催期日に間に合って良かったです。

僕は絵画は詳しくないのですけれど、観たら、これがすごく面白かった。こんなに面白いかって言うほど、親子三人でヒャーヒャー言いながら回りました。これだけの数、デカイ油絵観るのって、すげー楽しい。林武の「赤富士」なんて、なんじゃこりゃって迫力です。鴨居玲の絵もマァとんでもない。「夢候よ」「サイコロ」超怖い。こんな人がいたんですね。

「サイコロ」は絵葉書があったので購入。


僕の好きな古賀春江は一枚だけ。



岸田劉生の麗子肖像を描いてみるコーナーがありました。

僕も十秒で描いてみた。

美術館の後は、浜松城公園のスターバックスでキャラメルマキアート飲んで帰りました。


浜松までの道中、BGMは

鈴木トオル三昧。そうです。今夜は掛川でひさびさに生歌を聴けます。そろそろ支度して出かけます。楽しみです。寄れたら帰りに駅の連絡道で薫さんの歌も聴けたらいいな



マシス

23日の深夜、準夜勤より帰宅すると、Amazonからの包みが届いてました。これを待っておりました。
 

 
佐野元春のセルフカバーアルバム『自由の岸辺』です。出勤前にうやうやしく拝聴しました。
 
 
アルバム『Back To The Street』から二曲、『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』から三曲、『Sweet 16』から二曲、『Stone & Eggs』から二曲、そしてオムニバスアルバムの『VARIOUS ARTISTS Vol1』から一曲、というセレクト。なかなかバランス良く取られた渋い選曲です。前作の『月と専制君主』の時に陽の目を見なかったアルバムからあえて選って取ったのかしら?その辺はよくわかりません。
 
レア曲であればあるほど、聴けて喜ぶのが佐野元春ファン。このアルバムの選曲にも納得です。
 
 
一曲目「ハッピーエンド」、ゆったり横揺れジャングルビートにベースの音がブリブリ鳴っていて、なんと心地好いサウンドか。ニューオリンズなノリはすっかりHBKバンドの御手前ですね。

 

今作はセルフカバーでなく、セルフ・アップデイト・アルバムだ、と元春がコメントしてますが、二曲目の「僕にできること」はまさにそれ。このヴァージョンは原曲と甲乙つけがたく、早速僕のフェイヴァリットです。ご機嫌に歌い跳ねるベースラインは、アルバム『フルーツ』の収録曲の中でもモチロン、すべての元春ナンバーの中でもイントロ大賞候補にあげたいほどカッコ良くて好き。リアレンジでもこの印象的なベースラインを残してくれて嬉しいですよ。

「僕にできること」の歌詞が一文字、替えられます。《繰り返されてる》が《繰り返されても》になってるのですけど、この《も》の効果がホント素晴らしい。技ありの一品!
 
「夜に揺れて」の元歌は「夜のスウィンガー」。前作のセルフカバーアルバム同様、英語フレーズを日本語に(可能な限り)書き直して歌ってます。そのことで元歌より良くなってるかは判断が難しいけど、なかなか上手い歌詞をあてていて面白い歌になっています。日本語の歌詞も細かく内容を変えていて、そこも聴きどころ。
 
「メッセージ」の収録は個人的にとても嬉しかった。僕の好きなあのイントロは跡形もなく、印象的な英語フレーズもがっつり日本語に替わっています。もう一音上げてシャウトしてくれてたら、もっともっと興奮しただろうにな。
 
「ブルーの見解」→「エンジェルフライ」→「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」の流れが秀逸です。アルバムの頭からジャングルビートの歌を三曲聴かされると、かっこいいんだけれど似たアレンジばかりだなぁ、ってなる、そこへ、「ナポレオンフィッシュと~」と「ブルーの見解」がガツンと風通しを良くしてくれています。
 
「ブルーの見解」のアレンジはライブではお馴染みのアレですが、ようやくスタジオ録音されて、アルバムで聴けるようになった。喜ばしい。
 
アルバム内で唯一、2001年の録音「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」は、シングル「君の魂大事な魂」のカップリングで発表されたもの。アナログレコードには収録されないので、ボーナストラックみたいな扱いなのかも知れませんが、この7分強に渡る超絶テンションの名演は、アルバムでもう一度ちゃんと聴かれて評価されるべきでしょう。本当に素晴らしいもの。

 

「自由の岸辺」はアルバムのタイトル曲、きっと元春も出来に自信があるのでしょうね。前作の『月と専制君主』のタイトル曲も素晴らしかったですから。原曲よりメロディを伸ばして歌い上げるサビがいい。そしてエンディングの《すべてはひとつぅぅぅう》の叫びが実にいい。

ちなみに作詞作曲のクレジットは、この「自由の岸辺」のみ“BLUE”名義。誰が聞いたって元春が作ったってわかるのに、謎のこだわりは継続中です。

 
「最新マシンを手にした子供たち」、元歌の歌詞《ビデオフィルムのエンドマーク》をグーグルの検索に替えていてドキっとします。
 
「ふたりの理由、その後」は、正確に言えば『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』に収録されている「ふたりの理由」とベツモノ(あちらはAメロは詞の朗読)で、スピンオフ的な楽曲です。これは小坂忠のアルバムに提供した楽曲のセルフカバー。元春ヴァージョンを楽しみにしていました。聴けて嬉しいですよ。
 
「グッドタイムズ&バッドタイムス」、1stアルバムの元歌にあったギルバート・オサリバンの風味はすっかり消え、楽しいレゲェのリズムになってる。前の「ふたりの理由」から続けて聴くと、もうタマンナイ。
 
 
一度二度聴いたくらいで、感想もなにもないのですけど、率直に今、とても良質なアルバムを聴けたと思いました。すごくキレイな水で育てた野菜や家畜を、身体にいい調理法でバリバリ食べさせてもらったような気分かな。

 

欲を言えば、もっともっとポップでガツンとノラせてほしかったけど、それはマァ贅沢な話です。文句なしにとびきり良い演奏だってのは分かる。でも、オーガニックな料理の間にジャンクな味付けも少し欲しくなったりするものです。良い音楽がその時に聴きたい音楽と必ずしも一致するとは限らない。
 
そんなこんな言いつつ、僕はこのアルバムを押します。『MANIJU』が若い聴衆に向けたアルバムなら、この『自由の岸辺』はミドルエイジの聴き手の心に響かないわけがない。これでもかって優れた音でいっぱい耳を肥やすことができそうです。
 
 
アルバムのクレジットを見ると、各曲のレコーディング日が表記されてあって、ついじっくり見入っちゃうんですけど、昨年の一月にはもうすべての曲のレコーディング終わってるのにちょっと驚いた(レコーディングしていたのは噂になってましたけど)。

てことは、『MANIJU』の発売前に『自由の岸辺』も作り終えてたってことですよね。昨年の今頃、元春は二枚新譜を持っていて、出すタイミングを手ぐすね引いていたワケですか。なんか、凄いですね
 
 
 
マシス