書店の棚を眺めていて、偶然に手にした1冊を買って帰ることは楽しいものです。ネット通販ではこれは味わえない。買わずとも、ボーっと棚を見てるだけで楽しい。今年はあまり行けてないけど、いくつになっても本屋さん(とCD屋さん)に行くのは心躍るものです。

一番最近の衝動買い本が、「蝉かえる」櫻田智也。こちらは初めて読む作家さんの本でした。
素敵な帯の文句に惹かれて手に取ったのですが、これ、続き物の二冊目だと気付いて、それなら一冊目から読みたいけど、残念ながらその時のお店には在庫がなかった。結局、一冊目「サーチライトと誘蛾灯」を後日購入するまで、この「蝉かえる」を読むのを我慢したのです。

で、一冊目「サーチライトと誘蛾灯」、二冊目「蝉かえる」と読んでみまして、感想は一言、

二冊目「蝉かえる」、えらく良かった!

いや、「サーチライトと誘蛾灯」も楽しく読めたけど、その第一作を踏まえた上で、続けて読んだ「蝉かえる」の味わいがマァー良かった。二冊とも連作短編の体裁ですが、「蝉かえる」の収録作は粒揃いで外れなし。どのお話も事件の真相を知った瞬間、胸がキュッと掴まれるラストが用意されてます。

「蝉かえる」だけ読んでももちろん面白い本ですが、できれば一冊目の「サーチライトと誘蛾灯」を前に読んでほしい。一冊目で掴みどころのなかった主人公に、どんどん感情移入してしまいます。

もう一冊、これは先ほど読了したばかりですが、最近ハマっている「Unnamed Memory」シリーズの最新巻です。
ネットのオンライン小説で知って、こんなに面白い本があったか、って感動してシリーズ六冊を大人買い&一気読みして以来、新刊が出るたび毎回楽しませてもらってる「Unnamed Memory」(もう九冊目か)です。

シリーズ本編は六冊で一旦完結して、それからの後日談として書かれているシリーズも今作が三冊目、作者の後書きでは《折り返し地点》とのこと。つまりはあと三冊くらいでこちらも完結させる予定なのでしょう。本編が六冊で、後日談がも六冊なら、冊数が揃ってキレイです。果たしてこの大河物語がどういう結末になるのか、終わってほしくないけど楽しみです。

でも、今作を読んで思ったけど、簡単にハッピーエンドでチャンチャン、とは絶対にならないでしょうね。今作はかなり凝った物語の構成になっていて、僕はもう一回くらい読み返さないと伏線が把握しきれない気がする。

確か僕、前作、前々作を読んだ時に、この後日談シリーズは、もう話のパターンが出尽くしたかも、って感想を持ちました。けど、本作ではまさかの第三のパターンを出してきましたね。それがあったか、そうだわな、と思ったし、そのおかげで話をより一筋縄ではいかなくしてる。きっと来たる最終回への伏線にもなっていると思う。オスカーもティナーシャもこれから大変だろうなと思わせてくれる一冊でした。

さて、マシスの歌予定の一番近いのが、11月4日(土)と迫って来ましたので、告知です。【カタカナな三人】が東山ガレージに再集結しますよ。
東山ガレージはシンガーソングライターのハルノオトさんが手づから開墾して作ったイベントスペースです。

昨日、東山ガレージの場所を写真を撮りに、ちょっと寄って来たのです。この機会に東山ガレージの場所を紹介させてください。

東山ガレージは東名高速袋井インターから、通りを北へ車で走らせます。15分ほど走ると、みつかわ病院が右手に見えますので、そこを左折。みつかわ病院を道に挟んだ西側にあります。

左折すると、駐車場のスペースは十分にありますので、車を停めてください。

車を降りて、トタン屋根の北側に作られた側道を進むと、

東山ガレージ、到着です。

10月29日、日曜日の午後、この日も寄ったらハルノオトさんがガレージに居ました。
連絡もなくいきなり訪ねた僕を、ハルノオトさんは珈琲を煎れて迎えてくれました。ごちそうさまでした。写真撮影の許可をもらって、来週よろしくねって話をしてきました。

11月4日には音の駅さんがお店を出しに来てくれるそうです。
当日の夕飯はバッチリですね。ユンヤオ君とハルノオトさんと音の駅さんとストーブを囲み、田舎汁を啜りつつ、秋の夜長の歌集会に興じております。お時間があったらどうぞ寄ってみてくださいね。


日曜日の夕方、ハルノオトさんのガレージをあとにして、子供の部活の応援にいったのです。静岡県西部地区予選、勝ち抜いてしまった。県大会出場だ。おめでとう。



マシス

2023年10月21日(土)、磐田市の風の家ライブから、浜松のエスケリータ68へ向かいました。グーグルナビでルートを検索して、予定到着時間を何度も確認しつつ、風の家もギリギリの時間まで滞在できました。

開演時間に余裕を持ってエスケリータ68に到着。知らない道を走らされたけど、グーグルナビは素晴らしい。
およそ一年ぶり、友部正人さんのエスケリータ68でのライブを観てきました。

友部さんのステージは常に新しいことを演ってくれるので、毎回何が飛び出すか予想がつかないから楽しみで仕方ない。何度観ても飽きない。何度だって観たくなるのです。

会場に入ると、すでにお客さんがいっぱいでした(満席御礼)。フルーキーさんやポテティ中村さんの姿が見える。だあこえさんの席を見つけて、横に滑り込みました。あとから音緒さんもやってきて、歌う人三人が同じテーブルでのライブ鑑賞となりました。

定刻19時よりライブスタート。友部さんは毎日ライブのセトリが違うので、この夜のセトリも紹介しちゃいます。


【2023年10月21日(土)友部正人 at エスケリータ68】


[一部]

01 水上アパート(新曲)

02 新曲(クワガタの子供?)

03 悲しみの紙(新曲)

04 あの声を聞いて振り返る

05 少年とライオン

06 一月一日午後一時(高橋さん)

07 朝は詩人

08 銀座線を探して(新曲)


[二部]

09 りんご畑は永遠なのさ

10 夏の星(新曲)

11 陸前高田のアヴェ・マリア(新曲)

12 西の空に陽は落ちて

13 公園のD‐51

14 地獄のレストラン

15 夕日は昇る

16 遠来

17 ブルース


[encore]

18 水門



友部さん、冒頭からいきなり新曲を三連発(!)。作ったばかりでメロディーが定まってない、なんて言っちゃって。毎年思うのですけど、これだけキャリアがあって、こんなに新曲を毎回ステージにかける人っていないですよ。

クワガタの子供の歌とか、ヤバいでしょ。クワガタの子供の歌を作ろうなんて、世界の誰が発想する?クワガタの死骸の手のひらの重みに《実感》の連呼。だあこえさんと二人でウケてしまいました。

昨年のライブで聴けた曲も含めて、この日披露した新曲(音源発表してない楽曲)は6曲。友部さんが今歌いたい歌を歌う、って選曲は、僕としては大好物。たいへん刺激をもらいます。もちろん懐かしい大好きな歌を演ってくれたらブチ上がりますけど、新しい歌を歌いたい、聴いてほしいって気持ちは良くわかります。

新曲を演奏する友部さんを見てると、この人は今でも歌を作るのが楽しくて仕方ないのだな、ってのが伝わってくる。「悲しみの紙」もそうだけど、知らない歌って言ったって、初聴でもちゃんとグッとくるのです。

昨年も聴けた「銀座線を探して」は、もう一度聴きたかった一曲。《僕は森へ帰ろう》と歌うとこも良いけど、何よりもグッとくるのが、《渋谷》の一言。この、渋谷ぁ、の言葉が発せられると身体の毛穴が開く思いがする。これ早く音源になってほしい。

《知らない歌ばかり演ってると、みんなの顔が暗くなってくる(笑)》

と言いながら、飛び出したのが「西の空に陽は落ちて」。これは僕はライブ初体験の一曲。名盤『にんじん』の収録曲ですが、僕は、知ってる!けど、なんて歌だっけ、と、とっさに思い出せませんでした。ギターの弦を軽くベンドさせて、ドロっとした空気を作って、たまらない演奏だった。

ここから怒涛の畳み掛け。先日沖縄でライブをしたと言うMCから「公園のD‐51」。これも初めてライブで聴けた。沖縄の公園にあるSLの話で、「公園のD‐51」来た!って思いました。

「地獄のレストラン」は最近のセトリでは皆勤賞の一曲。手拍子で盛り上がって、「夕日は昇る」で合唱となったところへ、大名曲「遠来」投下。涙腺崩壊でノックアウトです。本編ラストは「ブルース」で楽しくエンディングを迎えました。

アンコールは「水門」。この日僕が一番聴きたかった友部ナンバーかも。車でちょうど聴きながら来たので、演ってくれてビックリしました。

終演時刻21時20分。

今年も、良かった。「遠来」と「水門」を同じ日に聴けただけでご馳走なのに、「公園のD-51」まで聴けてしまった。「朝は詩人」の歌いっぷりも最高だった。隣の席のお客さんは終演後に《「一本道」演らなかったね》なんて話してましたけど、友部さんのギターに合わせてエアギターのストロークしてたりして、ノリノリでした。僕も「一本道」はもう何年も聴けてない。でもいいのです。「一本道」以上に聴きたい友部さんの歌がいっぱいあるのですから。

また来年、の言ってくれた友部さんのお言葉が嬉しかった。ミュージシャンの訃報のニュースが相次ぐ中、来年またここで聴ける、って思えるのは嬉しい。友部さんどうかいつまでもお元気で。10年20年と今後も歌ってってくださいね。


お客さんがはけた後、写真をみんなで撮りましょう、とお誘いを頂き、記念撮影。

僕が真ん中になってしまったスミマセン(変な顔しててやだな)。ありがとうございました。

友部さんが参加したという双葉双一のトリビュートアルバムを会場の物販で購入しました。これ、欲しかったのです。
友部正人、原マスミ、知久寿焼、タテタカコにThe Endのユニット、ははの気まぐれ、etc...。錚々たるメンツで楽しみ。

サインも頂いてしまった。
昼間に風の家で自分も歌って、夜はエスケリータで友部さんを聴けて、生ライブを堪能できた土曜日となりました。

余談ですが、翌朝の日曜日は地元のグランドゴルフの大会で、僕は選手の送迎をしてきました。前日の疲れですごく朝が眠かった。

まあ、良い天気で無事終わってくれて良かったです。ひとつひとつ、今年の町内会の行事が終わっていく。



以下は告知です失礼します。

次のマシスのライブは11月の第一土曜日。袋井市の三川にて、【カタカナな三人】リターンズ。三川病院の道向かいにある東山ガレージへ。
ユンヤオ君とハルノオトさんと火を囲んでマッタリとガッツリと歌います。どんなライブになることやら。投げ銭ですので、皆さんフラッとお気軽に立ち寄ってくださると嬉しいです。是非あったかくして来てくださいね。


そして、翌週の第二土曜日はフリーダムフォーク集会です。友部さんのライブ会場でもご一緒した音緒さんが来ますよ!

第187回フリーダムフォーク集会

【日時】2023年11月11日(土)

    19時半開演

【場所】ライブカフェ mamselle

袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440

http://mamselle.sakura.ne.jp/

【料金】music charge 500円

【出演】

一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)


・音緒

・フェイクブラザーズ(初)

・Neko’s

・砂風金


二次会(飛び入りコーナー)演奏時間一組10分


こちらもどうぞよろしく。



そしてそして、本年ラストにおそらくなるマシスの歌イベントは、12月のテホムです。元グレイトリッチーズのワタナベマモルさんの新譜ツアーに前座で参加してきます。

弾き語りはマシスひとり。ビビらず楽しみます。

どちらもどちらも、よろしくのお運びをお願いします。


マシス


いっぱい予定を詰めてしまった週末(特に土曜日)でした。日記を分けて書いていきます。

2023年10月21日(土)、午前中に子供の学校に行き、高校の授業見学をしてきました。これは前日に子供から急に聞いた話で、オオッ明日かー?と思ったけど、そう何回もない貴重な機会なので、行って見てこれて良かったです。

そして、学校からそのまま直で、磐田市の風の家に移動。今年のすごく早い時期よりお誘いを頂いていた、第28回風の家ライブに参加させてもらってきました。ICHIMIの高山さん横井さん、お誘いありがとうございました。


出演者が総勢11組。ボリュームたっぷりです。この日僕が初めてご一緒する顔ぶれも何組かいました。

出演者の写真は以下の通り

ユッキー
女性の歌う剛の「顔」は素敵です。

せーちゃん
「夏祭り」スリーフィンガーの美しいこと。「銀の雨」のイントロ再現の妙!

てぃあーず
オリジナル曲の「風のメロディー」を風の家で聴くのは格別。

satsuki
ユーミンメドレーに直太朗に明菜。そしてMCも堂々としたステージ。

Sweet Baby Rays
小林亜星の「夜がくる」には参った。歌もギターもカッコイイ。

空色のくれよん
「ベルベットイースター」大好き。ギターの音が美しかった。

じゅんとなる
「Sweet Memories」のウクレレ弾き語り、ピアノと歌声に心が緩みます。

マシス
自作歌プラス、一曲だけアリス。聴いてくださってありがとうございました。

ウッディ
まずはピアノとギターの二人で「楓」。歌声が力強いこと。
ピアノからギターに持ち替えての弾き語り。

ICHIMI
五人のアンサンブルの妙。みんながメインボーカルも取り、格好良いオリジナル曲も披露。

Comfy
あちこちのイベントでお名前を見るサックスとギターのインストデュオ、Comfy。一曲目しか聴けなくてごめんなさい。

皆さんお疲れ様でした。参加した皆さんが本当に仲よさげにずっと談笑していて、自分の出番には楽しそうに歌って演奏していたのが印象的でした。思えば、風の家で行われるイベントに寄せていただくといつも和気あいあいとした空気になる気がします。場所が人と雰囲気を呼ぶのかも知れません。

僕も楽しく演奏させてもらいました。ICHIMI高山さんには写真の他に演奏動画まで頂いてしまった。たくさんのお気遣いありがとうございます。思いつきで歌ったアリスのナンバーでは手拍子までもらってしまった。ありがたや。お世話になりました。

風の家ライブの後、僕は浜松で友部正人ライブを観るため、最後まで居れず途中で退場して本当にスミマセン。片付けも準備も手伝わず失礼しました。大石さん長丁場のPAお疲れ様でした。皆さんありがとうございました。また是非誘ってくださいね。

(友部正人ライブの感想は次の日記で書きます)


この日ここまでの道中に、途中で立ち寄ったCD屋さんにてローリング・ストーンズの新譜を購入。
一回聴いたけど、全曲良くてヤバい。たいへんご機嫌です。ゲストでポール・マッカートニーがベースをブリブリ弾いてたり、何してるかわかんないけどエルトン・ジョンやスティビーワンダーも参加してたり、チャーリー・ワッツとビル・ワイマンが演奏してて五人のストーンズが揃ってるじゃん嬉しい楽しいって曲も。でも、ゲストもさながら、何よりもやっぱり良い曲が多いのが凄い。ミックの声が艶々でバリバリ出てて凄い。

先行シングル「アングリー」のカッコイイこと。70歳を過ぎてもストーンズはヤバいって嬉しい。


 

 



以下は告知です失礼します。

次のマシスのライブは11月の第一土曜日です。袋井市の三川にて、【カタカナな三人】リターンズ。三川病院の道向かいにある東山ガレージへ。
ユンヤオ君とハルノオトさんと火を囲んでマッタリとガッツリと歌います。皆さんあったかくして来てね。

そして翌週の第二土曜日はフリーダムフォーク集会です。みんなでマムゼルへゴー。

第187回フリーダムフォーク集会

【日時】2023年11月11日(土)

    19時半開演

【場所】ライブカフェ mamselle

袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440

http://mamselle.sakura.ne.jp/

【料金】music charge 500円

【出演】

一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)


・音緒

・フェイクブラザーズ(初)

・Neko’s

・砂風金


二次会(飛び入りコーナー)演奏時間一組10分



そしてそして、本年ラストにおそらくなるマシスの歌イベントは12月のテホムです。


どちらもよろしくお願いします。


マシス
四年前にこんな日記を書いてました。告白すると、僕は13歳の頃、谷村新司に狂っていたのです。人生で一番最初に狂ったミュージシャン、と言っていいです。
《コンサートに行きたい!》と自ら訴えて、行った最初のコンサートが谷村新司でした。取り憑かれたように谷村新司にハマっていた13歳でした。そんな息子の様子を見て、親父がチケットを取ってくれて、1984年のつま恋公演に連れて行ってくれたのです。

チケットは二階席でしたが、コンサートは楽しかった記憶しかない。細かいことは忘れたけど、好きな歌はいっぱい歌ってくれました。「群青」も「22才」も歌ったし、一曲目は確か「龍のエンブレム」でした。「陽はまた昇る」も聴けたし、もちろん「昴」も。

ある曲では、客席に降りて歌いながらファンの間を練り歩き、お客にお尻を散々触られて苦笑してたのをよく覚えてます。


谷村新司のソロ曲で僕が好きな歌ベスト3、今の気分で挙げると

「棘」
「青年の樹」
「冬の嵐」

「青年の樹」はいつでも僕のフェイヴァリットですが、今日はすごく「棘」が聴きたい気分で、谷村新司の訃報を聞いた時、おもむろに掴んだCDは『棘』でした。


アリス時代でなら、ぼくが一番好きな歌は迷わず「つむじ風」一択。

アリスの好きな歌ベスト3、と挙げてみようと考えると、結構迷います。僕は圧倒的に谷村新司作曲のナンバーが好きだったのですが、堀内孝雄作曲の曲も好きなのが多いです。

「つむじ風」
「街路樹は知っていた」
「帰らざる日々」

これに「さらば青春の時」「夢去りし街角」が入るかで迷うところ。


谷村新司の唱法では、語るように歌うテクニックが代名詞となってます。シャンソンっぽいとも言えますが、クサいほど芝居がかった歌いまわしで感情を込める。上手いです。改めて言うのも今さらですが、本当に歌が上手いシンガーだったのだなと、聴くほどに思います。


リンクの日記にも書いたことですが、あんなに狂っていたのに、次第に谷村新司を敬遠するようになって、彼の音楽が全く受け付けなかった時期があります。戻ってきたのはここ五年くらい。およそ三十年を経て、しみじみ谷村新司をまた楽しめるようになった。こうなれば、もう離れることはない気がします。訃報は心からショックですが、これからも聴きます。


マシス




先月コロナにかかって以来、咳が続いてて、スッキリしないのですが、歌の予定が近づいてます。風邪薬とかのど飴とか、ドーピングをバンバンして治したいです。
先週の金曜日、土曜日、日曜日と、地元の祭典に参加してきました。
今年は僕は部農会長(農作関係のお偉いさん?)なので、五穀豊穣を祝うと言う意味で、お祭りという行事は出ないわけにはいかないらしく、山車の引廻しに三日間、頑張って付いて歩きました。今も足がパンパンに張ってます。

朝から準備に忙しい祭り青年団のみんなから、《マサシくん(僕)、なんでこんな早く出てきてんの?》と聞かれ、《部農会長さんだから》と答えると、《おおー、部農会長ってやることあるの?》《部農会長さんはウロウロすんだよ》とのやり取りがあって、農作なんて全く無知なサラリーマン、名前ばかりの部農会長ですが、せっせとウロウロしてました。


お祭りは当然ながらお酒が出ます。あまり飲めない僕には身体に堪える行事でもあります。自分がお祭りの青年団の頃はしょっちゅう許容量以上に飲まされて、そこかしこで潰れてましたが、今は昔みたいにイッキをやらされることも少なくなったので、そんなに悪酔いせず最後まで立っていられるようになった。決して酒が強くなった訳ではない。僕の一年分のアルコール摂取量に相当するお酒をこの三日間で摂取しました。



最終日に少しだけ雨にやられたけど、それでも予定通り運行。

部農会長さんはウロウロするだけでなく、お宮でのお祓いの時に乾杯の挨拶、それと最終日の一本締めをやらされます。大勢の地元の人達の前で挨拶なんて緊張するのでイヤなものです。

人前で歌を歌うのも緊張しますが、歌うのは楽しいのでイヤじゃない。挨拶はイヤだなと思いつつも、そこはお役目なので逃げずにやります。上手く喋れたか自分ではわかんないけど、とりあえず終わって良かった。

お祭り中、基本的にはマスクをつけさせてもらってました。コロナが抜けたとはいえ、喉の調子が今ひとつで咳が止まらないので、周囲に不快な思いをしてもらわないよう、気をつけてました。そしてのど飴をひっきりなしに舐め続け、一日一袋は消費してました。人生で過去一番たくさん飴を甜めた三日間でした。



お祭りのさなか、ハルノオトさんよりメッセージにて、イベントのお誘いをいただきました。以前、四年前か、ハルノオトさん、ユンヤオ君、マシスとで開催した《カタカナな三人》という演奏会の第二弾を東山ガレージで、とのことです。
11月4日、カタカナな三人が再集結します。ストーブと焚き火の入った東山ガレージのフライヤー写真がいい感じです。どんな感じになるやら予想もつかない。でもきっと火を囲んでのんびりとした良い時間になること間違いなし。とりあえずはお知らせまで。追加の詳細情報はわかり次第お知らせしていきます。皆さん暖かくして観に来てくださいね。


一番近い予定では、再来週は磐田の風の家でイベントにお呼ばれしてます。

喉の調子を当日までに戻して、全力で歌えるよう作っていきます。よろしくです。

そして、12月にはワタナベマモルさんのレコ発ツアーの浜松公演に参加させていただきます。
どのイベントでも、何を歌ってやろうかと考えてます。楽しみです。ご都合の良いところへお運びくださるととても嬉しいです。よろしくのお運び、お願いします。



マシス

コロナの隔離期間を経て、一週間ぶりに仕事してきました。いきなり休んでしまって、職場の同僚や上司に多大な迷惑をかけてしまったので、ひとりひとりに悪かったねと平謝り。本当に、忙しいところ申し訳なかったゴメンナサイと。


一週間職場に行かなかっただけで、作業計画はプチ浦島太郎状態でしたが、なんとか病み上がりで頑張ってきました。残業もしました。今夜も頑張ります。


完全な隔離期間の五日間は一応明けましたが、感染後から十日間くらいは身体にウイルスが残留してる可能性があるそうなので、現在も家でマスク生活は継続しています。食事する場所も分けてもらってるし、くつろぐのも寝所も隔離部屋に自主的に行く。もう慣れたものです。でも、トイレに行くのに廊下で鉢合わせを気にせず済むのは嬉しい。


子供がちょうど今日から修学旅行へ出かけて行きました。無事に行ってくれて良かった。もしもコロナ感染で修学旅行に行けないなんて、そんなの申し訳なさすぎるので。送り出せて、ひと安心です。家族にも迷惑かけました。申し訳なかったね。



いやぁ、コロナって本当にかかるのだなって、自分がかかった感想です。油断したつもりはなくとも、この始末。このままオレは一生かからないかも、そうだったら良いなと思ってて、自分に本当に隔離期間がやって来た、というのが不思議でした。これぞ油断。


外に出れない!人に会えない!ってフラストレーションが募るかと思ったけど、家族とライン通話も出来たので、それは助かりました。正直、身体が本調子でない時は、淋しいとかそれどこじゃなかったのも本音。熱が出てる時って何も考えられないものです。


前の日記でも少し書きましたが、熱が下がってからは、録ってあった映画やDVDを観たり、ライブDVD観たり、本を読んだりして過ごして、特に退屈も感じずに過ごせたのでした。疲れたら寝ればいい、という生活はくたびれた身体にはありがたかった。


社会人になってから、病気とはいえこんなにひたすらジッとして休めたことってなかったので、山下達郎のセリフを借りれば、良い骨休めが出来た。いざ動いてみたら体力ガタ落ちで驚きましたけどね。



隔離中に観た映画では、最近、YouTubeで僕が唯一楽しみに観ているホイチョイ・プロダクションズの映画紹介のコンテンツがあって、そちらで紹介されてた映画『大脱走』を観ました。

『大脱走』の解説は17:10あたりから。言っててメロメロになっちゃう馬場監督、必見。

このチャンネルは、膨大にあるシリーズ映画から、あえて一本だけ観るならば?というオススメ映画を教えてくれる、僕みたいなモノグサにピッタリな番組です。馬場監督の『大脱走』への熱弁は、あー本当に好きなのだなって伝わってきて、すごく観てみたくなった。WOWOWでちょうど放送された『大脱走』を録っておいたのでした。

『大脱走』面白かったですよ。三時間近い映画があっという間でした。観終わってから布団に寝転がったまま『大脱走』の音楽、「大脱走マーチ」をギターでずっと弾いてました。


 

ホイチョイチャンネルでイチオシ紹介された映画って、結構すぐBSで放送したりします。こないだも『カジノ・ロワイヤル』やってたし。BSもホイチョイをチェックしてるのかしら。


すっかりホイチョイ馬場監督のYouTubeのファンになってしまって、書籍も購入してしまいました。

YouTubeでも紹介されたたくさんの映画への熱弁が、こちらの書籍で読めます。

 

 


他に、先週観た映画ですと、これもGWに録ってあった平成ガメラのシリーズを、この期にまとめて観ました。名作と名高い平成ガメラ、実はちゃんと観たことなかったのです。

観た感想は、僕は第一作目『ガメラ大怪獣空中決戦』が圧倒的に好きですね。最高傑作と評判のガメラ2レギオンも面白かったし、いやいや最高傑作はガメラ3邪神イリス!と呼び声もある三作目も面白かった。でも、第一作ですよ。これはガメラが出てくる映画なんですよ、って、丁寧に丁寧に世界観を説明してくれてるのが親切でいいと思いました。

 

 


コロナ中の家族のお見舞い。
僕が村上春樹の新作を読んでから、ブルーベリーマフィンのブームが来てまして、家族が買ってきてくれました。近所のスーパーのパン屋さんのだそうです。なかなか美味しかった。今のところ個人的に一番のお気に入りはミスタードーナツのブルーベリーマフィンです。



病み上がりで喉はまだ痛いですが、ライブ予定があります。10月21日(土)磐田の風の家という素敵な場所で歌わせてもらいます。ICHIMIさん主催のイベントに呼んでいただきました。

第28回風の家ライブ

2023年10月21日(土)13時〜

【出演者】

ゆっきー

せーちゃん

てぃあーず

さつき

Sweet Baby Rays

空色のくれよん

じゅんとなる

ウッディ

マシス

ICHIMI

Comfy


いっぱいの出演者が出て、楽しみです。この日は風の家のあと、夜に浜松へ友部正人さんを観に行きます。




そして来月、11月のフリーダムフォーク集会は第二週の11月11日開催です。


第187回フリーダムフォーク集会

【日時】2023年11月11日(土)

    19時半開演

【場所】ライブカフェ mamselle

袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440

http://mamselle.sakura.ne.jp/

【料金】music charge 500円

【出演】

一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)


・Neko's

・音緒

・フェイクブラザーズ(初)

・砂風金


二次会(飛び入りコーナー)演奏時間一組10分


前回9月に飛び入りしてくださったフェイクブラザーズが、一次会に名乗り出てくれました。そして、久しぶりの音緒さんがフリーダムに出てくれます。ああ嬉しい。楽しみです。


飛び入りコーナーも参加者募集中です。皆さん気楽に遊びに来てくださいね。



そしてそして、先の話ですが、12月に浜松でワタナベマモルさんのライブに参加させていただききます。

元グレイトリッチーズのワタナベマモルさんのレコ初ツアーの浜松公演に、浜松勢の一組としてマシスもお声掛けいただきました。バンドに囲まれて弾き語りすてきます。緊張します。楽しみです。




今週末は我が地元町内会のお祭りです。部農会長は出ずっぱりです。コロナの病み上がりで、乾杯の挨拶も一本締めの挨拶も、なにも考えられない。無事に終わってほしいす。




マシス

ハルノオトさんの東山ガレージのオープン記念ライブを観たあと、そのまま車で袋井市のライブ喫茶マムゼルへ。2023年9月23日(土)土屋清巳さんのライブを観に寄らせてもらいました。
土屋(寅之助)清巳さんは9月のフリーダムフォーク集会に【きよみとこみち】というユニットで出演してくださって、その時に、良かったら観に来てねーと誘われていたのです。

ハルノオトさんのところで長っ尻になってしまって、開演時間にたっぷり遅れてマムゼルに着くと、駐車場は車でいっぱい。こんな混んだマムゼル見たことない。なんとか隅っこのスペースに空きを見つけて停車。店に入ると、店内も満席状態の大盛況。土屋さんスゴイな。

ちょうど第一部が終わったところ、と休憩している土屋さんにご挨拶。わがんせとREDWOOD関口さんの居るテーブルに滑り込んで、二部からライブ鑑賞。

コロナ中に練習した、と言ってジャズギターのプレイを披露。




素晴らしいライブでした。二部からしか観れてないのですけど、想像したより失礼ながらはるかに楽しかった。歌も、お喋りも、演奏も、こんなに気持ちの良い印象を受けたステージって、アマチュアの誰のワンマンライブでも近年ないです。お客さんを変に堅苦しく緊張させないのに、リラックスしたままでシッカリ惹きつけて楽しませるなんて、これってスゴイと思う。

お喋りのトーンがそのまま心地良い。笑わそうと狙ったトークほどシラケるものはないですが、他の誰がやっても寒いであろう小芝居ですら、土屋さんだと嫌味と感じなかった(普段ならああいうのは観てられないのに)。土屋さんのそれは、もはや人間力を込みとした芸のよう。とにかくチャーミングで洒落ていて、いざ歌い出せば、その歌声は誰と比べるでなく格好良いという。サラッとキメちゃうのがニクイ。

古希のお祝いライブと称して、ライブ途中でメンバーからケーキが贈られてましたが、みんなからツッチーと親しみを込めて呼ばれてるのを拝見して、ああ愛される力ってのは芸のひとつだと思いました。照れずに格好つけて、客にスカしてる印象をまったく与えないって稀有なことです。粋人。一言で言うなら、粋、ということです。

愛嬌とかチャーミングさってのは持って生まれたものが大きいように、粋、っていうのは本人の内より滲み出るもので、真似しようとして身につくものでは絶対にないですね。つまり、他の誰もがこのステージは作れない。素敵な時間をもらいました。


と、ここまで書いて、日記の投稿を月曜日にするつもりでしたが、予定が狂いました。月曜日の午前中に人間ドックを受けて、帰った夕方に発熱してしまったのです。おいおい人間ドックで風邪をもらった!?と嘆いてましたが、37度5分くらいでしたけど、僕は風邪でも滅多に熱が出たことないので、いちおうその日から自主的に家庭内隔離。

翌日も仕事を休ませてもらい、発熱外来を予約してかかったところ、インフルエンザもコロナも陰性と言われました。

なら大丈夫かと帰宅したのですが、その夕方にさらに熱が上がって、38度9分に。これはおかしい、と思った時は診察時間外。連れ合いから抗原検査キットをやってみる?と、ひとつもらって、恐る恐る使ってみました。初、抗原検査キットです。

クッキリと陽性反応。15分待てと説明されたけど、液を垂らして1分で出た。これはダメなやつかー、とガックリきました。

職場のみんなには、忙しいのに休んじゃって、本当に申し訳ない。休んだお陰で今は熱も下がって、日記もこうして書いてます。喉は痛いけど身体はだいぶ楽になりました。味覚はシッカリあるし、食欲もバリバリある。部屋から出ずに、欲しいものは家族が届けてくれます。部屋を出る際も、いまからトイレ行くぜ、風呂に行くぜとラインして鉢合わせしないようにしたりと、家族ラインが便利に機能してくれてます。

今は基本は寝てますが、読みかけの本を読んだり、うたた寝たり、音楽DVDを観たりCD聴いたり、うたた寝たりと、食っちゃ寝、ぐーたらを満喫しようとしてます。隔離なんて良いことないですが、エルヴィス・コステロのスペクタクルショーを観たり、ジュリーの人間60年ライブを観たりと、なんとか退屈はしてないです。皆さんもどうかお大事に。


12月にライブが決まりました。
元グレイトリッチーズのワタナベマモルさんのツアーの前座です。ワタナベマモルさんのステージを観るのは僕は初めて。マシスの他の出演者はバンドのようです。弾き語りは僕だけ。楽しむしかない。年末ですが、どうか皆さん応援に来てくださいね。



マシス


シンガーソングライターのハルノオトさんが、自らの手で木を切り土を掘り、秘密基地を作っていることを聞き知って、ちょっと行ってみようと遊びに寄ったのが二ヶ月前のことです。

この時の日記にも書きましたが、実はこの山が、僕んちからとても近いのです。えーこんな近所でハルさんがなんかやってる?と、驚きました。

その秘密基地【東山ガレージ】が昨日、ついにオープンイベントを迎えるというので、2023年9月23日(土)、遊びに寄らせてもらってきました。


水もトイレも完備。屋外のライブイベントであり、緑に囲まれてアウトドアな雰囲気を堪能できます。

15時。準備中の皆さん。

珈琲とカレーの販売が嬉しかった。僕の大好物の3点セット、珈琲とカレーと音楽を同時に楽しめる幸せ。

猪肉のカレーだそうです。猪のブロック肉がゴロゴロ入ってた。屋外で食うカレーってなぜあんなに美味いのか。

16時過ぎにガレージの管理人、ハルノオトさんの演奏が始まりました。
マイクは使ってますが、ギターは生音です。
蝉の声、ガレージの反響音、それらが溶けるように周囲に響いて、ゆったりと奏でられたナンバーはこの場所にピッタリで、聴いていて心地良かった。

二番手はタカラショウ君。こちらは完全アンプラグドでの演奏。
アンプラグドだからか動く動く、身体や首を揺らし、汗をかきながらの熱演、熱唱。

途中よりバンド仲間のギターを加えて、【タカラノラ】として二人で三曲演奏。
エレキギターの音がガレージでエコーが渦を巻くように響き、素敵なギタープレイでした。

組み立て椅子にふんぞり返って、空を仰いだり、腕を伸ばしたりと、演奏中もとことんリラックス。風が涼しかった。
日が暮れかけて、中西こでんさんとmaachanの演奏スタート。

出来立てのCDの曲順通りに、交互に演奏を披露。
ピアノの音、ギターの音、二人の声、いつまでも聴いていたくなるナイーブで野蛮な楽曲に魅了されました。
暗くなると、また良い雰囲気。(夜の様子を見てもらいたかった、とハルノオトさん談)。

出演者の演奏のあとも、集まった皆さんといっぱいお喋りできました。自己紹介だったり、音楽談義だったり、僕はこの後、もう一本イベントに誘われていたのでクローズまで居れませんでしたが、離れがたいほど楽しかった。皆さんお疲れ様でした。ハルノオトさんオープンおめでとうございます。これからこの場所で、音楽に限らずいろんな楽しいことや素敵な文化がどんどん試されていくといいですね。

僕もパッとは浮かばないけど、いつか何かで利用してみたい。例えば、一人で配信の場所として借りたりとか(夜に一人とか、面白そう)、誰かとイベントしたりとか。なんにしてもここは家から近いので、またきっとフラッと遊びに寄らせてもらいます。

歌いなよー、の声に甘えて、終演後にちょこっと僕も歌わせてもらいました。失礼しました。

こでんさんとmaachanのCD。それぞれのソロが三曲ずつ、交互に収録されてるのだけど、二人で演奏している「史奈子」「残像の心臓が温かい話」が特に好き。『サバティエの纏り縫い』全六曲。カッコイイです。


東山ガレージをあとにして、もう一つのイベントを観るためにマムゼルへ向かったのですが、そちらの様子は次の日記で書きます。


土曜日に一日遊んだので、今日(日曜日)は僕は家族デイ。子供の修学旅行のために必用なものの買い出しに回ってます。そして、この週末も各地でイベント盛りだくさん。皆さん良い週末を。


マシス
ここ数年、毎日のようにタブレットで無料マンガを読んでいたのを、すっぱり止めました。あれって毎日少しずつ面白いマンガの無料部分が更新されるので、それを追っかけるのが習慣づいてしまって、気づけばすっかり中毒状態。電子書籍ジャンキーでした。

あまりにも毎日タブレットにかじりつく時間が増えてしまって、画面を見すぎて目が痛くなってたから、自分でもこれは良くないぞと思いつつも、止めるに止められなくてズルズルと読んでたのです。が、この夏に二日間ぶっ倒れて、タブレットの画面を観ると気持ち悪くなる時間があって、それを境にして止められました。風邪を引いて煙草が不味いので禁煙できた、という人はこんな気持ちなのかとも思いましたね。

おかげで紙の本を読む時間が戻ってきました。本を読んで目が悪くなるとも言うけれど、液晶画面を見るより絶対に良いでしょう。

電子書籍はとりあえず卒業。電子書籍から面白いマンガや小説をいっぱい知れたので、そこは感謝してます。


最近買ったマンガ、「葬送のフリーレン」第11巻、そして「舞妓さんちのまかないさん」24巻。どちらも電子書籍の無料版で知ることができたマンガです。電子書籍で知らなければ読んでなかったかも。どちらも知れて良かった作品です。
電子書籍で読んで、面白い、と思えば、紙の本で手元に置きたくなる。そして手にとって何回も読み返します。いや、逆に読み返したいからこそ手元に置きたいのかもしれません。紙で持ってれば電池が切れても本は読めますから。

「葬送のフリーレン」は黄金郷のマハト編がようやく完結。断頭台のアウラとの対決に続く、最大の盛り上がりを迎えたといっていいでしょう。ずいぶんと話を引っ張ったなー、と少しだけ思うけど、これは仕方がなし。フリーレンが敵わないという敵に立ち向かい、勝機を見出すためには、読んだ人が納得できる理由と理屈がなければいけない、と作者は思ってるのかにように、理の積み上げがもうバカ丁寧です。そりゃあ長くもなるわ。

あれがあって、ああなったから、あれがわかって、だからこうすると、こうなる、だから勝機に繋がる。もちろんマンガなので、理と言っても絵空事の上ではあるのだけれど、この理がパズルのような理でなく、圧倒的に強い敵に勝つためには、という説得力を描いてくれてる。それこそ無敵の鬼舞辻無惨を倒す方法のように。面白かったです。次の巻もまたヤバそうですね。なんてとこで終わってるんだ。

フリーレンのアニメは来週から。そちらも楽しみです。

初回放送が金曜ロードショーで2時間だなんて、始まってもないうちから鬼滅並みに期待されてるなーと思います。

「舞妓さんちのまかないさん」24巻は、前の巻より続いた市のおかあさんの過去編完結。すごく良かった。読んで少し泣いてしまうくらいジンときました。

すごく良かっただけに、ちょっと気になったのが、百子さんが市の屋形に何年も訪れていない、という話。これは変です。おそらく連載してて後付で膨らんだエピソードでしょうが、百子さん5巻でキヨちゃんに会いに屋形に来て、みんなと一緒にお昼も食べたハズなのに、訪れてないことになっちゃってる?これはアニメでもバッチリやった場面なのに。仮に今アニメ化するとなったらこのエピソードは修正が入るでしょうね。この時はおかあさんには百子さんは会ってない、って意味で、ご無沙汰してるとしたのかもしれないけど、それはちょっと苦しい。

でも、そんな些細なアラをものともせず、23、24巻のお話はいいです。作者の、こんな素敵なお話の展開が浮かんでしまったら、前に描いた話と矛盾しようが描くしかない!って気持ちもわかる気がします。


字の本も読む時間が増えてきました。買っておいてなかなか読み進められなかった本が、電子書籍を断ってまた読むようになった。
「風と行く者」上橋菜穂子

守り人シリーズは完結してから番外編が書かれてますが、僕は長編の余韻だけで良いと、そちらは読んでません。しかし、今回は帯の《シリーズ最新長編にして最高傑作》に惹かれ、まんまと購入。面白かった。最高傑作かどうかはおいて、バルサに、タンダに、ジグロにまた会えた。おそらく最後の守り人シリーズかもしれない本書。そう思うと未購入の番外編も読みたくなってしまいます。

そして、これは文庫化されてすぐ買った一冊。
「砂の果実」売野雅勇

80年代にヒット曲を連発した作詞家、売野雅勇の自伝本。これはハードブックで借りて読んでたけど、文庫で買って正解。ずーっとカバンに入れてあって、事あるごとに読み返してます。この本がカバンに入れてあるだけで、あたかもチェッカーズや中森明菜のヒット曲をカバンに詰めて持ち運んでるような気分になれます。

売野雅勇って、僕は苦手な作詞家でした。読めばすぐそれとわかる《売野節》が昔はとってもクセが強すぎると思って嫌ってましたが、今はこういうアクの強い歌詞も楽しめるようになってきた。作曲家の佐藤隆もそう。アクの強さこそ実は良さだったと思える。

僕は実は売野雅勇をもっとちゃんと意識してなきゃいけなかった、と読んでて思いました。もっともっと売野雅勇を目指しておくべきだった、と思わされる本でした。



この週末、土曜日は地元町内会の四年ぶりの敬老会でスタッフ(司会進行役)をやってきました。
夜勤明けだったのですが、朝帰宅して、急いで着替えて、そのまま会場へ駆けつけました。

おじいちゃんおばあちゃんと子どもたちが楽しそうで良かったです。敬老会の間は不思議と眠気はこなかったけど、終わったあとドロのように眠りました。

翌日の日曜日は、時差ボケの頭を無理やり起こして地元町内会の草刈りの班へ燃料とお茶とアイスを届けに。



行ってみたら、草刈り役の班に休みが多くて人手が足りないというので、急遽お前も手伝え、と草刈りを手伝うことに(ヒドイ話だ)。朝から大汗をかいてきました。このあと仕事だというのに。

そんなわけで、休んだ気がしない週末ですが、忙しく身体を動かしてたほうが不思議と体調がいい気がします。

あれやれ、これやれと、いっぱいあった町内会の行事が一個づつ片付いてきて、徐々にお役目の終わりに向かってる実感。あと半年の辛抱だ。



マシス

昨夜9月9日(土)、袋井市のライブ喫茶マムゼルにて、奇数月恒例のフリーダムフォーク集会が開催されました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
1次会に四組、2次会の飛び入り枠に六組の演者さんが集って、各々の個性を楽しく披露してくれました。
演者さんも観るだけのお客様も、ご来場頂き多謝です!


厳正なるジャンケンの結果、1次会の演奏順番は以下の通り。

【きよみとこみち】
フリーダム初登場。ユニットとして人前で演奏するのはこの夜で四回目というお二人。仲の良さが伺えるゆるーいトークを挟みながら、「タッチ」からベイ・シティ・ローラーズまで、これを歌いたい!って歌を楽しく披露してくれました。

【白ネコヤマト】
こちらもフリーダム初登場。さだまさしを愛し歌う19歳のヤマトくん。「ほおずき」「前夜」「防人の詩」の三曲を静かに熱唱。「前夜」は僕が以前ヤマトくんと喋った時に話題にした歌で、歌ってくれて嬉しかったです。

【Akisa】
たいへん素敵なオリジナルのナンバーを作られるAkisaさん。この夜はオリジナル曲に加えて、福山雅治「ミルクティー」、バックナンバーの「ハッピーエンド」といった人気曲を披露。温かくて大人な演奏を聴かせてくれました。

【砂風金】
途中でギターをチェンジ。
いつも多彩な選曲で楽しませてくれる砂風金。この日は「夏この頃」に始まり「君と歩いた青春」まで、オール伊勢正三作品を演奏。70年代音楽への愛たっぷりに熱唱してくださいました。

四組の演奏が終わって、休憩を挟み、二次会スタート。出演者のお名前と写真のみ紹介します。

【カーテンレイザー】

【フェイク・ブラザーズ】

【せーちゃん】

【マシスとAkisa】写真なし。

【寅之助】

再び【白ネコヤマト】

寅之助さんとヤマトくんは1次会に引き続き2次会も登場。ユニットでなくソロでもやらせて、との寅之助さん、三曲しか歌ってないじゃんもう一曲演って!、と周りに請われてのヤマトくん。こういう急な演奏もまさに飛び入りの面白さですね。

飛び入りの面白さ、といえば今回、僕はAkisaさんからのお声掛けをいただいて、一緒に演奏しました。

とても光栄なことに、Akisaさんからマシスの「駱駝」の横でギターを弾いてみたい、との連絡をもらっちゃって、二人でぶっつけ本番一発勝負。なんとAkisaさん、YouTubeの動画を観て練習してきてくださったそうで、ありがたや。

この自分の歌にサイドギターのオブリガードが入るなんて、歌っててゾクゾクしました。Akisaすげー。誰かと演奏するって贅沢で楽しい。お誘いありがとうございました!

奇しくも19歳から古希の方までと、幅広い年齢層の演者でお送りした演奏会でしたが、今回もとても面白い音楽時間が作れたと思います。お店にいらした皆さんがマナー良ろしく観覧&演奏してくださったので、進行がとっても楽でした。皆さんご協力ありがとうございました。マスターにマムゼルの皆さん、今回もお世話になりました。昨夜のギターストラップの忘れ物は僕です。失礼しました。

終演後、来場してくださった皆さんから、《楽しかった》《また来ます》と言ってもらえて、そういう声って何より嬉しい。イベントの主催者はタイヘンだけど、喜んでくださってる声を聞けると、アーやって良かったなと気持ちが盛り上がります。

名の通りフリーダムなフォーク集会ですから、これからも皆さんが自由にドンドン遊びに来て、順番と時間だけ守って、あとは好きに楽しんでもらえたらいい、と思っています。

次回のフリーダムフォーク集会は11月11日(土)、第二土曜日に開催します。今年最後のフリーダムフォーク集会、1次会はすでに演者が決まってますが、飛び入りの2次会はいつもお待ちしております。11月もどうぞよろしくお願いします!




唐突に話が変わりますが今朝、たまたま着けたテレビで映画『戦場のメリークリスマス』が放送されていて、途中からでしたが、ついつい最後まで観てしまいました。
この映画、昔は長くて退屈だと思ってたけど、今朝はグイグイ引き込まれて、こんなに興味深い内容だったか、と思いました。有名なラストシーンだけ覚えていて、結局『戦メリ』がどういうお話の映画なのか、僕は全然わかってなかった。坂本龍一の若かりし日の姿はゾクゾクするほど美しいものでした。


『戦メリ』を観たあと、今日(日曜日)は子供の修学旅行に必要なものの買い物へ行き、帰ってきて今、WOWOWで昨夜録画しておいたさだまさしのコンサートを観てます。昨夜のフリーダムで観た演奏に引き続いて、さだまさしづいてます。



マシス