《あすとら》が初めて演奏したのが1994年で、そこから数えて昨年がちょうど20周年でした。でも、あらためてライブもするわけでなく、何とはなしに昨年は終わったのです。
実際は、久しぶりに歌う話はいくつか挙がりましたが、ことごとく都合が悪くなって流れてしまって、結局、昨年は相棒に会えたのも一回だけ。残念なのです。歌いたかった。
《無理して活動はしない》って了解が二人の間で暗黙のうちにありまして、その緩さがウチらの活動の居心地の良さでもありました。でも、会わない時間に間が空いてしまうと、こころならずも疎遠になるものです。
僕らは歌い始める前からの友達だったので、歌がなくても遊んでいれば良かったのです。昔の友達と遊ぶ機会が減ったのは、巷でもよく聞く話ではあるけど、僕は歌を口実に相棒と遊べてました。どの連れより二人で居る時間を持てたのは、あすとらとしては幸せなことだったと思います。
その相棒がつい先ほど連絡をくれまして、youtubeにあすとらのPVをいくつか作ってアップしたよ、と教えてくれたのです。
言われた通り、ひらがなの“あすとら”でyoutubeを検索して見ると、あった。13曲もあげてくれてあった。
音源は僕達が作った、今のところ唯一のあすとら音源『ホームメイドⅠ』より。その音に相棒が様々なイメージ風景の映像を合わせて、動画として載せてくれていました。【20周年記念】と言葉まで添えて!
勝手にこんなの作って!と僕に怒られるかと相棒は最初言ってましたが、怒ったりするものですか。機械やネットに疎い僕には、こんなの絶対作れない。
僕は20周年で何もしなかったけど、相棒はこんなことをやってくれてたのだ、と思ったら、幸せな気持ちになりました。
どれも、200回とか再生してもらえていて、コメントもいっぱいついている。凄いなぁ。僕のソロライブ映像なんて、20回再生とかばかりなのに

中には、仮ミックスで渡した未CD化の曲もあげてくれてた。僕自身がも-ぅ何年も聴いていない音源で、懐かしく聴いてしまいました。細かなアレンジなんて忘れていたくらいです。
どれも大事な歌ばかりですが、その未発表音源(仮ミックス)、ここに添付させてください
「手の鳴る方へ」/あすとら
僕自身、とても気に入っている歌です。これをあげてもらえて嬉しい。
こういうのを観ると、音源を作っておいてつくづく良かったな、と思います。どれも拙い演奏、録音なのですけど、勢いだけはある。この時の精一杯の自分たちが小気味よく記録されていると、今聴いても思うのです。
相棒もどれかのコメントに書いてましたが、僕の自宅で、夏に窓を閉め切って録音した、あの部屋の風景が蘇ってくるのです。
(コメントを一つ訂正すると、この歌を録音したのは30代になってからでしたが、作ったのは僕が26歳の時です。細かいようですが)
相棒は高いキーで歌っても声が細くならない、他に似ている人がちょっと思い出せない声をしてます。この歌では序盤の低い声が、なんとも言えず良いです。身贔屓のようですが、しみじみと良いです。
あすとらは僕が自分で立ち上げた唯一の音楽グループで、初期衝動での僕のやりたいことって、マシスの歌ではなく、あすとらでやろうとしていたこと全てです。
僕が相棒と呼ぶのはこの《あすとら》の歌い手“azteca”のことで、他の誰を差す呼称でもありません。僕の作る歌を無条件に許容してくれて、わがままな僕の趣味を共に楽しんで歌ってくれた、僕がもっとも愛するヴォーカリストです。また、僕の迷い、間違いを指摘して、正しく軌道修正してくれる、あすとらの羅針盤でもあります。相棒と組めたおかげで、僕は他の第三者と組める気が、いまだしません。
マシス



















