【育児・教育】パセージやスマイルを教育に実践するには? ~ アドラー心理学 ~ | 数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

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アドラー心理学的な世界観のコラムやエッセイを書いています

育児や教育に有効なアドラー心理学とは、

どういうものだろう?

 

そんな疑問に答えるべく、

 

最近、私は教育論文を書いて発表しました。

 

論文のタイトルは次の通りです。

 

アドラー心理学に基づく育児プログラムの原理と数学教育との親和性

~ Passage とSMILE を比較して ~

 

 

ここでは、

 

この論文について、簡単に紹介させていただきます!

 

 

 

 

ところで、、

 

育児や教育にアドラー心理学を応用したい!

 

そんなふうに思ったとき、

代表的なプログラムが

 

パセージとスマイル

 

どちらも有名な子育て講座です。

 

これらは育児はもちろん、

教育や日常生活にも応用できる充実した内容なんです!

 

 

もともと、、、

 

どちらも野田俊作先生が

講座の開発に関わっておられますが、

 

 

現在は、

 

パセージは日本アドラー心理学会の協力のもと、

各地のパセージリーダーさんが開催し、

 

スマイルはヒューマンギルドを中心に、

各地のスマイルリーダーさんが開催しています。

 

 

少し説明させていただくと、、

 

日本アドラー心理学会の初代会長は野田俊作先生です。

今もその流れを組んでいます。

 

また、

 

ヒューマンギルドは岩井俊憲先生を代表とし、

ペルグリーノ博士を最高顧問とする団体です。

 

 

どちらの団体も広く日本で、

しっかりとしたアドラー心理学を伝えておられます。

 

それで、

 

私がこれらの講座を推す理由は、

 

 ・ 系統的なテキストが完備されている

 ・ 内容が何度も改訂されており、吟味、精選されている

・ グループワーク形式で、体に落とし込める

・ 初心者の人でも分かりやすく学べる  

 

などの理由によります。

 

 

どちらも内容としては似ていますので、

どちらを受けても大いに役立ちます。

 

 

とはいえ、、、

 

若干違いもありますので、

 

そのあたりを今回、

論文ではまとめました。

 

 

 

 

また、、、

 

論文の後半では、

 

数学教育についても、

数学者の立場から大きな流れを吟味しています。

 

ざっくり言いますと、、

 

数学の授業といえども、

これまでのような知識注入型の授業ではなく、

 

グループワークなどを取り入れた

アクティブ・ラーニング型の授業が必要なのではないか?

 

 

 しかも、

 

ただのアクティブラーニングではなく、

勇気づけを取り入れた

 

アドラー心理学にもとづくアクティブラーニング

 

このような手法が、有効なのではないだろうか?

 

それこそが、

 

数学による癒し

 

という壮大な目標を達成できるのではないか?

 

 

そんな理想を実現すべく、

 

論文では、

硬く難しい言葉で、考察しています。

 

 

そんなわけで、関心のある方は、

私の論文をご覧ください。

 

論文は、次のサイトからダウンロードできます。

 

【教育論文】

 

アドラー心理学に基づく育児プログラムの原理と数学教育との親和性

 

 

 

 

■ 著者プロフィール

 

松岡学

 

高知工科大学 准教授

専門は数学 (代数学)

 

近年は数学教育に力を入れており、

アドラー心理学にもとづく教育について実践的な研究を行っている。

特に、臨床数学教育の実現を目指している。

 

 

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