印象的な談志師匠の言葉 ~ キウイ氏の本から ~ | 数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

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アドラー心理学的な世界観のコラムやエッセイを書いています

「談志師匠に会った気持ちになってもらえたら」

 

そんな想いを込めて、

 

落語家の立川キウイ氏が出版された

著書 『談志のはなし』(新潮新書)

 

そこには談志師匠の日常の姿や名言の数々が

キウイ弟子の視点から、あますことなく書かれています。

 

(本来ならキウイ師匠と記すところですが、

談志師匠のお弟子さんという意味を込めて、

ここではあえてキウイ弟子と書かせていただきました)

 

 

今回は、この本の中から、

 

私が印象に残った談志師匠の言葉を

いくつか挙げたいと思います。

 

この本は4つの章に分かれており、

それぞれ春夏秋冬をほうふつさせます。

 

そこもこの本の魅力となっています。

 

 

それでは、

 

私が印象に残った談志師匠の言葉を

いくつか紹介させていただきます。

 

 

 

 

一章

 

「嫉妬とは、己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、

自分のレベルにまで下げる行為」

 

 

「酒が人間をダメにするんじゃない。

人間はもともとダメだということを酒が教えてくれるのだ」

 

 

 

春を愛する人は 心清き人

 

 

 

二章

 

「『自ら仕掛けなければ栄光はない』

そのためには何でもやってみろ。

行動をおこしてみろよ。

それこそ妬んで羨ましがっているだけゃ手に入るものはない。

とにかく動いてみろ」

 

 

「何もしないで一日中、コップならコップ、

それをながめて満足に暮らせたら、こんな幸せなことはねぇ。

でもそれじゃ済まないから、みんな駆けずり回ってんだよな」

 

 

 

夏を愛する人は 心強き人

 

 

 

三章

 

「売れない奴ほど事務所の悪口を言う。

そして売れるのは狂える奴だ」

 

 

「やる奴は止めてもやる。

やらない奴はいくら言ってもやらない」

 

 

 

秋を愛する人は 心深き人

 

 

 

四章

 
「(売れてる方に対して)本物じゃないのが多い」
 
 
「落語とは人間の業の肯定である」

 

 

 

冬を愛する人は 心広き人

 

 

 

ここまで、

 

私が印象に残った談志師匠の言葉を

そこはかとなく綴ってきました。

 

あなたもぜひ、本書を手にとって、

談志師匠と出会ってみてください。

 

きっと何か心に響くものがあると思います。

 

 

 

 

それでね、、

 

本書には、キウイ弟子の談志師匠を想う気持ちがあふれています。

 

「これは師匠が天からくれた有難い仕事」

 

キウイ弟子は、まえがきにそんなふうに書いておられます。

 

「キウイ、なんか書いてみな」

 

今回、キウイ弟子は、

談志師匠から、そう言われたような気がしたそうです。

 

それで、

このような味わい深い本が完成しました。

 

談志師匠が亡くなられて10年。

 

時間や空間を超えた師弟愛だと思います。

 

 

 

 

最後に、

 

桂文字助師匠の言葉を紹介させていただきます。

 

「辛い上に辛いことがおきて、もう沢山だって思っててもまだ辛いことがあったりする。

でも辛抱だぞ。最後まで辛抱できたら勝ったも同じだ」

 

心に響く言葉です。

 

もし、あなたが辛いことに直面しているとしたら、、

 

希望を捨てずに、もう少し辛抱してみてください。

 

明けない夜はない

 

とも言います。

 

最後まで我慢すれば、きっと夜は明けます。

 

 

談志師匠、桂文字助師匠、キウイ弟子、
心に響く言葉を届けてくださり、ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

私とキウイ師匠のやりとりは、

こちらにも書いてくださっています。

 

 

 

 

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