人生を一歩踏み出したいとき、槇原敬之さんのアルバム『宜候(ようそろ)』を聴いてほしい
先月、槇原敬之さん (以下、マッキーと呼びます) の
ニューアルバム『宜候(ようそろ)』がリリースされました。
このアルバムはマッキーにとっても、
意味のある再出発の作品となりました。
昨年、
執行猶予のついた判決を受け、
マッキーは反省の時期に入り、
活動を自粛していました。
ピタッと活動をやめたマッキー。
ファンとしては寂しかったですが、
反省の日々を送っているマッキーを信じ、
辛抱して待ってきました。
そして、、、
この度、自粛期間を終えて、
マッキーが音楽活動を再開させたのです。
まさに、
マッキーにとって、再出発を意味する作品。
それにしても、、、
『宜候』とはどういう意味なのでしょうか?
『宜候(ようそろ)』とは、
針路に向けて船を直進させる航海用語。
まさしく、前に向かって進みだすイメージ。
海が波打つ絵が描かれたジャケット。
絵具を立体的に重ねることで
航海していくことを表しているといいます。
〈 タワーレコード京都店 〉
アルバムには前向きにさせてくれる
曲が収録されています。
楽曲「好きなものに変えるだけ」という曲の中で、
マッキーは人生を映画にたとえています。
次のような歌詞です。
人生の映画は
一度きりの上映なのに
途中で立ってしまうような
退屈なストーリーじゃダメだ
さあ 心にかけられたフィル厶が
映し出している世界が
もしも気に入らないのならば
好きなものに変えるだけ
人生は自由に作り変えていける。
そんなマッキーからのメッセージを感じます。
マッキー自身も、、
これからの人生をさらによいものにするために、
作り変えていこうとしているように感じます。
〈 好きなものに変えるだけ 〉
マッキーは今まさに、
人生を再出発しようとしている。
そんな思いのつまったピュアなアルバム。
あなたはどうですか?
何かに迷って前に踏み出せないことはありませんか?
グルグルしていませんか?
進みたいけど、なかなか進めない。
そんなときは、
このアルバムを聴いて、
ぜひ勇気を注入してください。
人は自分の意志で、
前に進むことができる。
アドラー心理学では、そう考えます。
これを自己決定性といいます。
何か迷ったことがあるとき、
人は、
イエス or ノー
どちらを選ぶこともできます。
イエスもしくはノーを、
自分の意志で決定して人生を歩んでいく。
それが、
アドラー心理学の自己決定性。
人生に迷いがあるとき、
つらい環境におかれたとき、
すごく悩むと思います。
そんなとき、、
どうか人生にイエスを選択してほしい。
人は環境の奴隷ではありません。
確かに環境の影響は受けますが、
自分の意志で人生を作り変えていけるのです。
あなたも人生にイエスを選択して、
人生を前に踏み出してみてください。
このアルバムは、
アルバムと同じタイトルの「宜候」という曲で幕を閉じます。
さあ行こう
海原へ船を出すんだ
さあ行こう
大好きな歌が聞こえるよ
いよいよ出発のときですね!
この曲の最後で、、
「ヨーソロー、ヨーソロー ・ ・ ・ 」
と何度も叫ぶマッキーに、私は感動しました!
人生の荒波に負けずに、
航海に出発しようとしているマッキーの決意を感じます。
そんな決心が優しい歌声やメロディーで伝わってきて、
胸がジーンとなります。
〈 宜候 〉
楽曲「宜候」は、
アルバムの曲順は最後ですが、
「すべてのレコーディングはこの曲を作ったことからスタートした」
マッキーは、そうセルフ解説で語っています。
「まっすぐ進め、
進んでいる方向は間違っていない」
そんな意味がある「宜候」から、
「自分の船がこれからまっすぐ
荒波を越えて進んでいければいいな
という気持ちを込めてこのタイトルをつけました」
とマッキーは言います。
あなたの進む道は間違っていないよ。
まっすぐ進んでいいんだよ。
そんなふうにマッキーが、
声をかけてくれているような作品。
もし、あなたが、
荒波を乗り越えて
人生を前に一歩踏み出したいとき、
ぜひアルバム『宜候』を聴いてほしい。
きっと、前に進むことができるはず。
そんな勇気を与えてくれる作品。
私も前を向いて進みます!!
〈 槇原敬之さん本人によるセルフ解説 〉
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