野球の算数 ~割合~ | 数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

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日常生活で買い物をするときに算数の割合と出会いますが、
プロ野球観戦をするときなども、割合を見かけます。

打率3割
防御率2.17


などの言葉をよく耳にします。

打率3割とはどういうことなんでしょうか?

割合の基本は次の関係です。

1割 ⇔ 10% ⇔ 1/10 ⇔ 0.1

このことを理解していれば大丈夫です。

今の場合は、分数に直すと分かりやすいです。

3割 ⇔ 3/10

分かりやすくいうと、

10回打席に立ち3回ヒットをうつことが、打率3割です。

※正確には、打席数から四球などを引いた打数で定めます。


3回のうち1回ヒットをうてば
1/3=0.333・・・
ですから、
3割3分3厘になります。


プロ野球では1試合につき
だいたい3~5回打席にたつので、
野球観戦が好きな人だと

3回のうち1回ヒット ⇒ 3割3分3厘
4回のうち1回ヒット ⇒ 2割5分
5回のうち1回ヒット ⇒ 2割


と感覚的に覚えていると思います。

正確な式は、

(打率)=(安打)÷(打数)

となります。
 

 

 

 

防御率の場合は、

9回投げたときに何点とられるか?

というのが基本の考え方です。


打率と似ていますが、ちょっと違って
防御率は「9回」が基準になります。

ですから、防御率が2.00の投手の場合、

分かりやすくいうと
9回投げると、2点とられることになります。

※正確には、味方のエラーでとられた点数などを引いた
 自責点で計算をします。


たとえば、3回投げて2点をとられた場合は、
もし9回投げていれば6点とられることになるので、
防御率は6.00 となります。

では、防御率3.27 とはどういうことでしょうか?

9回投げて、3.27点とられるなんて
現実的にありえませんよね?

この場合、100倍して考えると小数がなくなります。

つまり、
その投手が、もし900回投げたとしたら、
327点とられるという意味です。


防御率は少しややこしいですが、
9回を基準にしていると覚えてください。

正確な式は、

(防御率)={(自責点)÷(投球回数)}×9

となります。


野球には算数の割合の考え方がふんだんに盛り込まれていますので、
そのあたりを意識して野球観戦をすると、割合に強くなれると思います

 

 

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