今日から3連休ですね。
わたしもサラリーマン時代は休んでいました。
起業してわかることは、やっぱり自分のやりたいことであれば、全力投球できることです。
四六時中、仕事に関することをやっていますが、全然苦にはならないです(笑)
むしろあっという間に時が流れていくな、と感じます←
稼ぐことも大切ですが、やっぱり自分のやりたいことができる、そういう環境であって幸せです。
さて、今日は前回の続きです。
今日の話題は「【周りの就活生と差をつける!】企業研究の具体的なやり方」です!
前回までの記事はこちらに書いてあります。
Part1
Part2
Part3
Pat4
Part5
Part6
前回までは四季報のお話をしました。
今回のテーマは、一番左側にある「格付」というお話をしたいと思います。
ちょうど資本移動の下になります。
そもそも、「格付」とは何か?
会社の信用度を、民間格付け機関がつけたものです。ただし、信用度が高い=株価が高いとは限りません。
最上階が「AAA」で、一番下が「C」です。
AAA、AA、A、BBB、BB、B、CCC、CC、Cの順に変わります。
それぞれ、+と-がつきますので、実際には18段階ということになります。
アメリカで有名な格付け機関にS&P(スタンダード・プアーズ)、Moody's(ムーディーズ)、Fitch(フィッチ)があります。ムーディーズは、AAAという書き方ではなく、
Aaa,Aa1,Aa2,Aa3,A1,A2,A3,Baa1,Baa2,Baa3,Ba1,Ba2,Ba3,B1,B2,B3,
Caa1,Caa2,Caa3,Ca,Cというように書きます。
日本で有名な格付け機関にR&I、JCR(日本格付研究センター)などが挙げられます。
では、格付の記号の意味を書いていきます。
AAA | 債務履行の確実性が最も高い。 |
AA | 債務履行の確実性は非常に高い。 |
A | 債務履行の確実性は高い。 |
BBB | 債務履行の確実性は認められるが、上位等級に比べて、将来、債務履行の確実性が低下する可能性がある。 |
BB | 債務履行に当面問題はないが、将来まで確実であるとは言えない。 |
B | 債務履行の確実性に乏しく、懸念される要素がある。 |
CCC | 現在においても不安な要素があり、債務不履行に陥る危険性がある。 |
CC | 債務不履行に陥る危険性が高い。 |
C | 債務不履行に陥る危険性が極めて高い。 |
D | 債務不履行に陥っている。 |
さらにBBBまでは「投資適格級」といい、BB以下を「投資不適格級」と呼びます。
では、これらに該当する企業・国家はどこが該当するか書いていきます。
【企業】
AAA:【アメリカ】エクソンモービル、マイクロソフト 【日本】なし 【国家】ドイツ、オーストラリア、イギリス、スイス、香港
AA+:【アメリカ】アップル 【国家】アメリカ
AA:【アメリカ】ウォルマート、コカコーラ、グーグル 【日本】NTT、NTTドコモ、キャノン 【国家】ニュージーランド、中国、台湾、フランス
AA-:【アメリカ】ナイキ、アマゾン、P&G、IBM 【日本】東京海上日動、トヨタ自動車、JT、JR東日本
A+:【アメリカ】コストコ、GE、インテル 【日本】ホンダ、三井物産、三菱地所 【国家】日本
A:【アメリカ】キャタピラー、ebay、マスターカード 【日本】オムロン、三井住友フィナンシャルグループ、コマツ
A-:【アメリカ】メットライフ、シティグループ、スターバックス 【日本】オリックス、伊藤忠商事、日産自動車 【国家】韓国、マレーシア、イスラエル
BBB+:【アメリカ】アメリカン・エキスプレス、ケロッグ、セルジーン 【日本】大和証券、野村ホールディングス、富士通
BBB:【アメリカ】ダウ・ケミカル、ハイアット、タイム・ワーナー 【日本】カシオ計算機、東芝、新日鉄住金 【国家】イタリア、スペイン、タイ、インド、南アフリカ、ロシア、メキシコ
BBB-:【アメリカ】フォード・モーター、アルコア、ギャップ 【日本】NEC、双日、ソニー
ここまでが投資適格級です。(=投資してもよいというラインに設定している企業が多いです)
BB+:【アメリカ】yahoo、ウィン・リゾーツ 【日本】ソフトバンク 【国家】ブラジル
BB:【アメリカ】サンディスク、グリーンマウンテン・コーヒー 【日本】三菱自動車工業
BB-:【アメリカ】ヒルトン、デルタ航空、グッドイヤー 【日本】なし
B+:【アメリカ】GM、ニューヨーク・タイムズ 【日本】東京電力
B:【アメリカ】アメリカン航空、テスラ・モーターズ 【日本】なし 【国家】ギリシャ、ベトナム
B-:【アメリカ】オフィス・デポ
CCC+:【アメリカ】モリコープ、JCペニー 【日本】シャープ
まとめてみるとこんな感じです。知らない企業は調べてみてください。
こうしてみると、どこの企業と同じぐらいです、という説明ができると思います。
わたしはこれらが頭の中に入っていましたので、よく債券販売の時にこの知識をフルに使いました(笑)
勉強になると思いますので、ご参考までに。
お読みいただきましてありがとうございました。