【周りの就活生と差をつける!】企業研究の具体的なやり方 〜Part5〜 | 元証券マンから学生たちへ!

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おはようございます!

もうあっという間の水曜日ですね。

毎日「あさが来た」という番組名をよく聞きます。

波瑠さんって、マイナビとかの広告に出てた人ですよね!!

朝ドラのヒロインっぽくないですが、やはり評価が高いんでしょうね。

昔、朝ドラで「純情きらり」っていうドラマがありました。

宮崎あおいさん主演のやつです。

結構朝ドラはたくさんありますよね!!最近は下町ロケットしか見ていませんが・・・笑

さて、本日のテーマは「
【周りの就活生と差をつける!】企業研究の具体的なやり方」です。

前回までの記事はこちらに書いてあります。

Part1

Part2

Part3

Part4

前回までは「社名」の横にある、「特色」「連結事業」「本社」「証券」についてお話をしました。

今回は、その横にある「株主」「役員」「連結」という箇所について説明します。

お馴染みだとは思いますが、再度この画像を掲載しておきます。

まず、「株主」とは何かというお話ですが、株を持っている人のことです。人数も記載があります。ここに書いてある株主は保有割合上位10名(社)であり企業の支配権は誰にあるかということを示している割合になります。

個人名が入っていれば「オーナー企業」(ググると創業者一族・親族が多いです)、銀行・証券会社が入っていると「何らかの理由で保有をしている可能性」が考えられます。あと、メインバンク・主幹事である可能性が高いです。

ですが、最近銀行や証券会社が持ち合いの株式を持つこと自体が、減ってきているそうです。コーポレートガバナンスにて、保有の理由が説明できない株式は売却すべきという国からのお達しが来ているため

あとは、日本トラスティサービスやステート・ストリート・バンク&トラストといった、聞いたことのない「信託銀行」を思わせるような名前の場合は要注意です。

これらは「カストディアン」と呼ばれ、証券の保管や配当の受け取りなどの業務を任されている場所です。つまり、本当の株主は別にいます。これらの株主で挙げられるのは、主に年金基金や投資信託、海外投資家といった機関投資家(利益や配当を出すことを強く求める)が多いです。

では、実際に主な例を挙げながら説明します。

1、大株主が個人名=オーナー企業
・オービック(ノダ・マネジメント)
・スクウェア・エニックス(福嶋康博)

2、大株主に銀行・証券会社・生命保険
・東京ドーム(第3位にみずほ銀行、第4位に富国生命)
・クレハ(明治安田生命)
・京阪電気鉄道(三井住友信託銀行・日本生命・三井住友銀行)

3、大株主に特定の企業
・積水化学工業(旭化成、積水ハウス)
・豊田通商(トヨタ自動車、豊田自動織機)
・ルネサンス(DIC)

4、大株主がカストディアン=注意
・みずほフィナンシャルグループ(日本トラスティ、日本マスター、JPM)
・すかいらーく(ベインキャピタル)

と、たくさんあります。
一番日本で多いのは1か3ということになると思います。

話題は変わりますが、上場していた株式が倒産以外の理由で上場廃止になります。上場廃止になったりするのは、誰かが発行済株式総数(企業が発行している株の総数のこと)を全部買い上げて、100%完全子会社化するからですね。

100%完全子会社化され、上場廃止になった企業は以下の例があります。

・スターバックスコーヒージャパン(日本国内のスタバ)
・日興コーディアルグループ(日興証券)
・栄光(栄光ゼミナールを運営)

これらが挙げられます。
みなさんが知っている会社も多いのではないでしょうか?

今回はここまでとします。

お読みいただきましてありがとうございました!