読書感想文
久しぶりに読書感想文です。最近は、本は図書館で借りて、少しずつ読んでます。返却日までに読み終わらず返すこともしばしば。昔に比べて、集中力がないし、読むスピードも遅くなったような。そんな中で久しぶりに一日で読んだ本。チーズと豆と塩と「4人の女性作家が、それぞれヨーロッパのスローフードやソウルフードを求めて旅をし、その土地を舞台に書かれる短編小説アンソロジー。井上荒野はピエモンテ州(イタリア)、江國香織はアレンテージョ地方(ポルトガル)、角田光代はバスク地方(スペイン)、森絵都はブルターニュ地方(フランス)」(↑説明文はAmazonから一部を拝借)題名も装丁も素敵な本です。短編集だし、読みやすかったというのもあるけど、なかなか好きな四人の作家さん、お話の中に引き込まれました。始め、日本人の作家なのに、舞台は外国、登場人物も現地の人ということで、ちょっとなぁと思いながら読み出したけど、違和感無く読み進められました。土地、食、人間模様、、いろいろ楽しめて、一粒で二度美味しいといったところ。人生には土地も食も全部絡み合っている。ところで、この本は、もし妊娠前だったら感想文書こうと思わなかったと思うんですね。さらっーと読んで、面白いな、で終わり。短編なので、お話の中身としては少し薄い感じですし。でも今は、なかなか一人での集中や楽しみって無くて、この本を読んだら、一粒で二度美味しい感じがとても楽しくて、それが新鮮でもあり、そこを書き残したくて感想文書いてます。昔に比べて楽しみの閾値が下がったとも言えるし、楽しみや興味の種類が変わったからそう思えるとも言える。結婚したので、もう恋は出来ないし(笑)、それもあって、この作家さんたちのお話への感じ方も変わったのかもしれない。変わらないつもりだったけど、人は気付くとだいぶ遠くまで来てたりするものなんですね。