忘れてはならないこと。







前回記事の最後の写真です。

私がこの写真を見た時は、

特に説明が無く、毎日新聞社提供っと

記載されただけでしたので、

あれ、お見送りに女性がいる!

こんなことってあったのか?でした。

これを、調べてみたら

知覧高等女学校の生徒だとわかりました。

出撃機の隼に乗っているのは、穴澤少尉。

女生徒が手に持っているのは、桜の小枝です。

日本軍は戦争に負けた後、証拠隠滅で

特攻の資料を焼却してしまいます。

アメリカには、戦争の象徴になっては困ると

戦闘機などもみんな燃やされてしまいます。

そんな中で、よくこの写真が残っていたと感心しました。

この写真をテレビ局のスタッフが見たことから

取材が始まり

2008年9月20日 フジテレビで

千の風になってドラマスペシャル番組の中のひとつとして

「なでしこ隊~少女達だけが見た特攻隊・封印された23日

間」と題し、女学生が見た特攻隊員たちの真実の姿を制作

したドラマが放送されました。



知覧という場所は鹿児島県になります。

沖縄に近いという理由で、

そこにあった飛行場が特攻の秘密基地になりました。

そんな特攻隊員たちのお世話をしたのが

知覧高等女学校の生徒さんだったんです。

その中のひとり、当時15歳だった前田笙子さんが

当時書きとめた23日間の

特攻日記からこの物語が出来ています。

私の下手なストーリー説明よりも

動画がありましたので、

お時間がある方は、ご覧になってみて下さい。

ドキュメンタリーも混ぜているので

「永遠の0」よりも涙の度合いは、大きいですよ。


※動画が多くなっておりますが、

 最初だけは見て頂いて、続きを見るかどうかは

 ご自身にお任せ致しますが、

 知っておいてほしい事です。


※追記:いつの間にかこの動画(1のみ)

 著作権で保護された音声トラックが使用されていたと

 著作権者からの申し立てで音声がミュートになっています

 著作権もわかるが、知ってほしいことなのだから

 もっとオープンにしてもらいたいと思う。


※追記:動画どんどん削除されます。

 高画質版ではありませんが、

 音声も画像も通しで見れるものがUPされましたので

 変えておきます。




※追記:高画質版出てましたので、UPしておきます。



※追記:UP、削除の繰り返しですが

 見れるものをUP。

(雑誌で写真を見つける冒頭のシーンを後ろに編集し

 千の風の歌の無いものになっています)







●このドラマが放映された後、

石原慎太郎氏を含め

違う部分があると酷評があり

その指摘部は、ドラマ部やテロップなどで見られますが

私は、生の声が聞けたことを評価したいです。

制作がその時期で無かったら・・・

これが20年後に作られたら・・・

携わった方の声の方が、聞けなかったと思います。



この23日間の特攻日記は

全文が読む事が出来ます。



この本は、新装版として

2011年にも増刷されていますので、

今でも読むことが出来ます。

これには、特攻隊員の遺書も掲載しており

涙なくして読めないものになっています。

他に食堂の鳥濱トメさんのことを書いた

「華のときは悲しみのとき」




石原慎太郎氏は、

鳥濱トメさんに会い、聞いた話から

2007年に、

自らが執筆した

鳥濱トメさんの視点からの映画を制作しています。

興味のある方は、どうぞ。

「俺は、君のためにこそ死ににいく」 東映






◆私たちの前に戦争で亡くなった人たちがいるのは事実。

そんな人たちが思った日本の未来は どんなだったのでしょ

う。

その未来に私たちは生きています。

これから、戦争を知っている方が、少なくなっていく今

これらの話を語り継ぐ意味を

気付かさせてくれるドラマではないでしょうか。

また、

今の女子高校生に多く知ってもらいたいとも思いました。







               また、いつかどこかで。



※動画の最初に出てくる雑誌が手に入りましたので、

 本の一部紹介しながら、

 この記事に もう少し肉付けしたものを

 2016年3月5日に増補版として再び書いてみました。