ますだ裕二「脚下照顧」オフィシャルブログ -14ページ目

9月議会が閉会しました

こんばんは。

ますだ裕二です。


9月議会の最終日は、新たな補正予算案を含むすべての議案が全会一致で可決され、閉会となりました。


新たな補正予算案は以下の通りです。



令和4年9月定例愛知県議会


知事提案説明要旨


本県では、8月5日から「BA.5対策強化宣言」により、感染拡大の抑制に取り組んでまいりました。


その結果、新規陽性者数、入院患者数ともに減少傾向となり、9月30日をもって、「BA.5対策強化宣言」を終了し、10月1日から「厳重警戒」に移行いたしました。


医療提供体制は、10月12日から、病床フェーズをフェーズ2からフェーズ1に引き下げ、現在の稼働病床数は1,237床、うち重症病床は133床です。


なお、入院基準は、「原則、中等症Ⅱ以上(酸素投与が必要な者等)」から変更ありません。


また、国は、足元の感染状況等を踏まえ、全国を対象とした観光需要喚起策として全国旅行支援を実施することとしました。


これを受け、本県では、10月11日から、県内を旅行される方を対象に「いいじゃん、あいち旅キャンペーン」を開始しております。


旅行代金等の40%相当額について、


・宿泊と交通がセットの旅行商品の場合、1人1泊8千円まで


・その他の場合、1人1泊または日帰り旅行1回5千円までを支援します。


併せて、宿泊される方には、1人1泊、平日は3千円分、休日は千円分のクーポンをお渡しします。


それでは、補正予算案及び控訴の提起に係る議案につきまして、その概要を申し上げます。


補正予算案についてです。


国の「物価・賃金・生活総合対策本部」において、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金)」が増額されました。


本県としましても、これに呼応し、一般会計で207億4,532万余円を増額補正するものです。


①食費等の物価高騰の影響を受ける子育て世帯を支援するため、「愛知県子育て世帯臨時特別給付金」として、児童手当受給者を対象に、児童1人当たり1万円を支給します。


②低所得世帯の高校生等を対象に、学校外活動費として、1人当たり1万円を支給します。


③光熱費高騰による影響を緩和するため、私立学校、保育所等、介護事業所や障害福祉サービス事業所等、医療機関及び土地改良区等を支援します。


④子どもたちに居場所や食事を提供している子ども食堂に対して、食材費の高騰分を支援します。


⑤宿泊施設のリノベーション等による高付加価値化を図る取組に対して支援します。


これらの議案につきましては、準備等を早期に進める必要がありますので、よろしくご審議の上、適切なご議決を早期に賜りますよう、お願い申し上げます。


愛知県内の所有者不明橋について質問しました

こんにちは。

ますだ裕二です。


今日は、建設委員会が開催され、私からも愛知県内の所有者不明橋「勝手橋」について質問させていただきました。


QAは以下の通りです。



(質問1)
私からは、県管理河川に無許可で設置された所有者不明橋について、伺っていきたいと思います。
この件については、国土交通省が本年5月に全都道府県対象に調査をおこない、その結果を本年の8月に共同通信が発表し、地元新聞紙面にも掲載されたことから、私の所属する愛知県宅地建物取引協会の方々からも所在地や状況について質問をいただいていました。
報道の内容につきましては、全国で河川に無許可で設置するなど、管理者がわからない橋が9000以上存在し、自治体の手続きミスで管理者不明になった事例もあるとのことでした。
管理者がわからない橋は責任の所在が明確でないことから、日ごろの管理や維持がなされていないものが多く、大規模地震発生時には倒壊の恐れがあり、一般の通行人が巻き込まれるなどの人的被害が危惧されます。
そこで、本県管理の河川において、管理者不明橋はどのくらいあるのかお聞きします。

(答弁1)
管理者不明橋につきましては、本年5月に、国土交通省水管理・国土保全局から、全国の都道府県及び政令指定都市に対し、令和4年3月31日時点での数量等の調査がありました。
本県が管理する河川では、把握していた2橋について、国土交通省に報告しております。 

(質問2)
所有者不明橋が県内に2か所存在することがわかりました。
それでは、愛知県が把握しているその2つの橋は現在どのような状況なのか。一般の通行人が使用しているのかお聞きします。

(答弁2)
一つ目は、二級河川境川にかかるコンクリート製の橋梁で、刈谷市と大府市にまたがって設置されております。
この橋梁は、老朽化が進んでいることから、現在、両市により、通行止め措置を行っております。
二つ目は、知立市内の、二級河川水干川に鉄板をわたした小規模な橋であります。
この橋は、農地への出入りのために設置されたと推測されますが、現在は、開発が進められ、付近に農地がなくなったことから、利用はないと考えられます。 

(質問3)
今現在の状況はよくわかりました。
滋賀県の事例をあげたいと思いますが、草津市で、滋賀県管理河川にかかっていた所有者不明橋で自転車の車輪がはさまる物損事故があり、河川管理者である滋賀県に損害賠償を求める民事調停を申し立てる事態となったと聞き及んでいます。
このように、本来、河川法によって所有者に義務付けられている維持・管理の責任が、所有者不明な橋であることから、その責任が管理者に問われたような事例であったと思います。
従って、愛知県内でも、万が一、その2つの橋が原因で何らかの事故が起こった場合には、管理者である愛知県の責任が追及されることになることと推察されます。
そこで、この2つの橋について、撤去などの必要があると考えますが、河川管理者として、どのように対応していくのかお聞きいたします。

(答弁3)
この2橋は、現在、一般の通行はありませんが、河川管理上、支障があることから、撤去などの措置が必要であると認識しております。
これらの橋の取り扱いにつきましては、地元自治体と連携して、早期に解消できるよう、取り組んでまいります。 

(質問4)
これは、何年もかけてやることでなはいと思いますので、迅速な対応を重ねてお願いします。
最後にしますが、愛知県の管理する河川は約1800kmもあるので、本当に大変なことではありますが、県管理河川で管理者不明橋がこれ以上増えないように、今後も引き続き監視に努めていく必要があるかと思いますが、今後どのような対応を行っていくのかお聞きします。
今後、国交省も各地の解消事例をあつめて周知していくとの方針でありますので、国ともしっかりと連携をとっていただき、一刻も早く問題解決に努めていただくよう要望します。

(答弁4)
管理者不明橋は、あってはならないと考えているため、今後、新たに管理者の不明な橋が設置されないよう、日常の河川巡視で、しっかり確認するとともに、毎年行う堤防点検時にも同時に確認するなど、監視に努めてまいります。 


我が党の代表質問

こんばんは。

ますだ裕二です。


今日は、本会議代表質問が行われました。




令和4年9月定例県議会

自由民主党代表質問要旨

1.行財政運営について

(1)県税収入の見通しについて

今後も引き続き、原材料価格の上昇や供給制約が企業収益に与える影響が懸念され、その動向を注視していかなければならない。

そこで、本年度及び来年度の県税収入の見通しについて、知事の所見を伺う。

(2)今後の財政運営について

本県を含めた交付税の交付団体は、県税収入が増えても、その大半が交付税等の減となり、一般財源が増えにくい構造である。

そこで、こうした状況を踏まえ今後の財政運営について、知事の所見を伺う。

2.安全・安心な暮らしの実現について

(1)愛知県基幹的広域防災拠点の整備等について

県と名古屋市が共同設置する消防学校では消防職員の育成、県民が防災・減災について学べる機能、公園では、県民の憩いや賑わいの場、各種イベントの開催、産業振興の場として、新たな機能、活用方法を民間の知恵も存分に活かしながら、新しい形の拠点整備を実現していただきたい。

そこで、愛知県基幹的広域防災拠点の整備及び運営について、知事の所見を伺う。

(2)オミクロン株対応ワクチンの接種について

子どもたちへの感染拡大が深刻化する中、保育士や幼稚園の教諭等への接種が急がれるところである。

そこで、オミクロン株対応ワクチンの迅速な接種の実施に向け、県の取組について、知事の所見を伺う。

(3)河川・海岸の地震・津波対策について

大規模地震による津波などから県民の生命・財産を守るため、河川・海岸の地震・津波対策への取組について、知事の所見を伺う。

(4)治安対策について

本年8月末の交通事故 死者に占める高齢者の割合は約5割で、歩行中、自転車利用中が約7割を占めている。

年末にかけては、交通死亡事故が多発する傾向にあり、県民の交通の安全を確保するための対策が重要となる。

また、刑法犯の認知件数は、本年8月末で26,423件であり、昨年の同時期と比べて1,591件増加している。

このような治安情勢を踏まえ、県民の安全・安心を確保するために、どのような取組を進めていくのか、警察本部長の所見を伺う。

3.活力と魅力あふれる愛知の実現について

(1)県政150周年について

県政150周年を祝い、盛り上げていくために、どのような取組を行うのか。

また、次年度以降も成果を継承していくことについて、知事の所見を伺う。

(2)地産地消の推進について

SDGsへの関心が高まる中、環境負荷 低減への貢献からも地産地消を進めていく必要がある。

そこで、地産地消の推進に向けての今後の取組について、知事の所見を伺う。

4.新しい時代に飛躍する愛知づくりについて

(1)デジタル技術を活用した先端的事業・サービスの社会実装について

本県においても、県内企業が5G基盤の下で、新たなデジタル技術を新たなサービス・価値の創出につなげ、社会実装を進めていくことが求められる。

そこで、県としてデジタル技術を活用した企業の先端的事業・サービスの社会実装をどのように促進していくのか、知事の所見を伺う。

(2)Society5.0時代に向けた「ものづくり愛知」を支える人材の育成について

Society5.0時代のものづくりをリードできる人材と、地域の産業を支え企業から求められる人材の育成について、教育長の所見を伺う。

(3)地域の活力を維持するための持続可能な教育環境づくりについて

急速な少子化により、教員数は減少し、生徒の進路希望に応じた多様な授業が展開しにくくなっており、生徒一人一人のニーズに応じた質の高い教育を持続する方策にはICTの活用が有効であると考える。

そこで、人口減少時代に地域の活力を維持するための持続可能な教育環境づくりについて、教育長の所見を伺う。

5.県知事選挙に対する知事の考えについて

これからの県政のあるべき姿をどのように描き、本県の未来の発展や県民福祉の向上に向け、今後どのように施策を進めていくのか、また、これから我が党県議団との連携をどのように考えているのか、去就を含め、決意を伺う。