NO BOOKS NO LIFE -読書の時間―  -10ページ目

Kiss 17号 [のだめカンタービレ アンコール オペラ編 AKT:10]

これが本当の見おさめ

アンコールオペラ編も

大団円の「のだめカンタービレ」



相次ぐTVドラマ化、アニメ化、映画化を経て、ついに「のだめカンタービレ」もここで本当の大団円です。


日本に帰り、市民劇団のオペラを指揮することになった千秋真一


しかし、モーツァルトのオペラ「魔笛」の上演当日になっても、空中分解寸前の状態。


その時、演出担当のが考え出した究極のウルトラCが奇跡を呼びます。


そして、元のさやに収まったものの何となく落ち着かなかったのだめと千秋の間にも最大の変化が。


Sオケの原点の主題に帰りながら、誰もが納得のフィナーレとは?



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二ノ宮知子 [のだめカンタービレ アンコール オペラ編 AKT:10]が掲載されたKISS17号は、クリアファイル付きで定価450円。


お近くの書店またはコンビニでお求め下さい。

東京スカイツリー 17 [2010年8月23日]

2010年8月23日


業平橋駅から見た東京スカイツリー。

  

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しかし、至近距離からだと第一展望台より上はほとんど見えません。

   
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それは東武橋より見ても同じこと。


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定番となっている高さ表示も428mに。
  
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ただ高さを体感するためには、距離を取る必要があります。


しかし十間橋方面は完全に逆光となるので、移動した先は

  
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錦糸町の駅前のアルカキット屋上。

  
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ただ、フェンス周辺に近づけないようになっていて、


フェンスが視界に入って邪魔。


どうしても画面からフェンスを外したい時は


10階のレストランの窓側の席をキープしましょう。

Timeline 15 [8月22日 六本木ヒルズ]

2010年8月22日


ひさしぶりに六本木ヒルズに出かけました。


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66PLAZA向こうに見える月も美しく、


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幻想的な夜。


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東京タワーもブルーに輝いていました。


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六本木アリーナは不思議な活気に包まれていました。


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そう、この日は麻布十番祭り


盆踊りの舞台も中央に設けられ、


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周囲にも、新感覚の露店が立ち並んでいました。


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そして、ここは麻布十番商店街。


ふだんの車道も歩行者天国となり、


両側には昔ながらの露店が並び、大勢の人だかり。


大盛況の夜包でした。

58.堀江貴文;拝金

自己二分割の手法により



ホリエモンの成功と挫折の軌跡を



読者に追体験させる



半自伝的小説


拝金/堀江 貴文
¥1,470
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 この小説の最大の特徴は、前半著者堀江貴文と類似した経歴と名前、特徴を持った人物が<おっさん>として登場し、主人公である藤田優作のメンターのはたらきをすることです。


 そして、藤田優作は、オッサンこと、堀井健史の助言をもとにベンチャー企業を立ち上げることになります。


 彼が最初に手がけたのは、伝書鳩によるゲーム、会社の名前も株式会社伝書鳩なのです。


 あたかも、新しいビジネスモデルを立ち上げるかに見せて、あわよくば金儲けのエッセンスを吸収しようとする読者を主人公に感情移入させながら、中盤以降藤田優作がたどる運命は、著者堀江貴文のたどった運命を再体験するように、巧みに誘導されてゆくのです。


 著者自らが言うように、主人公藤田優作は、読者がホリエモンを追体験するためのアバターなのです。


 その後、藤田優作がたどる運命は、株式の一部上場であり、IT企業ネクサスドアの買収、株式の百分割・・・そして時代の寵児となった彼がついに乗り出すのは、球団買収と、放送局の買収でした。


 虎の尾を踏んだ藤田優作がたどったその後の運命もまた同じ・・・


 ただ、すべてはメンターである堀井の指図に従ったものでした。


 ほとんど先の先まで見通していた堀井の狙いは何にあったのか?


 という形で、かろうじてフィクションとしての整合性が保たれています。


 評価:☆☆☆★ 70点


 著者:堀江貴文 書名;拝金  出版社:徳間書店 2010年6月刊


 私は堀江氏の著作の大半に目を通しているので、後半部分は知っている話がほとんどで、それを個人名も企業名もモデルがわかるような置き換えられた名前でたどり直すのは、いささか興ざめであったことは否めません。中間部で、成り上がった主人公が体験する階級社会の実態も、多分に偽悪主義的で著者の周辺を面白おかしく書いた週刊誌の記事と類似しており、あまり好きになれませんでした。これに対して、冒頭の鳩ボールに関する描写には、この国のサラリーマンの社会の縮図を示す優れたビジョンが提示されています。


 個人的には、フィクションの形で、新しいビジネスモデルを提示しつつ、微妙に異なる選択肢をとりながら、別の結果に至るようなパラレルワールドストーリーによるリベンジを期待していたことを付け加えておきたいと思います。

 

 メンターの忠告に従った若者が、経済的な成功をおさめた後に、投獄されるという物語の展開自体、事件の前に書かれた石田衣良の小説『波の上の魔術師』(2001)ですでにとられており、そういう意味でも著者なりの工夫も実は新味に欠けていると感じました。

57.伊坂幸太郎:バイバイ、ブラックバード

「バス」に乗って連れ去られる


運命の男の


恋人たちとの五つの別れの儀式


不条理きわまりない状況


の向こうに活路はあるのか?


バイバイ、ブラックバード/伊坂 幸太郎
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 なぜ、伊坂幸太郎の作品を読み続けるかというと、彼が現代の日本を代表する最も個性的な作家だからです。


 他の男性作家の作品では、他の誰かが書いても何の不思議がないものが多い中で、彼の作品は異彩を放ち続けています。どれをとっても、他の作家によっては書かれることのない作品。ポスト村上春樹の最右翼にいる存在が、伊坂幸太郎ではないでしょうか。


「誰か一人を選ぶつもりなんてなかった。僕はどの人といるのも楽しかった。それこそ、ずっとこういう関係が続いていけばいいと思っていた」

「全員と、か」

「全員と、だ」僕は今までもそう思ってきた。

(Bye Bye Blackbird Ⅱ)


そんなお人好しの男性、星野一彦には同時につきあっていた五人の女性がいました。


苺狩りで出会った女性、広瀬あかり


子連れのシングルマザー、霜月りさ子


ミステリーファンで、ロープを使い部屋に侵入することを趣味とする如月ユミ


耳鼻科医のの病室で隣り合った縁で出会った神田那美子


そして、本格派女優の有須睦子


何かのはずみで借金を背負い込み、まぐろ漁船よりもひどい場所へと「バス」に乗って連れて行かれる羽目になった星野一彦は、これら五人の女性に一人ずつ別れを告げることになります。


残された二週間というのわずかな期間に許された最後の行為がこの別れの儀式でした。


彼と同行し、監視する役目の女性、繭美、彼女は180センチ、180キロという巨体であるだけでなく、男勝りの性格と体力を持っていて、到底星野i一彦のかなう相手ではありませんでした。


彼は女性たちに、繭美と結婚するから、別れてほしいと一人ずつ告げて回るのです。


そして、その後に彼を待っているのが、「あのバス」に乗ること。


行く先は明らかにされることはないのですが、「バス」に乗りこんだ人は二度と「人間」としては戻ってこられないようなおそろしい場所なのです。


果たして、別れの儀式で何が起こるのでしょうか。そして、その後に彼を待っているものは?



評価:☆☆☆★ 75点


著者:伊坂幸太郎 書名:バイバイ、ブラックバード 出版社:双葉社 2010年7月刊


最近の伊坂幸太郎の作品は、不条理な窮地に追い込まれた主人公の悪戦苦闘という『ゴールデンスランバー』の系列に、『チルドレン』のようなユニークなキャラクターを巡るスラップスティック的なコメディ、その両者が合体した世界を形成しています。そして、この『バイ、バイ、ブラックバード』では、さらに五つの恋物語の始めと終わりが短編集のように、さらにその中に組み込まれるという準オムニバス形式の小説となっています。


この形式は、一話が50人の読者だけのために書かれたという制約によるものですが、一冊の本にした場合は、先の展開が早い時点で見えてしまうという弱点にもつながっています。最後には、その構成を越えて物語は次のステージに向けて疾走するとは言え、次に何が起こるかわからないというスリルが減殺されている点は否めません。そういう意味で、前作よりは辛めの評価となりました。