こんにちは、ムーミンです。
いよいよ７月４日から、
カフェやレストランが再開します。
楽しみですね～
とは言え、最初の数日は混雑するでしょうから、
用心を兼ねて月曜辺りから通おうかなと思っています。
ムーミンが大好きな
ナショナル・ギャラリーは、
７月８日（水）から再開するようです。
そして何と、
ティツィアーノ（英名：Titian）の特別展示が
開催されるとのこと
早速予約してしまいました
常設展もですが、
再開後は予約制になっているので、
お早めに予約することをお勧めします
ティツィアーノ展は、2021年の１月17日までです。
→ 常設展の予約
ティツィアーノ・ヴェチェッリオは、
盛期ルネサンスのイタリア人画家で、
後の西洋絵画にも大きな影響を与えたヴェネツィア派で最も重要な画家の一人です。
（Wikipediaより）
ヴェネツィアのフラーリ聖堂にある「The assumption（聖母被昇天）」
が代表作と言われていますが、他にも有名な絵画を多く残しています。
（フラーリ聖堂）
今回のティツィアーノ展では、
「The Rape of Europe（ユーロペの略奪）」がお目見えするとのこと
ウォレス・コレクション美術館の回でも書きましたが、
ボストンまで行かないと見れないな～
と思っていたので、
この僥倖に感謝したいと思います
「ユーロペの奪還」については、
ウォレス・コレクションの回で説明しているので、
是非、ご覧ください。
もちろん、この他にも有名な作品がお目見えするので、
是非、この機会に足を運んでみてはいかがでしょう。
ちなみに、ナショナル・ギャラリーの常設展にも
ティツィアーノの作品が飾られています。
「Bacchus and Ariadne（バッカスとアリアドネ）」
Room ８ に飾られています。
左端の女性がクレタの王女アリアドネで、
真ん中の男性が豊穣とブドウ酒と酩酊の神バッカス（ディオニューソス）です。
アリアドネは、ミノタウロスを退治すべくクレタ島に乗り込んできた
アテナイの王子テセウスに恋をします。
ミノタウロスが幽閉されているラビュリントスは、脱出不可能と言われる迷宮でしたが、
テセウスは、アリアドネから受け取った赤い麻糸の鞠と短剣を使い
見事、ミノタウロスを退治します。
アリアドネは、テセウスと一緒にクレタを脱出しますが、
アテナイに向かうナクソス島で、テセウスはアリアドネを置き去りにしてしまいます。
（理由には諸説あるようです。）
悲しむアリアドネの下に、戦車に乗ったバッカスが現れて、
アリアドネを妻とします。
その場面を切り取った作品です。
ちなみに、テセウスは、
有名なパラドックス「テセウスの船」のモチーフにもなっています。
人気のテレビドラマのタイトルにもなりましたね
（TBS）
ご存じの方も多いと思いますが、
「テセウスの船」とは、
「元々あった船の部品を全て置き換えたとき、
それは元々あった船と同じと言えるか？」
というパラドックスです。
そして、このテセウスの船とは、
クレタ島からテセウスとアドリアネが乗っていた船なのです。
アリアドネの左側に
小さい船が描かれています。
これが、テセウスの船です。
ナショナル・ギャラリーで確認してみてください
このほかにも、
2009年にナショナル・ギャラリーとスコットランド国立美術館が
5,000万ポンドで共同購入した、
「Diana and Actaeon（ディアナとアクタイオン）」が有名です。
猟師アクタイオンが
女神ディアナ（アルテミス）とニンフたちの水浴を誤って目撃するという
ギリシア神話のエピソードを描いた作品です。
（Wikipediaより）
こちらの作品は、
５年ごとにスコットランド国立美術館との間で行き来するようなので、
機会を逃さないようにしたいですね
もちろん、
他にもナショナル・ギャラリーには
素敵な作品が多く展示されているので、
感染対策を行った上で、
是非、立ち寄ってみてください
↓ ナショナル・ギャラリーの過去記事です。
↓ ティツィアーノ 関係の過去記事です。
ではでは。
02/Jul/2020