根岸おすすめ書籍9選(組織論・マネジメント編)
ここ2年間、組織、マネジメント、この2つの関しては、本当に苦心してきました。その要因は大きくこの3点。・M&Aで2社の異なる文化・風土を一つにまとめる必要があったこと・メインドメインの変更に伴い事業による求心力が損なわれたこと・50人の壁、3階層のマネジメントの難しさにもろにぶちあたったこと大量に退職者も生みましたし、私自身も、変化を迫られた2年間でもありました。この経験の中で、数多くの書籍に助けられたわけですが、私になりに、特に力強い指針となった書籍を備忘録までに紹介させていただきます。組織論やマネジメント手法にお悩みの方、1冊でも何かのお力になれれば幸いです!※順不同 社員に任せるから会社は進化する 日本版「ティール組織」で黒字になる経営の仕組み 1,650円 Amazon THE TEAM 5つの法則 (NewsPicks Book) 1,249円 Amazon 最高の組織──全員の才能を極大化する 1,650円 Amazon 世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法 1,512円 Amazon 社員の力で最高のチームをつくる――〈新版〉1分間エンパワーメント 1,430円 Amazon 宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。 1,540円 Amazon 実務でつかむ! ティール組織 ”成果も人も大切にする”次世代型組織へのアプローチ 1,980円 Amazon 常勝集団のプリンシプル 自ら学び成長する人材が育つ「岩出式」心のマネジメント 1,620円 Amazon 人を育て 組織を鍛え 成功を呼び込む 勝利への哲学157 ~原晋、魂の語録 890円 Amazon この9つの書籍、主題、筆者、出版日とそれぞれ異なりますが、1つの共通点があります。それは、どんなチーム、組織であれ、大事なことは、この2点に集約されるということ。”組織にメンバーを魅了するカルチャーがあるか””そのカルチャーにマッチしたメンバーが集まり、自分で考えて行動できるか”組織のTOPはその為に、環境、文化、風土を日頃から構築できるかどうかが手腕だということです。決して、TOPダウンで、権限を振りかざし、マイクロマネジメントをするような手法では、メンバーは牽引できません。ピラミット型組織が常識とされてきた日本社会ですが、この常識は崩れつつあると思います。転職や副業が当たり前になり、雇用形態も多様性を生んでいます。給与以外の収入源をもつ従業員はさらに増えてくると思います。1つの会社で一生働き、出世や昇給を目的に生きることが常識ではなくなってきているわけです。それ故に過去のマネジメント手法は通用しない局面が増えてきていると思います。ピラミット型マネジメントや階層構造なども風化していく日も遠くないかもしれません。帝京大学のラクビー部や青山学院大学の駅伝部が、旧態依然とした体育会の風土から、見事に逸脱し、常勝チームを作り上げた軌跡は、全て組織においても、参考になる点が多分にあります。ティール組織数年前から話題になっているこの”ティール組織”というバズワードから、様々な本を読み漁りましたが、読んでも読んでも、・どういう組織がティール組織なのか?・ティール組織をつくるためにはどうしたらいいのか?一向に1つの解答に辿り着きませんでした。そして、今回紹介した書籍を読む中で、ティール組織には、1つの正解の形がないことがようやく理解できました。私自身も、自社のマネジメントに苦労する中で、フレームワークや型をもってくれば、上手くいくのではと勘違いをした時期もありました。組織の形や文化に正解はなく、組織もそれぞれ個性をもっていて然りで、その組織の個性に魅了されたメンバーが募る組織が強い組織ではないかと思います。つまり強い組織を作る為には、”そこにいるメンバーが、その組織が好きで、組織の為に、自分で考えて、行動できるか”これに尽きると思います。そして、それをまとめるリーダーがやるべきことは、・カルチャーマッチしたメンバーを集めること・そのメンバーを信じて、任せること・メンバーの物心両面の幸福を実現することシンプルですが、この3点が、この2年間で私が学んだマネジメント手法です。スポーツをやっている人であれば、比較的この変化に追従しやすいのではないかと思います。私の小学生時代のサッカー教育と息子のサッカー教育では、180度、考え方が違います。レベルも飛躍的に上がっています。監督の指示を根性で全うすることを求められた時代から、選手は、自身で考え、状況判断をしなければ、通用しません。30代、40代の人間が新卒時代に受けたマネジメント手法は、もはや時代遅れとなっているかもしれません。進化、変化への追従の必要性は、業界知識やテクノロジーだけではなく、組織やマネジメント手法にも及んでいると思います。特に弊社マネジメント層にこれらの9冊が何かしらのきっかけになってもらえれば幸いです。