15期も早いもので、前半終了、後半突入です。

今期は、
『組織文化の強化:事業戦略=50%:50%』
と位置付け、特に前半は、組織文化の改善もウェイトを置いて、取り組んできました。

ここ2年で、事業ドメインに抜本的にピポットに成功したものの、それに伴い大きな痛み(退職者やメンバーの疲弊)も発生したのも事実でした。

たとえ、事業ドメインが変更できても、メンバーがついてこなくては、元も子もありません。
・メンバーの心理的安全の確保
・ウェルビーイングの向上を
とメンバーのとことん向き合う必要性を感じ、様々な取り組みを行ってきました。

また企業理念に掲げる”進化すべし”というメッセージだけでは、組織を牽引することは難しいと痛感し、
・何故やるのか?
・何の為にやるのか?
ここを明文化し、サクラサクのミッションとして策定しました。

さらに、メンバーの主体性を向上を目指し、リーダー以上のメンバーで合宿を行い、現場視点での組織課題を洗い出しました。

さて、これで、組織が強化され、顧客満足度もメンバーの幸福度もあがり、売り上げもあがりました、、、

となれば、めでたしめでたしなのですが、そんな甘くないのが現実です。

市場のトレンドに合わせて、事業ドメインの変更は達成したものの、今度は労働集約型ビジネスが主となっているという現実があります。
会社の全体の課題を経営サイドと現場で統一させる為に、人件費の公開、営業利益の公開と下期は実施しました。

増員もしている中で、生産性の向上やサービスレベルの向上を実現しなくては、利益は創出できません。
利益創出なくして、メンバーの幸福の実現もできません。当たり前の現実があります。

特に現状は、理想の形に向けて、その途上にある為、メンバーに精神的にも肉体的にも負担が増えており、一番しんどいと感じさせてしまっているのではないかと思います。

『早く行きたかったら、自分でやれ!
 遠くへ行きたかったら、みんなでやれ!』

という言葉がありますが、下期は、様々な課題に対して、リーダー、マネージャーを中心に現場主体で取り組み、私や上の人間は、
サポート役に徹して、この難局を乗り越えるとともに、組織の成長を図りたいと思います。

各メンバーに伝えたい想いは、

The darkest hour is just before the dawn.

夜明け前が一番暗いということ。

 

新旧のサービス、体制、メンバー入れ替わるカオスのフェーズです。

混乱や困惑が増えることは当然ですが、そこを乗り越えてこそ、組織の進化があります。


現在、年に一度の米国出張で、ラスベガス行きの飛行機で、この記事を書いています。
毎年思うのですが、私がいない時にこそ、組織の伸びしろが広がると思います。

まずは年末に向けて、メンバーとともに、目の前の課題を1つ1つクリアさせたいと思います。

 

※ロサンゼルスを一望できるグリフィン天文台より