『奇書の世界史』 | 日々ぶらぶぶら

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『奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語』
2019/8/  三崎律日
 
 
 
今回の本の感想にいく前に――
前回の本読んで、「どこかを探せばまだまだ未知の紙が挟まってるかもしれない……」なんて書いて、アップしたその日に「藤原定家直筆
ニュースが飛び込んできてビビった!ニュース読んでて震えた……若紫の青表紙本が見つかった時ぐらいに震えたよ……、素人の私ですらコレなんだから専門家からしたらもうねー……
いやーあるところにはあるもんですねーー。
数年前、若紫の青表紙本見つかっとき、冷泉家には他のもあるんじゃね?とか言ってたけどさ……
本当にあるとは……他の青表紙本もあるかもねーー本当にロマン。数百年前に生きていた人が書いたものが目の前に現れる……まさに時を越えて……
そういえば、その発見のニュースの後、「皇室のみやび」で展示されていた「国宝 藤原定家筆『更級日記』」を見てきたんですよ。ニュースで「定家は特徴ある字……」と言ってたけど、あれだけ書いてて、本を残すほどのお偉いさんなのに……そんな、特徴ある字なわけ無いないじゃん。これはわかる人にはわかる特徴なんだろうなーー……なんて、思っていたけどガチだった。素人からしても特徴ある字だったわ。
あまりの興奮に今回の本に関係ない話を持ってきてしまった。
 
 
 
閑話休題
 
知らなかったけど、この本の作者YouTubeで結構有名な人らしい。
最近多いね、ユーチューバーが本出すこと。最近(?)映画化もした『変な家』もそうでなかったんじゃないかい?
 
YouTubeはほぼほぼ観ないので、なにもかもわかりません。『モルカー』だけは観ていた。ヒカキンすら観たことない、『山岳遭難の傷跡』のせいで遭難系動画がオススメに出るようになってしまったため、1、2回ほどフラッと観た程度ですね……
 
会社の人にそのことを言ったら、
「いい暇つぶしになるよ」
とYouTube観るようにオススメされたのだが……
暇つぶしってなに??つぶすようなヒマなどない!と思った記憶。
 
――ってか、その時になんでそんなにYouTube観ないのかなー?自分??と思って考えたら、10年以上前に生活に支障をきたすほどYouTube系動画にハマっていた事を思い出しました(笑)。
スマホまだそこまで普及してなかったか……無かったのかの時代(ゲーム実況、ユーチューバなんてのもそこまで広まってなかった時代)、パソコンで仕事行くギリギリまで観てて、帰ってからすぐパソコン立ち上げて観る……寝不足状態になっても観る……休みの日は言わずがな――で自分この状況はアカン!!とは思っていたけど、辞めれず………どうやって観なくなったか全然憶えてないんたけど、その時に一生分摂取したのか、お陰で今ほとんどYouTube観たい欲が無いですねー。
ドラマも同じで、一時期見過ぎたせいで今は全然……大河ドラマ以外ほぼほぼ観てない。
 
また話が逸れました。
 
監修の名前が無いのか……と言うことに少々不安を感じつつ……
でもまぁこの手の話は本の内容とそのちょっとした背景を紹介すればいいわけだからなー。でも、制作、編集、投稿全て自分でやり責任も自分で背負う動画投稿と……出版社名を冠する出版本は違うからなー……知らんけど。
 
だからかなー、近代のは資料があるせいかそれを述べているだけで面白さが半減する、もっと自分の考えを主張しとけよ。
 
 
内容は知ってる人には当たり前過ぎる事を紹介していますけど、知らなかった人からすればちょうどいい塩梅な気がします。
YouTubeって動画に投稿したのが……しかも、ゆっくりだったのが良かったんじゃないのかなー?
それで、興味が無かった…本はあまり読まない……って人にも刺さったんじゃないかな?
 
 
 
『穏健なる提案』
これは阿刀田高:著『あなたの知らないガリバー旅行記』でも紹介されていました。
当たり前だけど、こっちの本の方が当時の御時世やスィフトについて詳しく書かれているので、興味を持った人は読んでみてください。
 
 
『天体の回転について』
これが奇書?“番外編”??……と思ったけど、“当時の奇書”というくくりらしい。
天文好きなんだけど、図とか見せられると訳わからん!となる。
 
 
『サンゴルスキーのルバイヤート』
めちゃくちゃ豪華な本。宝石で飾ったとか……前回読んだ図書館あたりに収蔵されていそうな本だな。
タイタニック号と共に沈んだというのが……余計に……
タイタニック号の海の底には色んな美術品が眠っているかもしれないと思うとロマンだなーと思うと同時にゾッとうすら寒さも感じる。
 
作者本人が書いたものでない作品も大量に紛れ込んでいる……となると、『枕草子』や『「勇者」の日常生活』で言われていた『アラビアンナイト』の話を思い出す。
 
 
『椿井文書』
椿井と書いて“ツバイ”と読む。
ツバイ文書と読むと、日本の書じゃないように感じる。
『椿井文書』読みたいなー……と思いつつ、まだ読めてない。
 
以前NHKでやっていた「ダークサイドミステリー」の「椿井文書」の回はわかりやすくて面白かったなー。これ見て、本読みてーーとなったんだけっな。
 
 
この本読んでてゆっくりの声で再生される時が何度かありました。
 
紹介されていた本の半分近く名前も知らない本でした。
世界にはまだまだ沢山の知らない本がある。
後ろの参考文献もほぼほぼ知らない。
 
でも、思ってた以上に“奇書”や“ヤバい本”って感じはしなかったので、次があるならもっとヤバくて奇妙な本を紹介してほしいな……と思いました。
 
でも、すみません……今後この人のYouTubeをみますか?と聞かれたら、多分見ないです。
 
 
 
 
1、魔女に与える鉄槌
2、台湾誌
3、ヴォイニッチ手稿
4、野球と其害毒
5、穏健なる提案
番外編1、天体の回転について
6、非現実の王国で
7、フラーレンによる52Kでの超伝導
8、軟膏を拭うスポンジ
  そのスポンジを絞り上げる
番外編2、物の本質について
9、サンゴルスキーの『ルバイヤート』
10、椿井文書
11、ビリティスの歌
番外編3、月世界旅行