相撲の楽しみ方 | 手仕事人まるひげのブログ

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 相撲と芝居、ときどき神秘学、その他日常…


最近、寒いので外を出歩いておりません。

そのためネタがなくて、ブログの更新も滞りがち。

しかも年明け納品が終わった後、初詣効果か、お仕事もやや活気づき。

気がつけば七草のことも忘れておりました…。

(実は七草、大晦日にフリーズドライのを買って、我慢できなくてすぐに食べてしまってたのですけれども)



次の日曜日からは、大相撲初場所が始まります。

相撲の人気も復活しているらしいので、自分なりにではありますが、相撲の楽しみ方を紹介してみたいと思いました。


とはいえわたくしの場合、もともと相撲を観に行こうと思ったのは、力士どうしが互いにぶつかり合う際の物理的な意味での力動(要するにダイナミズム)を、直に味わいたいというのがその理由。
なので、国技館に行っても土俵からなかなか目を話すことができません。

力士の”入り待ち”、”出待ち”という楽しみ方もある筈なのですが、売店に行ったりトイレに行ったりするついでに、偶然の出会いに頼っております。

相撲ファン全体の中では、比較的マニアックな楽しみ方しかしていない気がするのですが、スミマセン。



さて、相撲観戦ですが、国技館一階のマス席で観戦するとしたら、おおそよそ一人、一万円前後かかります。
(いまチケット大相撲を見たら、ほとんど売れてますねー。一年前には考えられなかったです)

自分の場合は貧乏性なので、できるだけ多くの取り組みを見ようと、寄せ太鼓が打たれる時間(朝の8時~)には国技館に到着しますが、相撲にあまり詳しくない方ですと、時間を持て余すでしょうね…。

多くの方が相撲の取り組みだと思っているであろう、幕内の取り組みは、力士土俵入りが午後の3時半くらいからですし。
→全体の進行


本当は、少なくとも十両(この番付から力士は関取と呼ばれるようになる)から観戦してもらいたいところではあるのですが、国技館内を巡ったりとか、一杯数百円で提供されている筈の日替わりちゃんこを食べたりとか、幕の内力士が国技館入りする姿とかを見たいと思うなら、たぶん、1時過ぎくらいには、国技館に来ておくのがよいのではないでしょうか。

自分は入り待ちしたことがないので、幕の内力士が何時くらいから国技館入りするのか、知らないのですけれども。

(なお、大関以上の力士は、基本、地下の駐車場から国技館入りするので、待ってても会えないんじゃないかと思います。あと、今ですと入り待ち、出待ちのお客さんたちが多すぎて、たいへんじゃないかと思うのですが)←自分が観はじめたころは待っている人も少なくて、写真も撮り放題、声もかけ放題だったなぁ…


もし初めて相撲観戦に行くなら、相撲に詳しい人といっしょに行けると、一番いいと思います。

とくに現時点で昔から相撲が好きだった方の場合、暗黒時代(不祥事などで相撲が信頼を失っていたときのこと)をともに歩んできた方たちですので、相撲への愛も、深いものでしょうし。

呼び出しさんの声や行司さんの装束やさばき、ぶつかり合う力士や沸き起こる歓声など、相撲の雰囲気全体を漠然と楽しむこともできますが、やっぱり相撲を取っている力士のことを知っていると、面白みは違ってきますしね。


たとえば今場所の幕内ですと、ケガによる休場でだいぶ下の番付まで落ちてしまっていた土佐豊という力士(通称ゴリさん)が、長い期間をかけながら、幕内に返り咲いたとか。

琴勇輝
は”ホウッ”という掛け声と、とにかく前に出てゆく気持ちの良い取り口がファンに知られているとか。

同じように”ホウッ”と声を出す千代鳳は、相手にどんなに引かれても前に崩れない(手をつかない、落ちない)力士だとか。←受験生には縁起がよい?

千代鳳のお兄ちゃんが、同じく幕内の千代丸だとか。

時天空
は嫌らしい手技と足技で、コアなファンが多いとか。
(悪そうなお顔も、とてもステキ)

八百長疑惑の濡れ衣(冤罪)と闘って土俵に復帰した、蒼国来のこととか。

四十で今だ現役幕の内力士の旭天鵬が、如何にすごいのかとか。
(いやもう、本当に凄いのですよ。同い年の人だったらわかると思うなー)

甘いマスクで女子に人気の、隠岐の海の成績がいつもいまいちで、テレビで解説の北の富士さんに、いつもぶつぶつ言われていることとか。

豊ノ島
の実家は高知県の宿毛市で、ご両親のつくられている豆腐が美味いとか。
(豊ノ島の相撲は、鍛え上げられて突き出た腹で、土俵際、相手を押し出してしまうのが見どころ)

手練手管の業師で、やはりコアな人気の安美錦のこととか。
(玄人でないと、解説が難しいですが)

真面目一筋、しゃべりも学校の先生みたいな、イケメン力士系のとか。

大けがによる休場で番付を下げたのだけれども、幕下で毎場所のように全勝して戻ってきた栃ノ心が、料理上手であるらしいこととか。

逸ノ城
がモンゴル出身の中でもモンゴルの平原育ちの遊牧民で、馬にその足腰を鍛えられ、解説の親方に馬の方が心配されてしまってたとか。

逸ノ城ととっても仲の良い照ノ富士が、どうやら甘えん坊な性格らしいこととか。(←あ、かなり強い力士ですよー)


まあなんといいますか、キリがありませんね…。

(本人にとっては不名誉な紹介であったり、相撲と直接関係なかったりする紹介とか、申し訳ありません)


十両力士や幕下以下の力士にも、ステキな力士がたくさんいます。

そう言うのも分かってきて、相撲が大好きになってくる人が増えたりすると、嬉しいです。



とりあえず国技館に行かなくても、NHKの中継を見るだけでもだいぶ面白いです。

毎日みてると、実況や解説の方がいろいろと話してくれるので、相撲の観方も分かりますし。

何より、実況のアナウンサーや解説の相撲の親方たちも、特徴のある方たちばかり。


いずれ実況解説の方の、解説もしてみたいですね。

かなり偏った内容になりそうですけれども。(笑)