今さらなんですが、こちらの本読みました。
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アホエロぶっとばしの"ポジ"な世界観をとことん凝縮したはらだ待望の作品集!
出版社:竹書房
発売日:2016年4月16日
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〝ネガ〟な作品を一冊に集約した、はらだ節がはじける短編集。
出版社:竹書房
発売日:2016年4月16日
押しも押されもせぬ人気BL作家、はらださんのコミックです。
読書メーターでの作品登録数も恐ろしい冊数。人気ですね。
竹書房の日に、『よく目にした表紙だし、はらださんだし、とりあえず買っておくか』と、内容がどんななのかも見ずにDLしました。(今年竹書房の日初日は70%offでしたからから)
まずはポジから読んだんですけど、初読では、『救世主(メシア)』は予想と全然違う方向へ話が進んでいって、正直脳が追いつかず消化不良に。
だって、モブが逆転ホームランのお話でしたからね。(……私の目と脳がポンコツじゃなければ)もう一回読み返したら、モブが溺愛系でなかなか良かったという新発見。
もう一つの『宇宙のもずく』は、80歳のおじいちゃんなのに未成年っぽい風貌で、大人のオモチャ開発に精を出してるという研究者(笑)
何て言いますか、『ポジ』を読み終えた時に思ったのは、人は見た目が100%なのね、ということ。
だって、『救世主(メシア)』で私が脳が追いつかなかったのは、顔が悪い方をモブ決定していた自分が悪いんだし、『宇宙のもずく』もくだらないんだけど、なんだかカワイイ顔が見続けたくて読み続けちゃったし……(笑)
ただね、『恋愛 不毛変』でグッと気分が盛り上がったんですよ。恋人の浮気に怒って剃毛しちゃうお話。いや、そもそもそういう設定のプレイ?そして受け攻めが私の好みだったってので、ちょっと落ちてた気分も急上昇!!
私ってつくづく変の態が大好きなんだな、と再確認したところで早速ネガの方へ。
堪りませんでした。
やっぱり根っから陰の人間にとって、ほの暗いこっちの方が断然好みでした。
高校生のお話が、
こんなことになって、すんごい深かった。
私も歪んでるのかなぁ。この泣いている子、嫌いじゃないです。
自分がおバカで根性ない分、計算高い人って遠くで見てるという条件の元では大好きなんですよ。(自分に害があるとなると話は別ですけどね)
一見病んでそうなんだけど、めっちゃピュアな話のコチラも良かった。
こんなところのピアス、見たことない!開けたいと思わないけど、開けてる人見たい。
ちなみに、表紙の男性がコチラのピアスホールたくさんある人。雰囲気出てますよねぇ。
私の勝手な偏見ということで、今から言う事はサラリと流してほしいんだけど、私はめっちゃ痛い軟骨部分とか、そこにあったら不自由な場所とか、見られたら絶対引かれる場所にピアスを開けてる男性は、ゲイに走る素質をもっているという持論を持ってます。(あくまで、素質ね)
その穴と同じだけ開いた心の穴は、実は同性の考え方と求め方でしか埋められないんじゃないのかな、と思っているのですよ。
こんな腐りきる前からずっと思っていたんだけど、ま、戯言ですのでさらりと流してください。
こちらの短編の二人もピアスしてました(笑)
ごっこなのに、とっても切なかった。おバカなんだけど切なかったー。
こんなことになっちゃってたし。
このネガの方に関しては、病んでる空気の中の純愛がたまりませんでしたねー。
背徳感がある切ないBLが好きなのか?と聞かれると、案外切ないばかりのは好きじゃない。ちょっと笑えたり、完全にフィクションだと割り切れるファンタジーでないと無理だったり。
はらださんはバランスいいですね。