たとえそこに萌えはなくとも | 腐もどきのハキダメ日記

腐もどきのハキダメ日記

腐沼にどっぷりつかってしまったワタシの腐活動の徒然をまぎらわすだけの独り言です。

首が痛いのが治りません。

 

どんな痛さかというと、首が寝違えった系です。寝返りをうつたび起きてしまうので寝られません。

 

でも、寝れなくても大丈夫。だって私の枕もとにはBLいっぱい詰まったKindleとスマホがありますから。

 

今日紹介するのはコチラ。

双子の兄・郁朗は成績トップの優等生で、落ちこぼれの弟・朱也に対して優越感を抱いていた。けれど常に纏わり付く朱也の視線に、以前に言われた「触ってもいい?」という欲を孕んだお願いを思い出す。怯えと苛立ちを感じながら、その視線に追い詰められていく郁朗。ついに朱也を詰るが、彼は生活態度を改める代わりにと、ご褒美の“約束”をねだってきて……。歪んでしまった双子の“約束”の行方は──。(Amazonより抜粋)

出版社:プランタン出版 (CannaComics)

発売日:2016年1月26日

 

 

芽玖いろはさんの作品です。この方の作品読むの2冊目かな?(もう1冊積んでるのある)

 

双子と知ったら買わずにいられない私です。

 

兄弟、義兄弟、従兄弟、様々な血縁関係BLありますけど、双子も中々魅力的なBLファンタジー。

 

たいてい双子モノBLって、双子が1人の受けを奪い合うものが多いですよね。それはそれで三つ巴、三人一緒のお布団ですから美味しい展開♡(モラルを気にして癖を隠すのもうやめます)

 

今回は違います。第三の男登場しません。

 

双子の兄・郁朗(黒髪)と弟・朱也(白抜き髪)

 

郁朗はいつも学年のトップだが、朱也は不真面目さん。

 

こうなってしまったきっかけは、朱也が郁朗に必要以上のお触りをした時に朱也を拒絶してから。

 

それから双子なのに距離が出来てしまった二人。

 

朱也から話しかけられることは無くなっても、郁朗は朱也の視線をいつも感じてます。

郁朗をいつも見ている朱也。

 

ある日、会話はないのにじっと見つめてくる朱也のヘラヘラした態度にイライラを爆発させ、久しぶりの会話が朱也への説教。

 

郁朗の話を聞かない朱也に「真面目に聞け」と怒鳴ると、“真面目に”というのは、兄貴みたいに真面目になれということなのか?と問う朱也に対し、深く考えずに「そうだ」と答えた郁朗。

 

そこで朱也はすかさず、自分が郁朗の成績を抜かせたらご褒美をくれ、と言って来たんですね。

 

 

元々天才肌の朱也。郁朗は努力家の秀才。

 

想像通り簡単に朱也は郁朗を追い抜いてしまうんですけど、朱也が求めたご褒美は、(ありがとうございまーす、ご馳走様でーす)郁朗の身体。

 

双子という関係の禁忌を犯してしまうのです。

 

その上で郁朗がようやく気が付くんですよ。色んな事に。

 

朱也は自分が郁朗を抱くことによって悲しんだり苦しんだりすることを知っていても手放せないんですよ。

 

郁朗は、こんな事間違っているとわかっていても拒絶できないんですね。

 

そんな二人の関係がズルズルと続くけれども……。

 

物語としては中途半端なところで本を閉じる事になると思いますけど、想像力豊かな腐女の方達には十分なくらいの双子の絆は感じられたのではないでしょうか。

 

私としては作者あとがきを読んで、「じゃあ、是非ともよろしくお願いしますよ、先生!!」と言いたくなりましたけど(笑)

 

はっきり言ってこちらの作品は、ほんの始まりの部分って感じでしたので、読んでて私的な萌え要素はなかったんです。

 

私は、とにかく血縁系溺愛が好きなので。

 

でも、赤の他人がグルグル悩んでいるのを見るよりも、数倍血のつながった、それも双子がグルグル悩み葛藤し傷つき青春しているのを読んでるだけでもう……(笑)

 

たとえそこに萌えはなくとも双子がいるってだけで満足したのでした。

 

 

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