今までも、これからも、私とTさんは、お互い騙しあい、腹を探り合い、生きていくのだろう。
「裏切るな。」
Tさんは、何度も、そう言うけれど、今までも、これから先も、私は、きっと、Tさんを騙し、裏切っていくだろう。
それでも、続いていくこの関係は何だろう。
また、今までのような関係が始まった。
今までと違うのは、希がいる事。
そして、必ず、家に帰してくれる事。
Tさんの部屋で、汗にまみれ、Tさんに突き上げられている時に、ふっと、快感では無く、意識がフィルターにかかっているような不思議な感覚に襲われた。
その直後に、吐き気がするほどの眩暈。
そして、頭痛。
慌てたTさんが、救急車を呼ぼうとした。
だけれど、それを制止して、しばらく、じっとしていたら、すぐに治まった。
「もう平気だから、続けていいよ。」
ここで行為を中断したら、借りを作るようで嫌だった。
だけれど、Tさんは、裸のままの私に、布団をかけて、シャワーを浴びに行ってしまった。
うとうとして、目が覚めると、私の顔をタバコを吸いながら、私の顔を覗き込んでいるTさんと目が合った。
「もう大丈夫か?」
もうすっかり、眩暈や頭痛は治まっていた。
Tさんは、もう服を着ていた。
「しなくていいの?」
不思議に思って聞いた。
「具合悪い女を抱くほど趣味は悪くない。」
そう言いながら、手は私の身体を弄っていた。
私の呼吸が荒くなってきたのと同時に、あそこに顔を埋めた。
ペチャペチャ、舐めている音がする。
私は、あそこに舌が入れられた瞬間、呆気なく、イッてしまった。
荒い息のまま、目を閉じて、Tさんのものが入ってくるのを待っていた。
だけれど、Tさんは、ひたすら、私のあそこを舐め続けているだけだった。
イッたばかりで、敏感になっていた私の身体を触り、私がビクンと反応する場所を攻め続けた。
長い時間愛撫だけで何度もイカされた。
身体に押し付けられたTさんのものは、すごく硬くなっていた。
だけれど、その日は、それだけだった。