未来⑤荒い息と、汗ばんだ身体のまま、どう切り抜けようか必死に考えた。 そんな私を、Tさんは、じっと見たままだった。 「ごめんなさい。」 どうせ、私の魂胆なんて全て見通されているはず。 だったら、素直に謝った方がいい。 そう、私は考えた。 「これで最後だ。絶対裏切るな。」 何も答えない私に服を着せて、自分も服を着た。 「希が待ってるだろう。」 そう言い、ホテルを後にした。