「夏の香り」('03)
ユン・ソクホ監督の「四季シリーズ」第3弾。ソン・スンホンさん、ソン・イェジンさんの美男美女カップルによる美しいラブストーリーです。夏の鮮やかな緑を背景にした美男美女の姿はまさに絵のように美しく、また爽やかで涼しげ。暑い夏もこのドラマの映像を見ているだけで、体感温度が下がるような気がします。
このドラマに対して僕が抱いている印象は、とにかく「美しい」。実はこのドラマを観るまでソン・スンホンさんの容姿が苦手だったんです。美形であることを否定するつもりは毛頭ないのですけど僕から見ると「濃過ぎ」るんです (^^;;; そのために「秋の童話」も最後までハマれませんでしたし、他のドラマも視聴自体を躊躇してしまうくらい。でもこのドラマでは髪型やファッションのおかげで、彼の「濃い」容姿が逆に活かされ、むしろ爽やかで涼しげに見えるんです。まずこれでソン・スンホンさんに対する苦手意識を克服! それからソン・イェジンさん。第1話ではあか抜けない「イモねえちゃん」という感じでしたが、ドラマの展開に従って徐々に洗練されていき、後半は涙の演技と合わせて、これまた「美しい」姿を堪能させてもらいました。
ユン監督自身はこの作品の出来に対して相当に不満があったそうです。キャラクターにしろストーリーにしろ、ちょっと中途半端だったらしいです。そこで日本向けに全20話を全18話に編集し直す際には、かなり念入りに編集し、むしろ再編集した日本版の方が出来が良いとまで言っています (^^;;;ユン監督はお気に召さない作品だったようですが、僕は結構気に入っています。これほど「目の保養」になるドラマはありませんからね♪ ただ、その「見た目」を除いて純粋にドラマとして観た場合はどうかと聞かれると答えに困ります (^^;;;
正直に言えば、ミヌ (ソン・スンホンさん) にもヘウォン (ソン・イェジンさん) にも感情移入できなかったんです。この点については norico。さんのブログ「- yume☆omoi - 夢想 」で意見が一致したのですが、要は「主人公が美男美女過ぎる」んだと思うのです。このドラマは移植された「心臓」をめぐる「変わらぬ愛」を描いていると思うのですが、主人公たちがあまりに「見た目が良い」ために「運命 (心臓) に導かれた」感じがしないんです。言い換えると、特に何もなくても惚れちゃうような男女なので、「心臓なんてどうでもいいじゃん」と思っちゃうんです。ですので「心臓」を巡って、「本当に愛しているのは、心臓なのか? ヘウォンなのか?」と悩んでいるミヌにも、「ミヌを愛したのは心臓のため?」と悩むヘウォンにも説得力がないんです…
じゃあ、誰なら良かったかと言うと、もっと見た目が地味で、でも清潔感と爽やかさのある役者さんならばピッタリ来ると思うんです。具体的に言うと、リュ・シウォン君とミョン・セビンさん。既にユン監督のドラマ「純粋 」('98) で共演している 2人ですが、この「純粋」のジヌとヘジンのキャラクターが、ミヌとヘウォンにだぶって見えるんです。容姿やファッションのせいで、一見ミヌは派手に見えますが、性格は「純粋」のジヌ並みに地味。ヘウォンも美しい女性ですが、同じように性格は「純粋」のヘジン並みに地味で控えめ。「純粋」では、地味な (もっと言えばパッとしない) ジヌとヘジンがまさに運命に導かれるように惹かれ合っていく過程がとてもリアルで、それゆえに物語後半で運命に翻弄されて悩む姿に感情移入できたんです。もどかしいまでに控えめで大人しい 2人にかなりイライラしつつも、この 2人なら仕方ないと思わせるくらい、地味ぃ~な 2人なんです。それに比べるとミヌとヘウォンは見た目と性格との間にギャップがありすぎてイマイチ説得力がないんです。だからどうしても「あんたら 2人なら何も気にせず、2人で突き進んでいけばいいじゃん!」と思っちゃうんですね (^^;;;
文句を言いつつも、じゃあ実際に「シウォン - セビン」コンビで「夏の香り」を作っていたらどうなっていたかを想像すると、あまりに地味過ぎて華がない上に「純粋」の二番煎じとしか観てもらえなかったも知れません (^^;;; それにユン監督のイメージしていた「ファンタジー」の要素が薄れてしまっていたでしょうし。そう考えると、結果的にはこのキャスティングで良かったのかも (^^;;:
「彼女は最高 (彼女はボス)」('03)
- レントラックジャパン
- 彼女は最高 DVD-BOX 1
リュ・シウォン君が '03年 (から '04年の 1月まで) に主演したドラマです。このドラマは、裏が「大長今 (宮廷女官チャングムの誓い)」だったために視聴率で完敗しただけでなく、ドラマそのものの「出来」についても「こてんぱん」に酷評された「大失敗作」として知られている作品です。
'04年に放送されたドラマに対する韓国でのアンケートでシウォン君が「ミスキャスト」の上位に選ばれたりもしています (^^;;; また主演のカン・ソンヨンさんは「大長今」のクミョン役のオファーを断って、このドラマに出演したそうですが、つい先日のインタビューで「クミョン役を断ったのを後悔している」とまでおっしゃっていました (^^;;;「酷評」しか聞いたことが無いドラマなので、全く期待しないで観てみたのですが、その評価通り、どうしようもないドラマでした (^^;;; 視聴完了後にここまで「すっきりしない不愉快なドラマ」も珍しい (^^;;;
見どころはどこか? と聞かれると答えに窮するのですが、少なくともシウォン君のファンならば、それなりに楽しめるポイントがあると思います。
新鮮な役どころ
ヒロイン・ヘギョン (カン・ソンヨンさん) にからかわれながらも彼女を好きになってしまう、堅物でいながら天然ボケの修道士ミカエル役です。こういったマジメだけと「ボケ」ているキャラはシウォン君には珍しいですし、修道士姿もなかなかサマになっています。またアクションスター顔負けのアクションにも注目です。シウォン君に「アクション」って全く結びつきませんからね。「こんなシウォン君、観たこと無い!」という新鮮さは充分に楽しめると思います (^^)v <--- たとえ、シウォン君のファン以外からは「ミスキャスト」と言われようとも (^^;;;
キレイな容姿
僕の美的感覚から言うと、このドラマのときのシウォン君は最も「キレイ」だと思います (「美しい」というより「キレイ」という言葉の方が合っていると思う)。ダイエットをしたらしく、1年以上前の前作「君に出会ってから 」のギウォンと比べると別人のようにスリムになり、顔立ちもすっきり。「美青年」というよりは「美少年」と呼びたくなるくらいのピュアで若々しい姿を披露しています。
以前の記事 にも書きましたが、シウォン君に対しては、「美青年」という表現はデビュー当時の方が適切だと思います。当時、既に 30歳を過ぎていたシウォン君ですが、その少年のような容姿には驚くばかりです。当時の芸能番組の密着取材で「永遠の 16歳」という表現をしていたのも (もちろん「それは無理があるじゃろ!」と突っ込みたくなったものの)、「そう言いたくなる気持ちは分かる」と思いました (^^) とにかく、シウォン君の最もキレイなときの姿を記録にとどめたという意味では、このドラマの価値は大きいかも知れません (^^)v <--- でもそれだけかも (^^;;;
このドラマの半年前、ダイエット直後のシウォン君はガリガリで病気じゃないかと疑ってしまうくらいのかなり衝撃的な「激やせ」ぶりでしたが、このドラマでは体重を少し戻してちょうどよくなったみたいです (^^)v
「フィーリング (ヌッキム!)」('94)
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リュ・シウォン君のデビュー作です。また、オ・スヨン作家が初めて連ドラ (ミニシリーズ) の脚本を担当した作品で、演出はユン・ソクホ監督です。当時の人気アイドルと、大胆に抜擢した新人たちのフレッシュな魅力で当時の韓国で大ヒットしたドラマです。いかにもユン監督らしい「出生の秘密」「兄と妹の禁断の恋」をモチーフに、3兄弟と 1人の美少女の青春が、当時の韓国の最先端ファッションとともに瑞々しく映像化されています。当時はいわゆる「トレンディドラマ」が韓国で放送され始めて間もない頃で、これだけ若い俳優たちだけでストーリーを展開していくスタイルはまだまだ珍しかったそうです。
ビン (ソン・ジチャンさん) とヒョン (キム・ミンジョンさん) は二卵性双生児の大学生。ハンサムで社交的で明るい美大生のビンは女の子にモテモテ。一方の経済学部のヒョンはクールで勉強一筋の堅物。ビンとヒョンの弟ジュン (イ・ジョンジェさん) は体育学科に通うスポーツマン。ある日 3兄弟の前に幼なじみのユリ (ウ・ヒジンさん) が現れます。美しく成長したユリに 3兄弟は自然と惹かれていきますが、実は 3兄弟の 1人が養子で、ユリの実の兄であることが分かり… といったストーリーで、この 4人とその周りの友人たちの数年間に渡る恋と友情の物語です。
ドラマ全体の雰囲気としては、日本の '80年代のトレンディドラマといった感じで、今観ると特にこれといってドラマそのものに目新しいところがあるわけではありません。男性のファッションは「チェッカーズ?」って感じですし (^^;;; それにヒョンに一途に想いを寄せるジェヒ (イ・ジウンさん) のキャラクターがとにかくうざい。そもそも「失敗した福笑い」のような顔立ち (というかメイク?) が生理的に受け付けないせいもありますが、画面に映るだけでムカムカして、何度も視聴を断念しそうになりました (^^;;;
そんなドラマではありますが、'80年代に青春時代を過ごした僕にとっては、どこか「懐かしさ」を感じさせ、とても気楽に楽しむことができました。そして何と言ってもこのドラマで注目すべきは出演者の面々でしょう。当時の人気アイドルに加えて、このドラマで大抜擢された新人たちの多くが、その後スターになっているのです。ということで、メインの登場人物とそれを演じる俳優さんたちを紹介していきます。
ビン役のソン・ジチャンさん
ヒョン役のキム・ミンジョンさん
2人は当時、人気アイドルデュオ「ザ・ブルー」として活躍していたそうです (シウォン君も結構ファンだったみたいです)。その後、ソン・ジチャンさんは「真実 」('00) で、またキム・ミンジョンさんは「秘密 」('00) でシウォン君と共演しているのが面白いです。偶然でしょうが、同じ '00年のドラマで、どちらもシウォン君と対立する役ですからね (^^)v 因みにソン・ジチャンさんの奥様は「雪だるま 」('03) などで有名な美人女優のオ・ヨンスさんです。
ジュン役のイ・ジョンジェさん
当時はチョコレートの CM に出たり、ドラマで端役を演じているだけの新人でしたが、このジュン役が初めての大きな役。その後「砂時計」('95) で大ブレイクしてからは「イルマーレ」「ラストプレゼント」「タイフーン」などの数々のヒット映画に主演し、今や韓国を代表する映画スターです。「元祖モムチャン」らしいですね (モムチャンという言葉がまだない時代ですが)。
このドラマのジュンは「野生児」というか、「脳みそ筋肉」って感じのちょっとおバカな男ですが、憎めないキャラで、イ・ジョンジェさんの魅力が活きていたと思います。
ユリ役のウ・ヒジンさん
彼女、僕のタイプです♪ (^^)v どことなく牧瀬里穂さんと国生さゆりさんを足して 2で割ったような雰囲気ですが、東洋人離れしたルックスで当時人気アイドルだったそうです。今も相変わらずお美しいのですが、何故かここ数年は「行き遅れ」の役が多いみたいです (ToT) まだ若い ('75年生まれ) のに「浮世離れした美貌」だとそういう役しか来ないのかなぁ (;o;) 例えば「できない女、懲りた男 」('06) では絵に描いたような「負け犬」女の役でした (^^;;; 因みに彼女は子役でデビューし、このユリ役で大人の女優として認められるようになったそうです。
ヘリン役のイ・ボンさん
'93年のデビューですので、「フィーリング」撮影当時はまだ新人。その後、「青空 」('95) と「純粋 」('98) でシウォン君と共演していますね。タレントとしての彼女のイメージは「純粋 」で演じたインギョンのような威勢のいい、逞しい女性だと思うのですが、このドラマで演じたヘリンは、ビンを一途に、しかも控えめに愛する「弱い女」なのでだいぶイメージが違う、というか合っていないような気がします (^^)
ジュヒ役のイ・ジウンさん
このドラマで女優デビューした彼女は、'96年に出演した映画「錦紅よ、錦紅よ」で新人賞を総なめ。'00年に結婚後、女優業は休業状態で、現在はキッズ専門美容院を経営しているそうです。プロフィールを見ると東京モード学院と法政大学に留学したことがあるそうです (へぇ~)。
3兄弟の母役のチョン・ヨンスクさん
韓国ドラマでの母親役として有名ですね。「この世の果てまで」「その陽射が私に… 」「ウェディング 」でシウォン君の、「新貴公子 」でチェ・ジウさんの母親役を演じています。知的で上品な母親役がピッタリですね。でも意地悪というか、キツい母親役が多いかな (^^;;;
ドンウク役のリュ・シウォン君
このドラマ出演が正真正銘「芸能界デビュー」。演技の「え」の字も知らない素人の大学生を抜擢するとは随分と「冒険」したものだと思いますが、ユン監督の目は正しかったようですね (^^)v 視聴者からの評判が良かったのか、徐々に出番が増えていったようです。因みに「ウェディング 」で共演したチャン・ナラちゃんは、当時中学生で、このドラマを好きでよく観ていたそうですが、そのときからシウォン君のファンだということを「ウェディング 」撮影中のインタビューで答えていました (^^)
このドラマでのシウォン君は、親友のビンを愛するヘリンに片想いし、叶わぬ恋と分かりながらもいつもそばでそっと優しく見守る青年役。その後のシウォン君が最も得意とする役を既にデビュー作で演じていたんですねぇ~ (^^) シウォン君をこの役にキャスティングしたユン監督はスゴいです (^^)v
このドラマで 1点気になるシウォン君があります。それは仲間と離島に遊びに行って浜辺で波と戯れるシーン。他の男性陣が海パン姿でいる中、何故かシウォン君だけは「短パンにランニングシャツ」 (^^;;; 「オバちゃんじゃあるまいし、そんなカッコで海水浴するヤツはおらんじゃろっ!」と思わず突っ込んでしまいました (^^;;;
(2006-09-19 追記) 韓国では、ランニングシャツや T シャツを着たまま男性が海水浴をするのはおかしなことではないのだそうです。日焼けを避ける目的とのことですから、海水浴で同時に日光浴という目的はないようです。男女問わず「美肌」にこだわるんですね (^^)
このドラマと「青空 」('95) の両方を観て思ったのですが、シウォン君はもしかするとデビュー当時の方が「美青年」だったんじゃないでしょうか? (美的感覚は人によって違うのでそう思うのは僕だけかも知れませんが…) 普通は、デビュー時にはダサかったのが徐々に洗練されて磨きがかかっていくものなのに、シウォン君の場合は、デビュー当時が一番「イケメン」で徐々に (悪くなっていったわけではありませんが) 「美青年」度が減退し、「愛玩動物系(?)」に変わっていったように僕には見えるのです。僕の印象では '02~'05年前半頃が一番「愛玩動物」っぽい (=かわいい? 幼い?) 感じかな。ドラマの役で言うとギウォン からミカエル 。ちょうど日本デビュー直後くらいまでの 3年間ですね。
一時期 ('01年頃)、えっらい不細工(!) になったこともありましたし、最近も (角度によっては) かなり不細工に見える時がありますけど (^^;;;というわけでスター達の若かりし頃の姿を拝めるという点だけでも、このドラマは充分に楽しめるのではないかと思います (^^)v
「青空」('95)
- 株式会社E-MOTION
- リュ・シウォン主演青空DVD-BOX
リュ・シウォン君がデビュー間もない '95年に初主演した韓国版「トップガン」とも言うべき青春ドラマです。ダブル主演で共演しているのは、シウォン君の小学校時代からの親友で、シウォン君を芸能界に導いた人気アイドル歌手のキム・ウォンジュンさん。また相手役は、シウォン君と「純粋 」やデビュー作の「フィーリング (ヌッキム) 」でも共演したイ・ボンさんです。
韓国空軍が全面的に協力したということで戦闘機の飛行シーンはかなりの大迫力 (今回 DVD 化されるにあたって音響を 5.1チャンネルにしたそうです)。またドラマの中盤までは空軍士官学校を舞台にしているので、士官学校の学生生活を知ることもできます。例えば、「新入生歓迎儀式(?)」「ダンスパーティ」などのエピソードもあり、「体育会系学園青春モノ」のドラマとして観ることもできるでしょう。
ただ、ドラマとしては完全に「子供向け」の内容です。空軍が全面協力したのも、小学生や中学生 (特に男子) に対して、「軍人さんってカッコいい」と思わせるための「空軍宣伝ビデオ」の要素が強かったからなのではないかと思われます。とにかく、登場人物たちが二十歳を過ぎている割にはあまりに子供っぽい上に、言動が支離滅裂。ドラマの後半で急に性格が変わってしまう人物がいたり、頑に隠していた秘密を最後の最後であっさり「流して」しまったり、マジメに観ていると訳が分からなくなります。他にも、今回の DVD 化に際して、音楽が全面的に差し替えられたために音声が不明瞭になっていたり、また '05年のドラマ「快傑春香」の曲や発音のおかしい変な日本語の歌が頻繁にかかったり、とにかく聞くに堪えないものがありました。
では全く観るところがないかというとそんなことはありません。少なくともシウォン君のファンならば必見のドラマだと思いますので、いくつかお勧めの点を紹介します。
役どころ
ダブル主演のキム・ウォンジュンさん演じるパク・チャンヨンは、いかにも青春ドラマの主人公らしい熱血漢のトラブルメーカ。一方、シウォン君演じるカン・ギフンは、チャンヨンのルームメートで常にクールな完璧主義の優等生。貧しい家庭環境から苦労に苦労を重ねて士官学校に入ったギフンは、金持ちのおぼっちゃまであるにもかかわらず父親と対立して家を飛び出し士官学校に入学したチャンヨンが単なるわがままな道楽者にしか見えず、常に反感を抱いている。一方、チャンヨンは誰にも心を開かず、誰とも親しくしようとはしないギフンが鼻持ちならない。そんな 2人はことあるごとに対立しますが、ギフンの過去があばかれたことで 2人の関係に変化が… といった感じで物語が展開します。
いつも優しい青年役ばかりのシウォン君がこのドラマで演じた「笑顔を見せない、クールで非情な二枚目」役がとても新鮮です。ただ当時は演技も素人でしたし、本来のシウォン君が持っている健康的で明るいイメージとあまりにかけ離れていたために、このドラマでのシウォン君については評価が低いようです。しかし今このドラマを観ると、「笑顔を見せない役」も結構似合っていなくもないと思えますし、「美青年」度は今よりもだいぶ高いのではないかと思います。
制服姿
どんな男でも制服を切れば 2, 3割増しでカッコ良く見えるものですが、やはり当然ながらシウォン君の制服姿は同性から見てもなかなかイケています。背の高さやスタイルの良さが活きていますね
特にダンスパーティの時の礼服姿は品の良い顔立ちととても合ってたと思います。若干「コスプレ」っぽくもありますが… (^^;;;スポーツ姿
他のドラマでもスカッシュやテニス、バスケットボール等、様々なスポーツ姿を披露しているシウォン君ですが、このドラマでは「バスケットボール」の他に「柔道」や「バレーボール」のシーンがあります。特に「柔道」は彼のイメージにはないので、かなり新鮮でしたね。
ヌード
かねてから「脱ぐ役はやらない」宣言をしている (それもどうかと思いますが…) シウォン君。確かに様々なドラマで、不自然なまでに裸身を隠しています。例えば、海水浴シーンで 1人だけランニングシャツを着ていたり、普段は役の上でもシャツやパジャマの下に何も着ていないのに脱ぐシーンの時だけは下にランニングシャツを来ていたり… あまりに不自然なので、そこまでして隠さなくてもと思っていたのですが、このドラマでは「短パン一チョ」姿を披露しちゃっています。
回想シーンで新入生歓迎儀式(?)のシーンがあるのですが、この儀式は実際に空軍士官学校に存在するらしく、夜中に新入生全員を「短パン一チョ」(+ 左右違う靴) 姿にして、先輩たちがスプレーで水をかけながら追いかけ回したり、新入生に恥ずかしいポーズをさせたりしてお互いの親睦を深め合うものなのだそうです。さすがにこのシーンだけはランニングシャツを着るわけにいきませんよね (^^;;;
このドラマで初めてシウォン君の裸を見て、彼が頑に隠したがる理由がよぉ~く分かりました (^^;;; 今後も見せない方が良いと思います (^^)v 他にもシウォン君には珍しいシャワーシーンもありますが、そこでは肩から上と上半身の背中だけが披露されています (^^)
シウォン君はどうか分かりませんが、大浴場のシーンでは (ここからは恥ずかしいので白字で…) 「前バリ」をしないことがあるみたいです… 実はウォンジュン君の下半身が丸出しになっているシーンがあるんですよ (^^;;; どうして編集時に誰も気がつかなかったんだろう? (^^;;;とにかく、「完璧な男に出会う方法 」と同じく「アイドル リュ・シウォン」を楽しむドラマだと思います (^^)v
このドラマ、男性視聴者にとっては「戦闘機カッコえぇ~」とか、「軍服カッコえぇ~」とかそういうところでしか楽しめそうもありません (^^;;; 女性キャストが極端に少ない上に、看護将校ヨンジュ役のナ・ヒョンヒさんは (メイクのせいか) ババ臭過ぎて話になりませんし、ヨンソン役のイ・ボンさんは確かに「いい女」ではありますけど、この役は全く似合っていませんでしたし (^^;;;
視聴中の韓国ドラマ
既に視聴を完了していて、レビューというか、「感想文」を書きたいドラマもいっぱいあるのですが、今回は僕が 2006年8月27日現在視聴中のドラマを紹介します。順番に意味はありません。
「勝手にしやがれ」 ('02)
ヤン・ドングン、イ・ナヨン、コン・ヒョジン、イ・ドンゴン出演
TOKYO MX で毎週水曜 22:00 より放送中
お気に入りの役者さんが出ているわけでもなく、またイ・ドンゴンさんが今回もまたまた僕が生理的にどうしても受け付けることができない役を演じているので、視聴を断念しようかと思っていたのですが、他の登場人物が良いので、徐々に面白くなってきました。韓国で数々の賞を取っただけのことはあると思いますし、僕のツボにもはまってきています。はじめは「じゃがいも」に見えた (失礼!) ヤン・ドングンさん演じるボクスが愛すべきキャラに見えてきました (^^)v まだ 6話までしか視聴していませんが、今後どういう展開になるか楽しみです♪
「火の鳥」('04)
イ・ソジン、イ・ウンジュ、エリック出演
BS フジで毎週水曜 20:00 より放送中
全26話と長い上に、今のところはどの登場人物にも感情移入できていないのですが、まだまだこれからなので慌てずに気長に楽しもうと思っています。エリックさんの超キザ男ぶりが鼻に付くかと思いましたが、あそこまで徹底したキザな言動は (「美しき日々」のミンチョルと同じかそれ以上に) 「笑える」のでかなり楽しんでます (^^)v
「4月のキス」('05)
チョ・ハンソン、スエ、イ・ジョンジン出演
BS ジャパンで毎週日曜 13:00 より放送中
チョ・ハンソンさんの演技をちゃんと観るのは初めてなのですが、思ったより自然な演技をするので、ちょっと意外な発見。主演の 3人の中ではチョ・ハンソンさんが一番のスターだと思うのですが、ストーリー展開上は「脇役」というか「悪役」の位置づけなのが少し新鮮な印象です。今後の展開が見えないので楽しみです。ところで、イ・ジョンジンさん (の役) が「冬のソナタ」のミニョン (ぺ・ヨンジュンさん) に見えることがあるのは僕だけ? (^^;;
「ウェディング(字幕)」('05)
リュ・シウォン、チャン・ナラ、ミョン・セビン、イ・ヒョヌ出演
BS ジャパンで毎週金曜 22:00 より放送中
カットはテレビ東京で放送された吹替え版と全く同じなのが残念です。既に韓国 KBS の VOD、韓国版 DVD、テレビ東京吹替え版を全て視聴済みですが、とりあえず、この字幕放送も視聴しています。既に以前の記事 で紹介済み。
「宮廷女官チャングムの誓い」('03)
イ・ヨンエ、チ・ジニ出演
NHK 総合で毎週月曜 23:10 より放送中
全54話と長いですが、飽きさせない展開は素晴らしいです。ただ、どうしてもチャングムがご立派過ぎて (その割りに間抜け) 共感も感情移入もできない (^^;;; 悪役好きとしては、チェ女官長やクミョンについつい目が行ってしまいます。それにヨリも。それにしてもヨリって綺麗ですよねぇ~ @^o^@ かなりタイプかもぉ~ v(^O^)v
「夏の香り」('03)
ソン・スンホン、ソン・イェジン、リュ・ジン出演
BS-i で毎週金曜 20:00 より放送中
以前、吹替え版は観たことはあるのですが、字幕で観るのは初めて。内容よりは映像の美しさで楽しませてもらっているという感じです。美しい景色に美男美女… 本当に絵になります。が、それだけとも言える… (^^;;;
「アイルランド」('04)
ヒョンビン、イ・ナヨン、キム・ミンジュン、キム・ミンジョン出演
テレビ東京で毎週木曜日 12:30 より放送中
まだ視聴を始めたばかりなので何とも判断できません。が、イ・フィヒャンさんがキム・ミンジュンさんの母親役で出演しているので、もう少し視聴を続けてから判断しようと思います。
他にも DVD で視聴予定のドラマもいくつかあるのですが、今抱えている仕事を片付けたところで「一気観」する予定です。視聴後は (面白かったら) 記事にします (^^)
「勝手にしやがれ」 ('02)
ヤン・ドングン、イ・ナヨン、コン・ヒョジン、イ・ドンゴン出演
TOKYO MX で毎週水曜 22:00 より放送中
お気に入りの役者さんが出ているわけでもなく、またイ・ドンゴンさんが今回もまたまた僕が生理的にどうしても受け付けることができない役を演じているので、視聴を断念しようかと思っていたのですが、他の登場人物が良いので、徐々に面白くなってきました。韓国で数々の賞を取っただけのことはあると思いますし、僕のツボにもはまってきています。はじめは「じゃがいも」に見えた (失礼!) ヤン・ドングンさん演じるボクスが愛すべきキャラに見えてきました (^^)v まだ 6話までしか視聴していませんが、今後どういう展開になるか楽しみです♪
「火の鳥」('04)
イ・ソジン、イ・ウンジュ、エリック出演
BS フジで毎週水曜 20:00 より放送中
全26話と長い上に、今のところはどの登場人物にも感情移入できていないのですが、まだまだこれからなので慌てずに気長に楽しもうと思っています。エリックさんの超キザ男ぶりが鼻に付くかと思いましたが、あそこまで徹底したキザな言動は (「美しき日々」のミンチョルと同じかそれ以上に) 「笑える」のでかなり楽しんでます (^^)v
「4月のキス」('05)
チョ・ハンソン、スエ、イ・ジョンジン出演
BS ジャパンで毎週日曜 13:00 より放送中
チョ・ハンソンさんの演技をちゃんと観るのは初めてなのですが、思ったより自然な演技をするので、ちょっと意外な発見。主演の 3人の中ではチョ・ハンソンさんが一番のスターだと思うのですが、ストーリー展開上は「脇役」というか「悪役」の位置づけなのが少し新鮮な印象です。今後の展開が見えないので楽しみです。ところで、イ・ジョンジンさん (の役) が「冬のソナタ」のミニョン (ぺ・ヨンジュンさん) に見えることがあるのは僕だけ? (^^;;
「ウェディング(字幕)」('05)
リュ・シウォン、チャン・ナラ、ミョン・セビン、イ・ヒョヌ出演
BS ジャパンで毎週金曜 22:00 より放送中
カットはテレビ東京で放送された吹替え版と全く同じなのが残念です。既に韓国 KBS の VOD、韓国版 DVD、テレビ東京吹替え版を全て視聴済みですが、とりあえず、この字幕放送も視聴しています。既に以前の記事 で紹介済み。
「宮廷女官チャングムの誓い」('03)
イ・ヨンエ、チ・ジニ出演
NHK 総合で毎週月曜 23:10 より放送中
全54話と長いですが、飽きさせない展開は素晴らしいです。ただ、どうしてもチャングムがご立派過ぎて (その割りに間抜け) 共感も感情移入もできない (^^;;; 悪役好きとしては、チェ女官長やクミョンについつい目が行ってしまいます。それにヨリも。それにしてもヨリって綺麗ですよねぇ~ @^o^@ かなりタイプかもぉ~ v(^O^)v
「夏の香り」('03)
ソン・スンホン、ソン・イェジン、リュ・ジン出演
BS-i で毎週金曜 20:00 より放送中
以前、吹替え版は観たことはあるのですが、字幕で観るのは初めて。内容よりは映像の美しさで楽しませてもらっているという感じです。美しい景色に美男美女… 本当に絵になります。が、それだけとも言える… (^^;;;
「アイルランド」('04)
ヒョンビン、イ・ナヨン、キム・ミンジュン、キム・ミンジョン出演
テレビ東京で毎週木曜日 12:30 より放送中
まだ視聴を始めたばかりなので何とも判断できません。が、イ・フィヒャンさんがキム・ミンジュンさんの母親役で出演しているので、もう少し視聴を続けてから判断しようと思います。
他にも DVD で視聴予定のドラマもいくつかあるのですが、今抱えている仕事を片付けたところで「一気観」する予定です。視聴後は (面白かったら) 記事にします (^^)
「完璧な男に出会う方法」('97)

- エプコット
- 完璧な男に出会う方法 DVD-BOX
リュ・シウォン君が'97年に主演した全7話のドラマです。当時超人気アイドルだったシウォン君を全面的にフィーチャーし、主演だけでなく、主題歌も挿入歌もシウォン君が歌っています。主題歌は、翌年の主演ドラマ「純粋」の OST に収録されている「約束」。また、「12月の熱帯夜」('04) で有名なオム・ジョンファさんとのデュエット曲で「純粋」でも使われた「I need you」が挿入歌として使われています。

- TVサントラ, キム・ボムス, リュ・シウォン, オム・ジョンファ, キム・テヒョン
- 純粋 オリジナル・サウンドトラック(DVD付)
そしてこのドラマでは、シウォン君のファッションがなかなかシャレていて、さながらシウォン君による「動くファッション雑誌」とでも言えそうなドラマです。もちろん今から見ると古さを感じさせるファッションではあるのですが、当時の韓国での流行やセンスがよく分かります。
ドラマの内容そのものについては特に紹介すべきものはありません (^^;;; シウォン君演じる主人公ヒョクが暗いばっかりのキャラクターでシウォン君の良さがあまり活かされていないこともありますが、それよりも何よりも、とにかくヒロインのキャラクターがはちゃめちゃ過ぎて言動が全く理解不能、コメディなのに笑えない、などなどストーリー自体に見るべきところは全くないと言っても過言ではありません。実際、韓国での視聴率は芳しくなかったそうです。ただ、シウォン君の憂い溢れる表情のオンパレードなので「シウォン君の苦悩顔が大好物」の人には「いいおかず」になると思います (^^)v
ではシウォン君以外に見どころは無いのかというと、そうでもなくて、今から見るとキャストがなかなか面白いので、ここに注目してご覧になると結構楽しめるのではないかと思います。以下に紹介します。
ヒロイン・ウンジュ役のチョン・ヘヨンさん
イ・ソジンさん、エリックさん、イ・ウンジュさん主演のドラマ「火の鳥」('04) でミラン役を演じています。
ウンジュの叔母ミヒ役のキョン・ミリさん
「チャングムの誓い」('03) のチェ尚宮役で有名ですね。
ソヌ (ミヒの娘ヘジのボーイフレンド) 役のイ・ヒョンギュンさん
その後、芸名を「ジェヒ」と変えて、「快傑春香」('05) のモンリョン役で大ブレイクしました。
ヒョクの隣人の漫画家ジュング役のキム・チャンワンさん
シウォン君とは、「その陽射が私に…」('02) で同居している先輩役、「君に出会ってから」('02) で医者の叔父さんナムシク役で共演しています。他にも数々のドラマや映画で名脇役として活躍中。本業は歌手です。
ジョンファン役のキム・テウさん
「JSA」('00) のイ・ビョンホンさんの気弱な後輩兵士役で演技力を評価された映画俳優。ドラマ出演も多いですね。
ジヨン役のイ・サンアさん
シウォン君とはこの作品の前に「キャンパス恋歌」('95) という短編ドラマで相手役として共演しています。
「愛の解決士」チャンホ役のパク・チョルさん
この当時は太っていましたが、その後「激やせ」して、'02年のドラマ「ただいま恋愛中」ではヒロインが4番目に好きになる「大人の男」役、同年の「星を射る」では映画監督役など、ちょっと渋めの二枚目役を演じています。太っていた当時はバラエティ番組でもコミカルなキャラクターで売っていたようですが、痩せてイメージチェンジしたようです。
その他
シウォン君の小学校時代からの親友で歌手のキム・ウォンジュンさんや後輩で親友の歌手キム・ジンピョさんが第1話にちょっとだけゲスト出演しています。他にも第5話にウンジュの友人として「茶母 (チェオクの剣)」('03) のウォネ役で有名なクォン・オジュンさんが特別出演しています (2006-09-12 追記)。
'80年代日本の「トレンディドラマ」を彷彿とさせるドラマですが、少なくともシウォン君のファンならば、それなりに楽しめると思います (^^)v
「おいしいプロポーズ」('01)
- メディアファクトリー
- おいしいプロポーズ DVD-BOX
チョン・ジュンさん、ソン・イェジンさん主演の中華料理屋版「ロミオとジュリエット」といった雰囲気のラブコメディです。このドラマは今をときめくクォン・サンウさんのデビュー作として知られ、またソ・ジソブさん、チソンさんが脇で出演していることでも有名な作品です。
聞くところによるとこのドラマはキム・レウォンさんとパク・チニさん主演で企画されていたのだそうですが、何かの事情で 2人が出演できなくなったために、子役出身のチョン・ジュンさんとデビュー間もないソン・イェジンさんが起用されたそうです。ソン・イェジンさんは全く問題ないですが、主役と言えば二枚目が定番の韓国ドラマ、それも若者向けのドラマで (こう言っては難ですが) お世辞にも「二枚目」とは言い難いチョン・ジュンさんというのは、子役出身で演技がしっかりしているとは言え、かなり意外です。しかもキム・レウォンさんとは全然イメージが違いますからね。ところがドラマを観ていくうちに、このチョン・ジュンさんが役にぴったり合っていて、しかも (何となく) カッコ良く見えて来ちゃうんですから「韓ドラマジック恐るべし」です。
チョン・ジュンさん扮するヒョドンは町の小さな中華料理屋の一人息子。一方、ソン・イェジンさん扮するヒエは大型中華料理店チェーンの社長の娘。しかもヒョドンの父とヒエの父の間には過去の因縁から対立関係があった、というまさに「ロミオとジュリエット」のような設定。そしてヒョドンには出生の秘密が…、という一見、深刻そうなストーリーなのですが、ヒョドンやヒョドンを密かに愛するシネ (ソ・ユジンさん) の明るくコミカルなキャラクターのおかげで全体に暗い雰囲気はなく、気楽に楽しめるコメディ作品に仕上がっています。
僕がお勧めする、この作品での見どころは 3つ。ソ・ジソブさんの悪役ぶり、クォン・サンウさんの初演技、チソンさんの脇役演技といったところでしょうか。ジソブさん扮するヒムンはヒエの兄。超エリートで冷たい雰囲気を漂わせていますが、何故かシネに惹かれてしまうところなど、悪役とは言っても極悪ではなく人間味のある人物です。またドラマ初出演のサンウ君は、出番も少なく、ちょっとおちゃらけた感じの青年役ですが、こういう明るい役は本当に似合っています。そしてチソンさん演じるジュンスは、主人公ヒョドンの親友で父親の経営するコンビニの店長をやっています。役としては地味なんですが、チソンさんが演じているせいで目立つ目立つ (^^;;; 本当は「ちょっと冴えない」感じでなくちゃいけないのに (^^;;; ジュンスはシネが好きで結構アピールもしているのに何故かシネはヒョドンが好き! 視聴者としては「ジュンスの方がカッコいいじゃん」と思っちゃうんですけどね (^^)
ところで中華料理屋を舞台にしているのですが、何故かこのドラマに出てくる中華料理があんまりおいしそうに映っていないんです (^^;;; こういう料理を題材にしたドラマで料理がおいしそうにないというのも不思議ですが、ストーリーが面白かったので、ここはスルーしていました (^^)
楽しんで視聴できたドラマなんですが、ラストはちょっと不満。全ての問題が解決したわけではないところがすっきりしません。まぁ、近いうちに解決するんだろうなという期待を持たせる終わり方だったので、悪くはないんですけどね…
とは言いつつも、とにかく気軽に観られるドラマです。今をときめくスターたちの若かりし頃の姿を楽しむのも一興かと (^^)v
韓国の女優さんたち
以前の記事
にも書いたように、僕は韓国のドラマや映画を観るときには大体いつも男優さんを中心に見ています。では女優さんは全く見ていないのか? と聞かれると、そんなことはないのです。ということで今回は韓国の女優さんについて紹介したいと思います。
まずは「好き」な女優さんから。「好き」にもいろいろありますが最初は「容姿が好き」な女優さんから。若い時から「超」がつくほどの「面食い」の僕は美女ぞろいの韓国女優さんたちが大好きなんですが、その中でも特に「容姿」が好きなのは「キム・テヒ」さんです。日本では「天国の階段 」の悪女ユリ役や「爽健美茶」の CM でご存知の方も多いでしょう。ソウル大学在学中の才媛であることも僕にとってかなり魅力的ですが、それよりも何をさておいても、あの美貌。僕にとってはかなり「完璧な理想型」の容姿をしているのが彼女です。
では、彼女の出演しているドラマは観ていますか? と言われると、実は「天国の階段」以外は観たことがないんです (^^;;; 「ラブストーリー・イン・ハーバード」もちらっとしか観ていなくて… それでもファンなのか? と言われると返す言葉がないのですが、実は僕、彼女の演技って「ヘタ」だと思うんですよ (^^;;; それで何だか観ていられなくて… 彼女はただ姿だけ観ていれば幸せなので、写真とか CM とかそういうもので楽しませていただいております (^^)v
他に容姿が好きな女優さんは、「チャングムの誓い」のチェ尚宮役のキョン・ミリさん、東洋人離れした容姿で「フィーリング」のヒロイン・ユリを演じていたウ・ヒジンさん、昨年ヨン・ジョンフンさんと結婚したハン・ガインさん、「ウェディング」のスジ役で女優デビューした CM クイーンのコン・ヒョンジュさん。それから最近ちょっと気になっているのが「恋するスパイ」のナム・サンミちゃん。いずれの方々もお美しい方たちですが、若干、タイプが違うでしょ? (^^)v
次に「演技が好き」な女優さん。これはハ・ジウォンさんです。「秘密 」で初めて彼女を観てから、彼女の「目力」にやられてしまいました (^^;;; まさに「目は口ほどにモノを言う」の言葉通り、雄弁に語る彼女の目の演技には圧倒されるばかりです。ただ、彼女が「演技派」かと聞かれると若干違うように思っています。もちろん演技はうまいですが、以前の記事 にも書いたように彼女の体全体からにじみ出る役柄の空気感や全身体当たりの演技を観ると、「熱演派」という言葉の方がふさわしいような気がするのです。今後も彼女の出演作品は可能な限り観ていきたいと思っています。
それから「声が好き」な女優さん。これはキム・ハヌルさんです。とっても可愛らしい声で、彼女の細くて華奢な容姿にも合っていますが、声だけでも充分満足しちゃうくらい好きな声です。じゃあ彼女の声以外はどうなの? と言われると… 「もちろん嫌いじゃありません」とだけ答えておきます (^^;;;
「好き」の次は「気になる」女優さん。これはイ・フィヒャンさんです。僕が観た韓国ドラマの中で最も出演数が多いのが彼女ということもありますが、「好き」とか、そういう単純なものではなくて、ドラマを観ていて彼女が出演していると、つい彼女の演技に目が行ってしまう。そんな女優さんです。'60年生まれですからまだ若いのですが、最近は母親役ばかりで、ちょっともったいない気もします。韓国の女優さんの中でも際立った個性の持ち主ですから、今後も是非、その強烈な個性を活かした役柄で視聴者を楽しませていただきたいと思っています。
まずは「好き」な女優さんから。「好き」にもいろいろありますが最初は「容姿が好き」な女優さんから。若い時から「超」がつくほどの「面食い」の僕は美女ぞろいの韓国女優さんたちが大好きなんですが、その中でも特に「容姿」が好きなのは「キム・テヒ」さんです。日本では「天国の階段 」の悪女ユリ役や「爽健美茶」の CM でご存知の方も多いでしょう。ソウル大学在学中の才媛であることも僕にとってかなり魅力的ですが、それよりも何をさておいても、あの美貌。僕にとってはかなり「完璧な理想型」の容姿をしているのが彼女です。
では、彼女の出演しているドラマは観ていますか? と言われると、実は「天国の階段」以外は観たことがないんです (^^;;; 「ラブストーリー・イン・ハーバード」もちらっとしか観ていなくて… それでもファンなのか? と言われると返す言葉がないのですが、実は僕、彼女の演技って「ヘタ」だと思うんですよ (^^;;; それで何だか観ていられなくて… 彼女はただ姿だけ観ていれば幸せなので、写真とか CM とかそういうもので楽しませていただいております (^^)v
他に容姿が好きな女優さんは、「チャングムの誓い」のチェ尚宮役のキョン・ミリさん、東洋人離れした容姿で「フィーリング」のヒロイン・ユリを演じていたウ・ヒジンさん、昨年ヨン・ジョンフンさんと結婚したハン・ガインさん、「ウェディング」のスジ役で女優デビューした CM クイーンのコン・ヒョンジュさん。それから最近ちょっと気になっているのが「恋するスパイ」のナム・サンミちゃん。いずれの方々もお美しい方たちですが、若干、タイプが違うでしょ? (^^)v
次に「演技が好き」な女優さん。これはハ・ジウォンさんです。「秘密 」で初めて彼女を観てから、彼女の「目力」にやられてしまいました (^^;;; まさに「目は口ほどにモノを言う」の言葉通り、雄弁に語る彼女の目の演技には圧倒されるばかりです。ただ、彼女が「演技派」かと聞かれると若干違うように思っています。もちろん演技はうまいですが、以前の記事 にも書いたように彼女の体全体からにじみ出る役柄の空気感や全身体当たりの演技を観ると、「熱演派」という言葉の方がふさわしいような気がするのです。今後も彼女の出演作品は可能な限り観ていきたいと思っています。
それから「声が好き」な女優さん。これはキム・ハヌルさんです。とっても可愛らしい声で、彼女の細くて華奢な容姿にも合っていますが、声だけでも充分満足しちゃうくらい好きな声です。じゃあ彼女の声以外はどうなの? と言われると… 「もちろん嫌いじゃありません」とだけ答えておきます (^^;;;
「好き」の次は「気になる」女優さん。これはイ・フィヒャンさんです。僕が観た韓国ドラマの中で最も出演数が多いのが彼女ということもありますが、「好き」とか、そういう単純なものではなくて、ドラマを観ていて彼女が出演していると、つい彼女の演技に目が行ってしまう。そんな女優さんです。'60年生まれですからまだ若いのですが、最近は母親役ばかりで、ちょっともったいない気もします。韓国の女優さんの中でも際立った個性の持ち主ですから、今後も是非、その強烈な個性を活かした役柄で視聴者を楽しませていただきたいと思っています。
「秘密」('00)
- レントラックジャパン
- 秘密 DVD-BOX
「出生の秘密」「執拗ないじめ」「交通事故」「難病」がてんこもりの韓国ドラマ王道の愛憎ドラマです。「真実」同様「定番」の韓国ドラマですのでご覧になった方も多いと思いますが、ハ・ジウォンさん扮するジウンの執拗ないやがらせに途中でリタイアする方も多かったようです (^^)
しかし、このドラマの見どころは、やはり何と言ってもジウンの悪女ぶりでしょう。観ていてムカムカする極悪非道な言動はとても許されるものではないのですが、このドラマの優れているところはジウンの心理についても深く描写している点でしょう。一度の嘘が取り返しのつかない事態を引き起こして後戻りできなくなり、次から次へと嘘を重ねて、追いつめられていくジウン。自分で自分の首を絞めていることは分かっていても、今更本当のことを言えない苦悩。もちろんジウンの言動自体は許せませんが、「母」への愛と自己保身への執着との狭間で苦しみ悩む姿を見ると、人間の醜さと同時に人間らしさも感じられ「同情」や「哀れみ」を禁じ得ないのです。そして、このような複雑なキャラクターを巧みな表情の演技で完璧に演じたハ・ジウォンさんの演技力に感服しました。これ以降、彼女の作品はいくつか観ていますが、彼女は「演技派」というよりは「熱演派」といった方が適切かも知れません。演じる役柄が「虐げられる」役が多いせいか、何か「体当たり」している感じがするんですよね。これからも彼女の演技には注目していきたいと思っています。
そして僕が次に注目したのは、母親役のイ・フィヒャンさんです。「美しき日々」「その陽射が私に…」「天国の階段」などで強烈で妖艶なキャラクターを演じていることで日本でも有名ですが、この「秘密」では、一転、優しい母親を演じています。もちろん単なる「優しい母親」ではなく、自らの夢を実現するために産んで間もない娘を捨てた過去があり、その罪悪感から「娘」に対して盲目的な愛情を注ぐという、癖のある役柄です。とにかく他のドラマで見せる表情とは全く異なる優しい表情と雰囲気に、改めて「女優」ってスゴいと思わせていただきました。
それからもう 1つ。このブログ読者に多いシウォン君ファンのために、シウォン君演じるジュノについて。実は僕はこのジュノがかなり好きなキャラクターなんです。女性ファンの皆さんの多くはジュノの髪型や体型(!)に不満が多く、「観たくない」という方もいらっしゃるようですが、僕はそういった容姿には関心がないので、純粋にジュノという人物に感情移入してドラマを観ていたのです。前半のチャラチャラダメダメおぼっちゃま社長ぶりも良かったですが、後半の「切ない男」ぶりが特に良かったです。シウォン君が得意としている「ご立派な青年」役と異なり、嫉妬のあまり愛するヒジョン (キム・ハヌルさん) すらも騙してしまう「悪」の部分を持ちながらも「悪」に徹しきれない心根の優しさはとても人間らしいと思うのです。自分の誕生日プレゼントを自分で買ってヒジョンに渡すエピソードはあまりにいじらくして何度観ても泣けます (ToT)
シウォン君本人はもっとイメージチェンジしたかったそうですが、その割にはそもそものジュノのキャラクター自体が「純情男」だったので、視聴者の意見で後半になって本来のシウォン君キャラに近付いても (少なくとも僕には) あまり違和感がありませんでした。元々のキャラクター設定として極悪な役であればジュノのように途中でキャラクターが変更されることはなかったのに、と僕は思います。でも結果的にはこのジュノのキャラクターでドラマとしては良かったんじゃないでしょうか。そして、ドラマの OST はあまりやらないシン・スンフンさんによる主題歌「너만을 위한 사랑 (ノマンゥル ウィハン サラン: お前だけのための愛)」が素晴らしい。透き通るように澄んだ美しい歌声が僕にはジュノの切ない想いを歌っているように感じられて、何度も泣きました (ToT)
本当はヨンミン (キム・ミンジョンさん) の心情を歌っているのでしょうが、どうしてもヨンミンの固すぎる表情 (演技) に感情移入できなかったんです… それにヨンミンとヒジョンがどうしても愛し合っているように見えなかった… なんだかエラくよそよそしくて…好き嫌いが大きく分かれるドラマだと思いますが、僕は娯楽作品としてはとてもよくできたドラマだと思っています (^^)
最後に、第1話にジウンの元彼の役でパク・ヨンハ君が「ゲスト出演(?)」していたのですが、皆さん、お気付きになられましたか? (^^)
「真実」('00)
- ポニーキャニオン
- 真実 DVD-BOX
韓国で最高視聴率 54.6% を取った大ヒットドラマです。韓国ドラマお得意の「身分違いの恋」「意地悪なお嬢様」「交通事故」「記憶喪失」に、実際に韓国で起こった「替え玉受験」や「交通事故詐称」などの社会問題を加え、まさにジェットコースターのように激しくスピーディに展開するエンタテインメント性の高いドラマです。
「韓国ドラマ好き」にとっては「冬のソナタ」「美しき日々」と並ぶ定番ドラマで、既に多くの方がご覧になっていると思います。このドラマをきっかけにリュ・シウォン君のファンになった方も多いでしょう。
このドラマについては随分前に観たドラマですし、「今更紹介しなくても」と思ったのですが、このブログにいらっしゃる方には圧倒的にシウォン君のファンが多いようなので、今回改めて紹介したいと思います。
このドラマ、僕もとても楽しんで視聴しました。毎回いいところで終わるので途中で止められないんですねぇ (^^) DVD で「一気観」してしまいました。週1,2回のテレビ放送ではストレスがたまっていたでしょうね (^^;;;
観終わっての感想なのですが、登場人物よりはドラマのストーリー展開そのものを見せるドラマだなという印象です。あまりに展開が早くて登場人物に感情移入する余裕がほとんど全くないんです。とは言いつつ、悪役好きの僕としては終盤のシニ (パク・ソニョンさん) の哀れさには同情を禁じえませんでした (ToT)
肝心の主役ジャヨン (チェ・ジウさん) と相手役の御曹司ヒョヌ (リュ・シウォン君) は微笑ましくて可愛らしいカップルでしたけど、感情移入は難しかったです (^^;;; ジャヨンがヒョヌに惹かれていったのは分かるんですよ。あれだけ熱烈かつ爽やかにアプローチされれば好きになっちゃうよね (^^) でもヒョヌがあそこまでジャヨンを好きになる理由が全く分からない。本人も「理由なんてない」と言い切っていましたけど (^^;;; 確かにジャヨンは美人だけど、ヒョヌと初めて会った頃のジャヨンなんて、性格も暗くてちょっと卑屈でひねくれてて可愛げは全くないし。まぁ、そこはドラマの展開上、重要じゃないので省略されたということで視聴者も納得すればいいんでしょうけどね (^^)
僕が観たシウォン君のドラマは「美しき日々」に続いて「真実」が 2作目なんですが、「真実」でのシウォン君を観た時の印象は「ワンコ♪」(^^)v
「美しき日々」のソンジェも大型犬のイメージがあって、切なく涙目でヨンスを見つめる姿は「捨てられた子犬」のようでしたが、「真実」のヒョヌは明るいキャラクターのせいか「ワンコ」度がより高い。ストーカーのごとくジャヨンの後を爽やかな笑顔で追いかける姿なんて「しっぽふりふりの大型犬」にしか見えませんでした (^^) とにかく「ワンコ大好き」の僕が「真実」を観ていて思ったことは「ヒョヌを飼いたい!」 <--- おいおい (^^;;;
その後、「君に出会ってから 」を観てからは、シウォン君のワンコ度 No.1 はギウォンになりましたけど (^^)というわけで、2作続けてシウォン君のワンコな姿を観たせいか、実は今でもシウォン君を生身の人間とはあまり思えていなくて、子供っぽく言うと「血統証付きの大型犬が何かの魔法で人間に姿を変えた」って感じがするんですよねぇ <-- ちょっとイタイ? (^^;;;
シウォン君があんまりワンコに見えなかったドラマってあったかなぁ… 「ウェディング」のスンウは生身の人間に見えたかも… でもバラエティ番組に出ている最近のシウォン君も相変わらずワンコに見えちゃうんですよねぇ (^^;;;
「真実」に話を戻すと、有名な話として、多くの視聴者たちの強い希望で当初交通事故で死ぬ予定だったヒョヌが死ななくなったというエピソードがあります。韓国らしいエピソードですけど、この予定変更は良かったんじゃないかと僕は思っています。あのストーリー展開でヒョヌが死んでしまったら、あまりに救いがないですもん。そのために当初終盤で活躍する予定だったシニ父の秘書でなにかとジャヨンを気にかけてくれたアジョシの出番が無くなっちゃったんですけどね (^^;;;
ラストのジャヨンとヒョヌの「らぶらぶペアルック」にも引いてしまいましたし、シニとスンジェの末路は後味が悪かったですが、ドラマとしてはやはり面白いですし、よくできていると思います。娯楽作品としては傑作と言えるでしょう (^^)
「お坊ちゃま」役の多いシウォン君ですが、ふと考えてみると、「財閥の御曹司」役はヒョヌだけなんですね。「お坊ちゃま」と言っても親が成功した「小金持ち」っていうのが多いようです。「大金持ち」の息子となると、他には「彼女は最高」のミカエルくらいかな…(2006-12-16 追記)
音楽が印象的なのが韓国ドラマの特徴ですが、このドラマでも「バラードの王子」チョ・ソンモさんによる挿入歌「For You」がとても効果的に使われています。

