Marc のぷーたろー日記 -877ページ目

「フラガール」('06)

ハピネット・ピクチャーズ
フラガールスタンダード・エディション

昨年公開された日本映画で、数々の賞を受賞した傑作です。出演は、松雪泰子さん、豊川悦司さん、蒼井優さん、岸辺一徳さん、富司純子さんなどです。

Wikipedia「フラガール」

昭和40年の福島県いわき市を舞台に、廃れ行く炭鉱の町を救うための町おこし事業「常磐ハワイアンセンター」(現: スパリゾートハワイアンズ) の誕生にまつわる実話をもとにしたストーリーです。

この映画は、公開当時はさほど大きく取り上げられることもなく、かなり地味な印象があったのですが、口コミ (ブログを含む) で評判が伝わり、結果的に観客動員 100万人を超える大ヒット。最終的には各映画賞を総なめし、2006年の邦画最高傑作という評価を得るに至りました。

僕は、大好きな俳優・高橋克実さんが出演しているということで公開前からこの作品のことは知っていましたが、そのときも「地味な映画」という印象しかなく、強いこだわりもなかったので結局見逃していたくらいです (^^;;;

その後数々の賞を受賞したことで逆に先入観に縛られて楽しめないのではないかと思ったのですが、実際に観た感想は、





泣きました (ToT)


正直に言うと、ストーリー自体は極めてシンプル且つオーソドックス。特に目新しいところもない作品で、泣かせどころもかなりベタ。ですので、数々の賞を受賞するような「傑作」という感じでは全然ないんです。

それでも昭和40年という時代の空気を感じさせる淡いセピア色の映像と穏やかに展開するストーリーで、ジーンと沁みる感じが心地よく、この映画に対しては「傑作」という評価よりも、映画としてのまとまりや完成度が高い「佳作」と言ったほうが適切のような気がします。

無駄をそぎ落としたすっきりと分かりやすいストーリー展開と奇をてらわない抑えた演出の巧みさから、熟練のベテラン監督の作品のような印象を受けますが、李相日監督はなんと 1974年生まれ!! こんな若い監督がこういう映画を撮ったということにも驚きを感じます。

そしてこの映画で注目すべきは、製作である李鳳宇氏も李相日監督も在日の方であること。この映画は 40年前の日本を描いているのですが、観ていると何となく韓国映画を観ているような感覚があるのです。親子、兄弟、友人、仲間といった人間関係が今よりもずっと濃密だった時代の日本を、もしかすると今の日本人には描けないのかも知れない、そんなことを感じたりもしました。きっと僕を含めて韓国エンタメ好きが韓国エンタメが好きな理由がここにもあるのかも知れません。きっと韓国エンタメ好きであれば、この映画はかなり楽しめるんじゃないかと思います (^^)v


さて最後にこの映画の出演者で注目した人たちを紹介します。

平山まどか役の松雪泰子さん
これ以上ないほどの「はまり役」。怒りに任せて男湯に殴りこみ、全裸の男 (高橋克実さん) にプロレス技を仕掛けるシーンが強烈 (^^;;; また彼女のフラシーンは圧巻です (^^)v

谷川紀美子役の蒼井優さん
まさに絵に描いたような「田舎娘」がフラとの出会いで美しい女性に変わっていく様が素晴らしい。最後のフラシーンは必見です (^^)v

熊野小百合役の山崎静代さん (南海キャンディーズ・しずちゃん)
演技はお世辞にも上手いとは言えませんが、味のある演技で個性派女優としての可能性を強く感じさせました。

谷川千代 (紀美子の母) 役の富司純子さん
「炭鉱町のおかあちゃん」役にしては綺麗過ぎるだろうと思ったのですが、さすがベテラン女優。ノーメークも凄まじいですが、身体全体からにじみ出る「疲れ切った」空気感で炭鉱に生涯を捧げてきた女の姿を見事に表現していたと思います。

木村清二 (早苗の父) 役の高橋克実さん
正直言って「ゲスト出演」と言ったほうが適切なくらい出番はわずか (エンドクレジットは大きかったんですけど)。それでもかなりインパクトはありました。温厚な役が多い高橋さんですが、この映画で演じたのは荒くれの炭鉱夫で娘・早苗 (徳永えりさん) に暴力を振るうような男。最低な男ですが、銭湯で思いっきりくつろいでいるところをまどか (松雪泰子さん) に襲われて全裸で慌てふためく姿はかなり笑えました (^^)

「愛するまで」('96)

愛するまで パーフェクトBOX Vol.1
愛するまで パーフェクトBOX Vol.2
愛するまで パーフェクトBOX Vol.3
愛するまで パーフェクトBOX Vol.4

全231話、観終わりました (^^)v
これでシウォン君の (現時点での) 出演ドラマは全て視聴完了したことになります。ちょっと寂しい気もしますね…。

この手の長いホームドラマのエンディングは意外なほどあっさりしていて、「えっ? これでもう終わり?」ということが多いですが、ご多分に漏れず、このドラマも「まだまだこれからじゃない?」という終わり方。それだけに余計に寂しさを感じます…。これだけ長く観ていたので、実在する人々の日常を覗き見ていたような錯覚もありますからね…。


じゃあ、そんなに面白かったのか? と聞かれると、面白いかは自分でもよく分かりません (^^;;;


ストーリーとしては次から次へと様々な出来事が起きるので、続きが気になってついつい観てしまうのですが、ムカムカする登場人物ばかりで、最後まで誰にも感情移入できませんでした (^^;;;

オ家のアホ女、ヨンジン (ヨンチャン姉) とスリョン (ヨンチャン叔母) の 2人はもちろん、2人をそんな風に育てた大人気ないハルモニも、救いようもなくアホなキルスン (フグ屋のオバちゃん姉妹の妹) も、とにかくアホキャラのオンパレード…。我慢を知らない無分別 (下品) な「アホ」が死ぬほど嫌いな僕には我慢なりません (^^;;;

他にもアホではありませんが、ウンジュ父娘もいらつく。よく言えば「控えめ」ですが、あそこまでいくと「卑屈」なだけで、本当に不快 (^^;;;

結局、「ダメダメアホアホおぼっちゃま」から生まれ変わったヨンチャンが最終的には一番「まとも」かも (^^;;;
いわゆる「悪役」は 1人もいないのですが、どのキャラにも良い面と悪い面の両方があり、その意味では「リアル」なのかも知れません。ただそういった二面性がときに極端に乖離していることがあり、人物のキャラクターに一貫性がなく見えることがありました。これはこれで実際の生身の人間としてもありうることではありますし、国民性の違いもあるのかも知れませんが、そんな「キャラクターの曖昧さ」もあってどの人物にも感情移入することができなかったのです。

とは言うものの、視聴前は「全231話なんて最後まで観られるだろうか」と思っていましたが、何だかんだ言っても最後まで観られたのですから「面白かった」のかも知れませんね (^^)v

作品として気になった点としては、DVD での連続視聴のせいか、演出が非常にゆったりしているように感じました。朝の連続ドラマですから当然なのかも知れませんが、最近の通常の韓国ドラマを観慣れた目から観ると、かなり冗長な印象があります。

また物語については、序盤では 10年以上前という古めかしさを感じませんでしたが、ヨンチャンの結婚問題が浮上してからは、韓国色がかなり前面に押し出され、日本人の感覚では 40~50年前の時代を舞台にしているような印象を受けました。もちろん韓国の風習を知ることができるという意味では興味深く楽しめましたが (^^)v


過去記事

韓国情報発信基地「パク・ヨンウ、ホワイトデーに明洞襲撃?!」

「折鶴」('98) のピルスン役でおなじみのパク・ヨンウさん、主演映画のプロモーションでこんなイベントを (^^)

韓国情報発信基地 Innolife.net (2007-03-14)
パク・ヨンウ、ホワイトデーに明洞襲撃?!

大人気ですねぇ~ (^^)v

「無影剣」('05)

無影剣 SHADOWLESS SWORD
¥4,385
Amazon.co.jp

イ・ソジンさん、ユン・ソイさん主演、シン・ヒョンジュンさん共演のアクション時代劇です。あらすじなどの詳細は以下のページをご覧ください。

韓国エンターテイメント BUNKAKOREA
無影剣

輝国山人の韓国映画
無影剣

かなりの予算をかけて製作されたというこの作品は、'05年11月に韓国で公開されましたが興行面では大失敗に終わってしまい、そのため日本では公開されることもなく、DVD も発売されていない作品です。
(2008-05-06 追記)
日本では 2008年1月1日に DVD が発売されたようです。
ある韓国エンタメを紹介する番組で偶然にこの映画のワンシーンを観たのですが、流麗なワイヤーアクションが大いに気に入ったのと、イ・ソジンさんが主演ということもあり、観てみたいと思ったのです。ネットで検索すると韓国版の DVD も発売されているようなのですが、英語字幕の VCD (VIDEO CD) が 1,200円で発売されているので、DVD ではなく、VCD に初挑戦することにしました (^^)v
VCD は日本ではあまり一般的ではありませんが、アジア圏では DVD より格安ということもあり、かなり普及しているようです。日本で発売されている DVD プレイヤーはほとんど全て VCD にも対応しており、また DVD のような「リージョンコード」はありませんので日本でも問題なく再生できます。因みに画質は VHS の標準モード並といったところです。なお、VCD 1枚には 60分までの動画しか収録できないため、この映画の VCD は 2枚組みです。
さて念願かなってようやく観ることができたこの作品ですが、感想を一言で言えば、





完全にお子様向け


でした (^^;;; イ・ソジンさんが主演ですし、もう少し大人向けだと思ったのですが…。

ストーリーは至って単純。ひたすらアクションシーンばかりが続きます。
VCD は英語字幕のみなので、観る前は字幕を追いかけるのが大変じゃないかと思ったのですが、ストーリーがあまりに単純なので、これならば字幕がなくても大丈夫 (^^)v
また西暦926年の渤海を舞台にしているにもかかわらず、セットも衣装もメイクも (アジアンテイストではありますが) 無国籍な雰囲気で、時代劇というよりは架空の世界を舞台にしたファンタジーと言ったほうがピッタリ。悪役であるシン・ヒョンジュンさんに至ってはあたかも「アクションヒーロー物」の悪玉の親分 (^^;;;

とは言うもののアクションはとにかく華麗で美しい。特に女剣士ヨン・ソハ (ユン・ソイさん) は惚れ惚れするほどのカッコよさ。イ・ソジンさん演じるジョンヒョン王子も、最初は「ダメダメ王子」でしたが、徐々に本来の勇猛果敢な王子の姿を取り戻し、力強く華麗なアクションを見せてくれます。「茶母 (チェオクの剣)」('03) もそうですが、イ・ソジンさんは現代劇よりも時代劇などのコスチュームプレイの方が「10割増」でカッコいいと思います (^^)v

一部「北斗の拳」を連想させる演出もあり、ちょっと笑えなくもないですが、荒唐無稽なワイヤーアクションに抵抗がない人であれば、それなりに楽しめる作品なのではないかと思います (^^)

ところでこの作品は、チェ・ジウさんが特別出演してワイヤーに挑戦したことも製作当時話題になったようです。

朝鮮日報「ソ・ジソブ、60億ウォン大作ドラマ『カインとアベル』で復帰」

めっちゃ楽しみです♪

朝鮮日報 (2007-03-15)
ソ・ジソブ、60億ウォン大作ドラマ『カインとアベル』で復帰

サンスポ「ヨン様、日本ドラマ初出演!上戸彩と“ハツラツ共演”」

「ホテリアー」('02) のリメイクに「シン・ドンヒョク」のその後として出演するそうです。

サンスポ (2007-03-15)
ヨン様、日本ドラマ初出演!上戸彩と“ハツラツ共演”

これ、どうなるんでしょ? (^^;;;

それにそもそもヨン様って韓国でドラマ撮影中じゃない?

朝鮮日報「韓国映画、昨年123億円の赤字を記録」

「110本中90本が赤字」とのことですから深刻ですよね…。

朝鮮日報 (2007-03-14)
韓国映画、昨年123億円の赤字を記録

昨年、日本で公開された韓国映画が「全滅」だったのも大きかったんでしょうが、これでますます日本で観ることのできる韓国映画が減ってしまうのではないかと心配です…。

朝鮮日報「ソン・イルグクが熱愛、お相手は5歳下「未来の検事」」

かなり笑っちゃった記事を (^^)

朝鮮日報 (2007-03-14)
ソン・イルグクが熱愛、お相手は5歳下「未来の検事」

熱愛騒動そのものはどうでもいいのですが、この記事の中の一文
ソン・イルグクは厳格な家庭で、Aさんはキリスト教を信仰する家庭で育ったこともあり、2人はとても健全な交際を続けている。
30過ぎた男と女に向かって「健全な交際」って (爆笑)

「美しき野獣」('06)

アミューズソフトエンタテインメント
美しき野獣

クォン・サンウさん、ユ・ジテさん主演のアクションバイオレンス映画です。

サンウ君の既存イメージと大きく異なるワイルドな役柄と、2大スター共演で大きな話題になりましたが、興行面では韓国・日本ともに失敗に終わった作品です。そんなこともあって特に期待はしていませんでしたし、そもそもこの手の暴力描写の多い映画は好みではないのですが、「話題作」ということで一度は観ておこうと思っていた作品です。

観ての感想は、予想通り僕好みではありませんでしたが、シノプシスは悪くないと思います。しかし、映画全体としてはどうしても「イマイチ」の感がぬぐえませんでした。

ストーリーそのものは特に難しくはなく、比較的使い古された「巨大な権力の前に正義がねじ伏せられる理不尽」を描いている映画なのですが、登場人物の関係が映画を観ただけでは分かりづらく、あらかじめ人物相関図でも見ておかないと、ストーリーを追うだけでいっぱいいっぱいになってしまって、登場人物に感情移入する余裕がありません。この映画に関してはある程度「ネタばれ」した状態で観た方が楽しめるようです。

そして話題のサンウ君の演技ですが、なかなか頑張っていたと思います。サンウ君の涙の演技に弱い僕は、今回も涙腺を刺激されちゃいましたし、サンウ君お得意の身体を張ったアクションも素晴らしかったですし…。ただサンウ君演じるドヨンというキャラクターがただただひたすら凶暴な「野獣」に過ぎず、人間的な深みのある描写が少ないため、非常に類型的で平板なキャラクターになってしまい、その結果として、この映画全体がサンウ君の単なるイメージビデオに見えてしまっていたのが残念でなりません。

一方、ユ・ジテさん演じるオ検事も内面の描写が少ない、というよりほとんどないために人物像があいまいで感情移入しづらかったことも致命的。また「やり手検事」という設定がセリフで語られるだけで、実際の映画の中での描写を見るだけではとても「やり手」に見えなかったことも映画全体の説得力を弱めていたと思います。

はっきり言ってしまうと、サンウ君のアクションシーンが長過ぎるあまりに、主人公 2人の内面描写が不足し、またストーリー展開が説明的になってしまった…。これがこの映画の最大の失敗なのだと思います。アクションシーンはスピード感や迫力があって良かったと思いますけど、それだけ。だから「サンウ君のイメージビデオ」に見えちゃうんです…。ですので、

「とにかくサンウが好き!!」

という方にはお勧めしますが、そうでない人には…。
カットされたシーンが DVD の特典映像として収められているそうなので、それを観れば僕の不満は解消するかも知れませんが…。
ということで、あれこれ僕の意見を述べましたが、もしかしたら興行面で失敗したのは単に

小汚いサンウは見たくない!!

というファンが多かったからかも知れませんけどね (^^;;;


さて、脇役好きの僕がこの映画で注目したのは、カン・ソジンさん (スビン友@プロポーズ)、キム・ユンソクさん (チョン・ゴンミョン@復活)、イ・ハヌィさん (ペク武官@茶母) の 3人。イ・ハヌィさんはあまり見せ場がありませんでしたが、カン・ソジンさんとキム・ユンソクさんの演技はかなり印象的でした (^^)v
(18:30 追記) 「冬のソナタ」('02) でユジンたちの高校時代の担任役だったオジさんもチラッと出ていました (^^)
ところでこの映画では、美肌のサンウ君が役のためにドーランで浅黒く日焼けした肌に見せていたことは有名ですが、他の俳優さんたちも相当に塗っていたようです。しかもその塗り方があまりに不自然で首は真っ白で顔だけ真っ黒。思わず、

「シャネルズかよっ!」 <-- 古っ! (爆)

と突っ込みたくなるくらい (^^;;;

「やくざ = 浅黒い」というイメージは分かりますが、それにしてももうちょっとなんとかならなかったのでしょうか (^^;;;

朝鮮日報「韓国の会社に同姓同名の社員がいる可能性は?」

以前から韓国には同姓同名が多いと聞いていましたが、実際に数字で見るとビックリですね (^^)

朝鮮日報 (2007-03-13)
韓国の会社に同姓同名の社員がいる可能性は?

ここに出ている名前の中で「キム・ヨンス」ってサッカー選手にもいるけれど、日本の韓国ドラマファンにとっては「美しき日々」('01) のヒロイン (チェ・ジウさん) ですよね (^^)v