営業の魔法 中村信仁と永業塾の仲間たち -50ページ目

音の誤解、音の理解

日高塾(日高晤郎さん主宰)に苫小牧在住の作家で中公竹義 (なかこう)さんという先輩がいます。 その先輩が僕の番組を聴いてアドバイスを下さった。


「ラジオは見え過ぎてしまうことだと思いますよ。テレビは服装や動き背景など大量の情報の中に自分の本性を隠すことができます。でもラジオは隠れるものがない。どんなに丁寧な言い方をしても心が見えてしまう。一切のごまかしが効かないメディア。だから、自分を鍛えあげるしかないのだと思っています。リスナーは声を聴いているんじゃなくて、声の情報から中村さんを形成して、生身に近いふれあいをしています。これは塾での練習から学んだものです」


やっぱり先輩という存在は偉大です。気づかなかったこと、気づけなかったこと、を出来の悪い後輩にきちんと訓え、そして導いて下さいます。


言葉(音)が足りなければ誤解される…。そんな考えでラジオは務まらない。誤解されるのではなく、誤解させていることに気づきました。鍛えなければ…。晤郎さん曰く「鍛錬して下さい」の言葉がどれほど重いか痛感しています。


中公先輩、ありがとうございました。
またアドバイス宜しくお願い致します。





中村信仁




日高晤郎さんにいただいた言葉

僕の芸はね、20人に惚れられて、だけど80人には嫌われるかもっていう方向をとっている。

これは覚悟の問題だね。

だから僕を真似て自分の中に取り入れるのは難しいから…、一番憧れるところとか、ここはいいな…、と思うところを自分流に消化して取り入れちゃえばいい。


ラジオ番組の初回(4/1)の後で晤郎さんが手向けて下さったアドバイスです。この中に出てくる「覚悟」って言葉ですが、これを晤郎さんはよく口にします。その意味が、ほんの少しだけ最近分かりかけてきたような気がします。


みんなに好かれようと思ってマイクの前でしゃべると自分でもつまらないんです。でも本音をマイクにぶつけるには、自分の中に覚悟がなきゃできない。どんな覚悟を抱いているか。その覚悟が大きくて、深くて、真っ直ぐで、まっとうであれば、まさに熱烈な5人…10人…のファンが支えてくれるんですね、きっと。




中村信仁

STVラジオで語る「今朝の一冊」

2013年4月1日(月)から


STVラジオにてスタートする

「中村信仁のオハヨー! ほっかいどう」では


毎週火曜日、朝6時30分頃

「中村信仁 今朝の一冊」

というコーナーを展開していきます。


大人として読み継いでいきたい一冊の本。ベストセラーや話題の本ではなく、心にとどめたい一冊、珠玉の一冊を、中村信仁の偏見の下、勝手気ままにお勧めしてしまうコーナーです。読書好きもそうでない方も、一週間に一冊、ぜひ、中村信仁がおすすめするこの一冊をお読みになってみて下さい。


ぜひ、応援メールを送ってください。

ohayo@stv.jp







中村信仁

STVラジオで語る「人ものがたり」

2013年4月1日(月)から



STVラジオにてスタートする

「中村信仁のオハヨー! ほっかいどう」では



毎週月曜日、朝8時30分頃

「中村信仁 人ものがたり」

というコーナーを展開していきます。



これまでに頂いたご縁の数々から、心に残る人物の思い出とともに皆様に「人ものがたり」をお届けいたします。もしかすると、あなたの物語を語る日が来るかもしれません。


ぜひ、応援メールを送ってください。

ohayo@stv.jp






中村信仁

STVラジオで語る「勇気の言葉」

2013年4月1日(月)から


STVラジオにてスタートする

「中村信仁のオハヨー! ほっかいどう」では


毎週月曜日 朝6時30分頃

「中村信仁 勇気の言葉」

というコーナーを展開していきます。


心に灯る希望の火を消しさえしなければ元気でいられる。そんな希望を灯せる言葉を皆様にお届けいたします。ぜひ、ぜひ、録音のご準備を。




中村信仁

STVラジオ 中村信仁のオハヨー!ほっかいどう

2013年4月1日(月)から 


いよいよ「中村信仁のオハヨー! ほっかいどうが始まります。


毎週月曜日と火曜日の朝5時30分~9時00分まで(3時間半)


メールの受付スタートしています。

ohayo@stv.jp


中村信仁に期待すること…

応援メッセージ…

ご意見…などなど


なんでもメールしてくださいませ !!



中村信仁

岩本芳修(イワモト ホウシュウ)の背中

大正9年生まれの女優に原節子(ハラ セツコ)という、往年の日本映画ファンなら誰しもが認める大女優がいる。彼女の美貌に魅了され足繁く映画館に通ったファンによって伝説化された女優らしい


らしい……というのは、私の年齢では、リアルタイムでの原節子を知らないからだ。15才でデビューし銀幕の中を駈け抜け、42才で忽然と姿を消したらしい。

その原節子は小津安二郎という監督との出会いによって、本当の意味で女優として開花したという。


「原の顔立ちや人柄では不向きな役があることに気づかない監督こそ大根だ(中略)原はとうとう、原節子という女優の特性を理解し、うまく使える監督に出会ったといえます」引用 原節子 あるがままに生きて 貴田 庄 著 朝日文庫


ひとりの役者の能力を際限なく引出し、ひとりの役者の魅力を決定づける、それが監督の役割であり、そういう監督と出会えることが役者の「運」を占めるというのなら、日高晤郎という日本一の話芸人は「運」の人といえる。岩本芳修というラジオ界の名監督と出会えたからだ。


晤郎さんの話芸を際限なく引出し、そして晤郎さんの魅力を徹底的にファンの間に周知させた。


「日高さんはすごいんだよ」


岩本芳修の口癖だ。


「日高さんの勉強量は誰も真似できない」

「日高さんは落語家だって尻尾を巻くんだ」

「日高さんは語ることの天才なんだ」


岩本芳修は誰よりも晤郎さんのファンであり、誰よりも「どうすれば」晤郎さんが一番輝くかを知っている。


原節子と小津安二郎のように、日高晤郎と岩本芳修は、日本のラジオ界に伝説を作ってしまったのだと思う。




中村信仁


もしもだよ、信じられないような美しい女性に「愛してるなんて陳腐なセリフのかわりにこの詩を聞かせたげる」と言われて、谷川俊太郎の詩なんか詠まれたらどうする?


好きには道徳も責任も罪もともなわない。だがつとめて無邪気をよそおって、好きを連発していても、いつのまにかそこに愛がしのびこんでくる。
「問う言葉答える言葉」 谷川俊太郎 著


現実にはこんな場面、そうそう出くわすことはないんだろうが、もしこんなドラマみたいなセリフをサラリという女性がいて、それが絵に描いたような美女で、しかもそのセリフが自分に向けられたものだったら……。やっぱり男冥利に尽きるだろうね。


ただ、この詩をどう紐解くか……。

どう読み解くか……。

そして、このセリフへ、どうキザに返せるか……。

そんな妄想も尽きない、春のあけぼの。





中村信仁

和して同せず、同して和せず。

論語に「君子は和して同せず、小人は同して和せず」とある。

人の道を歩むならば仲間の悪口を言わず己の学びを続けること。しかしなかなかそれは難しいもので、ほとんどの人は同調しながら悪口を言うものだ。


全国に共に学ぶ仲間がいます。

先日、その仲間の一人にこんなことを言われました。大きな講演会を主催して世の中を元気にするつもりだと。そこで協力してくれませんか、と。


もちろん、いいよ。そういいました。すると笑顔でありがとうって。そしてこう続けてきたのです。○○○○さんを呼ぶので、仲間たちみんなに協力してもらいたいと。私も驚きましたが、仲間たちも驚きました。なんで○○○○さんなのって。なんでそれを手伝うの……と。


仲間たちで作るのではなく、外から人を呼んでくるというのです。その方が成功するからと。共に学ぶ仲間を信頼するのではなく、外の人を信頼している姿に、寂しさをおぼえました。


同して和せず。

一緒に学んでいるから仲間だと……。

しかし、本人は「和せず」だったのです。


難しいものですね。人というものは。




中村信仁

日高晤郎という背中

すごいチャンスを得たんだね。ある意味信じられないよね。だってそうでしょう、僕が一時間の枠をもらうのに一年掛かったんだよ。

それがいきなり三時間半の番組を持てるなんて……。



でも、自分修行だよ。

スパンを自分の頭の中において、何年やりゃあ上手くなるか。僕は最初十年。晤郎ショーやった時も十年。で、十年目に勝ってたら二十年って広げた。



それで上手くなるのは七十五才って決めたから。それくらいのもんですよ、ことばが上手くなるってものは。それくらい責任のあることだし。



声は年を取るかもしれないけど、ここから心を若くしていくんだ。老成していくんだからスパンが広がるんですよ。人の三倍はスパンを広げないと。



ただ、ひとつ言えるのは中村君は声がいいから。これはもう武器ですよ。絶対的にいい声というのはやっぱり強い。だからその声の良さになにを込めていくかだから……、あんまり物量を意識しないで軽いタッチでやった方がいいですよ。いざって時にいい声を、そこだけ生かす。



刀だって全部使って戦いはしないでしょ。切っ先だけを使って相手を殺すんだ。言葉もおんなじ。口先だけで相手を黙らせるんだから。





今朝の朝稽古で、師匠晤郎さんからいただいた言葉です。4月1日朝5時30分からスタートする「中村信仁のおはよう北海道」へ向けて何が肝心か、どこに軸を置くかという教えに、ただ、ただ、感謝です。









中村信仁