営業の魔法 中村信仁と永業塾の仲間たち -14ページ目

福岡から名古屋へ

昨日は永業塾に参加するため福岡へ入りました。開催回数を聞くと34回目とのこと。講演やプライベートなど、もろもろのことを合わせると、福岡へは既に40回程度通ったことになる。毎月一回程度としても、もう3年にもなるのかと思った。

地元北海道での永業塾は6年になると、昨夜、札幌から福岡ステージに参加した湯浅真悟さんが言っていた。そんな中、来月は熊本ステージの第1回目が開催となる。

旅から旅への暮らしをいつまで続けられるのか、ふと頭をよぎる。健康と体力の勝負なのだろうが…。

大リーガーの選手たちは広大なアメリカにおける遠征に、身体がついて行かなくなったときに引退すると聞いた。それほど移動には体力を要する。大リーガー選手のように自家用ジェットなど持てない庶民の私は、せめて定宿を決めて慣れ親しんだベッドに身体を横たえるくらいしかできない。
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さて、これから名古屋へ移動する。また飛行機での移動。787型機は上空での気圧変化の無い設計なのでとてもラク。しかし旧型機には無理なこと。この気圧の変化に体力は極端に奪われる。そう考えると、尖閣諸島へ毎日スクランブルをかけている、日本の戦闘機パイロットの皆様がどれだけ大変なことなのか想像だにつきるというものだ。安心な暮らしをむさぼるように享受する我々。それを陰で守り続けて下さる公務員の皆様に感謝しかない。




中村信仁

スピードの速さは命を削るかもって本当⁉︎

飛行機に乗ると身体が疲労します。昔、北川先生が速度の速い乗り物は極力乗らない方がいいよ、と言っていました。理由は命の糸がついてこれないとのこと。

でも、この顔を見ると、元気モリモリです!
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ケーキより高い珈琲って…

ハタチの頃、時代はバブル。東京で営業をしていた私は、休日になると文庫本を持って新宿の喫茶店へ行くのが楽しみでした。

珈琲800円。チーズケーキ500円。初めはケーキより珈琲の方が高いことに驚いたのですが、何回か通う内に普通になり、更に何回か通う内に大人の味を分かったような気になり、その数ヶ月後、お気に入りの喫茶店はなくなった。潰れてしまったようだ。

いくらバブルでも、最初に感じた違和感が正しかったのだろう。ハタチの自分が子供だったのではなく、大人たちも違和感を持っていたのだ。

値ごろ感て大切なのだと初めて知った経験でした。

春の雪…春の嵐

一年前のこの時期、北海道に嵐が襲い、立ち往生した車の中で何人もの尊い命が奪われました。

毎年、三月に最後の雪が降る北海道ですが、ここ数年、降り方が激しすぎる気があります。

今年も、今日、明日と嵐の予報。
春を迎えるために、通らなければならない試練とはいえ、皆様が無事でありますことを祈るばかりです。

今日明日の外出は極力お控えくださいませ。



中村信仁

今の場所が最高なんだって思えたらスゴイかも

札幌らっきょ (スープカレー)のオーナー井手剛さんのインタビューで、井手さんがこう言っていた。


お店の経営がダメだったとき、「5年うちの会社で修行して、またやりたかったらやれば」とIT会社の社長にスカウトされそうになった。


でも、その時思ったんです。

5年たっても、またお店やりたいなと思うだろうなって。

ということは、俺、店をやりたいという夢を既に叶えているんだ !!

俺、夢を実現してるんだってわかったんです。

ただ、今、うまくいっていないだけ。

それなら、うまくいくように今度は動けばいいって。

今日までは夢を叶える動きだった。

明日からは、夢を軌道に乗せる動きをする。


それからです。

すべてが本当にうまくいき出した。


素敵な人ですよ !!

明日のSTVラジオで朝8時30分~お話しします。

中村信仁「ひと物語」のコーナーで !!

乞うご期待。




中村信仁

従業員と社員さん

経営者になって二年目という39歳の方が、従業員って何より大切だ、と講話しているのを聞いていて、どうしても、自分のために大切だ、と言っているように聞こえてならない。お客様のために大切だ、と何故か聞こえない。

社員さん、と呼びなさい。
昔、先輩経営者に叱られたことを思い出した。世の中で当たり前のことでも、人を雇用する者は、当たり前の当たり前、その上を行かなければならない。そう教えられた。そのありがたさを、今頃になって身に沁みている。



中村信仁

自分の善を誇る悪

重いものを持って、困っている老人が目についた。どうしようかとちょっと考えたが、手伝ってやることに決め、駅までその荷物を持ってあげた。
「ありがとうございます」
ていねいに頭を下げられ、すっかり嬉しくなってしまった。
「今日はよいことをしたぞ。年寄りを助けてやったんた。どうだ! どうだ! 」
※ 月刊新世 1973.9月号より

心の奥にある、自分の善を他人に誇りたい気持ちこそ、自惚れの元とありました。

善行は素晴らしいが、善行をしたことを自慢する気持ちが欠片でもあったなら、それは、何もしない者よりたちの悪い人格となるとのこと。

最近、FBなどインターネットの世界で、ゴミ拾いをしたぞ~、とか、ボランティアしてるぞ~、とか、トイレ掃除をしました~、などというPRが氾濫している。

また、人の揚げ足をとって、ネット上で批判しまくる行為…、日本全国総コメンテーター状態。

黙って何かをする日本人の奥ゆかしさ……、人の間違いを笑ってフォローするおおらかさ……、そんな日本人のふところの深さを、もう一度見つめ直す時なのでしょうか。




中村信仁

可能性の種、可能性の花

毎日頑張る辻中さんが、ついに本を出版しました。


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子育ての指南書とも言うべき一冊なのですが、躾って、こんなに簡単にできるんだ!と気づかされます。もし時間を戻せるなら、逆行して、もう一度、我が子の子育てをやり直したい !!
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著者の辻中さんは、日本の古代文化の研究家でもあるため、その視点からの記述もふんだんにあり、目から鱗が落ちるとはこのことかと感動させられっぱなしです。というのも、そもそも日本語には「音」に秘密が隠されていて、日本語は使うほどにおまじないが秘められているとのこと。善き言葉を使えば、自然と人生が良くなるようになっていて、悪しき言葉を使うと、必然的に辛い人生になってしまうとのこと。むむっ、気を付けねば !!

また、特に気に入った箇所がありました。それは「口が裂けても人の悪口を言わない」という躾。「人の悪口を言わない」は一般的に良くありますが、口が裂けても…というのが、とても覚悟があってスッキリです。辻中さん、男前です!



中村信仁

みのや雅彦というシンガー Vol.02

1st.アルバム収録曲に…偶然…という歌がある。その歌詞の中に、こんなフレーズがある。


♪ そうね いつも偶然が明日を変えてゆく…

喜びも 哀しみも ここからは見えない… ♪

※ 偶然 作詞・曲 みのや雅彦


この歌を聴いた時、なぜ、こんなにも洗練された詞を書けるのだろうか、と天賦の才というものの違いに打ちのめされたことを覚えている。多分、僕の最初の挫折感がこの歌を聴いたときだったと思う。


シンガーソングライターを夢見る16歳の中村信仁は、この「偶然」という歌の歌詞で打ちのめされ、夜、布団の中でもがき、苦しみ、言葉をつむぎ出せない自分の菲才さに劣等感を抱きました。


今、改めてその頃を思い出し感じる不思議さがあります。それは、みのやさんの歌唱力に挫折せず、詞を生み出す才能に挫折しているのです。僕はそもそも唄は下手、と自他共に認めるレベルでした。そんな中で、この頃から、物書きとしての片鱗が芽生えていたのかもしれないと、今、ふと感じました……。


♪ 部屋の灯りをつけてることさえ

とても耐えきれない苦痛になる

かといって暗い闇の中なら

楽になれるというわけでもなく… ♪

※ 夜 作詞・曲 みのや雅彦


この歌詞なんてどうですか !!

誰もが何度も何度も経験したことのある夜を、なんてみごとに表現しているのでしょう。電灯がまぶしくて消すのですが、その闇の中にいる自分に耐えられず、灯りをつけたり消したりを繰り返す様が、なぜこんな短い文書でスクリーンに描けるのか。もう、みのやさんは天才以外のなにものでもないと愕然としました。これがプロなんだって。


そして、極めつけの一曲が、セカンドアルバム収録曲「窓辺にもたれて」でした。コピーしてギターで真似て何度歌ったことか。しかし、歌えば歌うほど、みのやさんが遠去かっていくのです。哀しいけど、みのやさんの背中のデカさに太刀打ちできない自分に気づいた一曲なのです。


♪ 優しさがみえない 人に変わってゆく
信じる心が そっと くだけてゆく… ♪

優しさを探そうと努力する、女性のけなげな姿の向こうに、自分の心が砕けていく辛さが……そして、この後、約束も忘れて、今はどこにいるの、と信じようとして問いかけるのです。


♪ 愛した分だけ 愛してはくれない… ♪

この表現なんて真理です。してあげたから、してもらえることはない。愛というものの無情さ…。


♪ 明日を聞いても 答えてはくれない… ♪

自分も経験がある…、答えなかった自分、答えてもらえなかった自分…。どんだけ経験豊富なんだろう、みのやさん。


♪ 夜空に輝く 星を見上げれば すぐににじんでゆく… ♪

涙が溢れてしまうことを間接的に表現する見事さ。このフレーズは、自分の中にずっと残っていました。それほど、この間接表現の技法に感動した自分が過去にいました。拙著「営業の魔法」(私のデビュー作)の後半に、クリスマスを父娘が楽しむため、手をつないで歩くシーンがあります。赤い靴を履いている少女。それを主人公は目で追います。でも、すぐに赤い靴がにじんでしまう…。と実はこの表現を真似たのです。


※ 窓辺にもたれて 作詞・曲 みのや雅彦



この、窓辺にもたれて、今のみのやさんが歌うと、どんな表現になるのだろう…。僕にとって、みのやさんは、進む道を教えてくれた人だったんだと、今、はっきり分かったような気がします。


Vol.03へつづく





中村信仁


みのや雅彦というシンガー Vol.01

僕がみのやさんの歌と出会ったのは高校一年生のとき。当時、札幌の菊水という街に「フォーク村」というライブハウスがあって、16歳の僕は、未来のシンガーソングライターを夢見て、毎週土曜日の夜、そこで唄っていました。


その店は、裏に看護師学校があったので、週末は看護学生で賑わい、また、オーナーが札幌商科大学(現、札幌学院大学)OBということで、その大学のフォークソング同好会なるサークルの後輩たちが多く出入りしていました。


ある時、そのライブハウスで話題にのぼったのが、数か月前にデビューした「みのや雅彦」さんだったのです。初めて聞く名前、だけど周りの先輩たちが熱く語っている。「すげーのが現れた」と唾を飛ばしながら叫んでいる。僕は、後先考えず、すぐにファーストアルバム「遠くを見つめて」(カセットテープ)を買いに走りました。


そして、毎晩、毎晩、テープが擦り切れるほど聴き続けたみのや雅彦。もう、とにかく衝撃でした。歌声、歌詞、メロディー…。だけど僕にとってはやっぱり詞が響くんです。高校生のピュアな心に沁み渡るのです。勝手にスクリーンに絵が浮かんでくるのです。


♪ 足を止め振り向いて ため息ついてみる

えりを立てて 前を向き また歩き出す ♪

※ 白い嵐(みのやさんデビュー曲)作詞・曲 みのや雅彦



えりを立てることが、なんとなく前を向いて歩くスイッチに思えた。嫌なことがあってもえりを立てれば乗り越えられた。どんなに辛いことのあった帰り道でも一生懸命えりを立てて歩き続けた。


バイト代をはたいて、みのやさんの YAMAHA でのコンサートへも出かけた。真っ白い上下のスーツ姿に黒いサングラス……。みのやさん恰好良かった、そして歌声に本当に感動した。それに、今思うと、あの頃から、みのやさん……ギター上手かったなぁ。



「願い」 作詞・曲 みのや雅彦


いつでも あなたは 私のすべて

思えば 涙が 溢れてくるわ


冷たくされても 嫌いになれない

あなたのそばから 離れたくない


お願い これ以上 遠くへ行かないで

お願い 私を ひとりにしないで

バカね いくら泣いてみても

今さら しょうがないことなのに

バカね いくら呼んでみても

あなたが戻るはずない



目の前で歌うみのやさん。

大人の恋に憧れている高校生は、この歌詞に、ただ、ただ、吸い込まれていた。失恋した女性目線の歌なのに、なぜかこんな恋の結末に憧れた。これこそ大人の恋だぁ、と高校生は背伸びした恋に憧れた。とにかく、そんなみのやさんに憧れる僕の毎日が静かに始まったのだ。


Vol.02へつづく




中村信仁