初めての呼吸器外科
『「わたしはがんになりたかった」』つづきです・・・『直腸がん術後の定期検診でみつかった肺のカゲ』保育の仕事を辞めてすぐの2021年3月2日がんの経過観察の定期検診で…ameblo.jp ↑2020年の直腸がんをわたしがつくった、とするなら今回の肺のがんをつくったのはなんでなんだろう?わたしがまだ氣が付いていないことはなんだろう?両親のとのこと?仕事のこと?在り方?生き方?自分にそんな問いかけをしながら迎えた2021年5月21日(金)は呼吸器外科の医師の診察でした。診察室に入ると、その医師は手術について話し始めました。「この後の検査の結果にもよるんですけど、 前回の検査の結果を見ると、 肺活量もしっかりあるし、 まだお若いし、 肺炎などもなっていないと思うので 体への負担も少ない 胸腔鏡手術でいけると思います。 今の感じで行くと、、、 6月の25日あたりに手術で どうでしょうか」 と。わたしの主治医から手術をお願いされていると思うのでその先生の反応は当然ですが、、わたしは少し勇気を振り絞って言いました。「実はわたし、 手術しようかどうしようか まだ迷っていまして・・・ 今のわたしの状態も よくわかっていないし、 どんな手術になって どんなリスクがあるかも知りたいです。 教えていただけますか?」医師は一瞬「え」と言う顔をしましたが、「わかりました」と言って丁寧に説明してくれました。「まずこの肺の出来物、 これが何かは分かりません。 前回大腸がんだった ということもあるので、 おそらくがんの転移だろう、 という予測はたてることはできますが、 細胞を調べたわけではないので 『がんです』とは言えない状態です。 じゃあまず細胞を調べたらいいじゃない、 と言うことなんですが、 今の状態だとまだこの塊が小さいので うまく針を刺して 細胞を採取することができないのです。 だったら、もう、 治療もついでにして、 取り除いたものを調べましょう。 ということです」「え。がんじゃないんですか? がん細胞じゃないかもしれないのに 手術して取るんですか?」と聞くと、「はい。そうです。 肺の手術をする人の大体4割の人が 〇〇さん(わたしのこと)と同じで、 腫瘍ががんか何か わからない状態で手術します。 そしてその人たちの細胞を調べると 99%ががん細胞だという結果です」と。そしてリスクについては「術後に感染症になったりする 場合もあって、 その場合は酸素ボンベを 持って歩いている人たちいますよね? ああなります」と。「その場合の酸素ボンベは 一時的ですか?」と聞くと「いえ、 その場合は一生酸素ボンベが必要です」と。わたしはすでに永久ストーマ(人工肛門)という体です。そこへきて、さらに一生酸素ボンベが必要な体になる可能性(この可能性は本当に稀だそうですが)がある、と言われ、、、それは今のわたしには受け入れ難い、と感じました。何より、歌が歌えない、というのが本当に考えられませんでした。わたしにとって歌うことは生きることなのです。歌えない人生を続けていく自信はもちろんそうなることを覚悟の上で手術を選択する勇氣は、、この時のわたしにはまだ、ありませんでした。手術、という方法じゃなくて他に何かできることはないだろうか?がんだったとしても今すぐ手術をしないで生き方変えていったら、なんかの拍子にがん細胞が消えちゃったりするかもしれないよね?そんなことを考え始めました。わたしは以前読んでいた本をもう一度読んでみようと思いました。そして、手術以外に何かいい方法はないか、、探し始めました。そのうちの一つのヒントが『PET検査結果の後、友人から受け取ったもの』『人生初のPET検査の結果』2021年5月18日(火)PET検査の結果が出る日。わたしがとっても信頼している主治医は「やっぱり反応あ…ameblo.jp ↑こちらの記事で書いたこじまもとこさんから得られるような氣がしていました。つづきます・・・