こんばんは。manaです。

見つけて読んでくださり、ありがとうございます。

 

年明けいかがお過ごしですか。

私は今日から仕事初めでした。

休みボケのため、ほとんどリハビリ状態ですが。笑

 

コウノドリの記事だけ書かないと私の2017年は終わらない・・・!

と思っていたのですが、全然間に合いませんでしたーーーー!!!笑

新年早々、だいぶ遅れてですが第11話(最終話)のあらすじ・感想記事です。

完全にロスで今も寂しいですが、心に残る良い作品でした。

それではいつものごとく非常に長くなりますので、ご興味ある方だけLet'sスクロール!!

※以下完全ネタバレとなりますので観ていない方はご注意ください。

 

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四宮(星野源)が能登に帰っている間ペルソナは、中国人観光客が運ばれ、倉崎(松本若菜)の堪能な中国語に驚かされたり、かつてバーンアウトしてしまった新井(山口紗弥加)が戻って来たりと、相変わらずのめまぐるしい日々を過ごしていました。

 

そんな中、出生前診断でダウン症と診断された子を産む決意をした高山透子(初音映莉子)は退院し、サクラを始めとする産科チームも改めて見守っていくと話し合います。透子は、産まれて来た後の不安が大きくなっており、そんな透子に今橋(大森南朋)はダウン症の子を持つ親との交流を提案し、さらに“ある詩”を教えます。

 

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一方で四宮は能登で父・晃志郎(塩見三省)の葬儀を終え、海で父から最期にもらった臍の緒を見つめています。晃志郎がいなくなったことでしばらく産科の受け入れを断らざるを得ない状況となった能登を、複雑な思いで後にするのでした。

 

そしてペルソナには小松(吉田羊)の同期で親友の助産師・武田京子(須藤理彩)が臨月を迎え、サクラの元に検診に訪れます。「助産師のくせに3キロも太って!」と小松に叱られますが、談笑に来たスタッフルームでは菓子パンに伸びる手を止めることができません。そんな時四宮がちょうど帰って来て、「しのり~~ん!久しぶり!」とじゃれつくも、昔とは違い無表情のそっけない態度の四宮にしょんぼりしてしまいます。

 

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武田はまだまだ帰ろうとせず、食堂で下屋(松岡茉優)とも合流し、昔話に花を咲かせます。「武田の子供は絶対に私が取り上げる」という小松と漫才のような会話を繰り広げる武田の様子を、「同期っていいですよね」と楽しそうに下屋は見つめるのでした。
そんな下屋は、白川(坂口健太郎)が講談医大へ移ることが決まり、内心寂しくて仕方ないのでした。いつも自分のそばには白川がいた、とサクラにこぼしつつ、白川を前にすると本音は言えず強がってしまうのでした。そんな下屋の様子を見て、白川も少し寂しそうです。

 

別の日、ダウン症の診断を受けた透子と夫・光弘(石田卓也)は小松やMSWの向井(江口のりこ)とともに、ダウン症の子供も通う保育園を見学します。そこで先輩ママの木村弓枝(奥山佳恵)と出会うのでした。そして実際の子育てについて話を聞いています。

 

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「ダウン症の子は天使なんて言うけど悪魔にもなるよ~」と普通の子供と変わらないと言いつつ、「やはり理解されてないが故に風当たりが強いこともある」と本音を伝える弓枝。一方でまだ産むと決めたことを受け入れきれない夫の光弘も、弓枝の夫に「一人じゃないよ」と励まされます。透子も前向きな弓枝の姿に「強いですね・・・」と言うと「壮真(山田楽士)が笑ってるのが一番だから」と返され、透子は胸につかえていたものが落ちたように晴れやかな笑顔を見せます。そしてその出会いの後に行った検診では、エコーを見る際の顔が明らかに前より明るくなったのでした。
 
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四宮は、スタッフルームで父からもらった「一日一生」の文字を見つめながら考え事に耽っていると、そこにサクラが帰ってきます。サクラは「今夜ちょっといいかな」と四宮を居酒屋に連れ出し、そこに待っているのはかつての恩師・荻島(佐々木蔵之介)でした。離島で一人産科医として奮闘している荻島を、過疎地や離島医療に否定的な四宮に会わせようというサクラの作戦でした。故郷に根付く患者の感情に寄り添うことが大事だとする荻島に、「故郷とか郷土愛とか・・・それだけで一人でやっていくには無理がある。」と反論します。そんな四宮に「酒が足らないんじゃないのか」と茶化しつつ、エールを送ります。

「何を怖がっているんだ。離れていても一人じゃない」

 

四宮が自身の進路で悩んでいる頃、後輩の下屋も白川も新しい道を選び、そして小松もある決意を固めていました。皆それぞれの思いを重ねながら、小松は“ある詩”を朗読し始めます。

そして同時に透子も家族にこの詩を聞かせます。この詩と透子たち夫婦の思いを聞いて、両家の親たちは「私たちの子どもだよ」とサポートを約束します。

 

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「オランダへようこそ」
私はよく「障がいのある子を育てるのってどんな感じ?」と聞かれることがよくあります。

そんな時私は、障がい児を育てるというユニークな経験をしたことがない人でも、それがどんな感じかわかるようにこんな話をします。

赤ちゃんの誕生を待つまでの間は、まるで、素敵な旅行の計画を立てるみたい。例えば、旅先はイタリア。

山ほどガイドブックを買い込み、楽しい計画を立てる。コロシアム、ミケランジェロのダビデ像、ベニスのゴンドラ。簡単なイタリア語も覚えるかもしれない。とてもワクワクします。

そして何ヶ月も待ち望んだその日がついにやってきます。

荷物を詰め込んで、いよいよ出発。数時間後、あなたを乗せた飛行機が着陸。そして客室乗務員がやってきて、こう言うのです。

「オランダへようこそ!」

「オランダ!?」

「オランダってどういうこと??私は、イタリア行きの手続きをし、イタリアにいるはずなのに、ずっと、イタリアに行くことが夢だったのに」

でも、飛行計画は変更になり、飛行機はオランダに着陸したのです。あなたはここにいなくてはなりません。

ここで大切なことは、飢えや病気だらけの、こわくてよごれた嫌な場所に連れてこられたわけではないということ。

ただ、ちょっと「違う場所」だっただけ。

だから、あなたは新しいガイドブックを買いに行かなくちゃ。それから、今まで知らなかった新しい言葉を覚えないとね。そうすればきっと、これまで会ったことのない人たちとの新しい出会いがあるはず。

ただ、ちょっと「違う場所」だっただけ。

イタリアよりもゆったりとした時間が流れ、イタリアのような華やかさはないかもしれない。

でも、しばらくそこにいて、呼吸を整えて、周りを見渡してみると、オランダには風車があり、チューリップが咲き、レンブラントの絵画だってあることに気付くはず。

でも、まわりの人たちは、イタリアに行ったり来たりしています。そして、そこで過ごす時間がどれだけ素晴らしいかを自慢するかもしれないのです。

きっと、あなたはこの先ずっと「私も、イタリアへ行くはずだった。そのつもりだったのに。」と、いうのでしょう。

心の痛みは決して、決して、消えることはありません。

だって失った夢はあまりに大きすぎるから。

でも、イタリアに行けなかったことをいつまでも嘆いていたら、オランダならではの素晴らしさ、オランダにこそある愛しいものを、心から楽しむことはないでしょう。

 

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その後、小松の親友・武田が出産を迎えます。「陣痛ってこんなに苦しいもんなんだー!今まで軽々しく頑張れって言ってごめーん!!」と悶えながら陣痛に耐えるも、なかなか赤ちゃんと対面できません。そんな武田にサクラは帝王切開に切り替えましょうと提案すると、あっさりと武田は了承し、着々と手術に切り替えます。
手術には四宮と新生児科のメンバーも加わり、順調に進んでいきます。赤ちゃんも産声をあげ、元気なことがわかり、手術室に笑顔が広がります。しかし小松が赤ちゃんを見せようと振り返ると、武田は顔面蒼白となり、手術台の足元が血の海になっているのでした。

 

サクラと四宮は顔を見合わせ、必死に出血を抑えようとしますが、子宮が収縮せず一向に血が止まる気配がありません。出血量は2500CCを超え、血圧はどんどん下がっていき、とうとう武田は意識を失います。

武田は数万分の一で妊婦がかかる疾患「羊水塞栓症」になってしまったのでした。

「クリティカルコール!救命に連絡して!!」

 

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救命の下屋、吾郎(宮沢氷魚)加瀬(平山祐介)が到着した時には心停止しており、心臓マッサージと電気ショックを始めます。一方でサクラと四宮は協力して、子宮全摘をします。2分間のマッサージを終え、皆が祈るようなモニターを確認しますが、心電図は0のまま動きません。動揺していた小松も落ち着きを取り戻し、叫びます。
「武田!生きろーーーー!!」

 

武田は小松の必死の呼びかけに死の淵から這い戻り、子宮を失ってしまったものの、無事九死に一生を得ます。

意識を取り戻した武田を見て、サクラ・四宮・小松は心から安心し、スタッフルームで一息つきます。そこで四宮は意を決し、サクラと小松に告白します。

「ペルソナを辞めようと思う。能登に帰る。」

そんな四宮にサクラは「四宮ならそう言うと思ってたよ。」と四宮の決意を後押しします。小松も驚きつつも、自分の道を決めた四宮を応援します。そんな小松もペルソナを辞め、妊婦のサポートに特化した場所を作りたいと言います。四宮も小松もペルソナを離れ、また後輩の下屋も救命に移り、白川も新たな目標を見つけ別の病院へ修行に出ることを決意した中、サクラはペルソナの産科に残りみんなをつなぐと言います。

 

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「離れてたって僕たちが目指す場所は同じだ。お母さん、赤ちゃんと社会を、そしてそれぞれの場所で頑張る仲間たちをつなげていく。そういう医者に僕はなりたい。それは赤ちゃんとお母さんの笑顔につながっていくと思うから。」
照れるサクラに四宮は「夢みたいなことを言う奴がいないと先には進めないからな。」と優しくフォローし、小松は「家族みたいじゃん!」と二人を抱きしめます。そして、家族という言葉を噛みしめるようにサクラはつぶやきます。

「そっか、ペルソナが僕の家族か。」

三人は今までを労うかのように、かつ、これからを讃えあうように抱き合うのでした。

 

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そして、4ヶ月後・・・

高山夫婦は出産を迎え、白川は新天地で励み、下屋は救命科で着々と力を伸ばしていました。また、小松はペルソナを離れ、新施設立ち上げで打ち合わせをし、その相手と何だかいい感じになりそうです。

そして能登に帰った四宮は、相変わらずクールに患者に対応していますが、その診察室には父からの「一日一生」のメッセージが掲げられています。診察を終えて廊下を歩いていると、目の前にはなぜか吾郎が。地域医療研修としてサクラが内緒で派遣したのでした。

 

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「邪魔はするなよ、ジュニア君」

「体当たりで学ばせて頂きます、ジュニア先輩」

その言葉に四宮はこらえきれず、「あはっ」と笑います。最初で最後の笑顔でした。
(超絶可愛かったーーーーーー)

一方でサクラは・・・、変わらずペルソナで新しい小さな命と向き合っています。

そしてこれからも、皆それぞれの場所で命とその家族を支えていくのでした。

 

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うわーん!!終わってしまいました。。。涙

結論から言うと、主要メンバーのほとんどがペルソナを離れることとなり、それぞれの場所でこれからも命に向き合っていくというラストでした。原作とは違うオリジナルストーリーでした。

サクラ・しのりん・小松さんの3人で抱き合うシーンは色々こみあげてきちゃって、泣けちゃったなぁ。しのりんも能登に帰っちゃったし、小松さんも新しい施設を創ることとなり、シーズン3は難しいのかも・・・・なんて寂しくなりますが、でもとても清々しいラストだったように思います。

 

また、「オランダへようこそ」の詩のシーンは声を挙げて泣いてしまいました。

赤ちゃんを産む・産まないとは関係なく、自分の人生と重なってしまって。

私はマスコミ関係を志していたのですが、就活に思い切り失敗したんですね。何とか喰らいついても、今度は家庭やら自分の弱さやら何やらで結局うまくいきませんでした。未だに色々後悔しているから、この詩が身に染みて、涙が止まりませんでした。

きっと私と同じような涙を流した人も多かったんじゃないかと思います。

 

ダウン症の子供が産まれると分かっていて産むということは、分からないで産むより、実は大変なのかもしれません。「これから大変なことがわかっていて、なぜ大変な道を選ぶんだ」と周りの理解を得るのが難しいと思うのです。しかし、あえてその道を選んだのには理論や理屈では言い表せない、母性からくる本能や衝動のようなものなのかもしれません。その悩み抜いた末の覚悟を受け止める周りも相当な覚悟が必要だと思うのです。

しかし、うちの話になりますが、重度障がい者だった兄を育てた母は「兄はうちを選んで産まれてきたのかもしれないね」と言っていました。たくさん入院もして、時には生死をさまよう時もありました。大変だったことも確かに多くありました。しかし、結果として「兄がいなきゃよかった」と思うことはありませんでした。兄がいなきゃ、出会えない世界・得られない知識・人との関わりがあったからです。

ドラマのようにここまで寄り添ってくれる医療機関は少ないかもしれません。でもこのドラマで、「一人じゃない」「違う世界が広がるかもしれない」と思ってもらえたら、もし同様に悩んでいるお母さんたちの救いになるだろうなと思います。全国ネットでこの題材に挑戦した勇気と覚悟を心より称えたいと思います。

 

また、羊水塞栓症について。これ、原作でも号泣した回なんですよーーー。原作でも危機迫る展開で、ドラマでも緊迫感あるシーンでした。助かることはわかってたけど、本当にドラマでも助かってよかった・・・。

それにしても同期で支え合う姿っていいですね。サクラと四宮、下屋としらぽん、小松さんと武田・・・私には職場では同期がいないので、とても羨ましいなと思いました。

 

そして後輩もいいなって思ったのが、やっと書くよ、しのりんと吾郎!!

まるで柴犬のような吾郎先生がしのりんの後を追っかけていく姿が可愛くて仕方ないのでした。なんだかんだ四宮先生に認められたいという吾郎先生のけなげさに胸キュン・・・。笑

そして極め付けの「しのりんが笑った」・・・!!!こらえきれずに吹き出す姿が可愛いし、背の高い吾郎先生を見上げる角度にも萌えるのです。ここで、何人の源クラさんが死亡したのだろうか。笑 はーい、もちろん私もその一人です。笑

 

 

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このロスはもうしばらく冷めそうにありません。素晴らしい作品を作ってくれた原作の鈴ノ木ユウ先生と、TBS制作チームの方々、そしてチームペルソナの俳優陣の方々に最高の拍手と敬意を送りたいです。

また、こんな長い記事を読んでくださった方も、本当にありがとうございました。

今後は通常営業に戻りまーす。笑

 

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過去のコウノドリ記事はこちら

『コウノドリ』第1話を観て取り急ぎ言いたい。

『コウノドリ』第2話まで観て(前編)※ネタバレあり

『コウノドリ』第2話まで観て(後編)※ネタバレあり

『コウノドリ』第3話を観て ※ネタバレあり

『コウノドリ』第4話を観て ※ネタバレあり

『コウノドリ』第5話を観て  ※ネタバレあり

『コウノドリ』第6話を観て ※ネタバレあり

『コウノドリ』第7話を観て ※ネタバレあり

『コウノドリ』第8話を観て ※ネタバレあり

『コウノドリ』第9話を観て ※ネタバレあり

『コウノドリ』第10話を観て ※ネタバレあり

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最後までお読みくださった方へ本当にありがとうございます。

今年もたくさんの良いドラマに出会えますように。

 

mana