南カリフォルニア大学の【音楽で子供の脳構造が変わる】という調査結果を、日本語訳をつけてご紹介しています。

 

 

今日は、最終回。こちらの動画の14:58から最後までを訳します。

 

下差し

 

 

Q:他にお話したいことはありますか?

 

A:今回の研究で参加者の子供達と知り合えたことは栄誉なことでした。

 

彼らが6歳の時からずっと研究に参加してくれたのは大変感謝しています。

 

私達は来月から更に大きい規模で同様の研究を始めたいと思っていますが、この研究を用いて、音楽という私達の人生を彩ってくれる素晴らしい人間の発明を、経済的な困難だけを理由に削除することがないように働きかけていきたいと思っています。

 

Q:その研究に使われるのはユース・オーケストラのプログラムですよね。そのプログラムはあなた方の研究の前からあったのですか?

 

A:はい、以前からありました。

 

オーケストラに参加することが同時に私達の研究に参加することではありません。

 

研究の参加者は自発的に参加したい子供だけが対象です。

 

このユース・オーケストラを私達の研究に用いたことによって、音楽の恩恵や効果を広く知らせる事ができると思っています。

 

このユース・オーケストラは私達の研究には関係なく続けられています。

 

この度、National Endowment for the Arts の補助金によって今回の研究をさらに2年間継続できることになりました。

 

子供達は小学生から中学生になり、取り巻く環境は複雑になり、様々な決断には複雑な要因が絡まるようになります。

 

マシュマロを食べるのを10分待てるかどうか、という様な単純なレベルではなくなるわけです。

 

そのような中で、参加者がすでに見せていた優れた自制心などの能力がどう成長し、意思決定のプロセスにどう影響するのかなどを観察したいと思っています。


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解説です。

 

ハビビ先生がこの研究に力を入れているのは、アメリカが音楽の授業を減らす傾向にあり、それが子供達の健全な成長に大きなダメージになる、と信じているからです。

 

先生は、私とのメールの中でも、「私の研究や言葉はどんどん使って下さい。それが音楽を広める助けになれば嬉しい。」と書いて下さいました。

 

ですので、私のブログ記事もどんどん使って下さって結構です。

 

日本中の子供達が音楽に関わり、音楽の恩恵だけでなく、心身の健全な成長の恩恵を受けられます様に。

 

こちらは今までの記事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

河村まなみ