みんな神様がきめたこと~マナ@1歳のひみつ日記~ -2ページ目

親子水入らずの休日

昨日は久しぶりに親子三人で過ごした休日でした。
おじいちゃまとおばあちゃまが歌舞伎見物に出かけて留守だったのです。


横になっているパパのお腹の上に乗ったり、背中にまたがったり、おへそを探したりと、
濃密なスキンシップを楽しんだ私。
一瞬たりともパパを寝かせず、二人きりのスイートタイムを満喫しました。



なぜ二人きりだったかというと、ママは私をパパに押しつけて爆睡していたからです。
おかげでせっかく親子三人の休日のはずが、夫婦の会話はほとんどナシ。
たまに話す内容はこんな感じでした。



「これ印刷しといてね」


「ハイ」




……しばし沈黙……




「ニンテンドーDS Lite予約できるかどうか聞いといてね」


「ハイ」




……またも沈黙……




「そうそう、昨日の話さぁ、あの後こうなったんだよ~」(←ムードを変えようとした)

「えっ。昨日、僕いなかったけど」



……気まずい沈黙……




と、パパが昨日家にいたかいなかったかすら覚えていないことがバレ、
ますます溝は深まる一方でした。



しかし、そこで私の出番です。


「ほら、マナちゃん、ぐるぐるどかーんは?」とママにうながされた私。
「ぐるぐる」で手を振り回し、「どかーん」で両手を上げるという新たな芸、
「ぐるぐるどかーん」を恥ずかしそうに披露し、なごやかな団欒の場を提供しました。


そのかいあってか、私が寝た後、パパとママはオリンピックを見ながら
「ウフフフ…「アハハハ…と楽しい語らいのひとときを持ったようです。


困ったときのマナ頼み。

これからも「かすがい」として、できるだけ二人の仲をとりもっていきたいと思います。




 大胆にチューを迫る私

ひいおじいちゃまのお話




今年は南極観測50周年だそうです。
上の写真は、昭和31年に南極へ向けて出発した「宗谷」の姿です。
私のひいおじいちゃまは、この南極観測船・宗谷の乗組員でした。



現在、お台場の船の科学館で展示されている宗谷。
ご覧になったことのある方もいらっしゃると思いますが、とても小さな船です。
この小さな船が、厚い氷に阻まれながら、2ヶ月かけて南極に到達したのです。


ひいおじいちゃまは、私が生まれるずっと前に亡くなりました。
ママが最後に会ったのは、結婚式の1ヶ月前でした。


ひいおじいちゃまはひどく痩せて、ベッドの上にたよりなく座っていました。
ガンに侵された舌は3分の1ほどしか残っておらず、
激しい痛みのために食べることも話すこともできなくなっていました。


それでも、ママが当時婚約者だったパパを連れて行ったことをとても喜んでくれて、
小さなメモ用紙に力強い字で筆談をしてくれました。



 今を、ここを、たのしくね



ひいおじいちゃまはそう書いてくれました。
病室にいた時間は短かったけれど、ママの手のひらは
ひいおじいちゃまのくれた言葉でいっぱいになりました。



結婚式に来ることができなかったひいおじいちゃま。
病室でビデオを見て、ウエディングドレス姿のママが映ると、
ひいおばあちゃまの手をぐっと握りしめたそうです。


それからまもなく、ひいおじいちゃまはこの世を去りました。



ひいおじいちゃまが最後にママにくれたメモ。
そこには大きな字でこう書かれていました。




 おじいちゃんはしあわせだよ




それが、ママがもらった最後の言葉でした。



私はひいおじいちゃまを知りません。
でもその笑顔は、いつも私のそばにあります。


いつか、私の行く手は、厚い氷に閉ざされることがあるでしょう。
そんなとき、ひいおじいちゃまの乗った船のように、目の前に立ちはだかる壁を砕いて、
少しずつ前に進んでいきたいと思うのです。

出動!靴下レンジャー

私の一押しのオシャレアイテム、それは靴下です。

まだ自分では履けないのですが、なんとか履いてみせようと日夜努力を続けています。




よいしょ




あまりに靴下が好きなので、ときどき間違ってハンカチやタオルや
おじいちゃまのパンツなどを履こうとしてしまうこともあるほどです。



靴下が大好きな私は、みんなにも靴下の素晴らしさを知ってもらおうと
地道に活動を続けています。


裸足の人を見つけると、すかさず近づいていき、
「アー?(アラ?あなた履いてないんじゃない?)」と指摘します。
そして、親切に靴下を探してきてあげるのです。




ハイ、これ履くといいわよ!




こうして今日も靴下の普及に努めています。
この活動のおかげで、我が家では全員靴下を履くようになりました。



冷えは足元からと申します。
寒さ厳しき折、皆様もぜひ靴下をお履きになって下さい。





 スリッパはモップでキマリ☆

マナの恩返し

家事全般が苦手なママ。
特に嫌いなのはお掃除です。


それでもおうちにいるときはしぶしぶ毎日拭き掃除をしていたのですが、
実家に居候するようになってからは何もしなくなりました。
「ヒトの家だからよくわからない」と言って、おばあちゃまにまかせきりです。


ママのあまりのグウタラぶりに働き者のおばあちゃまがカチンときていると、
本能で危険を察し、そそくさと私のおもちゃの整理などを始めたりします。
しかし、ガラクタを集めて隅に寄せるだけのことを
「片づける」とは言わないのではないでしょうか。



こんなママの代わりに、私は率先してお手伝いをしています。
中でもお掃除は大得意です。




クイックルワイパーを自在に操り…







お風呂を洗い…







テーブルを拭き…







おじいちゃまのおハナも拭きます




このように、私は大変キレイ好き。
「マナちゃん、おりこうね~!誰に似たの?」とママは言いますが、
アナタの遺伝でないことだけは確かです。



お世話になっているご恩をきちんと返している私。
これからもふつつかなママに代わり、できる限りご奉公していきたいと思っています。





 おしんのしんは辛抱のしん

プラステンが製造中止?

今日はちょっと残念なお知らせがあります。
私のお気に入りの木のおもちゃ、「プラステン」が製造中止になるらしいのです。


プラステンを作っているヴァルター社という会社が、
後継者難のため会社を閉鎖することになったとか。
現在、プラステンを始めとするおもちゃの存続を模索しているとのことですが、
まだ詳細は未定のようです。


大好きなおもちゃだけに残念なこのニュース。
ヴァルター社がなくなっても、どこかのメーカーが製造を引き継いでくれることを望みます。




プラステンよ永遠に…





さて、ちょっとしんみりしたところで、私の新しい遊びをごらん下さい。




秘技・包丁2本同時立て!




このように、「物を立てる」遊びが私の中で大ブーム。
缶、ビン、サランラップの芯など、なんでもかんでも立てて置きます。


最近ではただ立てることに飽き足らず、ジュースの缶を積むようになりました。




なんと、7段重ね!




しかもちゃんと上下をそろえて積んでいるのです。
自分で言うのもおこがましいのですが、天才ではないでしょうか。


「やっぱり1歳半になったら積み木を買おう!」と心に決めたママ。
とりあえずということで、古い積み木を引っぱり出してきました。
コチラ(前編後編 )の記事で発見された例の積み木です。




ハゲ&シール




ちなみにシールの絵柄は…




ウルトラ怪獣! (V)o\o(V)<フォッフォッフォ




時代を感じさせる積み木なのでした。


現在、積み木の情報収集に余念のないママ。
果たしてどんな積み木がやってくるのでしょうか。

歯みがきタイムの味方登場

歯みがきが大キライな私。
機嫌の悪いとき、眠いときは大暴れして抵抗します。


特にキライなのは、パパに歯を磨かれること。

パパが歯みがきをすると必ず泣き叫び、指に噛みついて血が出たこともあるほどです。


奥歯が生えてきてからは、一段と歯みがきが嫌いになりました。
歯ブラシを奥まで突っ込まれると痛いのです。
それにママは加減というものを知らずにゴシゴシ磨き上げるため、
歯の生えかけている部分から流血してしまうこともしばしば。
はがいじめにされた上に散々な目に遭い、歯みがきタイムが憂鬱でした。



しかし、そんな私の歯みがきに強力な助っ人がやってきたのです。


それはこちら。




じゃーん




ピジョンの子供用電動歯ブラシです。
やわらかい小さなヘッドに微振動、おまけにライトも点くという便利な一品です。


というわけで、さっそく使ってみると…




ア~ラ不思議




パパに磨かれても平気な顔をしているではありませんか!
素晴らしい効き目にママもビックリです。


この歯ブラシが大変気に入った私は、食後になると自分で指さし、
「みがいて!」とお願いするまでになりました。
人間、変われば変わるものです。



こうして歯みがきタイムの憂鬱から解放された私。
歯みがきのたびに泣きわめいていた昨日までの自分にさよならできそうです。




もう涙はいらない

小さなお母さん

私の最近お気に入りの遊び、それは「お母さんごっこ」です。
毎日、かいがいしくぬいぐるみたちのお世話を焼いています。




ごはんを食べさせ…







歯を磨いてやり…







サングラスでオシャレに




また、私の母性が発揮される相手はぬいぐるみだけにとどまりません。


パパが靴を履くときは、ちゃんと靴べらを渡してあげます。
ママの顔にシールをペタペタ貼りつけた後は、必ず鏡のところに連れて行き、
「ほら、見てみなさい!カワイイわよ!」と教えてあげます。


パジャマ一枚で寒そうにしているおじいちゃまにはハンテンを。
おばあちゃまには、自分の好きなペンギン模様のセーターを持ってきて渡し、
「あい!あい!」とニコニコしています。



1歳4ヶ月にして、みんなの面倒をちゃんと見てあげている私。
我ながら、なんと感心な幼児でしょうか。


たまには自分で自分をほめてやりたいと思います。





おりこう

楽しい豆まき

昨日は節分でしたね。
皆様のご家庭でも豆まきをされたでしょうか。



イベントを大事にする我が家では、盛大に豆まきをしました。


おじいちゃまが帰ってくると、「ハイ、豆まきするわよ!」とおばあちゃまから号令が。
やる気のないママは自分の部屋でゴロゴロしていたのですが、
「何やってんの!豆をまくわよ~!マナちゃん、ママ呼んできて!ママー!ママー!!」
矢のような催促です。


しぶしぶ腰を上げたママがリビングに入っていくと、
家の外用の大豆、家の中用の落花生、と2種類の枡がきっちり3人分用意されていました。


「えー私もまくの~」とローテンションのママを尻目に、
窓という窓を開け放つおじいちゃま&おばあちゃま。
家中を北風が吹きすさび、私の薄毛もキリキリ舞いです。



そしていよいよ豆まき開始。
おじいちゃまを先頭に、枡を手にした豆まき隊がゾロゾロと練り歩きます。
「鬼は~外ォ!」「福は~内ィ!」の声も高らかに…。


わけもわからずみんなの後をついていく私。
初めて見るエキサイティングな光景に大興奮です。
なぜなら、去年はパパとママがおうちで申し訳程度に豆を転がしただけだったからです。



豆を2、3個投げただけでもうイヤになったママは、
私をつかまえ、「マナちゃん、豆まきしてごらん!」と言いました。




枡を渡され…







トリャー!!




シャッタースピードも間に合わないほどの早業で豆を放り投げる私。
ひとしきり投げ終わると窓のところに走っていき、今度は外に投げました。
1個投げてはいちいち窓を閉め、枡のところまで豆を取りに戻り、
また1個だけ投げに行く…という律儀さです。



こうして無事に終了した今年の豆まき。
家の中にまいた落花生はすべて撤収されました。
家の外の分は鳥のエサになったことでしょう。


来るのが遅く、豆まきに参加できなかったパパですが、「コレ持って帰ってまいてね!」
おばあちゃまに10粒ほどの大豆を渡されていました。



豆まきの楽しさに目覚めた私。
来年の節分は土曜日です。
パパに鬼のお面をつけてもらい、本格的な豆まきをするのが楽しみです。





豆よ、思い出をありがとう

肩をもまないで

クールビューティーで知られる私。


眠いときとおっぱいが欲しいとき以外はママを求めません。
たまにママがどこかにお出かけしても、ご機嫌でおばあちゃまと遊んでいます。



しかし、そんな私がついつい本当の気持ちをのぞかせてしまうときがあります。


それは、ママがおばあちゃまの肩をもんでいるとき。
肩をもんでいるのを見つけるとスタタタタと急いで近づき、
ママの手をもぎとってやめさせようとします。




ちょっと、やめなさいよ




そしてママとおばあちゃまの間にすわり込んで邪魔します。
ママがしかたなく肩をもむのをやめると、また離れたところで遊び始めます。


でもしばらくしてママがまた肩をもみ始めると、すかさず走り寄り、
怒って手をどけさせます。




やめなさいってば!(#゚Д゚)シャー!!




こうして強引に肩をもむのをやめさせた後は、必ずママに抱きつきます。




ママは私のなんだから…




「マナちゃん、もしかしてヤキモチ焼いてるの?」とうれしさを隠しきれないママ。


くやしいですが認めざるを得ません。
そう、これはジェラシーです。
ママが私以外の人に触るのはイヤなのです。



私が「パパ」ばかり言ってなかなか「ママ」と言わないので
「たまにしか会わないパパに負けた」と落ち込んでいたママですが、
私の秘めたる情熱を知って自信を取り戻したようです。



大好きなおばあちゃまにすら渡せない、ママという存在。
カワイイ私にそんなに思われて、ママは幸せ者です。
私の好意をありがたく受け止め、ますますおっぱいをくれるようにして下さい。





ババ亀マゴ亀

パパの分量

最近、ちょっと心配なことがあります。
パパのことです。



この日記で非常に影の薄いパパ。
登場してもらおうにも、家にいないのでしかたありません。
なにしろ仕事が忙しく、週の半分は出張に行っています。
土日もどちらかは必ず出勤します。


そんなパパはちょっとお疲れの様子。
どれほど疲れているかというと、出張先からメールもくれないほどなのです。
ママが私の可愛い写真を送ってあげても返事もくれません。


ちょっと前まで、会えない日は欠かさず電話かメールをくれたパパ。
一体どうしてしまったのでしょうか。
あの素晴らしい愛をもう一度!!



しかし、パパばかりを責めるわけにはいきません。
なぜなら、ママは携帯をそこらへんに放置して全然電話にも出ず、
出たら出たで「もー、せっかく寝かしつけたのに起きちゃった!切るよ!」と
ケンもホロロな対応しかしてこなかったからです。


パパがマメにくれるメールにも返信しないことがしばしば。
たまに気まぐれに私の写真を送りつける他は、「アレ持ってきて」
「コレ買ってきて」「お金下ろしといて」と用事を言いつけるばかり。
これではパパの心が離れていくのもしかたがないことでしょう…。



しかし、恥ずかしながら、もともとはかなりのラブラブ夫婦だった二人。
知り合って十年、別れ話に発展するようなケンカは一度もしたことがありません。
ケンカをふっかけるのはママの方、謝るのはパパの方、と
役割分担がきちんとできていたからでしょうか。



私が生まれて、ママは育児に忙しく、パパは仕事に忙しく、
あまり向き合う時間がなくなってしまいました。
特にママは、パパの心配をする余裕が持てなくなりました。


でも、パパに注がれていた愛情が私に移ったというわけではないのです。
パパの分はパパの分、私の分は私の分、ちゃんと別々にあるのです。



これまで、お互いのことだけを見ていればよかったパパとママ。

私が生まれてからは、「夫と妻」より「父と母」であることの方が多くなってきました。

そうそう向き合ってばかりはいられません。


今では私を中心に、同じ方向を見て歩くようになった二人。

でも、それもなかなか悪くない…と思う今日この頃です。





みんなでね