・・・最近カエル情報を掲載してませんでしたが、
《NEWS》2020.5.5時事通信より
南極でカエル化石発見 4000万年前、湖沼に生息か
南米大陸とドレーク海峡で隔てられている南極半島付近の島で、約4000万年前と推定されるカエルの化石を発見したと、スウェーデン自然史博物館などの国際研究チームが5日までに発表した。チリに現在生息する★「ヘルメットガエル」の仲間とみられ、当時は温暖湿潤で森や湖沼、川がある環境だったと考えられるという。
https://pz-garden.stardust31.com/hacyuurui/kaeru/helmet.html
ヘルメットガエルは頭の皮膚が骨と密着し、硬いのが特徴。見つかった化石は頭骨の一部と腰の骨で、南極半島付近のシーモア島にあるアルゼンチンのマランビオ基地近くで発見された。現存する両生類の化石が南極で見つかったのは初めて。論文は英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。南極大陸や南米、オーストラリアなどはかつて、巨大な大陸の一部だった。約4000万年前には分かれていたが、共通する動植物が分布していたことが化石調査で明らかになってきている。
※2020.4.27/不思議と謎の大冒険「カラパイア」より
http://karapaia.com/archives/52290239.html
南極に生息する動物と聞けば、ペンギンやアザラシあたりが頭に思い浮かぶだろう。だが、かつてこの大陸は温暖な熱帯雨林におおわれており、暖かい環境を好む動物がいたのだ。新しく発見された4000万年前のカエルの化石も、そのような動物の1種だ。
https://www.nature.com/articles/s41598-020-61973-5
『Scientific Reports』(4月23日付)に掲載された研究によれば、その化石は「南極で初めて発見された両生類」であるそうだ。ほんの数ミリのそれは、カエルの頭蓋骨と腰の骨の一部。現在でも南米アンデス山脈に生息している「ヘルメットガエル科」の仲間だと推測されている。化石が発見されたのは、南極半島の先端に位置するシーモア島。★2011~2013年にかけて行われたアルゼンチンとスウェーデンの共同探検で採取された堆積物サンプルの中に含まれていた。だが、そもそもその探検で目的としていたのは、まだ暖かかった南極で生きていた哺乳類を見つけることだったのだ。予想外の発見に研究者も驚いた。島で採取された堆積物をふるいにかけながら、何か面白そうなものが混ざっていないか調べていると、意外や意外、そこに珍しいカエルの骨があったのだ。南極が超大陸パンゲアの一部だった★三畳紀(およそ2億年前)のカエルなら発見されている。だが、それ以降の両生類の記録は、絶滅したものも、現生のものも含めてまったくない。新しく発見されたカエルは、★5600万~3390万年前の始新世の時代を生きていた。南極がゴンドワナ大陸南部から分離したときにどのような生態学的な変化が生じたのか、まったく分かっていないが、この化石はその歴史の空白を埋めてくれるものだ。このときの移動で、南極では気温が低下し、氷河が広まった。そして低温環境に適応できなかった動物が絶滅した。茹でガエルの比喩とは反対に、カエルは凍りついて死に絶えた。たかがカエルかもしれないが、されどその存在が示しているのは、★南極大陸が一時期は「生物多様性の中心」だったという驚きの事実だ。この発見からは、4000万年前の南極にはまだ温暖な森林と淡水環境が豊富にあっただろうことがうかがい知れる。そうした生態系は、もしかしたらこのカエルの近縁種が今も生きている南米の森林地帯に似ていた可能性もあるとのことだ。
・・・「されどその存在が示しているのは」というくだり、本当に驚きです。さらに、この発見は2011~2013年に採取されたサンプルに含まれていたという、気が遠くなるような地道な研究調査に脱帽です。さらに興味深く「カラパイア」を検索していると、
★氷河の中から未知の古代ウイルスが発見される(チベット)2020.1.17
http://karapaia.com/archives/52286763.html
1万5000年前、チベット高原の水が凍結し、氷河となった。そのとき、無数の微生物がそこに閉じ込められた。その多くはもはや死んでしまったが、そのゲノムはその後も長く留まり続ける。2015年、アメリカと中国の研究者が氷河の50メートル下から発見したものがそれだ。それから★5年が経過した今、28グループの未知のウイルスが見つかったと『bioRxiv』において報告された。
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.01.03.894675v1
こうした古代のウイルスや微生物の記録は、★地球の進化や気候の歴史を知る貴重な情報源だ。特に温暖化が進む現在、こうした氷の中の記録を調べることで、将来的な環境がどのようなものになり、そこで生き残る微生物がどれなのかを予測する手がかりになる。氷河の中に残るウイルスの研究はあまり進んでいない。というのも、とにかく量が少ないからだ。「バイオマスが少ないので、外界にあるもので汚染されると、氷床コアの中のものより外のものばかりが目立ってしまいます」と、米ボーリング・グリーン州立大学のスコット・O・ロジャーズ教授は説明する。そのため汚染防止がきわめて重要になる。だが、今回の調査で特別な汚染防止が行われたわけではないという。そのかわりに表面の汚染を除去する新しい方法が試された。マイナス5度の部屋で、採取された氷の表面を0.5センチほど帯ノコで削り取り、エタノールと水で洗浄するのだ。こうして氷のサンプルを処理した後、そこに遺伝情報が残されていないかどうか探すと、33グループのウイルスの遺伝情報が発見された。そのうち28グループはこれまで知られていない未知のものだったそうだ。だが、28種もの未知のウイルスが発見されても、さして驚くようなことではないそうだ。「地球に存在する多様なウイルス全体のサンプリングだなんて、まだまだ程遠いですから」とフランス国立科学研究センターのシャンタル・アベーゲル氏は話す。だが気候変動の影響で、気温が上昇し、世界中で氷河が縮小しつつある。そうなれば★数万年から数十万年かけて氷河の中に閉じ込められてきた微生物やウイルスが解放されてしまう。「過去の地球の気候を窺い知るための情報源になる微生物とウイルスの記録が喪失しかねない。しかし★最悪のケースでは、氷の融解によって、病原菌が解き放たれる可能性もある」と研究グループは記している。この最悪のケースは、2016年に現実となってしまったようだ。シベリアで炭疽菌が大流行し、トナカイ2000頭が命を落としたうえに、人間も96人が病院に搬送されているのだ。炭素菌の胞子は数年も生きる。そのため大流行の原因は、永久凍土が解けたせいで、何年も前に感染症で死んだシカの遺体もまた解けてしまったことだと考えられている。氷に閉じ込められたウイルスも同じような問題を引き起こすおそれがある。実際、アベーゲル氏らは永久凍土で発見された3万年前のウイルスを復活させ、まだ★感染力があることを確認している。ただし、こうした古いウイルスの復活は懸念すべきことではあるが、過剰に恐れる必要はないとも彼女は述べている。というのも、もとよりウイルスはあまねく存在するものであるし、その多くは人間よりも微生物にとっての脅威であるからだ。その一方、ロジャーズ教授はより深刻に受け止めており、★「氷に閉じ込められた危険は現実的であり、世界の氷がますます解けるようなことがあれば、病原菌が解放されるリスクも高まる」と述べている。
・・・今、新型コロナウイルスで右往左往している現状にあるわけですが、今後さらにえらいことになるかも?と考えると、ちょっとした考え方や行為の差異でゴタゴタ・ガタガタ言ってる場合ではありませんね。まさしく地球規模で「連帯」するしかない。
《NEWS》2020.5.5COURRiER Japonより
【新型コロナ】外出自粛でわかった「こんまりメソッド」の間違い─余分なものこそ「ときめき」を与えてくれる
https://courrier.jp/news/archives/198920/
2011年に出版された著書『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版)が世界各国でシリーズ累計700万部のベストセラーとなった近藤麻理恵氏。
2015年、米紙「タイム」の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、Netflixでの番組も制作されるなど、海外でも抜群の知名度を誇っている。
http://www.kawade.co.jp/konmari/
そんなこんまり氏が、東京都制作の動画に出演することになったというニュースは、「AFP通信」の配信記事を中心に海外でも報じられた。
https://www.marieclaire.fr/maison/pourquoi-le-confinement-donne-enfin-tort-a-marie-kondo,1343923.asp
しかし、「マリー・クレール」誌によれば、外出自粛でわかったのはむしろ「こんまりメソッド」の誤りであるという。同誌は、一瞬の「ときめき」をたよりに物を捨ててしまうことは賢明ではなかったと言う。捨ててしまった物たちこそ、もしかしたら今、家にこもる私たちによろこびを与えてくれたかもしれないと言うのだ。「家は人生のように変化するものだ。その中で、いろいろな物を動かせば、簡単で効果的に”更新”の感覚を得ることができる。しかし、その家には──せっけんや消毒用アルコールジェルは言うまでもなく──信じられないくらいものが不足している」「“ときめき”を与えてくれそうもない物を捨ててしまったことは、あまり賢明ではなかったとに今こそ気づくべきだ。そうした物は今、無限に続く毎日の時間の中で私たちの時間をつぶし、よろこびを与えてくれたかもしれない」同誌は一見余計に見えていたけれど、捨てなければよかったかもしれない物を数えあげる。「何ヵ月もローテーブルの下に積み上げられ、最後は資源ごみに出してしまった雑誌は、気分をまぎらわせるのにぴったりだったかもしれない。本棚の横に置きっぱなしにされていた本の山も同じだ」「旅行から持ち帰ったあのお土産品。流行のインテリアに合わないと思っていたけれど、そうした物にあった場所を探す時間をとればよかったのかもしれない。そして今なら、その時間はたっぷりある」そもそも、★以前から「こんまりメソッド」には環境への配慮が足りないという批判が出ていた。オンラインメディア「スレート」は2019年の記事で、家を徹底的に掃除するという大変な仕事を私たちにさせることができるなら、「私たちの消費習慣を変えるよう私たちを説得することもできるはずだと期待する。まず手始めに、“ときめき”を感じない物を買わないようにするのだ」と指摘していた。また、本をテーマとしたオンラインメディア「アクチュアリテ」は、Netflixの番組中で本を捨てるようアドバイスした近藤麻理恵に対し、SNS上で批判が湧き上がったことを伝えている。同メディアは次のように述べる。「読書は新しい考えかたを示す。それは好奇心に根ざしたものだ。近藤麻理恵はこのふたつの事実を家の中の雑然とした状態とともに一掃し、片づけのために発見を犠牲にしてしまった」外出自粛で家で過ごすことが増えた今、私たちと家の中にある物との向き合い方は変化したのだろうか。
・・・私自身、「こんまりメソッド」や「断捨離」などの★風潮はこまったものだと思ってきました。否定するつもりは全くありません、人それぞれです。にもかかわらず、一部の考え方や方法が「流行」に乗ってまるで「正しい」ことのように広がってしまう、居心地の悪さを感じています。
《参考》「断捨離」
★沖正弘(思想家)が提唱したヨガの思想。
・・・「ヨガ」という思想・方法論ということなら納得なのですが、
★やましたひでこ(作家)が提唱する、不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想のこと。
https://ameblo.jp/danshariblog/
・・・地域やご近所に迷惑をかける「ゴミ屋敷」問題や、一般的・家庭内の「ちらかし(放置)」課題は別として、「整理」については価値観の違い(何を大切にするか、興味関心があるか)によって多様なスタイル「片付け方」があって当然だと考えています。
《参考》「圧縮陳列」Wikiより
ドン・キホーテが買い物の楽しさ・面白さを購買客に煽り、訴えかけるために行っている独自の商品ディスプレイ・販売促進手法である。文字通り、狭小な売り場空間を商品で徹底的に満たし、いわば商品の無秩序空間★ジャングルを形成する。
創業者である安田隆夫は1978年、東京都杉並区にドン・キホーテの前身である「泥棒市場」を開業した。泥棒市場は開業当初、20坪しか店舗面積がなく、倉庫を借りる余裕もなかった。結果、納品された商品を全て狭い店の中に押し込まざるを得ず、棚という棚に商品が詰め込まれ、天井までダンボールが積み上げられ、通路も商品とダンボールだらけという状態になった。箱を積み上げるだけでは、購買客に何を売っているのか表示できない。安田はダンボールに窓を開け、商品を説明した手書きのPOPを棚に張るようにした。狭い店舗ならではの「苦肉の策」だったが、購買層からの評判が良く、売上は拡大した。購買客は意外なものが予想しないところにあるという発見の楽しみや、商品の山の中から掘り出し物を探し当てる★宝探しの面白さをそこに見出していた。圧縮陳列の原形である。★当然陳列の危険も指摘され、過去に何度も所管消防署から注意を受けている。2004年12月の放火事件の際にも圧縮陳列が燃焼範囲を広げた原因と言われた。
・・・アートの原点として、よく行くところです。
「セリア」
「ダイソー」
https://www.daiso-sangyo.co.jp/
「キャンドゥ」
「コーナン」
「ヴィレッジヴァンガード」
《NEWS》2020.2.15産経新聞より
大阪の名物書店「スタンダードブックストア」が今春復活
543-0056大阪市天王寺区堀越町8-16/
https://www.facebook.com/standardbookstore/
昨年4月に惜しまれつつ閉店した大阪・ミナミの名物書店「スタンダードブックストア」が今春、大阪市天王寺区で復活することが15日、わかった。書店員こだわりの書籍や雑貨を販売し、作家のトークイベントなどでも人気を集めた同店。店主の中川和彦さん(58)は「より多くの人が集まれる店をめざしたい」と話し、ギャラリーや立ち飲みバーを併設する予定だ。閉店した「スタンダードブックストア心斎橋」は平成18年、大阪市中央区に開店した。★「本屋ですが、ベストセラーはおいてません。」がキャッチフレーズ。売れ筋か否かにこだわらず、書店員が独自の視点で棚を編集し、本に関連した雑貨を一緒に置くなどユニークな試みを続けてきた。コーヒーを片手に自由に試し読みができるスタイルは、開店当初としては画期的だった。本の著者を招いたトークショーも約13年間で500回以上開催し、好評だった。ところが入居するビルの契約更新ができず、昨年4月に閉店。当初から別の場所での再開をめざしており、四天王寺(大阪市天王寺区)の近くにあるビルの1、2階に決まった。1階は立ち飲みバーとカフェ、2階は書店とギャラリーにする予定。同じテーマの本を一緒に並べるなどこだわりのレイアウトを行うほか、新たに古本も扱う方針だ。周辺には寺や史跡が多く、門前町の風情が残っていることから、中川さんには★「大阪の歴史を本棚で表現したい」といった思いも。「大阪の作家さんにこの近所の話をシリーズ化してもらったり、お坊さんを呼んでイベントを開いたりできたらおもしろいかも」と夢を膨らませる。
https://standardbook.thebase.in/
http://www.standardbookstore.com/
★「大阪ストラット」
https://www.ulfuls.com/news/?id=84
・・・自分を信じること、選んだ道を堂々と歩きたい(Strut)ものです。だから、道は自分で切り拓いていかなければなりませんね。





