デス・オブ・アドルフ・ヒトラー(1972・英) | まなぶんの戦争映画辞典

まなぶんの戦争映画辞典

これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

デス・オブ・アドルフ・ヒトラー(THE DEATH OF ADOLF HITLER)

 

監督 レックス・ファーキン
出演 フランク・フィンレイ、キャロライン・モーティマー、オスカー・クイタク、マリオン・ナシー、エド・ドゥヴロー、マイケル・シェアード

1945年4月21日。ソ連軍はベルリンに侵入し、第三帝国の命運も尽きようとしていた。ヒトラー(フィンレイ)は総統官邸の地下壕で側近たちと過ごしていたが、強気になったり弱気になったり極限の精神状態にあった。そうした中、ソ連軍はじわじわと官邸に迫り、ヒトラーは決断のときを迎えるのだが・・・・・
ストーリーは全て官邸地下壕の中で進むため、車両の類は全く登場しません(涙)。冒頭ソ連軍の大砲が登場するのみです。
ヒトラーを演じたのはフランク・フィンレイ。もともとは舞台役者で1965年にローレンス・オリヴィエ主演の「オセロ」でイアーゴを演じ、アカデミー助演男優賞候補にノミネートされています。戦争映画では「史上最大の作戦」「戦場のピアニスト」などに出演。
ゲーリングを演じたのはロバート・カウドロン。知らない俳優ですが、まあ似てるかな。
ゲッベルス役はオスカー・クイタック。こちらも知らない方ですがまあ似てます。
ボルマンはエド・ドゥブローが演じました。出演作は「合言葉は勇気」「月世界一番乗り」など。
ヒムラー役はマイケル・シェアード。この方はヒトラーを多数演じるなど、戦争映画ファンには有名です。出演作は「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」「オフサイド7」「スター・ウォーズ帝国の逆襲」など。
こちらはシュペーア役のマイケル・リース。この方も知らないです。
左はカイテル役のレイモンド・アダムソン、右はヨードル役のトニー・スティードマン。全然わかりません。
フェーゲライン役のイニーゴ・ジャクソンです。
エヴァ・ブラウン役はキャロライン・モーティマー。「マッケンジー脱出作戦」に出てるようです。あ、マイケル・シェアードも出てた。
この作品には「ユダヤ人をやっつけろゲーム」というボードゲームが登場し、ゲッベルスの子供たちが遊びます。このゲームは実在する「Juden Raus!」という1936年出版のゲームで、2部の現存が確認されているそうです(ツイッターでギイチロー様に教えてもらいました)「Juden Raus!」。
 
(寸評)
ヒトラーの最後を描いた映画は「ヒトラー~最後の12日間~」「ヒトラー最後の10日間」などがありますが、この作品はVHSがレアすぎてやっと見ることができました。俳優が知らない方ばっかりなのが残念ですが、内容はまずまずです。
(評価)
☆☆☆(5点満点) *VHS