戦争の嵐③(1983・米・TV) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

戦争の嵐(The Winds of War)
(第3部)勝ち誇るナチ独軍・揺れ動く愛

 

ドイツにおける活躍がルーズベルト大統領に認められ、ビクター(ミッチャム)は海軍大佐に昇進。付き添いの武官としてムッソリーニやヒトラーに面会し、目にした彼らの果てしない野望を大統領に報告した。そうした中、ナチスドイツは西部で作戦を開始。デンマーク、ノルウェー、ベネルクス3国、フランスを制圧する。ビクターはイギリスでチャーチル首相に面会し、その後、ベルリン爆撃の英軍機に搭乗、出撃するのだが・・・・・

残念ながらフランス戦のシーンは全て記録映像で戦車などは登場せず。これはヒトラーの乗ったメルセデスです。
後半、ベルリンへの報復爆撃を行う英軍機。暗いシーンが多くよくわかりません。ウェリントンあたりか?
パリを占領し休戦協定に赴くナチス首脳陣。右からリッベントロップ外相(ディフリング)、ヒトラー(メイスナー)、ゲーリング(コルデホフ)、表情が冴えないブラウヒッチェ(プライス)。
今回はサブキャラなどの紹介です。まずは第3部で初登場のジャニス・ヘンリー(デボラ・ウィンタース)。ヘンリー家の長男ウォーレン(ベン・マーフィー)との結婚式が描かれます。綺麗な方ですが知らない女優さんでした。出演作は「呪われたランプ」「悪魔の狂暴パニック」など。古いホラーは好きなのでちょっと見たいかも(笑)。
続いてジャストロー家の紹介。まずは本作のヒロイン、ナタリーを演じたアリ・マッグロー。「ある愛の詩」のヒロインで有名ですね。第2部「戦争と追憶」ではジェーン・シーモアが演じることになります。どうして降板したのかな(私はジェーンのファンなので好都合でしたが(笑))。
ナタリーの父親アーロン・ジャストロー博士を演じたのはジョン・ハウスマン。演劇プロデューサーとしても有名でオーソン・ウェルズと盟友関係にありました。俳優としては「ペーパーチェイス」「3人のゴースト」などに出演。
ポーランド在住の叔父さんバレル・ジャストローを演じたのはトポル。イスラエル出身の俳優です。「屋根の上のバイオリン弾き」ではアカデミー主演男優賞にノミネートされています。他に「フラッシュ・ゴードン」などに出演。

ここからは第3部の登場人物。ナチスお抱えの銀行家シュトーラー役はバリー・モースです。日本でも大ヒットしたドラマ「逃亡者」のジェラード警部役で知られています。「スペース1999」でもレギュラー出演していました。

ムッソリーニを演じたのはエンツォ・G・カステラ―リです。そう、「地獄のバスターズ」「空爆大作戦」 などのマカロニ低予算作品を多数監督しています。大げさな身振り手振りなど、大熱演です。
イタリアのチアーノ伯爵(ムッソリーニの娘婿・外相)はスキー・デュ・モンが演じました。「ブラジルから来た少年」のヘッセン役が私の中では有名。
ビクターのベルリンの借間のオーナー、ローゼンタール役のフレディ・メイン。「クロスボー作戦」「荒鷲の要塞」ではナチス将校役で出演していますが、本作品ではユダヤ人役です。
次回は不倫関係のキャラなどについて書きます。