荒鷲の要塞(1968・米、英) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

荒鷲の要塞(Where Eagles Dare)

 

監督 ブライアン・G・ハットン
脚本 アリステア・マクリーン

音楽 ロン・グッドウィン
出演 リチャード・バートン、クリント・イーストウッド、メアリー・ユーア、マイケル・ホーダーン、パトリック・ワイマーク、ロバート・ビーティ、アントン・ディフリング、イングリッド・ピット、ドナルド・ヒューストン

アメリカ軍のカーナビー将軍(ビーティ)がドイツ軍に捕らえられ、難攻不落のシュロス・アドラー(鷲の城)に軟禁されていることが判明。連合軍は彼を救出すべく、イギリス軍のスミス少佐(バートン)ら6人の情報部員とアメリカ軍のシェイファー中尉(イーストウッド)を送り込むことに。

いきなりドイツのJu52輸送機が登場。ドイツ軍に変装したスミスたちが乗り込みシュロス・アドラー付近にパラシュート降下します。ちなみにこの機体は「ワルキューレ」でも使用された後、残念ながら2018年に遊覧飛行中の事故で墜落しています。

これがシュロス・アドラー。「ここに出入りできるのは鷲だけだ」と言われるようにロープウェイ以外での出入りはほぼ不可能。

なぜかヘリコプターが登場。第二次大戦中はまだ実用化されてませんが。シュトルヒを用意できなかったのかな?

街のシーンで謎の装甲車が登場。オーストリアのザウアーspzという車輌です。

真横から。戦争映画への出演はかなり珍しいです。

このシーン、奥にいるのはドイツ軍のハーフトラックに対空砲を搭載した車輌です。一瞬しか登場せず残念。

こちらはおなじみのオペルブリッツ。

左奥にかなり大型のトラックが2両います。メルセデスかビュシングあたりか?

ラスト近くで逃げるスミスたちを追走するドイツ軍部隊。キューベル2両にトラック4両など。

逃げるスミスたちが乗る大型バス。グラフ&スティフトというメーカー製です(imcdbより)。

最後の飛行場のシーンに登場するドイツ軍戦闘機。飛行機は詳しくなく機種はわかりません、誰か教えてください→AT6テキサンでした(コウ中村さんありがとうございます。)

7人の実行部隊の面々です。前列右からクリステンセン(ヒューストン)、ベーカリー(ピーター・バークワース)、スミス(バートン)、トーマス(ウィリアム・スクワイアー)。後列右からシェイファー(イーストウッド)、マクファーソン(ニール・マッカーシー)、ハロッド(ブルック・ウィリアムズ)。それぞれ思い入れがある俳優ですが、紹介しきれないので別の機会に。

英情報部の作戦指導の二人。ローランド提督(ホーダーン・左)とターナー大佐(ワイマーク・右)。どちらも戦争映画の常連。

ナチスの面々です。右からロゼマイヤー将軍(フェルディ・メイン)、クラマーSS大佐(ディフリング)、1人はさんでワイズナー大佐(ビクター・ボーモント)。みんな戦争映画の常連。左はフォン・ハッペンSS中佐役のダレン・ネスビット。

ヒロインはハイジ役のイングリッド・ピット(中央)。ハマーフィルムの女吸血鬼役で有名です。色っぽいですねぇ。左はフォン・ハッペン中佐。ハイジを口説いてます。

もう1人メリー役のメアリー・ユーア。ロバート・ショーの奥様ですが、残念ながら早く亡くなっています。正統派美女です。右は口説き中のフォン・ハッペン中佐。女なら誰でもいいのか(笑)。ハッペン中佐はキャラが立ちすぎでファンが多いです。

 

(寸評)

60年代戦争映画の大傑作の一つで当然5点満点。155分とかなり長いですが全く退屈しません。特に中盤のどんでん返し的な展開が最高のサスペンスです。バートンとイーストウッドの大スターは当然ですが脇を固める俳優陣の演技も素晴らしい。書き忘れそうになりましたがグッドウィンの音楽も最高です。

(評価)☆☆☆☆☆(5点満点)  *BD

(双葉)☆☆☆★★(4点満点) ※スリルとサスペンスのお年玉→★もう1つ欲しかったな。