木馬(1950・米) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

木馬(THE WOODEN HORSE)

 

監督 ジャック・リー
出演 レオ・ゲン、デヴィッド・トムリンソン、アンソニー・スティール、ピーター・バートン、デヴィッド・グリーン、アンソニー・ドーソン、ブライアン・フォーブス、ピーター・フィンチ、ウォルター・ゴテル

1943年、ドイツ東部のザガン(現在はポーランド領)。ドイツ空軍の捕虜収容所「スタラグ・ルフトⅢ」に収容されていた英空軍の将校たちは脱走計画を練っていた。そうした中、クリントン(スティール)は跳び箱を作って、その下からトンネルを掘る計画を思いつく。彼は仲の良いピーター(ゲン)と一緒に脱走委員会にそのアイデアを告げるのだが・・・・
収容所内でストーリーが進むので、車両はほとんど出ません。このオペル・ブリッツくらいです。本物ですね。
こちらは最後に出てくるスウェーデン船です。
これが脱走用の跳び箱です。この下からトンネルを掘り進めます。横向きに跳ぶのね。
ドイツ空軍の看守です。左の機関銃は米国製に見えますね。
こちらは正しくMG42です。こっちをずっと使えばいいのに。
主役の2人。左がピーター役のレオ・ゲン。戦争映画では「赤いベレー」「最後の突撃」「今は死ぬ時でない(DVD出ないかな)」などに出演。右がクリントン役のアンソニー・スティール。「アンツィオ大作戦」に出演しています。
中央はフィル役のデビッド・トムリンソン。彼は大戦中は英空軍にいました。「メリー・ポピンズ」の厳格なお父さんのバンクス氏役が有名です。右はロビー役のマイケル・グッドリフ。「633爆撃隊」「ビスマルク号を撃沈せよ」など戦争映画の常連です。
ヒロインは出ませんが、デンマークのレジスタンスの娘が美人さんでした。演じた女優さんはわかりません。
中央は悪いナチス役や007シリーズで有名なワルター・ゴテル。「ナバロンの要塞」「史上最大の作戦」などに出ていますが、この作品ではいい人でした(笑)。
ラストはハッピーエンド。この女性も美人さんですね。
この作品はウィリアムズ原作の「トンネル脱走作戦」として邦訳本が出ています。「日本の古本屋」で最近入手できました。表紙が時代を感じますね。
 
(寸評)
映画「大脱走」で描かれたのと同じ「スタラグ・ルフトⅢ」で行われた別の脱走(実話)をもとにした作品です。「大脱走」ほど派手じゃありませんが、跳び箱を使ったアイデアが面白くて飽きさせません。「大脱走」のファンとしては、ずっと観たくて幻の作品でしたが「戦争映画パーフェクトコレクション」のおかげで観ることができました。「恐怖と欲望」に入ってますので未見の方は是非。
(評価)☆☆☆☆(5点満点)