ビスマルク号を撃沈せよ!(SINK THE BISMARCK!)
監督 ルイス・ギルバート
出演 ケネス・モア、ダナ・ウィンター、カール・メーナー、ローレンス・ネイスミス、ジェフリー・キーン、カレル・ステパネック、モーリス・デナム、マイケル・グッドリフ
1941年5月のビスマルクの出撃から撃沈までを主に英軍からの視点で描いた作品。英海軍の作戦部長に就任したシェパード大佐(モア)は空襲で妻を失った過去があり、部下の部員アン(ウインター)は彼を尊敬しつつも暗い陰を察知する。そうした中、ドイツ軍の戦艦ビスマルクが重巡プリンツ・オイゲンを伴って出撃したとの報告がもたらされる。
海戦映画なので車輌はほとんど出ません。これは冒頭のシーンでシェパード大佐が乗ってきたハンバー・スナイプ。
ビスマルクはミニチュアや実写を組み合わせて登場。艦橋のシーンなどはイギリス戦艦ヴァンガードが使われました。
ビスマルクの砲撃にさらされる英巡洋戦艦フッド。この後、撃沈されてしまいます。生き残りはたったの3名だったそうです。
こちらは空母ヴィクトリアス。演じている空母は戦後完成したセントーでした(爺さまより)。
こちらはアークロイヤル。迫力ある構図ですね。同じくセントーが演じています。
発進せんとするソードフィッシュ雷撃機。旧式っぽい複葉機ですがビスマルク追撃戦やタラント空襲などで大活躍しました。
スピットファイアも登場。記録映像かもしれませんがクリアな映像です。
女性部員のアン・デイヴィスを演じたのはダナ・ウインター。すごい美人です。戦争映画では「あの日あのとき」に出演。本作の方が魅力的です。
主演のシェパード大佐(モア・右)。英国を代表する名優です。「殴り込み戦闘機隊」「史上最大の作戦」「空軍大戦略」などに出演。左はバニスター大佐(グッドリフ)。彼も戦争映画の常連です。
右はドイツ艦隊司令官のリッチェンス提督(ステパネック)。敵役なので悪く描かれていますが、実際はユダヤ人政策などには反対の常識的人物だったようです。
(寸評)
ミニチュアの戦闘シーンもなかなか素晴らしい良作です。廉価版のDVDも出ており絶対にオススメ。ダナ・ウインターの清楚な美貌も必見です。
(評価)☆☆☆★(5点満点) *DVD
(双葉)☆☆☆(4点満点) ※ダナ・ウィンターの女秘書がうろつくのは無駄なお色気サービス→そこがいいんですよ双葉先生。