アンツィオ大作戦(ANZIO)
監督 エドワード・ドミトリク
製作 ディノ・デ・ラウレンティス
音楽 リズ・オルトラーニ
出演 ロバート・ミッチャム、ピーター・フォーク、アーサー・ケネディ、ロバート・ライアン、マーク・ダモン
1944年1月に行われた連合軍のアンツィオ上陸作戦を描いた作品です。連合軍はほぼ無血で上陸に成功しますが、慎重になりすぎて上陸地点から動かず、ケッセルリンク元帥率いるドイツ軍の増強を許してしまいます。映画では作戦全体よりも敵地深くに侵入した従軍記者エニス(ミッチャム)の奮闘を中心に展開します。
冒頭の出港準備シーン。駆逐艦や大型の上陸艇。多数の軍用車輌や機関車などスケールの大きい展開が期待されます!
早速、ウィリスジープでローマに向かったエニス(左)とリチャードソン(ダモン・右)。真ん中は途中で拾ったラビノフ伍長(フォーク)。上陸直後はローマへの道は無防備でした。
中盤からは小規模な戦闘シーンが中心となります。こちらはドイツ戦車役のM47パットン。
続いてM24チャーフィ。カモフラージュが強すぎてなんだか分かりにくいですね。
ドイツ軍の陣地建設シーンにはトラックやキューベルが多数登場してくれます。
それから一瞬ですがsdkfz222っぽい装甲車が登場します。本物ではなさそうですが、かなりいい感じ。コウ中村さんに教えていただきました。ありがとうございます。
拡大したらこんな感じ。いいですね!もう少しよく見せて欲しかったです。
M47パットンは米軍としても活躍します(当たり前か)。このアングル強そうですね。
ローマ解放シーンにはチャーフィの車列や、
M6スタッグハウンド装甲車もローマの名所をバックに登場してくれます。
ヒロインはアンナ役のアンナベラ・アントニオリさん。美人さんですが他の出演作は不明。エニスの逃走を手助けしてくれます。
ケッセルリンク元帥役でウォルフガング・プライスが登場。空軍の制服も似合いますね。
右は第14軍司令官フォン・マッケンゼン将軍役のトニオ・セルウォート。当時72歳のベテラン俳優です。マッケンゼンは50代だったので何か似合いません。ラウレンティスの差し金のキャスティングかな?
(寸評)
ラウレンティスがプロデュースした大作かと思ったら、オープニングから場違いな歌が流れて、戦闘シーンなども途中からこじんまりとした感じになり、最後はドイツ狙撃兵とエニス記者(強すぎ)の1対1の対決になっちゃいます(笑)。昔見たときは駄作扱いでしたが、今、見直すと悪くないかも。
(評価)☆☆★(5点満点) *DVD
(双葉)☆☆☆★(4点満点) ※テレビのコンバットと似たりよったり→まったくそのとおり!