第三帝国の野望(1961・独) | まなぶんの戦争映画辞典

まなぶんの戦争映画辞典

これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

第三帝国の野望(LEBENSBORN)

 

監督 ヴェルナー・クリングラー

出演 マリア・ペルシー、ヨアヒム・ハンゼン、ハリー・メイエン、エメリッヒ・シュレンク、ロゼマリー・キルスティン

ナチスのレーベンスボルン(生命の泉)計画を描いた異色の作品です。シュテルンベルグ城に集められた純血アーリア人の男女を交配させて優秀な子供を生ませ、ナチスが引き取って育てるというトンデモ計画で、実際に行われたものです。

戦車は出ませんがキューベルワーゲンが登場。2輌いますね!SSがポーランド人の金髪の子供を集めて、親を射殺しているところを見てしまうシュタインバッハ中尉(ハンゼン・左)。柏葉騎士十字章受章のエースパイロットです。

パルチザンに襲われたシーンのキューベルには日の丸みたいなマークが。どういう意味かでしょうか?

ソフトスキン車輌もそこそこ出ます。このバスいい感じですね。プラモで欲しいな。

トラックも登場。車種はなんでしょうか。

ヒロインは主役のコルフさん役のマリア・ペルシー(右)。「633爆撃隊」で戦争映画ファンには有名ですね。整った美人さんで制服も似合います。左のロッテちゃん(キルスティン)も可愛いですが、最後は可哀想なことに(涙)。

悪いナチスはSSのヘーゲン医師役のハリー・メイエン(左)。コルフさんを好きになっちゃってダメダメです。任務をちゃんと遂行しろよ(笑)。他に「パリは燃えているか」「トリプルクロス」などに出演。

 

(寸評)

ナチスの汚点を描いた秀作です。この女子たちを見ると洗脳の恐ろしさを痛感しますね。暗い作品ですが、ラストは少し救われます。

(評価)☆☆☆★(5点満点)  *DVD